顔を見せるのは嫌なのでお面を着けます 作:こんこんВерныйカワイイヤッター
「「「おぉ~!」」」
リンは新しい装備を手に入れたのでイズさんとクロムさんにお披露目中である。着物には彼岸花の柄が描かれておりまた黒地である。この着物によって狐のお面が強調されており妖怪のような雰囲気を漂わせている。リンがその手に持つ刀と短刀は刀身が妖しく輝き妖刀のような美しさを秘めている。感嘆の声がするのも頷ける。
「これどうしたの?」
「地下…扉見つけて…ボスが居たから…斬った…」
「やっぱプレイヤースキル化け物だなお前は…」
「えっと…スキルは…」
「《妖怪の一歩》」
近くの木にワープする。
「すげぇ…何も見えないし多分これはワープか?」
「《朧月》」
木を斬りつける。…が斬れない。まぁそういうスキルだし。というか自由にサイズやらなんやら調整できるんだ。
「実体は無いのね…」
「《幻影剣》」
幻影を投げつける。幻影が木に刺さる。もちろん物理的に。
「厄介な…」
「《鬼火》」
鬼火が浮きそれを自由自在に動かす。
「これ相手にしたらうざいな…」
「《神隠し》」
その場から消える。数秒経つ。
「え?消えた?」
そして帰ってくる。
「あと…1日に1回しか…使えないけど…致死量の…攻撃…食らっても…大丈夫」
「なんか成長どころの騒ぎじゃないな…」
大丈夫、自分でもよく分かってない。
「これってユニークシリーズ?」
「はい」
「ってことはボスを倒したのか。…1人で?」
「そうです」
このときクロムは思った。絶対にリンを敵に回してはいけないと。
「じゃあ…慣らすために…戦って…きます」
「うん!行ってらっしゃい!」
敵と睨み合う。
「《幻影剣》!」
突撃とともに幻影を投げつける。相手に当たり決定的な隙を晒させる。そして斬る。簡単なことである。それを延々と続けていた。私からすれば特にこの行為について考えることは無く私はこのスキルの使い道を考えていた。例えば《朧月》は初見の相手には距離を取るために、バレたら視界を塞ぐために使う。あと《幻影剣》を確実に当てるために使うとか色々考えながらレベリングをしていた。
「あっそうだ…《神隠し》」
安全な場所に移動する。すると謎の部屋に出た。そこを探索していて分かったことは中は和風の屋敷のような感じでかなり広くまた、便所から台所と本当にここで住めそうなぐらいに充実していた。とりあえずレベリングには疲れたのでここでゆっくりすることにする。台所で簡単に野菜炒めを作り食べた。普通にここで作ったものを使うことも出来るっぽい。そしてひと息ついたあと私はログアウトした。