かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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書いてて土日等の休日は見る人も少なく、1日二回書くと割と面倒なため今日から休日のみ更新する話数を1日1話にさげます。
楽しみにしてる方はすみません。


古龍と二人目の覚妖怪

 

 

メル・ゼナの龍属性を封じる魔道具を作るようになってから2週間程たった頃だった。

メル・ゼナはこれから毎日のように一緒になる、ある妖怪と出会ったのだった。

 

 

 

「やはり駄目ね、この素材でもメル・ゼナの龍属性に耐えられずに自壊してしまっているわ。」

「こっちの封印の護符を貼ったタイプのはどうだい?」

「そうね、試してみましょ。

メル・ゼナ、悪いのだけれどこれに龍属性を注いで貰っても良いかしら?」

「グルルゥ」

 

メル・ゼナはパチュリー達に指示され、護符を貼りまくった金属に龍属性を注ぎ込む。

しかし封印の護符が耐えきれないのか護符が焼かれて黒焦げになってしまっていた。

 

メル・ゼナの龍属性はどうやら金属等の素材と相性が悪いらしく、なかなか苦戦を強いられていたのだった。

 

「メル・ゼナから自然に剥がれ落ちた鱗とかだと簡単には行くのだけれど硬すぎて加工が難しいのよね、特に細かい陣を刻む必要があるから正確に加工する技術も必要になるし。」

「そうだね、僕にそれを可能とするくらい物理的な力があれば良いのだけれど………

いや、どのみち道具側が持たないか。」

 

そう、メル・ゼナの素材は余りにも硬すぎたのだ、ハンターの世界ではメル・ゼナはマスターランクしか存在しないのもあり、生半可な古龍の武器ではまともな傷を負わせることすら難しい程に。

そして目の前の空間に亀裂が入り、スキマが開く。

八雲紫が来たようだ。

 

「貴女達~メル・ゼナのいた世界から良さそうなのを持ってきたわよ。」

「それは?」

 

八雲紫が手にしていたのは銀色の中に紅い色がある美しい甲殼だった。

 

「向こうの世界から余って放置されていた素材をちょこっと貰ってきたのだけれどね。

 

『奇しき赫耀のバルファルク』と言う特殊個体となった天彗龍と呼ばれる古龍の翼の一部よ。

 

この翼には面白い特徴があってね、天彗龍は生まれた頃から龍属性を持ち、翼からそれを放出する事で攻撃に使ったり、高速飛行したりするのだけれど『奇しき赫耀』という特殊個体はその生成量に異常をきたして翼にも異常な量の龍属性エネルギーが溜め込まれているの、それが過剰に入ることによって翼は紅く発光して弱点になる程柔らかくなるの。どう?ピッタリじゃない?」

 

「そんな完璧な素材あるなら早く出しなさいよ!」

「そんな簡単に見つかる訳無いじゃない!そもそも特殊個体で全くと言って良い程見つからない個体な上に天彗龍は個体数その物が極端に少ないのだからそんなに見つからないわよ!

この素材探すのだって大変で辺境まで行ってそれと戦っていたハンターを見つけてようやくだったのだから。

そもそもそれを見つけられた事その物が奇跡よ………」

 

しかし素材としての条件はピッタリであり、これを素材にして作ることになる…………が

 

「メル・ゼナにはこれに過剰なくらいの龍属性エネルギーを注いで貰う必要があるが大丈夫かい?」

 

メル・ゼナはそこまで龍属性エネルギーが多い訳ではない。

何故なら龍属性を使った戦闘ではなく身体能力を活かした戦闘がメインになるからだ。

だからこそ生成量も日頃から使うわけでも無いためせいぜいが威力がそこそこのブレスを吐ける程度しかないのだ。

 

しかしバルファルクは生まれた頃から持っており、攻撃にも移動にも常日頃から龍属性エネルギーを使うため、生成量が尋常じゃなく多い、それを受けきって自壊しないこの素材のキャパシティは正直かなりのものであった。

 

「参ったね、まさかメル・ゼナの龍属性エネルギー量では軽く発光する程度になってしまうとは。これはエネルギーが霧散しないようにしてまたメル・ゼナにエネルギーが溜まり次第注いで貰う必要があるかな?」

「そうね、とりあえずは一度帰って私も調べ直してくるわ。

メル・ゼナも疲れたでしょう?ごめんなさいね。

さぁ、帰って咲夜におやつでも作って貰いましょう。」

「グルラゥ?」

 

メル・ゼナはそれよりもパチュリーを心配するように唸る、パチュリーは調べ物等でここしばらく徹夜続きなのだ。

 

「ええ、大丈夫よ。こんな面白いものがあるのだもの、この程度で倒れてられないわ。」

 

しかしパチュリーにとっては割といつも通りだったのだ。

 

「それではまた明日」

「ええ、また明日ね」

 

 

 

そして紅魔館に戻った後、頭部に違和感を感じる。

やけに重いような?頭の上になにかが乗っているような気がするのだ。

そう重い頭を下におろし、翼で確認すると何かと当たったような感覚を感じる。

すぐに両方の翼を使って掴み、それを地面におろして見てみるが何もない、翼で掴んでいる感覚はあるのに見えないのだ。

そして気配すらも感じない。メル・ゼナはますます疑問に思い、首を傾げる。

 

「貴方私の事が分かるの?」

「グル?」

 

急に声がしたと思ったらなにも見えなかったそこにいきなり人が現れたように見えたが気配が妖怪のそれだった為にそういう妖怪なのだと理解した。

 

しかしその妖怪の持つある部分からこの妖怪の正体を悟る

 

閉じられた第三の目……………

 

「あ、自己紹介がまだだったね。

私の名前は『古明地こいし』、さとりおねーちゃんの妹だよ!」

 

「・・・・・グルァ!?」

 

さすがのメル・ゼナも冷静さを失って驚いた。

 

 

 

 

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