かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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カリスマとかりちゅまの境界

レミリア・スカーレットside

 

 

ごきげんよう?私の名はレミリア・スカーレット。

幻想郷にある屋敷、紅魔館に住まう『運命を操る程度の能力』を持つ吸血鬼よ。

 

そしてその紅魔館の者達を従える『カ・リ・ス・マ』ある主人よ!

 

 

 

 

ちょっとそこ!?誰よ『かりちゅま』って言ってたやつは!?

 

 

 

 

ごほん、まぁ私はカリスマがあるから許してあげなくもないわ。……………次言ったらコロス

 

さて、本題に入ろうかしら?

 

あれはそうね、とある満月の日だったかしら?

ある運命が見えたのよ。

 

紅い満月を背に滅びた城の天辺に上り紅き翼をゆっくりと広げる姿が………

 

そう!このシチュエーション。

まさに私にこそ相応しいと思わないかしら?

 

ただいつも見ている運命と少し変わっていたのは翼以外の部分が見えない事なのよね、お陰で私の威厳ある姿が分からないわ。

 

 

でもなぜか翼が私のと違うやつに見えた気がしたのよね…………

 

 

 

 

 

 

・・・・・気のせいよね?

 

 

 

そしてその運命は案外あっさりとやってきたことを私はすぐに気付かされる羽目になったわ。

 

 

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私はこの満月の夜をバックに"優雅に"ティータイムを楽しんでいたわ。

 

 

ただどうやらいつもの白黒泥棒がまた侵入してきたみたいで騒がしいったらありゃしないわ。

まったく美鈴ったらなにをしているのやら、まぁ寝ているのでしょうけどね。

 

ただ今回のはずいぶんと揺れが大きいわね。それに気配が一つ増えた?それにずいぶんと大型な気配を感じるわね。

 

 

「はぁ………パンパン(手を叩く音)咲夜。」

「お呼びでしょうか?お嬢様。」

 

 

私は手を二回叩き私のメイドである咲夜を呼ぶ。

 

「なにやらずいぶんと騒がしいわね。」

「申し訳ありません、また白黒が本を盗みに来たようで。美鈴にはキツくOHANASHIしておきますので何卒ご容赦くださいませ。」

「許すわ。

どうせいつもの事だもの。そのくらいで怒るほど私の沸点は低くないつもりよ。

ただ一つ気になることがあるのよ。」

「何でございましょうか?」

 

「図書館がいつもより自棄に騒がしいと思ったら急に静かになったのもそうなのだけれどね。

急に気配が一つ増えたのよ。

そんなに大きくない気配ならパチェが使い魔でも呼び出したのでしょうと納得は出来るのだけれど大きすぎるのよ。

そうね、図書館から出られないくらい大きいと言えば分かりやすいかしら?」

 

「確かに妙な話ですね。様子を見てくればよろしいのですね?」

「えぇ、お願い出来るかしら?あ、あと紅茶とお菓子のお代わりお願いね。」

 

「・・・かしこまりました」

 

そう言うと咲夜はいつものように時間を止めて一瞬でお代わりを用意して図書館へと向かったのを確認した私は………

 

 

「ふふ・・・今日の私も完璧なカリスマね。

自分の才能が怖いくらいだわ。」

 

そう………最後の余計な一言とほっぺについたお菓子の粉が無ければ普通に完璧なカリスマを演じることが出来ていた…………

 

 

 

 

所詮かりちゅまはかりちゅまだったのだ

 

 

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自棄に遅いわね咲夜ったら

 

あら?あの大きな気配が庭に出たわね、大きさ的に出られないと思っていたのだけれど。

 

あぁ、咲夜が空間を広げていたのね。

通りで戻るのが遅いわけだわ。

 

そしてしばらくした後の咲夜は突然現れる。時間を止められるのってずいぶんと便利ね。

 

「お待たせしてしまい申し訳ありませんお嬢様。」

「良いのよ咲夜、理由は分かっているもの」

「ありがとうございます。

それとパチュリー様から伝言がございます。

『あの泥棒がアホやらかして呼び出しちゃった存在が現れて当分戻れそうにないからこちらで住まわせてあげれないかしら?

間接的とはいえこちらが迷惑をかけたのは事実なのだし貴女の"カリスマ"性に期待させて貰うわ。

それと妹様も呼ぶから一度庭で顔合わせしておきましょ』

とのことです」

 

カリスマ性ね………ふふ、良いじゃない私の器量のよさを見せる良いチャンスじゃない。

 

「ええ、そうね。どうやら図書館の召喚書を勝手にあの白黒が使ったと言った所でしょう?なら確かに私達にも間接的とはいえ原因はあるわ。

咲夜?経済面ではどうかしら?」

 

「まだあの存在がなにを主食とするのか分かりませんのでなんとも言えませんがある程度資金の見直しをすればなんとかなるかと。」

「ふふ、そう。

ならば迎えに行きましょうか、新しい家族の元へ」

 

そうして咲夜にはフランを呼んできて貰って庭に出ようとしたその時

 

「お・ね・え・さ・まぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!」

「うわらばっ!?」

 

いきなり私の可愛い妹のフランドール・スカーレット、フランが突撃してきた。

軽く骨に罅が入った気がしないでもない。

 

「いたたたた」

「大丈夫ですかお嬢様!?」

「あれれ?変な声出してどうしたの?」

 

「もう、はしたないわよフラン?それにあれは私達以外にあんまやってはいけないわよ?人間にやってしまえば死んでしまうかもしれないもの」

 

「はーい、お姉さま。

ねえねぇ、新しい家族ってどんな子なの?」

「ふふっ、さぁ?私もまだ見ていないもの。

外に出てからのお楽しみよ?」

「はーい!楽しみだなぁ!」

 

ふふ、フランはずいぶんと嬉しそうで私も嬉しいわ。

 

そして庭に出た時、私は崩れ落ちた…………

 

紅く血を思わせるような深紅の翼!?

 

白銀の西洋甲冑や貴族の纏う装束のごとき全身の鱗に甲殻!?

 

三ツ又に別れ、先端には紅い宝石のような部位をもった槍のごとき鋭さを持ったしっぽ!?

 

まるで龍のどくろを思わせる美しい頭部!?

 

鎧すらも貫き血を啜ることすら出来そうな牙!?

 

そして眷属のように周りを飛び回り世話をする深紅の蝶のような生き物!?

 

ま………まけたぁぁぁああああああああああ!?!?!?

 

何がとかは認めたくないから言わないけどまけたぁぁぁああああああああああ!?!?!?

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