かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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後日談その4  奇しき赫耀と地獄の女神 その2

 

 

~博麗神社~『上空付近』

 

 

しっかし参ったのよん。

いくらなんでも速すぎるのよん。

まぁあの巨体のお陰で当てるのは難しいことでは無いのだけれどあの天狗よりも速い機動力に加えて空気を切り裂くことで生まれる風圧で移動中のこいつに弾幕を当てようにも途中で弾かれるのよん。

かろうじて大玉ならダメージ入りそうだけれど………あれじゃ当たりにくいのよん。

 

「キュゥゥゥウオォォォォォオオオオオ!!!!!」

「よっと、そんな直線的な突進じゃ当たらないのよん。」

 

いくら相手が速くても直線的にしか飛ばないなら避けるのはそんなに難しくないのよん。

 

とはいえダメージが入りにくい上にあの赤黒い雷………確か天狗の新聞に載ってた龍属性っていうエネルギーの光だったはずなのよん。

あれ貰えば流石に流石に私でも無事じゃ済まなそうだしここはあいつの暴走する程のエネルギーを使いきらせる方向で行くとするのよん。

 

するといきなりあの龍が地面へと降りたのよん。

何をするかと思ったのだけれど………。

 

「キュゥゥゥウオォォォォォオオオオオ!!!!!」

「へっ!?そんなのアリなのよん!?」

 

まさかの周囲の空気を吸い込んで体内のエネルギーを活性化させて増やしてるのよん!?

あんなことしたら余計に体に負担がかかって寿命が削れてしまうのよん!?

というかエネルギーを活性化させ過ぎて翼が全部赤黒く発光するくらいに変色してるし頭に至っては龍属性エネルギーが漏れて角みたいたになってるのよん!?

 

すると翼を逆方向に向けて………ってそんなに曲げられるのよん!?

龍属性エネルギーを噴射してた所をこっちに向けて両方の翼を会わせてるのよん………って嫌な予感しかしないのよん!?

 

「キュゥゥゥウオォォォォォオオオオオ!!!!!」

「危なすぎるのよん!?」

 

翼から魔理沙のマスタースパークを遥かに凌駕する威力の極太レーザーが出てきたのよん!?

 

すると神社の方から霊夢が出てきたのよん。

 

「ちょっと!?私の賽銭箱があんたのとこの妖精に激突されて粉々になったんだけど!?

それにさっきのビーム、あれ龍属性じゃない。

何が起きてるの?」

「あぁ、手出しは無用なのよん。

これは呼び出した私が片付けるべきものなのよん。

それに貴女だとあの子を必要以上に傷付けてしまうのよん。」

「傷付けてはいけない?なによそれ?あいつが自分の意思でやってないってこと?」

 

にしても霊夢も丸くなったのよん。

今までの霊夢ならサーセンばkげふんげふん、賽銭箱を破壊されたら般若の形相で問答無用で殺しにかかってきていたはずなのだけれど、今は冷静に状況を判断しようとするくらいに余裕があるのよん。

 

「それに近いと言えるのよん。

彼は生まれ持ったエネルギーが通常の個体より膨大過ぎて全く制御出来ずに暴走してしまってるのよん。

そのせいで苦痛が常に起きていて凶暴になってるのよん。」

「具体的にどのくらいエネルギーが大きいのよ?」

「活性化してれば多分通常の10倍くらいかしら?

多分さっきのレーザーも元々は攻撃じゃなくて限界を超えたエネルギーの放出をするためのものだと思うのよん。」

「はぁ……ただでさえヤバい龍属性エネルギーを通常の10倍ね、確かに制御出来るわけがないわね。」

 

しっかし………

 

「キュゥゥゥウオォォォォォオオオオオ!!!!!」

 

「あの翼から出てくる6門の龍属性砲を避けながらこの会話してる辺りホントに余裕あるみたいなのよん。」

「あー、まぁガイアデルムの4属性魔法の乱れ撃ちよりマシだったもの。

そこまで難しくはないわよ。

とはいえ龍属性だから私の場合喰らっちゃうと空も飛べなくなるから油断は出来ないのだけどね。

それに避けてるのは貴女もそうじゃない。」

「流石にこの程度の密度の弾幕で当たってやるほど私も弱くは無いつもりなのよん。」

 

「はぁ………んで?このままエネルギー切れるまで耐久するの?」

「実はそういうわけにもいかないのよん。

さっき空気を大量に吸い込んでエネルギー活性化させて無理矢理増やしてたのよん。」

「なによそれ………普通に寿命縮める自殺行為じゃない。」

「そうなのよん。

だから最低限これを止めさせておきたいのよん。

地獄の女神である私としてもこういう死に方は可哀想だと思うのよん。

やっぱり生を謳歌して寿命で死んでこそなのよん。」

「んで?どうするのよ?エネルギー切れさせる当てはあるの?」

「まぁ正直一つだけ手はあるのよん。

私の能りょkあっぶないのよん!?」

 

話の途中でいきなり突撃してきたのよん!?

飛行速度だけならホントにマスゴミ以上だからかなり危なかったのよん!?

 

「ふぅ、とりあえずは私の能力を使うのよん。」

「あんたの能力って……『三つの身体を持つ程度の能力』だったわよね………それあんた以外にも適応させられるの?」

「まぁ普通にやれば無理なのよん。

だから………無理矢理私の力を吸い込ませて私に近い能力を発現させるのよん。」

 

「はぁ!?」

 

前例はあるのよん。

メル・ゼナの吸血鬼化による能力の発現。

それが私の能力の場合どう発現するかが問題なのよん。

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