かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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今回は傀異妖怪との戦闘と慧音の召喚になります。
さて、歴史を食らうディアブロスは何を呼ぶのかw


隻角のマ王とワーハクタク

 

 

~人里~『入口付近』

 

 

「くっ!?ここ最近襲撃を仕掛けに来ていた妖怪とは明らかに強さが違う!?」

 

そこでは慧音が一定の周期で襲撃を仕掛けてくる赤黒く変異した理性の無い妖怪、『傀異化妖怪』との戦闘を行っていた。

 

今回襲撃を仕掛けてきたのは傀異化した垢嘗(あかなめ)の妖怪で、本来垢嘗が常に所持している桶は持っておらず、その下が変異発達を起こし、もはやからだの3倍以上の長さに伸びる強靭な鞭と化していた。

 

そして今回変異している部位は正確には舌ではなく、血液であり、今までは皮や骨を中心に変異していたためいつもと様子が違うように見える。

 

キュリアが集まって形成される傀異核は舌、腹部、腕、足に形成しており、特に舌の核は口の中にある場合まず狙えないので厄介なことになっている。

 

そしてその鞭のように変異した舌は地面に叩きつけられると同時に大地に大きなヒビを入れた。

これは普通の人間ならば一撃で死ぬような威力であり、慧音であっても直撃は不味い威力となっていた。

 

「ちっ!国符『三種の神器』!!」

 

そしていつまでも遠距離で戦っていては相手の思う壺であることを悟った慧音はスペルカードを発動する。

 

そして周囲に弾幕で形成された剣、勾玉、鏡が現れ、慧音は剣を選び、傀異化垢嘗へと距離を詰める。

そして傀異化垢嘗はその舌で慧音を捕まえようと遠心力で巻き付けるように叩きつけようとする。

しかし慧音はその舌が一番威力を発揮する射程からはすでに抜けており、服が大きく引き裂かれる程度で済む。

そして慧音はその舌にある傀異核に剣を突き立てて破壊し、その部位を爆破させて垢嘗に致命傷を与えた。

 

垢嘗はこの衝撃によって一度倒れ、慧音はやっと戦闘が終わった安心感からかスペルを解除する。

 

「ふぅ………さすがにこれ以上強いのが出てくるとなると不味いかもしれん………私もあの書の召喚をすぐに行うべきか………」

 

そして考え事をして完全に死亡確認を取らなかったのが不味かった。

垢嘗の傀異核はまだ消えずに残っており、キュリアが散っていなかったのだ。

そして………

 

「ぎゅああああああああああああ!!!!!」

「っ!?不味い!?」

 

垢嘗は咆哮と共にその核を全て爆破させ、周囲に大爆発を引き起こす。

その反動で垢嘗は完全に力尽き、キュリアも散っていくが………大爆発、傀異バーストをまともに直撃した慧音は里の門まで吹き飛ばされ、門を破壊して里の内部まで飛ばされて気絶した。

 

この戦闘の影響で衣服があられもない状態になってはいたが、たまたま今回の警備担当が女性だった為、何も起きずに慧音は永遠亭まで運ばれ、治療を受けることになった。

 

 

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~永遠亭~『治療室』

 

慧音はキュリアの毒を貰っていたが、これは幸い紅魔館が提供していたエスピナスの毒を用いた治療薬のレシピから簡単に作成出来ていた為、大事にならずに済んでいた。

 

なお、エスピナスの、それも辿異種の毒は洒落にならないのでかなり薄めた物を使用してようやく使用出来る段階になっていた。

 

そしてお見舞いには特殊個体のあの火竜夫婦もついてきており、たまに青と白の毛並みを持った小さな子鹿のような生き物、ケルビを狩ってはお見舞いにその白いレバーを盛ってきていた。

 

ケルビのレバーはホワイトレバーと呼ばれ、大変栄養価が高く、強い薬効を持つことが知られており、それを見た永琳が妹紅とリオ夫妻に角も一緒に取ってきてほしいと言われて持ってきていた。

 

そしてケルビの角を入手したことによりかなり強力な回復薬を作ることに成功しており、慧音は順調に回復して戦闘を行える程度にまで回復をしていた。

 

そして慧音は妹紅に頼み、自宅から紅魔館から受け取った召喚書を持ってきて貰い、永遠亭の者達にもしもの時の事を頼んでおき、召喚を行うことにした。

 

そして永琳からの提案で満月の夜に召喚を行うことにしたのだった。

 

 

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そして満足の夜、慧音は姿を変え、緑色の髪となり、頭部から日本の立派な角が生える。

 

昔は制御が難しかったこのハクタク化だが、今ではなんとか理性を保つことが成功しており、これによって増幅された力を使い、召喚書に己の霊力と妖力を両方注ぎ込む。

 

そして目の前にとてつもなく大きな魔法陣が生成され、そこからは悪魔のような頭部にリオレウス達のような骨格の体。

尻尾の先端は斧のような形状をしており、何よりその悪魔のような頭部にはとてつもなく大きな隻角が生えていた。

 

片側は完全に折れており、全身に無数の古傷が見えるがそれは歴戦の覇者のような貫禄を出していた。

 

そしてその悪魔の瞳は目の前のワーハクタクへと向けられ、その角を見る。

 

「キュォォォォオオオオオオオオオオオオ!!!!!」

 

その瞬間悪魔は咆哮し、走るために特化したその足で地面を蹴り、慧音にその角による貫突、つまりは頭突きを仕掛けるのだった。

 

 

 




巨大な隻角のディアブロス………2ndG…………う、頭が
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