かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り 作:クロマ・グロ
パチュリーside
「爵銀龍メル・ゼナね……それも一国を滅ぼしたね。
スキマ妖怪、貴女何かそのメル・ゼナについて詳しく知っているんじゃないかしら?」
あのドラゴンの種族名、別名、さらに行った事。
それら全てを把握してる辺り明らか何か大きな情報を掴んでる事が確実だと分かる。
問題点としてはそれが何か分からないくらい。
ただ少なくともこのメル・ゼナの住んでいる世界やその地域等については何か知っていると見て間違いないでしょうね。
「いいえ、私はさすがに生態とかその辺については全く知らないわ。さっき言った情報もあの世界では割と誰でも知ることの出来る情報だもの。
それに古龍の討伐や接触は向こうのギルドって組織にきっちり管理されてて簡単には手が出せないのよ。」
古龍………ね
「ねぇ、古龍とはそもそも何なのかしら?名前だけ聞く限りだとただ長い年月を生きた古い龍といった感じだけど」
「そうね、これについては説明が少々難しいわ。
とりあえず向こうの世界には大型のモンスターが数多く生息していてそれぞれ大きく分けて『牙獣種』、『牙竜種』、『魚竜種』、『海竜種』、『両生種』、『甲殻種』、『鋏角種』、『獣竜種』、『鳥竜種』、『飛竜種』、『古龍種』に分けられるわ。
その中でも『古龍種』と言うのは例外はあるけどその他全てに該当せず超常の力を持ち、生態系から逸脱した存在よ。」
生態系から逸脱した存在……どれにも該当しないか………
「その例外と言うのは?」
「黒蝕竜ゴア・マガラという竜がその例外に相当するわ。
ただその黒蝕竜は天廻龍シャガルマガラという古龍の幼体になるのだけれどまだ古龍とは言えない存在でありながら他のどの種類にも分類出来ないから未だギルドでも分類出来ていないモンスターなのよ」
「ねぇスキマ妖怪、たしか貴女言葉の境界を弄れたわよね?
メルゼナのを弄ってこちらと会話出来るようにして貰うことは出来るかしら?」
「それは少し難しい相談ね、たしかに出来るけど彼らはそもそも言語その物を持っていないわ。だからこそ無いものを出来るようにしろと言ってるようなものなのよそれは。」
「そう、悪かったわね。」
「貴女のその疑問は当然の物よ。ただ一応魔法の効果で言葉その物を理解させることは出来ているから割と時間の問題よ。」
「そう、分かったわ。ありがとうと言いたい所だけれど早速本題を聞いても良いかしら?」
あのスキマ妖怪がわざわざ慌てていた理由が分からないからね
「そうね、とりあえず博麗大結界にその存在を認知されてしまった以上この世界からこの龍が帰る術は存在しないわ。すでに幻想の存在となってしまっているのだから。
それと本題としては簡単よ。メル・ゼナに最低限弾幕ごっこを教える必要があるからよ。
今のままだと敵対した者は容赦なく皆殺しになってしまうもの。
ただ問題としてはそれだけの手加減が出来るのかに掛かっているわ」
そして私達はメル・ゼナを見ると一度首を傾げてから横に振った。恐らく一度見てみないと分からないと言った所だろう。
「そうね、なら弾幕ごっこで使う弾幕を一度見せておこうかしら、それで一度その力を感じて貰ってどれくらいの力を使えば良いのか分かるはずだから。」
そうしてスキマ妖怪は通常の弾幕を一つ出した
そしてそれを見たメル・ゼナの首からは紅い翼を持ったヒルのような生き物が飛び出して目の前に集まり大きな弾幕を作り出した………ってずいぶんと力が強くないかしら?
「やはり手加減は難しそうね。ならそれを弾けさせたりは出来るかしら?」
「・・・・コクリ(頷く)」
「そう、ならそれが貴方のメインの攻撃手段になるわね。
そして弾幕ごっこのルールその物はそこまで難しくないわ弾幕ごっこは挑戦者とそれを受ける者に分かれるわ。
受ける側はスペルカードという決まった弾幕を出し続ける攻撃があるのだけれどそれを複数使って相手を一定回数攻撃を当てるだけでいいわ。
逆に挑戦者は決まった回数攻撃を絶対に受けないように動き弾幕にて相手を倒して次のスペルカードを使わせるか時間切れまで逃げてスペルカードを全て攻略すれば勝ちよ。
それと貴方の場合その体の大きさだと弾幕を避けきるのは無理があるから自動的に挑戦を受ける側になるわ。」
たしかにメル・ゼナはかなり大きい。避けきるのはあの素早い動きがあってもほぼ不可能でしょうね。
「とりあえず何も保存されてないスペルカードを渡しておくから貴方の使う攻撃を思い浮かべてそれに保存してみて頂戴?明日また来る予定だからその時に見せて貰うとするわ。」
そうしてスキマ妖怪は去っていった
そして妹様やレミィ達は話に付いていけなかったようでお茶会をしており、美鈴に至っては立ったまま寝ており全身にナイフが刺さっていた。
そしてメル・ゼナは受け取った無印のスペルカードをあのヒルのような生き物に持たせてそれを眺め、その翼の鍵爪でそれに触れて弾幕を保存しようとしていた。