かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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昨日たくさんのコメントを頂いてびっくりしてるまくマグロですw 
皆さんコメントありがとうございます。
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かわいい竜には猛毒のトゲがある

 

~無名の丘~『鈴蘭畑』

 

 

「ダバダバダバダバ」

 

紫は口から大量の血を吐きながら胃にとてつもないダメージが入ってはいたがそれよりもバサルモスと同時に幻想入りしたとてつもない力を持った存在の対象に頭に悩ませていた。

 

全身は緑色でトゲを至るところに持ち、そのトゲの先端は毒で紫がかっている。

そして特徴的な頭部には紫色の発達した巨大な角が四本生えており、横から1本ずつ、前方に2本突き出した形状の角にはいばらのような物が絡んでいた。

 

「もう一体の反応追ってみれば何て存在が幻想入りしてるのよ!?しかも貴女達となにやってるのよ!?」

 

「あら?スキマ妖怪じゃない。」

 

「ぐあう?」

 

「貴女達、その子がどんな存在かは知らないみたいね………あぁ、胃が……… 」

 

知っているならあんなお茶会のような事はしないだろうと思い、八雲 紫はどうしたものかと思考を巡らす。

 

「貴女はこの子の種族を知っているのかしら?」

 

「えぇ、知っているわ。その竜の種族は『棘竜エスピナス』、未開の密林で初めて発見された種でありその密林では王者として君臨していた古龍級モンスターよ。

ただ通常種にはそんな角は無いわ。その子は多分『邪毒の角』と呼ばれる下手な古龍よりも強力な存在よ。」

 

「話がついていけないのだけれど?まず古龍ってなんなのかしら?」

「古龍は超常の力を司る龍で、最近幻想入りして話題になっているメル・ゼナもその古龍の一体よ。

力としては私が全力を出して勝てるかわからないって所ね。」

「へぇ、貴女が勝てるか分からないね………

今度やりあってこようかしら?」

 

 

幽香は自分から敵対する事はそこまでないが、バトルジャンキーな一面もあり、強いと聞けば戦いにやってくる場合もある。

そんな幽香に紫はさらに胃を痛めるが問題はそこじゃない。

 

「メル・ゼナに戦いを挑むのは…………まぁ良いわ。

勇儀も戦っているしね。

ただこの子と戦うのは絶対にやめて頂戴。被害が大きくなりすぎるわ。

それにこの子はメル・ゼナよりも圧倒的に強いのよ。」

「それは『邪毒の角』というのが関係してるのかしら?」

「ええ、その子は『邪毒の角』と呼ばれるエスピナスの特殊個体、『エスピナス辿異種』よ。」

「辿異種?」

「辿異種の特徴として異常発達した部位があることがあげられるわ。

この子の場合はその角が異常発達部位に当たるわね。

そして強さに関しては私達がタイマンで力比べをして負けかねないハンターが一撃でやられる強さといった所ね。」

 

大妖怪クラスの古龍をポンポン狩るあのハンターはイカれていると常々思うけれどあれが一撃でやられる辿異種達のいる環境も魔境なのよね…………

 

「へぇ………弾幕込みならどうかしら?」

「この子の場合多分怒らせないとあなたの弾幕はそれ程効かないでしょうね。純粋に堅いのよ。

それに加えてこの子の炎ブレスを受けたらもう敗けが確定するといってもいいわ。」

「……………zzzZZZZZ 」

 

どこからともなく寝息が聞こえてくる。

 

「へぇ、それはどういう意味かしら?」

「言葉通りの意味よ、威力もそうだけれど厄介なのはそこではないわ。

この竜の炎には私達大妖怪ですら体力を大きく奪われるかなり強力な神経毒に加えてしばらく動けなくなる程の強力な麻痺毒があるわ。当然炎だからさらにやけどで動けなくなるわね。そしてそこにあの子の全力の突進なんて受ければ私でも死にかねないわ。」

「へぇ、ずいぶんと物理的な力も強いのね」

「ええ、むしろこの子の場合毒はただのサポートに過ぎないわね。」

「成る程ね。まぁいいわ、私としても敗ける戦いはしない主義だもn「…………zzzZZZZZ 」はぁ、それにこんな様子でメディスンと気持ち良さそうに寝ているこの子を見てたら毒気も抜けてくるわよ。」

 

どうやら二人の話についていけなかったようでメディスンはエスピナスが丸く寝ている所に入り込み、すやすやと寝息を立てていた。

メディスンは毒を操る妖怪であり、人形の妖怪でもあることが幸いし、トゲに触れても問題ないようだ。

 

「はぁ、まぁ一応この幻想郷にやってきたという事は私の作った新しい結界のフィルターで弾かれてないということでしょうしそこは幸いだったのかしらね。」

「へぇ、幻想入りの条件を狭めたのね。」

「こればかりはこうするしか無かったのよ。

あの世界には私達と同格以上の存在がゴロゴロいる上に幻想郷に入らない程巨大なモンスターもいるもの。」

「そうなると向こうの世界で忘れ去られた土地もこっちに引き込んだ方がいいんじゃないの?」

「まぁそれはそうなのだけれどね。どこもモンスターという問題が存在するから土地選びが難航しているのよ。」

「ふーん。」

 

八雲紫ははぁと溜め息をつく。

 

「私はとりあえず永遠亭に寄るから今日はここまでね。」

「なにしに行くのよ?」

「……………胃潰瘍の定期検査よ………」

「……………………そう、お大事にね」

「………………えぇ」

 

 

しばらくスキマ妖怪を虐めるのはやめとこうと思う幽香であった。

 

 

 

そしてその後永遠亭では…………

 

「はぁ…………紫、貴女が妖怪でなければ軽く死んでるわよ?」

「…………………」

「胃に大穴が空いてるわ。最低限一月は休みなさい。」

 

またしてもドクターストップを貰っていたのだった。

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