かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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なんか一時間辺りのUA数が跳ね上がっとる!?!?
そして八雲蒼さん、星10評価ありがとうございまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああす!!!!

さらに評価してくださった方が5人となったことで平均評価が出るようになったのでもしかしたらそれが原因でUAが跳ね上がったかもしれませんねw

何はともあれ皆様、これからもよろしくお願いします!


将軍と唐傘お化け

 

 

~白玉楼~

 

「はっ!はっ!はっ!…………」

 

冥界にある白玉楼………

そこでは庭師である半霊、『魂魄 妖夢』。

彼女はいつも庭の手入れを行った後に剣術の鍛練を行っていた。

彼女は庭師であると同時に剣術指南役でもあり、白玉楼の主である『西行寺 幽々子』を守る役目も持っていた。

その為、自分の剣術の鍛練は欠かさず行っており、この日もいつものように鍛練を行っていたのだが…………

 

 

ガキンッ!!キンキンキンキンッ!

 

「はっ!はっ!は………今の音は?」

 

鍛練をしていると外から剣と剣を勢いよく擦り合わせたような金属音が響く。

しかしそれは人が戦っているような速さの音ではなく、かなりの速さで鳴らし続けてていた。

 

ギュィィィイイイイ

 

何かの鳴き声のような音が響く、しかしそれは一や他の動物、妖怪でも聞いたことのないような独特なものだった。

 

「何かいる………侵入者?」

 

生命の反応を検知する………本来冥界には生きるものは存在せず、亡霊や半分が霊としての性質を持つ半霊といった死の性質をもった者達が住みかとする場所であり、命ある物は基本的に居ないのだ。

その為、ここに生命の反応が出たという事はそれはこの冥界に何者かが外から訪れたという事になる。

 

そして音のする方角に飛び続けて十数分後、その正体が明らかになった。

 

「ヤドカリ?にしては大きすぎますし背負っているものがおかしい…………まさか!?」

 

そう、その姿は巨大な蒼色のヤドカリだった。

しかしその背負っているヤドは貝殻ではなく竜の頭骨であり、その手は折り畳まれているが鎌のような形状をしていた。

このような生き物は動物にも妖怪にも居なかったと記憶している。

そして鎌の刃の部分をよく見ると鈍色の光を反射しており、まるで名工の鍛え上げた刀の刀身のようにも見える。

そして背中に背負う竜の頭骨。

竜………つまりメル・ゼナ達の世界に多く生息する竜である。

そこから妖夢はこのヤドカリ?がモンスターの一種であることに気付く。

 

そして向こうも自分の存在に気付いた様子だ。

そして…………

 

ジャキンッ!ブォンッ!

 

自らの鎌を展開し、妖夢へとその切っ先を向けた。

まるで妖夢に対して勝負を挑むと宣言するかのように。

 

「私との勝負がしたいわけですか、良いでしょう!あなたの鎌と私の刀、どちらの技量が上か勝負と参りましょう!」

「ギュィィィイイイイ!!!!!」

 

そして妖夢も抜刀し、その鎌に自らの刀を合わせる。

次の瞬間互いにバックステップを行い、獲物を構える。

ヤドカリのモンスターはその鎌を大きく広げ、妖夢は二刀流にて迎え討つため。

 

そして勝負は動き出す。

 

「いざ尋常に!」

「ギュィィィイ!!」

「勝負!!」

「ギュイギュイギュイイイイイイイ!!!!」

 

妖夢の言葉を合図にお互いが同時に仕掛ける。

 

そして幾重にもおよぶ刀と鎌による鍔迫り合い、しかし妖夢は気付いていた。

 

『このヤドカリ…………あまりにも戦いが上手い…………刀を合わせても瞬時に受け流される!!』

 

そう、鍔迫り合いを起こしてはいたがその殆どがその鎌の曲線を利用して受け流されており、もう片方の鎌による追撃によって妖夢は大きく消耗させられていた。

 

『それに加えて一撃一撃がとてつもなく重い上に私の攻撃で傷ひとつですら付けられない………なんて硬さをしているの………あの鎌は』

 

簡単に受け流されるその理由はその鎌の硬さにもあった。

妖夢は刀の刀身を鎌の刀身に対して当てている為、少しでも傷が付いたのなら鎌に引っ掛かり、受け流される事はそこまでなかっただろう。

しかし実際はなにも手応えなく受け流されている。

 

『このままでは私のスタミナが先に切れる…………』

 

妖夢は鎌による反撃を受け止める際にかなりの消耗を強いられており、限界も近付いていた。

そしてあのヤドカリのモンスターには疲労の様子が見られない。

 

『力も技量も何もかも私を上回っている…………一体どれだけの研鑽を積めばここまで…………』

 

そしてヤドカリのモンスターもそれが分かったのかその猛攻を一度やめ、後ろに下がる。

 

「なにを………っ!?」

 

その瞬間、とてつもない殺気がこちらに向けられる。

あのヤドカリは鎌を後ろに回し、その頭骨の歯の部分に噛ませる。

 

ギチギチギチギチ…………

 

『まさか………抜刀の構え!?』

 

そう、ヤドカリのモンスターはその頭骨に鎌を噛ませる事でそれを引き抜く反動により神速の一撃を繰り出そうとしていた。

 

「ならば………」

 

そして妖夢も最強の一撃をもって勝負を決めにかかる。

しかしそこについさっき現れた一人と一体の気配にお互いに気付かずに……………

 

 

「人鬼!未来永劫z……」

「ギュィィィイイイイ!!!!!!!!!!」

 

「驚けぇぇえええ!!!!」

「キョアアアアアアアア!!!」

 

「みょん!?」

「ッ!?スポーン!!!!」

 

いきなり現れた影に妖夢は不意を突かれて変な声を出す。

ヤドカリのモンスターに至っては上に飛び、ヤドもスポーンと抜けて将軍様の"将軍様"が見えてしまっていた。

 

 

そしてそこには飛び出してきた傘のような形状の鶏冠を持った巨大な鳥とその背中に乗った変な傘を持つ少女がいた。

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