かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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今回は蓬莱ニートが呼び出したモンスター編です
ニートの血が大量に注ぎ込まれたことによってこれまた通常種とは違う特殊種が呼び出されたようですがどうなることやら。

それではどうぞ


命雷の雷狼竜

 

 

~紅魔館~『図書館内部』

 

「ウォォォォォォォオオオオオンンン!!!!!」

 

竜の遠吠えが図書館全域に響き渡る。

その衝撃により本を守る為に本棚に刻まれた防御魔法が全て発動したが悉く破壊されていき、本棚が倒れていく。

 

「ぁぁぁぁあああああああああ!?!?!?」

 

魔法使いが悲鳴を上げたがこれを許容したのは彼女な為自業自得であった。

 

そして蘇った命に喜ぶかのように緑色の光を放つ蟲、不死虫の一種である幽明虫が現れ、周囲を飛び回る。

その蟲が放つ光にはまるで命その物が宿っているかのごとき生命力を感じさせる。

 

そして命の雷を纏い、復活した竜は周囲を見渡し、包帯巻きのミイラモドキへと視線を向ける。

自分との繋がりを感じているようだがすぐに首を傾げる。

 

そして警戒するようにミイラモドキの周囲をゆっくりと円を描くように動く。

 

そして呼び出した張本人は………

 

「ふふふふ、ふはははは、あーっはっはっはっはっは!!私にも呼べるじゃない!妹紅みたいな2体じゃないのは残念だけどこれで私もあいつと対等にやりあえるってもんよ!

これで勝つrぶげら!?」

「わふっ!?」

 

調子に乗っていた為か、竜の咆哮で

吊り下げられていたシャンデリアが壊れかけていたのに気付かなかったようで、壊れてバランスを崩したシャンデリアが落ちてくるのに気が付かず、それに潰されて挽き肉になる。

 

そして蘇った竜もそれに気が付かなかったようで、いきなり挽き肉になったニートを見て驚いていた。

しかし竜はこの挽き肉になったニートからまだ繋がりを感じているためか幽明虫を集めて命の雷を抽出する。

それを腕に貯めて…………

 

「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばば………」

 

お手と共にその雷で直接輝夜に命の力を注ぎ込む。

すると蓬莱人が持つ不老不死の圧倒的な再生能力と合わさり、もはや気色悪い速度で肉体が再生していく。

これにはやった竜本人も軽く引いていた。

 

そして本棚がめちゃくちゃになっていたショックから立ち直ったパチュリーはその狼のような容姿をした竜を見てその正体を口にする。

 

「はぁ………その姿はジンオウガね、甲殻とかの色や輝夜を直したその再生の力、この特徴に合致するのは一種類しか居ないわね。

これまた絶滅種の一体、別名:命狼竜と呼ばれる『ジンオウガ不死種』よ。

ジンオウガはとある蟲と共生関係を持っていて、原種は雷光虫、亜種は蝕龍蟲、そしてこの不死種は1000年もの寿命を持つとされる不死虫の一種、幽明虫と共生関係にあるわ。」

 

「うーん、みたいだね。この子達はこの竜、ジンオウガ不死種だっけ?

このジンオウガに守ってもらう見返りにその寿命の一部を捧げて減らした寿命は他の生き物にとりついて取り戻したりしてるみたい。

他の生き物から寿命となる生命力を奪う時にジンオウガの雷を貰って突撃する感じだね。」

 

「あら?貴女そういえば虫の女王だったわね。

だから幽明虫の仕組みがそこまでわかるわけね。」

「うん、この子達から直接聞いたんだ。」

 

「それで?そのジンオウガってのは他にはどういう生態してるのかしら?」

 

頭部の上半分がまだ再生しきっていない輝夜が立ち上がり、その疑問を口にする。

しかしそな見た目はもはやバイオハザードに出てくるゾンビと大差なかった。

 

「うぇ、その状態で立たないでよ………怖いんだけど」

「きゅ?(はむはむ)」

「さすがにそれは引くわね………」

「なっ!?なんなのよ!?仕方ないじゃない!まだ再生しきってないんだから!」

 

さすがにリグルはこの気色悪い光景をライゼクスに見せてしまったら教育に悪いと感じた為かライゼクスの顔を覆って見せないようにする。

そしてそんな事情を知らないライゼクスは構って貰えていると思っているのか、自分の視界を塞ぐ指の一本を口に加えて甘噛みして甘えている。

 

そして問題のミイラモドキからゾンビモドキになった輝夜はグチュグチュと音を立てながら高速でその頭部を再生させていた。

さすがにこれは気色悪い。

 

そしてパチュリーが口を開く。

 

「はぁ、そのジンオウガの生息域は断裂群島の一角、ヴォルヒール群島とタブラディン群島にのみ生息が確認されていた特徴なモンスターよ、一体ずつしかいなかったのもあって調査の為に討伐されてすぐに絶滅していたのだけれど貴女の蓬莱人の血が蘇らせたのでしょうね。

ある調査員の探検手帳には『討伐されて絶命したはずなのに咆哮と共に復活した』とか『いくら倒しても結果は同じ、何度も立ち上がる』という風に書かれているわ。

この圧倒的な生命力にはリグルがさっき言ってた通り、例え倒れてもそれを蘇らせた、群れを守らせようとする性質をもっているわ。

だからこそ倒れてもすぐに復活して反撃するとされるわ。

しかも不死虫のエネルギーを使って得た生命力で寿命も基本的にないとされているわ。

貴女達不老不死の蓬莱人と似たところがあるわね。

 

「不老不死…………………」

 

輝夜は深刻な顔をしながら言う、しかし完全な不老不死でないという事実に羨ましそうにジンオウガを見つめるのだった。




まぁ見ての通り不死繋がりでこっちを呼びましたw
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