かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り 作:クロマ・グロ
~博麗神社~『上空付近』
うーん、しっかしとんでもない速さしてるのよん。
直線的過ぎて読みやすいけれど普通の天狗の何倍の速さしてるのかしら?
そろそろエネルギー的に翼の色が戻ってもおかしくない頃だと思うのだけど………
「っ!?なんか翼の色が変わったわよ!?」
「元に戻った!ってことは吸引が来るのよん!!」
私はすぐにバルファルクへと近付いたのよん。
「キュゥゥゥウオォォォォォォォオオオオオ!!!!!」
周囲から空気を吸収し始めたのよん!今なら!
「こいつも一緒に吸っとくのよん!!」
私はバルファルクの翼の吸引口全てをふさぐように私の能力を付与した神力を注ぎ込む。
「キュゥゥゥオォォォォォォォォオオオオオ!!!!!」
空気を完全にふさいで私の神力のみを吸引するように仕向けたのはいいけど………なんて吸引速度してるのよん!?
まずい!?そろそろ………私の………神力が!?
「キュゥゥゥオォォォォォォォオオオオオ!?!?!?」
すると胸部に集まっていたエネルギーが爆散し、バルファルクが転倒した。
そして龍属性の変わりに私の神力がバルファルクの体内の大半を満たしていることがわかる。
「さて、吉と出るか凶と出るか………こういう運頼みは貴女に任せたいのだけどね、博麗の巫女さん。」
「私は確かにくじ引きとかもやってなくはないけどだいたい凶よ?
短い周期で異変起きすぎなのよ………こっちの身にもなって欲しいものね。」
「あー、そういえば確かに最近は異変が多すぎるのよん。
ちなみに貴女は最終的にどうなると思うのよん?」
「そうね………例えばの例なんだけどメル・ゼナなんだけどね。
あいつあの異変の後完全に能力が定着する事で能力がさらに変化したのよ。
最初は『運命を操る程度の能力』と『ありとあらゆる物を破壊する程度の能力』が弱体化した『~程度の能力の欠片』が2つ存在していたのよ。
あくまでも能力の欠片だから完全には『~程度の能力』ではないのよ。
今はその2つの欠片が統合された結果『~程度の能力』になるように統合されたのよ。」
ほほーん、それは興味深いのよん。
「それで結果はどうなったのよん?」
「結果として生まれた能力は『運命を破壊する程度の能力』、定期的に未来予知してそれが自分に気に入らない運命なら破壊してちょっとだけ未来を変えることが出来るわ。
でもこれはレミリア程効果があるわけでもないし未来予知も数分先が限界みたいね。
それと能力の欠片が残ってたからか軽い破壊の力や能力の集中で遠い未来も見れなくは無いみたいよ。」
「あれ?そうなると私の能力って定着するのかしら?」
「あんたの場合能力が特殊すぎるのもあるしある程度どうなるか予想は付くわね。
まぁ能力として定着はすると思うわよ?」
「キュウ!?ゥゥゥゥウォォォォォオオオオオ!?!?」
するといきなりバルファルクが苦しみ初めて神気を纏って発光し始めたのよん。
すると体が2つに裂けて………裂けて!?
「どどどどうなってるのよん!?せいぜい人格が別れる感じで力が別れると思ってたのよん!?
さすがに予想外なのよん!?」
「まぁそれだけ龍属性が強力過ぎる能力だったって事なのよ。
おそらくこいつに定着する能力は………」
「「キュゥゥゥオォォォォォォオオオオオ!!!!!」」
すると白銀のバルファルクと全員が紅黒く発光したバルファルクの二匹に分裂したのよん!?
あっでも倒れちゃったのよん。
「まぁこうなるわよね。
こいつの能力は『二つの身体を持つ程度の能力』ってとこね、でも片方は神としての肉体、もう一つは龍としての肉体って感じなのでしょうね。
速い話生物として最上位の古龍と肉体という器が完全にただの入れ物程度でしかその価値を持たない神とでは相性悪すぎんのよ。
そうなればこのバルファルク?ってやつが助かるには一つしかないわ。」
「つまり………神としての肉体と龍としての肉体を私の能力の欠片を使って完全に分断するってことなのよん。」
「そういうこと、さすがにあんたみたいに三つにまで分けるのは無理だった見たいだけど龍の力の化身と伝承によって生まれる神の力の化身の二つ、これに分かれたって訳ね。
でも見た感じ肉体は神側が持ってて紅いのは龍の力の化身って所ね。」
「でも龍の力だけでこんなはっきりと存在を固定出来るものなのかしら?」
すると私のいた辺りに大きな影が出来るのよん。
『予想だが龍の力は生命が持つ力を圧縮して集まった物だ。
だからこそ生命が本来持っている生きる力が中心になって龍の力の化身として定着してるんじゃないだろうか?』
「うぉ!?びっくりしたのよん!?
貴女いつの間にこんなデッカイ同居人?が出来てたのよん!?」
「あら?ガイアじゃない。」
『同胞の気配を感じたので来てみたんだがな』
それは前回大異変を起こした元凶であるガイアデルムだった。
すごいちっちゃくなって言葉も流暢になってはいるがそれでも普通にデカくて威圧感があるのだった。
『まぁあれならすぐにでも意識を取り戻して活動を再会するだろうて
貴女がここまでやったのなら面倒を見ておいてやってくれないか?』
「………まぁ乗り掛かった船なのよん。
任せるといいのよん。」
そして私は気を失ってる二匹の龍の元へと行き目が覚めるのを待つ事にしたのよん。