かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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かりちゅまの真面目な話(しかしかりちゅま)

 

 

~紅魔館~『かりちゅまの部屋』

 

 

ふふふ

ふはははは

あーっはっはっはったは!

 

ついに!ついに出来たわ!

カリスマな私のカリスマ性をさらに高めるための新しい動きに衣服が!

衣服は咲夜にやって貰ったけどメル・ゼナが提供してくれた素材(自然に生え変わった鱗や勇儀との喧嘩等で軽く千切れた翼膜のかけら)を惜しげもなく使ったこの服を!

 

そしてここ毎日毎日ずーーーーーーっとメル・ゼナを見続けた甲斐があったと言うものね!

いやー大変だったわ。割と毎日メル・ゼナは出掛けているからなかなか見ることが出来なかったし仕草に関しても時間帯の問題で寝ている時くらいしかわからなかったのだもの。

 

それに私とメル・ゼナは根本的に骨格が違うのもあって私に相応しい仕草にアレンジするのは凄く大変だったわ…………鏡見ながらやったのだけれど無理に同じようにしようとすると違和感が出てしまうのだもの。

 

でもこれで大丈夫、もうかりちゅまなんて言わせないわ!

フランにも憧れのお姉様と言わせてあげるんだから!

 

 

 

 

 

 

そう心に決意しながら鏡の前でどや顔しながらカッコつけるレミリアは外から見れば痛い人にしか見えなかった。

そしておやつの時間なので呼ぼうとしていた咲夜に見られてしまうが…………

 

 

『どや顔しながらカッコつけるお嬢様も………イイ!』

 

 

と鼻から忠誠心が溢れていた。

 

確かにメル・ゼナの仕草を参考にしたからか仕草は貴族のように優雅になり、服もメル・ゼナの素材によりパジャマらしさが少しだけ薄れて鎧らしさも出来ていた。

しかし完全にパジャマらしさが抜けたわけでは無いため、結局かりちゅまはかりちゅまなのだと思える瞬間であった。

 

 

 

そしてしばらくして復帰した咲夜からおやつの時間の為呼び出され、帰ってきていたメル・ゼナと共にティータイムを楽しむ。

メル・ゼナも紅魔館での暮らしに慣れてきたのか器用に前足の爪を使い、紅茶を優雅に飲む。

 

そして今日は地底まで行った為かこいしとバサルモスが背中に引っ付いており、最終的にお菓子を貰って喜び、ほほえましい光景を見せていた。

 

そして件のかりちゅまはと言うと…………確かに優雅にお茶を出来ていたのだがやっぱり頬にお菓子の粉がついてる。

咲夜に至っては河童に作らせたカメラで軽く隠しとりしており、結局背伸びしてるのが丸わかりなのであった。

 

 

 

そして以前の運命がどうなるのか気になったのか、メル・ゼナの世界にある書物をいくつか八雲紫から譲り受けていたパチュリーにその話をする。

 

「そういえば例の運命の件、何か分かったことはあるかしら?私では運命を見てもこれがモンスターによるもの以外が見えなくて分かることにも限界があるのよ。」

 

するとパチュリーは難しそうな顔をして言う。

 

「そうね………正直まだ分からないことは多いわ、翻訳しながら読んでるから結構時間がかかっているのもあるのだけれど生態がかなり細かく書かれてるのもあってなかなか全部読むのは難しいわね。

専門用語も多いからとりあえず分かりやすく現状分かっていることを伝えるわ。」

「パチュリーの事は信頼してるわ、時間がかかっても良いからお願いね。」

「ええ、任せて頂戴。

それで本題だけれど、私としてはモンスター側、というよりは私達側といった方がよいのかしら?それでモンスターが多種多様な群れを組んで大移動する、これについてはとある歴史書に書かれていた『百竜夜行』が当てはまると思うわ。」

「『百竜夜行』?まるで百鬼夜行のような名前ね、相手側が百鬼夜行のような状態だったから無関係では無さそうだけれどどう言うものかしら?」

「そうね、百竜、数多の獣が種に関係なく群れを作り大移動をする現象、いえこれは大移動というよりは逃げるというのが正しいわね。」

 

そうパチュリーは説明する。

しかしレミリアは疑問に思って問いかける

 

「逃げる?何からかしら?」

「とある古龍から見たいね、一時期はマガイマガドと呼ばれる牙竜種が起こしたと思われていたのだけれどどうやら原因は二体の古龍が番を作って繁殖しようとしたのが原因で起きた傍迷惑なもののようだわ。」

 

パチュリーは簡単な説明をするがレミリアはそこまで疑問に思うことはなかった。

 

「確かに傍迷惑ね、とはいえ古龍は生きる災害とも言われているのでしょう?

それを考えれば割とおかしくは無いのではないかしら?」

「まぁそうね。ただ引き金となった古龍の名前はイブシマキヒコとナルハタタヒメと呼ばれる二体であり、対となる存在を探していたイブシマキヒコに巻き込まれて逃げ出したモンスターが百竜夜行を引き起こしたというのが真相みたいよ。

ただ下手に相手をした影響なのか一部のモンスターがかなり凶暴化していたらしいわ。」

「どういう事?」

 

するとパチュリーは書物の挿絵の部分を見せる。

それにはどれも赤黒く染まり、血管のような物が浮き出ているようにも見えるモンスター達がいた。

 

「これらはヌシと呼ばれているわ。

風神龍イブシマキヒコに挑み、大きな被害を貰ってなんとか生き残り、自分の体が回復する際に異常回復したのが原因のようなのだけれど全身が異常発達したモンスター達ね、何か怯えているようだとの記述もあったからあまり期待しないで頂戴。」

「ええ、分かったわ。」

 

 

 

そしてかりちゅまはこの時……………

 

 

 

『ふふ、今日も私は完璧!』とどや顔をしていたのだった。

 

しかしメル・ゼナとパチュリーと咲夜は見かけており、

二人はジト目に、一人は鼻から忠誠心を出すことになるのだった。

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