かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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いつの間にコメントが50件に到達していて妖星乱舞しているマグロです。

この辺りから自分がこの作品を書こうと思った原点てある構想、『百鬼夜行VS百竜夜行編』が本格的にスタートします。
皆様応援よろしくお願いします。
では本編をどうぞ


かかぁ天下

 

 

 

~人里~『東門入口』

 

 

ある日の満月の夜、人里に襲撃を行う妖怪が珍しく現れた。

 

 

今の妖怪は幻想郷のルールを守っている物が殆どであり、温厚な妖怪が殆どだからか人里に住む人もたまたま訪れていた妖怪も疑問に思っていた。

 

そして更なる疑問が現れる。

それをたまたま退治した人里の守護者である『上白沢 慧音』が見つける。

 

 

「これは…………鬼か!?」

「なっ!?鬼が地底から出てきて襲撃を仕掛けてきたというのですか!?」

「いや、それにしては様子が変だ。

それに今回は撃退する程度に力を抑え、気を失わせたのにも関わらず衰弱死を起こしている。

それに明らか耐久力が高すぎる。

これは鬼に、もしくは地底その物に何かあったのか?」 

 

 

そして周囲は原因を考え始め、人も妖怪も関係なく話し合いを始めた。

 

 

「お前さん地底から出たって言ってたよな、知ってるか?」

「いや?流石にここしばらく戻ってないから俺はわかんねぇ………でも俺が把握してた限り鬼に地底での生活を不満に思ってたやつは居なかったと思う。」

「怖いわぁ………何が起きてるのかしら………」

「鬼って今は自分から襲うことはしないんじゃなかったっけ?」

「あぁ、そんなことやっちまったら勇儀の姐さんに殺されちまう。」

 

そして周囲の話し合いが収まり、意見が出なくなった辺りで慧音は襲撃した鬼の遺体からある違和感を見つける。

 

 

「これは…………噛み傷か!?しかもこんな無数に………

明らか通常の妖怪の仕業ではないな………何か群れをなす……それも小型の生物が原因か?」

 

「慧音先生、確かあの鬼が襲ってくる時に何か紅い羽を持った蝶のような生き物がと周囲を飛び回っていましたが………」

 

「メル・ゼナ殿のキュリアか!?いや、だがあれは多すぎる。確か聞いた話では30匹しかメル・ゼナ殿は操れないとあった上にその数が寄生出来る限界だとも新聞にあった。

だがさっきの襲撃者は体の至るところに群がられて核の様なものを形成するくらいだったのだ。

数が違いすぎる…………」

 

そう、一つの核に20匹近い数が寄生しており、それが両手両足、胴体、頭部、角に寄生していた為120匹は確実にいたのだ。

 

「つまり………新しく幻想郷に入ってきたということなのでしょうか?」

「おそらく………だがこれは一度紅魔館に話を聞きに行く必要がありそうだ………」

 

そして慧音は自分の手元にある書物を見ながらそう呟くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なお撃退方法は全て頭突きによる突進であった。

 

 

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~紅魔館~『入口』

 

 

そこにはさまざまな人物達が集結していた。

人里から、神社から、妖怪の山から、地底から、冥界から。

そしていつも寝ている門番していない中国に至っては起きてしっかりと対応をし始めていた。

 

もはやこの時点で異変が確定したようなものであった。

 

「それでは皆様、ホールにてお嬢様がお待ちです。

今回の異変についての情報を公開するつもりだそうですので出来れば最後までお付き合い願います。」

 

 

そう、明らかに様子の可笑しい鬼、幻想郷中にばらまかれた召喚魔法書………

全員の疑問は一致しており、紅魔館が関わっているのは明らかだったのだ。

 

そして一同はこの館の主であるレミリアに対して驚愕を隠せないでいた。

 

いつもと服装が違う、これはまぁ良い。

だがいつもと一番違うのはその仕草と雰囲気だ。

いつもはカリスマの皮を被ろうとして失敗するかりちゅまが本当のカリスマを見せつけている(気がしなくもなかった)からだ。

 

「ごきげんよう、やはり貴方達は異変と私がばらまいた召喚魔法書について聞きに来たのでしよう?」

 

「えぇ、流石にになあれだけ露骨に配られればこの館に何かあるのは分かるもの」

「この魔法書はなんなのぜ?」

「そうねぇ、魔法と縁のある魔法使い達ならともかく冥界や地底のこの子達もみたいだしねぇ。」

 

レミリアはマントを翻し、出口へと向かう

 

「そうね、知りたいのならついてきなさい。

今中庭である存在を………いえ、この異変の切り札になる存在を呼び出そうとしているから。」

 

「切り札………?」

 

一同は一方的に何かを知っている様子のレミリアに対していくつもの疑問が浮かぶが今はレミリアの話を聞くことを優先したのだった。

 

 

 

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~紅魔館~『中庭』

 

 

 

皆が中庭に着いた頃、中庭では魔法使いのパチュリーが大規模な儀式魔法を展開しており、それを見るだけでとてつもない存在を呼び出そうとしているのが感じ取れた。

 

 

 

「一体何を呼び出そうとしているのよ。」

「そうね、メル・ゼナ達の世界である異変を起こした存在であり、一番契約しやすそうな巨大な二頭の古龍よ。」

 

そして博麗の巫女たる霊夢は正気を疑う。

 

「なっ!?古龍を一度に二体もこの世界に引き入れなんてしたらどうなるか!?」

「それだけ状況は不味いのよ。

それに契約召喚だから契約以上のことは出来ないわ。

もっとも契約出来るだけの条件を出せればの話だけれど。

 

とりあえず見てなさい。パチュリー!」

 

 

「行くわよ…………『風神龍イブシマキヒコ』『雷神龍ナルハタタヒメ』を今ここに!!!」

 

 

 

そして巨大な魔法陣から想像を絶する巨大な龍が二頭現れる……………………のだが

 

 

 

現れたのは蒼い龍を噛みつきながら頭を手で押さえつけて叩きのめしている黄金の浮遊した龍だった。




イブシマキヒコ………強く生きろよ………
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