かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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新しいペット達の1日

 

 

~地霊殿~『中庭』さとりside

 

 

とりあえず岩竜バサルモスをうちで飼うようになってから3日程が経過して、どのような生態を持つのかが少しだけ見えてきた。

 

まず地面に潜る行為なのだが、割と地上にいるよりも潜っていた方が落ち着くようだ。

これはおそらく安心感から来ているものなのではないだろうか?

 

バサルモスは基本的に全身が岩のような頑丈な甲殻に覆われていて基本的に外敵は殆どいないようなのだが腹部は甲殻が薄く、そこを壊されると柔らかい腹部の肉が無防備に成る。

その為、岩のような見た目をしており、頑丈で分厚くある程度なら壊されても問題ない背中を地上に出しているのだろう。

 

とはいえちょくちょく頭を出してキョロキョロしてるから割とバレるのだけれどまぁ見てる分には可愛いわね。

 

他にも腹部等を触ると分かるのだが体温が非常に高い、恐らくなのだが体の中に熱を溜め込みやすい体質なのではないだろうか?ちょくちょく放熱するために炎のガスを出す姿を見かけるわ。

 

さらにガスに関しても放熱の為のガス以外に睡眠ガスや毒ガスも使えるようで、これは食べた鉱石体の中に溶かすことによって毒ガス等が貯まっていくのではないだろうか?

鉱物は基本的に体内に入ると有害なものも多いため、自営の意味もあり、このような生態になったと思われるわね。

 

とはいえ鉱物は甲殻をより頑丈にするのに必要なものであるため、毒ガスや睡眠ガスは副産物としての可能性も強いわ。

 

さらに食欲もかなり高く、地底の壁の辺りまで連れていくとバリバリと壁を崩して食べていき、その翌日には体長が10cm程大きくなっていたわね。

 

ただ食事については鉱石だけ食べるわけではなく、果物等も食べるみたいだわ。

まぁ鉱石だけ食べてたら体の外側しか栄養が行かないから当然なのかしら?

とはいえ食欲は鉱石の方が圧倒的に強く、鉱石7に対して果物3の割合という所でしょうか?

 

そして地霊殿ではいつもこいしと一緒にいます。基本的に頭の上に乗せてるみたいですがあのペースで成長してるとなると近いうちに頭に乗せられなくなりそうですね。

何かあると頭をその翼でペチペチと叩いてこいしに知らせる様子はとても愛らしいものがあります。

 

それと実は地霊殿に帰って初めてわかった事なのですが地底にはこの子が擬態するのにちょうど良い岩が多く、地霊殿以外で潜られると私のように心を覗いたりして探せない皆はバサルモスと他の岩との違いが全く分からなくなるようです。

まるでこいしの無意識のようでとてもぴったりな二人組になりました。

 

先に地霊殿に住み着いたガランゴルムは基本的にいつも眠っていてご飯の時だけ正確に起きてきます。

食事はこの子の場合、果物が中心で草食のようです。

それと怒った時には地面に腕を突き刺し、右腕に溶岩、左腕に苔を付けて殴りかかって来ます。

すでにあのバカラスが犠牲になりました。

 

その溶岩ですがどうやらガランゴルムの体液と混ざる事でなかなか固まらず、衝撃で爆発する性質を持つようです。

苔に関しては特殊な物を使っているのか衝撃を加えるととてつもない量の水が放出されます。

溜め込んでいるというより作り出している感じですね。

 

剛纏獣という別名は結構分かりやすいと思えました。

 

さて、そんな二匹なのですが

 

「うほっ?」

「ゴロゴロゴロゴロ」

 

何故か今はガランゴルムの背中に乗せて貰った後、背中を横向きで転がってを繰り返して遊んでいます。

たまに地面から出てきて横にコロコロと転がる姿は見かけますがどうやら楽しいみたいですね。

しかしあの様子を見たスキマ妖怪はとても苦い顔をしており、何かと思い心を覗いたのですが…………

 

 

どうやら向こうの世界で休憩しようと岩に座ったら正体がとても大きく成長したバサルモスだったみたいですね。

突進を避けて安心しているようですが………あら?避けられた直後に転がって………あ

 

どうやらあの転がるのは攻撃としても用いられるみたいですね、確かにあの巨体で転がられれば割と洒落になりません、並みの人間なら死ぬのでは無いでしょうか?

 

他にもこれは………

腹部と背中、頭部が赤熱化している?

八雲紫は空を飛んで逃げているようですが………バサルモスは口を開けて…………え!?

 

そう、そこから放たれたのは通称グラビームと呼ばれる成体であるグラビモスが多用する高出力の熱線でした。

 

そして八雲紫は弾幕で相殺………出来てませんね。

 

……………簡単に打ち落とされましたね。

どうやらこの頃はあの世界に来たばかりでモンスターを侮っていたみたいですね。

 

おや、八雲紫がジト目でこちらを見ています。

どうやら気付かれたようですね。

 

「あの子にも熱線を吐けるようにいろいろとやってみようかしら?」

「このさどりめ…………ゴフッ!?」

 

どうやらあの時の光景をまた思い出して胃を痛めたようだ。

 

「まぁ今度愚痴でも聞いてあげますから。」

「はぁ………勇儀と萃香誘うわよ………」

「うぐ、まぁいいですよ。」

 

 

はぁ、また地霊殿が騒がしくなりそうですね。

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