かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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ここからは霊夢とアルトゥーラ編になります。ラスボスである深淵の悪魔は、このアルトゥーラ編が終わってから少し経ってから本格的に活動を始めるのでぜひお楽しみにしていてください。


破滅の翼と絆を結ぶ石

 

 

~紅魔館~『図書館』

 

 

 

霊夢以外の全員、魔理沙、パチュリー、レミリア、フランドール、咲夜、小悪魔、中国(ちょっとっ!?)、メル・ゼナは私の持ってきた水晶の嵌め込まれた石と私を交互に見る。

 

なんなのよ!?いや分からなくはないけどなんなのよ!?

 

「霊夢が………絆?」

「なによ!?なんか文句あるわけ!?」

 

そしてパチュリーは………

 

「貴方の場合結ぶのは絆じゃなくて上下関係じゃないかしら?下僕と主人的な。」

「喧嘩売ってるのなら買うわよ?」

 

そして咲夜は微妙そうな顔をして言う。

 

「その……………頑張ってください。」

「何をよ!?あぁもう!分かってるわよ!?要はそいつと相棒的な関係か何かになればいいって訳でしょ!?やってやるわよ!紫の式神の依頼含めて一緒にやってやるわよ!」

 

そしてレミリアはその言葉に一つの疑問を感じて問う。

 

「ちょっとまった。スキマ妖怪の式神からの依頼って言ったわね今。

何を頼まれているの?」

「あぁん?あいつから頼まれてるのは向こうの対巨龍兵器が一緒に入ってきてるだろうからそれを見つけ出して河童に量産頼んでこいって依頼よ。」

 

そしてパチュリーは心当たりがあるように言う。

 

「………対巨龍兵器ね………恐らくそれはバリスタ、大砲、撃龍槍、巨龍砲の計4種の兵器を指すと思うわ。

どれも超大型の古龍、巨龍と分類されるモンスター達を討伐または撃退する為に作られた装置ね。

バリスタは槍のように大きな矢を放ちダメージを負わせる兵器で大砲は説明するまでも無いわね。

巨龍砲は龍属性のエネルギーを動力にして稼働する巨大な大砲で巨大な龍に対して絶大な威力を発揮するみたいね。

撃龍槍は原理としては近い者があるわ。龍属性を出力にして螺旋状の槍を射出して対象に突き刺して抉り、モンスターに致命傷を与える事が可能な兵器ね。」

 

「撃退?確実に倒せないの?」

「ここまでの兵器を用意してもそう簡単にやられないのが巨龍なのよ。とりあえず今最優先で量産を狙いたいのは大砲とバリスタね、これは安定供給が狙えるわ。」

 

「威力が高そうな他二つはどうするのよ。」

「製造コストがいくらなんでも高過ぎて現実的じゃないわ。やるとしても巨龍砲が一つ、撃龍槍が三つが限界でしょうね。」

 

「そう、パチュリー、あの群島の地図かなんか無いかしら?」

 

そしてパチュリーは手記を取り出し、その中の~ページを見せる。

そこにあったのはあの群島の全体地図であった。

 

そして私は目を瞑り、勘を便りにアルトゥーラの位置を指差す。

そしてそこは………

 

「ここは………タブラディン島ね、この周辺で地図に乗ってない場所を一度探しましょう。

アルトゥーラは必ず地下から出てくるわ。限界まで弱らせてタマゴの状態まで戻っているなら恐らくその地下にいるはずよ。」

 

「分かったわ。」

 

そしてパチュリーは一度手を叩いて話を切り替えようとした。

 

「さて、とりあえずざっとした説明はしたから次に重要になってくる絆を結ぶ石、霊夢が持ってきた絆石とアルトゥーラについて話すわね。」

「あ、忘れてた。」

 

そしてパチュリーは溜め息をついてジト目になって言う。

 

「はぁ、貴女ねぇ、絆石の使い方やアルトゥーラがどのような生態をしてるのかも分からない状態で行くつもりだったとか言わないでしょうね…………」

 

「…………(全力で顔をそらす。)」

 

「はぁ、とりあえず今日はもう探索に向いている時間帯じゃないわよ。

さて、話の続きをすることにしましょうか。

まず絆石からね。」

 

「そうそれ、なんなんだぜ?私にはそこまで力は感じられないなんの変哲もない水晶が嵌まった石にしか見えねぇんだぜ?」

 

「絆石が真に力を発揮するにはモンスターの力を借りる必要があるわ。

まずモンスターとの絆を結ぶのは結構簡単よ。

タマゴから目の前で孵化させて育てる、ただこれだけよ。

その分お互いの信頼関係がちゃんとしてないと言うこと聞いてくれなかったりもするから気を付けなさい。」

 

「そういわれても孵化なんてやったこと無いからどうすればいいか分からないわよ?」

 

「そっちは私の方で儀式魔術使って何とかするから気にしなくていいわ。細かい説明は長くなるし貴女も一度じゃ理解しきれそうにないから今は省くけど次はアルトゥーラね。

 

このアルトゥーラというモンスターはハコロ島というライダーの隠れ住んでいた島に封じられていた存在その物が禁忌とされかねない古龍よ。

そしてこのアルトゥーラには破滅の翼という伝承が残されていて、その伝承にはこう記されているわ。

 

『天を舞う光よ 天空の使者よ

紅蓮の炎で滅びの定めを焼き尽くせ

茜の空が蒼く染まる前に』」

 

そして壁画の模写が描かれた本のその壁画部分を見せるパチュリー。

そして美鈴があることに気付く。

 

「あれ?これってもしかしてリオレウスでしたっけ?妹紅さんが呼び出したモンスターの雄の方じゃないですか?

翼がなんか黒いですけど。」

 

「正解よ。この伝承での天空の使者はリオレウスを指すのだけれど実は当時この伝承は正しく伝わって居なかったようで下半分がかけている状態なのよ。

これで隠すとほら、このリオレウスが大地を焼き尽くしているようにも見えるでしょ?

だから一時期破滅の翼っていうのはこのリオレウスだと勘違いされていたのよ。」

 

そう説明しながら壁画の模写にある下半分、幼体のアルトゥーラとされる多頭の蛇の部分を隠す。

 

「霊夢、心に刻んで置きなさい。貴女が仲間にする必要のある龍はそんな伝承を残す程のバケモノなのよ。

そしてこれを放置した場合自然に孵化したアルトゥーラによる異変が重なって幻想郷に甚大な被害が生まれるわ。

兵器探索はメル・ゼナのキュリアに任せて貴女はこっちを最優先で探しなさい。」

 

 

「……………えぇ」

 

そして霊夢は思わず息を飲むのだった。

 

 




深淵の悪魔と破滅の翼の共闘とか考えたくもねぇw
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