かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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今回は変なTシャツヤローの出番となります。


後日談その4  奇しき赫耀と地獄の女神 その1

 

 

~人里~『甘味処』

 

 

「ん~!!やっぱここの甘味は最高なのよん♪」

 

私の名はへカーティア、地球、月、異界の地獄を司る女神なのよん。

大分前に幻想郷の脇の空いた巫女にやられてからここしばらく幻想郷に住んで満喫してるのよん。

 

あ、でも仕事をしてない訳じゃないのよん?

ちょくちょくこの世界の地獄に行ってこの世界の閻魔である映姫ちゃんを手伝ったり月や地球の地獄の様子もちゃんと見てるのよん。

 

あとはこのTシャツをバカにするやつは地獄に落としてやる…………。

 

ただ………どうも最近はこの世界に別の異界が混ざりかけてる影響なのかどうも力を持ちすぎた生き物が多いのよねぇ。

 

あ、でもこの間映姫ちゃんが倒して部下にしてる三匹の龍、あれがいれば地獄のパワーバランスは大丈夫そうなのよねぇ。

とはいえ映姫ちゃんが勝てたのは死者に対する優位性が映姫ちゃんにあっただけだし多分相手が一度死んでなかったら確実に一体も無理だったでしょうね。

 

まぁ確か古龍っていったかしら?

あの子達なんか変な力を身に秘めてるみたいだから気になってこの世界の古龍の力の波動を調べてたらこの間面白い物を見つけたのよん。

 

「ご主人様~、それホントに翼の一部何ですか?」

 

すると私のかわいい部下である妖精のクラウンピースが私が今持ってるモノについて聞いてきたのよん。

 

「えぇ、香霖堂で見つけて余ったものを貰ってきたのだけれどこれは確かに翼なのよん。

ただ形が歪なのもたしかなのよん。

そうね、これが完全な形だと………こんな感じの形になるのかしら?」

 

私はクラウンピースの疑問に答えるために紙を用意してこの翼の全体像の予想を書く。

 

「これ、膜が無いですよね?私達みたいに飛べるならともかくあっちの世界ってこういう能力とか全部無くて体に備わってる器官を使わないと飛べないですよね?」

 

「まぁ確かにそうなのよん。

翼だって風を受け止めるための翼膜がなければ普通は飛べないのよん。

まぁあの巨体で飛ぶには風を大きく受けてそれを浮力に出来る程のとんでもない筋力が必要だけれどどうも向こうの世界の生き物は体の構造がかなり圧縮されてるのよねぇ。

だから見た目以上にすごい筋肉量してるのよん。

ただまぁこの生き物は多分飛び方が違うのよん。」

 

「飛び方ですか?確かに普通に羽ばたいて飛んだり出来なさそうてすけど。」

「まぁこればかりは見た方が速いかも知れないのよん。

あそこは異界じゃなくてれっきとした星だから私はそんなに介入出来ないけど一度繋がりを持ってしまえば呼ぶことなど造作もないのよん。

でも暴れられたら困るから一度人里から離れるとしましょう。」

「はーい!お会計お願いしまーす!!」

 

私達は甘味処でお会計を済ませて里を出ることにしたのよん。

でも…………クラウンピース……貴女食べすぎよ………少し懐が寂しくなるのよん。

 

 

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~人里~『博霊神社付近の上空』

 

 

 

「じゃあ呼び出すわよん。」

「はい!ご主人様!」

 

私達は結局何があっても解決出来るように妖怪神社改め龍神神社となった博霊神社の上空で呼び出すことにしたのよん。

まぁ私も予想でしか姿がわからないからどんなのが出てくるか楽しみなのよん。

 

まぁそんなわけでこの辺の空間をちょちょいと歪めてこの翼に力を込めてと……………あれ?おかしいのよん?こっちに呼び寄せてるからそろそろ来るはずなのよん?

 

「あれ?なかなか来ないですね?」

「あ、クラウンピース!歪みにそんな近づいたら………あっ」

 

私は流石に危ないからクラウンピースに忠告したのよん。

でも………遅かったというか相手が速すぎたと言うか。

「へっ?うぐぉ!?」

「ク…………クラウンピースゥゥゥゥゥゥウ!?!?」

 

歪みからとんでもない速度で出てきたやつにぶつかられて吹き飛ばされて逝ったのよん。

あれはしばらく復活出来そうにないのよん。

 

「それにしても思ってたのよりも何倍も速く飛行するのよん。

だけど…………あれは制御出来てないのかしら?」

「キュゥゥゥウオォォォォォオオオオオ!!!!!」

 

全身が銀色の甲殻や鱗に包まれて綺麗な体をしてるのよん。

それと翼、胸、頭が赤黒く発行していてしかも変色も起こしてるのよん。

どうも生まれた時に突然変異でも起こしたのか制御出来ないくらいに力が強い個体みたいなのよん。

あれじゃちょっとした生き地獄になってしまうのよん。

 

それとあの頭、龍というより鳥に凄い近いのよん。

すると呼び出したあの龍が凄まじい速度で接近してくるのよん。

 

「ずいぶんと速いのよん。

下手したらあそこの猿連れた天狗より速いかも知れないのよん。」

「キュゥゥゥウオォォォォォオオオオオ!!!!!」

 

あらあら、元気いっぱいなのよん。

少し…………おとなしくしてもらうわよ!!

 

 

己の力に飲まれた龍は三つの地獄を司ると出会う。

彗星とも比喩される龍と三つの星を首に下げた女神の行く末は果たして………

 

 

 

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