かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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これにてバルファルク編は一旦終わりになります。

次の後日談は何にするかなぁ。


後日談その4  奇しき赫耀と地獄の女神 その4

 

 

~冥界~『裁判所』

 

 

 

「よろしいのですか?へカーティア様。」

「もちろんなのよん。

それにエネルギー体だから正直そのまま置いておくには危なっかしいってのもあるのよん。」

 

私はバルファルクをなんとか助けた後に2つに別れた身体のうち龍属性のエネルギー体の方を冥界に置いておく事にしたのよん。

私自身も異界、地球、月に三つの身体が存在してるからちょうどいいのよん。

それにバルファルクに試して貰ったら龍属性のエネルギー体は自分で召喚する事が出来るみたいなのよん。

仕事終わったら戻す事も出来るみたいだし、なかなか便利なのよん。

 

「まぁ映姫ちゃんもあの古龍トリオに手を焼いてるみたいだしちょうど良いと思うわよん。」

「うぐ、よくご存じで………」

「地獄の女神舐めちゃダメなのよん。

ちゃーんと把握してるんだから。」

「はぁ、取り繕っても仕方ないですしありがたく置かせて頂きます。

これで少しは抑止力として働いてくれれば良いのですが………」

 

映姫ちゃんも大変なのよん。

あの襲撃以降テオ・テスカトル、クシャルダオラ、オオナズチを配下にせざるを得なくなったは良いものの映姫ちゃんの言うこと以外全く聞かないんだもの。

まぁ弱肉強食であり、勝者こそが正義であるような世界の生まれだからこそ仕方ない部分もあるとは思うのだけど古龍って基本的に自分本意だからどうしようもないのよん。

 

テオ・テスカトルはあのサボり魔死神とよく一緒に昼寝してるし、

クシャルダオラは比較的大人しく仕事してるけど常に映姫ちゃん以外威嚇してるし、

オオナズチはいつもかくれんぼしてるから仕事しないしでみーんな問題児ばかりなのよん。

 

まぁだからこそこの子達がものすっごく相性の悪いバルファルクの龍属性エネルギー体を持ってきたのだけれどね、さすがに可哀想だったもの。

幸いバルファルク………いえ、バルちゃんは凄く大人しくてちゃんと他の子の話も聞いてくれるのよん。

だからあの古龍トリオが何かやらかしたらバルちゃんにお仕置きをして貰おうってなったのよん。

 

「とりあえず能力の強い亡者等にも対抗しやすくなるのでとても助かりました。

古龍の亡者は私でも勝てないわけでは無いですがかなり苦戦するので。」

「亡者を裁く権限を持つ以上亡者が閻魔を傷付ける事も閻魔の邪魔をする事も本来は敵わないはずなのだけれどねぇ、さすが生態系の王者といったところなのかしら?」

「少なくともガイアデルムがこちらに亡者として来て暴れたら私は確実に負けていたでしょうね、『浄玻璃の鏡』で異変の一部始終を見させて貰いましたが古龍があそこまで肉体を変異させやすいとは………」

「というよりは古龍は割と仙人とかに近い感じの雰囲気があるのよん、多分だけど肉体という器が曖昧になってるんじゃないかしら?

私の管轄じゃないから詳しい事まではわからないのだけれど確か親を必要とせず古龍と龍脈のエネルギーのみで生まれる古龍もいたはずなのよん。」

「それは………確かに肉体の器を捨てかけてますね、でも肉体がないとやはり現世へと干渉が出来ない為に肉体の器から完全に離れられないといったところでしょうか?」

「多分あってるのよん。

半分が自然界で繁殖し、死した魂を繁殖させた器に呼び戻す、肉体の器の方が多くなった場合は新たに誕生する。

こんなところかしら?」

「個体の絶対数が少ないとはいえ脅威なのは変わりませんね。

記憶の継承も割と中途半端でほぼ別個体といってもいい気もしますが。」

 

すると話が退屈だったのかバルちゃんが私の前に頭を持ってきたのよん。

 

「はいはい、撫でてあげるのよん。

あー、やっぱバルちゃんは可愛いのよん。」

「甘え盛りですね………精神的に幼い個体な上に生まれてからずっと苦しんでいたようですからね。」

「ほんと『浄玻璃の鏡』を貸してくれてありがとうなのよん。

お陰でこの子のことがよくわかったのよん。」

 

そう、この子は生まれた時から特殊個体で龍属性の暴走でずっと苦しんで生きてたのよん。

だからこそ精神的には全く育たずにほぼ幼児のような精神のまま身体だけ大人に成長しちゃったのよん。

本当ならまだ親に甘えたい盛りだとおもうし。

 

それにこの子は新しく生まれた魂だから一度も転生をしていないのよん。

バルファルクは転生を繰り返して身体のエネルギーがどんどん増えてくみたいだけどこの子は突然変異みたいなのよね。

 

あら?ここがいいのかしら?よーしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし………………

 

「……………ヘカーティア様?一言よろしいですか?」

「うりうり~♪ん?大丈夫なのよん♪よしよしよしよし…………」

「ではちょっと失礼を承知して言わせて貰うのですが………ヘカーティア様のバルファルク殿への愛し方は……その………人がペットを飼って溺愛する時と何ら変わりありませんよ?」

 

 

 

「…………………………へ?」

「キュ?」

 

私はその事実にちょっと固まってしまったのよん。

言われてみれば確かにそうなのよん………でも………でも………

 

「キュー?」

「ぁぁぁぁぁぁぁああああ!!もう可愛いは正義なのよぉぉぉぉぉおおおん!!!!」

 

あとでクラウンピースも一緒に可愛いがってあげたいのよん!!!

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