かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り 作:クロマ・グロ
パチュリーside
メル・ゼナは紅い翼を持ったヒルのような生き物、キュリアに無印のスペルカードを持たせ、自分の翼に付いている鍵爪でスペルカードに触れた。
その瞬間スペルカードが光を放ち
メル・ゼナの攻撃をスペルカードとして保存する。
そしてメル・ゼナはその光から目を守る為に翼を顔の前に移動させ、優雅に顔を隠していた。
「あら、どうやら作れたようね。
見せて貰っても良いかしら?」
「・・・コクリ(頷く)」
メル・ゼナはキュリアに出来たスペルカードを持たせパチュリーにそのスペルカードを見せる。
そしてそのカードに書かれていたのは壊れた城に佇むメル・ゼナ
そしてそこから放たれる赤黒い弾とそれの周囲を飛び回る無数のキュリアの姿だった。
「劫血『主に贄を捧げる噛生虫』ね………噛生虫とはこのヒルもどきのことかしらね?」
そしてなんとなくやり方が分かったのかキュリアに残りのスペルカードを持ってこさせる。
そして次々と新たなスペルカードを生み出すメル・ゼナ。
その姿はどことなく楽しそうにも見える。
そして10枚のスペルカードが出来上がる。
がしかし恐らくこの中で実際に使うのは数枚程度で済むだろう。
これは純粋に持続力の問題だった。要は相手側の持続力が持ちそうに無いのだ。
しかし出来上がったスペルカードを見て思ってしまう…………
「やっぱりレミィよりも吸血鬼らしいわねこれ………レミィが見たらまた悔しがりそうね。
自覚はあるみたいだし。」
そしてそろそろレミリア達も眠りにつく時間となりメル・ゼナは紅魔館の屋根の上に上り優雅に佇みそのまま眠りにつく………。
そこに余計なマスゴミ(カラス天狗)が居ることに気が付かずに…………
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メル・ゼナside
翌日の昼過ぎ、空から聞こえる女の声で目が覚める。
「号外ーー!!!号外ですよーー!!!これは読まなきゃ損をしますよーー!!!」
声の正体は白い服と黒いスカート、に身を包み片手に大きな葉で作られたうちわのような物、もう片方の手で文字の書かれた紙をばらまいており、背中からはカラスのような翼を生やした少女だった。
しかし自分の眠りを邪魔されたことに変わりは無いためメル・ゼナは口に龍属性エネルギーを溜めて高速で音もなく打ち出した。
「あやっ!?あやややややややっ!?!?!?」
直撃する直前に気付いたようでグレイズする程度で済んではいたが普通に撃ち落とされてゆくマスゴミ。
完全に日頃の行いであった。
しかし彼女が落としていく文字がびっしりと書かれた紙を見て少し興味を持った。
自分の世界にいた頃は親が王国を滅ぼした後に滅びた城下に入りその中にあった書物がなんだろうと気になり、自分を討伐しに来たハンターを返り討ちにしてそのハンターノートを盗み文字を学習しようとしていた。
もちろんちゃんとした学習環境があるわけではないからそれが何なのか殆ど理解は出来なかったが絵などを見ることで何がいるかを知ることが出来ていた為にこれらの様なものには興味をそそられていた。
今は言葉を理解出来るしあとでパチュリーに読んで貰うとしようとメル・ゼナは思った。
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霊夢side
博麗神社
博麗大結界を発動させている力を持った神社でありそこには異変解決や妖怪退治を生業とする白と赤の巫女服に身を包み謎に脇を解放してる『楽園の素敵な巫女』こと脇巫kげふんげふん…………博麗霊夢がいたのだった。
今日も平和ね…………
お賽銭もいつも通りないけど………
そしてそこの妖怪共、ここを溜まり場にするくらいならお賽銭くらいいれていきなさいよ退治されたいのかしら?
まぁ概ねいつも通りの何もない1日を過ごして居たのだが昼頃にズタボロになって赤黒い雷のような物にまとわり付かれているカラス天狗(マスゴミ)が来た。
いろいろ突っ込み所はあるが私としてはあの赤黒い雷が少し気になった、やけに強力な自然の力を感じるからだ。まるで生命そのもののような力を。
「ご………ごうが………い…………ごうがぁぁあい…………グフッ」
そしてそんな様子のマスゴミはボロボロになりながらもゆっくりとこちらにゾンビのように歩いてきて新聞を渡して倒れていった。
これはこのバカまた何かやらかしたわね。
私の知ったことではないけど日頃の行いね。
巫女は普通に辛辣だった。
そして手渡された新聞を読み少しだけ興味を持った。
「へぇ……一度紅魔館に出向く必要があるかも知れないわね」
そこにはマスゴミが書いた新聞があり、読んでみると見出しからいきなり興味をそそられる内容をしていた。
『号外!吸血鬼の館に現れる本人よりも吸血鬼らしく優雅に佇むドラゴン!!』
一応私達にはあの吸血鬼が吸血鬼らしくないことは分かりきっていたのもありあえて言わないでいたのだがここまでハッキリと書かれてしまってはレミリアが泣いてしまわないかという不安が出てしまった。
しかしそのドラゴンは写真で見るだけでも圧倒的なまでの生命力とその力強さ、そしてその強大さを感じさせ、とても優雅に佇んでいた。
そしてこの新聞をきっかけに様々な実力者が紅魔館に集うこととなることを今は知るはずもなかったのである