第4.5次聖杯戦争   作:慶天

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31話 ウリエ エピローグ

 チリチリチリ……

「う……、ん、うぅ……ん。痛い……」

 

 左腕から伝わってくるひりひりとした痛みに、私は少し瞼を開けた。視界には遮光カーテンの隙間から差し込む陽光の細い筋と、その光が当たった私の左腕からうっすらと立ち昇る煙が見える。まさに虫眼鏡で黒い紙に日光を集中させた時とよく似た感じね。煙が上がっている部分がチクチクして、焦げた肉の様な嫌な臭いが漂ってきた。

 

「熱っぅ!!」

 急に熱さが伝わってきたため、腰掛けていた椅子から勢いよく立ち上がろうとして、椅子ごと後ろにひっくり返り、私は背もたれでしこたま頭を打った。

「ふぎゃっ!」

 椅子に身体が縛り付けられていたから、足に込めた力が斜め後ろに作用したみたいね。

 そう言えばヴラドの奴が私を裏切って、椅子に縛り付けられていたんだった。

 やや記憶が混乱していたけど、少しずつ思い出してきたわ。確か黒木さんに右手首を切断されたような……、右手は戒めから解き放たれていたみたいで、目の前にその手をかざしてみる。

 

「!! 何これ?!」

 驚いたことに、切られたはずの右手首が掌まで再生していた。五指は第二関節の途中くらいまでしかないけど、この様子だと時間が経てば完全に指先まで再生するんじゃないかしら。痛みは全くなく、少しむず痒い。

 こんな再生魔術を習得した記憶は私には全くないんだけど……、一体どうなっているの……

 椅子ごと床に転げたままで、首を右の方に向けると、黒木さんがうつ伏せの状態で床に倒れているのが見えた。

 

「黒木さん! 黒木さん!!」

 声をかけたがまったく反応が無い。まさかヴラドの手に掛かって……

 唯一自由な右手で、縛られたロープを外そうと試みたけど、指が無い状態ではこれほどまでに手とは役に立たないものなのかしら。仕方なく、ロープを緩めようと力を込めて身を捩ると、驚いたことにロープが千切れた。

 

 一体どれくらい時間が経ったのだろう。調度品として置かれていた立派な置時計に目をやると、時計の針は6時過ぎを指していた。カーテンの隙間から差し込む光の感じからすると早朝じゃないかしら。

 

 いや、今はそんなことより、黒木さんだ。

 私は再び名前を呼びながら彼女の身体を揺さぶる。外傷は見られないけど、酷く呼吸が弱まっており、今にも死んでしまいそうなほどに衰弱している。何故そう感じたのかは分からないのだけれど、彼女は肉体ではなく精神が死にかけているように思われた。

 そう言えばヴラドが、彼女に人が耐えうる最上級の催眠をかけた、強力過ぎてもう正気には戻らぬかも知れぬ、とか言っていた気がするわね。

 それが原因なのかしら……、だとするとある種の呪いのようなものなのかも知れない。

 

 どうすれば彼女を救えるのか全く見当が付かない。途方に暮れながら、抱き起した彼女を見ていると、何だか気が遠くなってきた。そう言えば酷く喉が渇いたわ。目の前の彼女の白い首筋が堪らなく愛おしい……

 

「ウリエ=ソフィアリ! しっかりなさい!! 彼女を殺す気なの!!!」

 自分自身の声で叱責され我に返った。何と私は黒木さんの首筋に噛みつき血を吸っているではないか。彼女の命の炎が消えかけているのが分かる。

 私の魔力を彼女に与えれば……今ならそれが出来る気がする。何故かは分からないがそう思った。噛みついたまま彼女に自分の魔力を注ぎ込む。消えかけていた命の炎が薪をくべられた様に勢いを増したのが分かった。

 

 私は彼女をベッドに寝かせると、両手で顔を覆いその場に座り込んだ。

 一体私はどうなってしまったの、これじゃあまるで吸血鬼じゃないの。口を開け、左手で歯を触ってみると、犬歯にあたる部分の歯が異常に尖っているのが分かる。姿見で確認しようとしたけど、そこには何も映らなかった。恐る恐るカーテンの隙間から差し込む日光を左手に当ててみる、酷い日焼けをした時の様に一瞬で皮膚が真っ赤に腫れ、煙が上がった。

 

 信じたくなかったけどもう間違いない。どうやら私は自分のサーヴァントであるヴラド三世によって吸血鬼にされてしまったらしい。そういえばヴラドはどこに行ったのだろう。

 再生された右手の甲を見る。そこに令呪は無かった。

 そう言えば、自分の魔力がサーヴァントに供給されているという感覚がなくなっているわね。裏切られたとはいえ、私が生きている限りサーヴァントの方から契約を破棄することはできないはず……、そうなると何らかの理由によりヴラド三世は消滅したと考えるのが妥当かしら、私にこんな置き土産を残して……

 元凶であるヴラドが消滅しても、その呪い(敢えて呪いと言わせてもらうわ)が消えないということは、恐らく私はこれからの人生を吸血鬼として生きていかなければならないということなのかしら……

 でも本当に黒木さんの血を吸い尽くしてしまわなくてよかった。そんなことになっていたら私は本物の怪物になっていたに違いないわ……

 

 その後、私は自分の身体の変化を確かめた。

「はっ!」

 手をかざして魔術を行使してみる。イメージ通りに空中に魔法陣が描かれた。

「やっ!」

 マギシェス・ゴルドを取り出し空中にばら撒いてみる。特に問題なく機能している。というか、以前よりも魔力の行使が洗練されているような感覚すら覚える。何か少し楽しくなってきた。

 

「沸き立て、我が血潮! ……あれ?」

 唯一、ヴォールメンハイドラグラムだけは起動できなくなっていた。元々ケイネス義兄様に私の魔力に合うよう調整していただいたものだったのだけど。吸血鬼になってしまったことで、魔力の質が変調してしまったのかしら。

 お義兄様との繋がりが切れてしまったようで寂しいけれど、私も独り立ちすべき時が来たってことなのよね……、いや、待てよ、それどころか、吸血鬼になったことで、今後私はソフィアリ家に戻ることも出来なくなったのでは……

 

 吸血鬼は死徒と呼ばれ、聖堂教会から排除対象として付け狙われる存在。一族から死徒を出したとなるとソフィアリ家にも何らかの悪い影響が及ぶことは想像に難くない。お父様やお兄様に迷惑をかける訳にはいかないわ。私はこの聖杯戦争で行方不明になったことにするのが最良の策なのではないか……

 

 吸血鬼とは不死の存在。魔術も今まで通り行使できるし、これからは好きなだけ時間をかけて魔術の探求に明け暮れることができる。右手が再生したのもきっと吸血鬼の能力なのだわ。そう考えると決して悲観的なことばかりではない気がするわね。そうそう、吸血鬼の能力も探求しないとね。

 

「……う、うう……」

 ベッドから呻き声が聞こえた。どうやら黒木さんが意識を取り戻したみたい。

「黒木さん、大丈夫? 私のこと分かる?」

 私は彼女の顔を覗き込んで訊ねた。

「ウリエ様……。あの……私、一体どうしたんでしょう……。身体がすごくだるくて……起き上がれないの、です……、ここはウリエ様のベッドなのですか……? ごめんなさい、すぐに……あっ……痛……頭が……くぅ……はぁ、はぁ……」

 苦しそうにのけ反り、口で呼吸をする彼女の口元からは、私と同じような牙が見えた。

 

「喉が渇いているのでしょう。ごめんなさい、私のせいで無関係なあなたまで巻き込んでしまった」

 私は右腕を差し出し、言う。

「さぁ、私の血を飲みなさい。これは私とあなたの血族の誓いよ」

 彼女は私の腕に噛みつき、乳飲み子の様に夢中で血を啜った。私は今まで感じたことの無いような快感に浸っていた。

 

 暫く私の血を飲んだ後、黒木さんは再び眠ってしまった。きっと彼女の中でも色んな変化が起こっているのでしょうね。

 何があっても彼女を守らなければ、ソフィアリ家の名を捨てる私にとって、恐らく彼女は唯一の家族と呼べる存在なのですもの。

 

 彼女が目を覚ましたら今後のことについて話をしましょう。どのみち日が暮れるまでは身動きが取れないのだし、時間はたっぷりあるわ。そう考えていると、この部屋に近づいてくる誰かの足音が聞こえてきた。普段ならこんな音は聞こえないと思うのだけど、恐らく吸血鬼は聴力も人間を上回っているのね。

 

「はい、三一階のレストランにも誰も居ませんでした。これより最上階三二階を調べてみます。スイートルームフロアのようです」

「まったく、どうなっているんだ。気味が悪いな」

 通信機で話しながら二名の男性が近づいて来る。このホテルで何か問題が発生しているのかしら。でも、マズイわね、黒木さんが見つかったら色々面倒なことになるわ。

 

 コンコン……、ノックの後ドアノブをガチャガチャする音がし、それに続いて、合鍵を使って鍵を開ける音がした。

 部屋の電気は消しておいた。驚いたことに電気を消した方が、周りが良く見える。私は部屋の真ん中に立ち、侵入者を待った。

「おい、真っ暗だぞ。明かりのスイッチはあるか」

 最初に入ってきた男性が、手にした懐中電灯を灯し部屋の中を照らす。明かりが私を捉えた。

「うわっ、誰だ!」

 人が宿泊している部屋に勝手に入ってきて、誰だ! もないと思うけど、まぁ真っ暗な部屋の中に人が立っていたらこういう反応になるわね。

 

 私は懐中電灯を持つ男性の眼を見据える。私と目が合ったその人は虚ろな表情となり、手にした懐中電灯を落とした。

 服装から、最初ガードマンかと思ったけど、腰に拳銃を携帯しているから警察官のようね。

「おい、大丈夫か! 貴様何をした」

 床に転がった懐中電灯の明かりが、私の方を向いたままだったため、私を認識したもう一人の警官が、警棒を構えて私に飛び掛かって来た。流石に相手が誰か分からないのに、いきなり拳銃をぶっ放したりはしないわよね。

 私は警棒をあっさり躱すと、相手の懐に潜り込み、左手でその男性の顎を下から鷲掴みにして、顔をこちらに向けさせた。凄く身体が軽いし、相手の動きも良く見える。力もかなり強くなっている気がするわ。

 相手の眼を見つめながらこう念じる、

「この部屋には誰も居ませんでした。何も異常はありません。と報告しろ」と。

 

 ヴラドが、相手の眼を見て催眠をかけ、人を操ったり、相手の考えを読み取ったりしていたから、私にも出来るのではないか。

 呆けた表情で立ち尽くしている、最初の警官にも同じ暗示をかけると共に、少し考えを探ってみたが、慣れないせいなのか、既に暗示をかけた後だったからなのか、何も読み取ることはできなかった。

 仕方がないので、二人を部屋から追い出し、私は別の能力を試してみることにした。

 

「コウモリ、コウモリ、コウモリ……」

 眉間に皺を寄せ必死に念じる。 ボンッ!! 

「やった、コウモリに変わった!」

 ボトッ! 胸の高さ位から床に落下し全身を床に打ち付けた。

「いたた……、変身したのはいいのだけれど、これ自力で飛ばないといけないのね。飛んだことないから、コツが分からないわ」

 その後、一時間ほど自主的飛行訓練に費やし、やっと飛び方のコツが掴めてきた。

 

 そうこうしているうちに、再び黒木さんが目を覚ました。

「よかった、気分はどうかしら」

「えっ? コウモリが喋った?」

 彼女は頭上を飛び回るコウモリ(つまり私)を目で追いながら、驚きの声を上げる。

 

「あっと、失礼」

 私は変身を解き、地上に降り立った。

 そして、黒木さんに今までの経緯を包み隠さず話すことにした。

 自分は魔術師で、日本で開催される魔術師同士の戦いに参加するために冬木に来たこと。自分の僕として召喚した吸血鬼に、知らず知らずのうちに怨みを買っていたこと。その吸血鬼の呪いを受け、自分も吸血鬼にされてしまったこと。死にかけていたあなたを救いたくて自分の血を分け与え、あなたまで吸血鬼にしてしまったこと等々。

「無関係なあなたを巻き込んでしまったのは、完全に私の落ち度です。でも、あなたを救いたかったのは本当なの。これからどうやって償えば良いのか、正直全く分からないのだけれど……」

 スッと、私の手の上に彼女の手が重ねられた。

「ウリエ様が私を助けてくださったのは、何となくですが分かっています。あなた様は本当にお優しい方ですから……

 一年後にあなた様にお仕えすると申し上げましたが、予定が少し早まっただけ、これからウリエ様が向かわれるところがどこであろうと、私がお供いたします」

 感動して目頭が熱くなった。吸血鬼も感動するのね。まぁ、元々私なのだから、吸血鬼だって私は私、何も変わっていないのよ。

 

 私は今日、日没と共にここから旅立つことを彼女に提案した。

「それまでにコウモリに変身する方法をマスターするようにね。やり方は……そうね。コウモリ、コウモリと強く念じる、変身、落ちるからすぐ羽ばたく、後は羽ばたき続ける。ね、簡単でしょ」

「は、はぁ……」

 私は彼女の目の前でお手本を見せる。

「なるほど、やってみます」

 

 彼女が練習している間に、私は状況偵察に行くことにした。コウモリの姿でホテルのロビーを目指す。目的の場所に着くとシャンデリアに張り付き。下の様子を伺った。

 ホテルの前には警察関係の車両が数台停まっているようだ。話を盗み聞きする限りでは、契約している業務用食材の卸業者がホテルを訪れたが、従業員はおろか宿泊客すら誰も居ない事を不審に思い、警察に通報したということらしい。

 警察が全館調べたが、ホテル全体がもぬけの殻、そのくせ、宿泊客の荷物だけは残されており、何が起こったのか全く理解が及ばず頭を抱えている状況のようだ。

 

「ヴラドの奴が何かしたに違いないわ。またえらく派手にやらかしたものね。恐らく従業員も宿泊客も無事ではないのでしょうね。これだけの人的被害となると流石に聖堂教会でも隠蔽のしようがないんじゃない。決して真実が明かされることのない怪事件ってとこかしら……」

 私はため息をつくと、部屋に向かって飛び去った。

 

 部屋に戻ると、部屋中を縦横無尽に飛び回るコウモリがいた。

「あっ、ウリエ様お帰りなさい。これ楽しいですね、あはっ」

 この子、私よりずっとコウモリの才能があるわね……

 

 その後、今夜の出発に向けて荷物を整理する。あまり大きな物は持って行けない。小ぶりのバッグに収まる程度まで荷物を選別した。

 

 夜、月の光に照らされながらホテルの屋上に佇む二人。

「ウリエ様、右手の具合はいかがですか」

「ええ、もう指先まで完全に再生したしすっかり元通り、動きにも何も支障はないわ。慣れればこんなに時間を掛けなくても再生できるのかも知れないわね」

 私は右手を月にかざし、指をワキワキと動かした。

「それは良かったです。ところで、どこか行き先の当てはあるのでしょうか」

「私には、もう一度会いたい人がいるの。その人に所縁のあるインドかアメリカに行って、その人の聖遺物を探したいと思っているわ。

(でもあの暗殺者は中国人だったかしら……)

 そうね、取りあえず香港辺りを目指しましょうか。あなたにも世界一周旅行という夢があるのでしょう。時間はたっぷりあるわ。一緒に世界を巡る旅と洒落込みましょうよ」

「はいっ!」

 

 その夜、小さなバッグをぶら下げた二匹のコウモリが、冬木ニューハイアットホテルの屋上から飛び去っていった。

 

 

 …………余談

 

「ウリエ様、すみません。私小さな荷物しか持てなくて……」

「そんなこと気にしなくていいわよ。お互い出来ることをすればいいじゃない」

「それと、あの……」

「ん?」

「ウリエ様、ちょっとコウモリとしては大き過ぎるのではないでしょうか……」

「えっ!? そうなの?」

「そんな大きなコウモリ、アフリカとかにしか居ないのでは……、いや、アフリカにも居ないかも……、ちょっと目立ち過ぎているかもです……」

「ガーン!! もう一回一から練習し直しますわ……、しょぼーん……」

 

 

 閑話休題

 

 ロンドン、時計塔……

 

 ロードエルメロイⅡ世が、個人的に入手した書類、成立しなかったとされる聖杯戦争の報告書を眺めている。

「ふむ、今回の聖杯戦争は無効。参加した7人の魔術師は3名が死亡、1名は再起不能、1名は……そもそも魔術師ですらなかったのかも知れないが、魔術の世界から完全に脱却、2名が行方不明……か」

 テーブルの上に置かれたタバコに手を伸ばし、火を着ける。一度大きく息を吸い込み、紫煙を口から吐き出した。

 

「で、ウリエ女史は、この行方不明者のうちの一人とされている、と。

 当然ソフィアリ家からは捜索願いが出されているが、未だ発見には至っていない。

 彼女の宿泊していたホテルは従業員、宿泊客全てが行方不明。誰一人として発見されていない。特に彼女の宿泊していた部屋からは大量の血痕が見つかっており、あまつさえそれは彼女の血液と合致する。状況判断としては、死体が発見されなかっただけで、死亡したものと考えるのが妥当だが……」

 エルメロイⅡ世は、テーブルの上に置かれた小包に視線を移した。

「だとしたら、これの説明が付かないな」

 吸いかけのタバコを灰皿に押し付けた。

 

 小包は、時計塔内ロードエルメロイⅡ世様宛てで、中に入っていた容器には、驚いたことにヴォールメンハイドラグラムが収められていた。配達元はどうやら香港。差出人は不明。そして……

「正当な所有者にお返しください」

 と書かれた一枚の手紙。

「まったく、聖杯戦争はどこまでも私の心をざわつかせるな」

 エルメロイⅡ世は再びタバコの箱に手を伸ばしたが、箱が空っぽなことに気付き、そのまま箱を握り潰した。

 

 8年後……聖堂教会報告書より……

 

 死徒によると思われる被害報告のあったアメリカ支部において、調査に当たっていた二名の代行者の手によって、吸血鬼二体が浄化された。

 うち一体は魔術を行使し、黒鍵の投擲を無力化するなど、魔術師上がりの死徒と思われ、逃げに徹していれば仕留めることはできなかったと推察されるが、片割れを浄化されたことにより逆上し、最後まで逃げようともせずに戦い続けたとのことである。

 これにより代行者一名が重傷を負ったが、浄化は問題なく遂行された。

 




 お読みいただきありがとうございます。

 高慢ちきで自信家、実力が伴っていないケイネス=エルメロイみたいなイメージで、一、二番目に脱落すると思っていましたが、意外に(ダイス)運が良く、最後まで生き残ることに。
 途中からは何となく憎めないキャラになっていきました。本人も納得の終わり方かと思います。

 皮肉なことに人間として最も成長したのはこのウリエではないでしょうか。
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