かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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何だかんだで割と毎回誤字ってる気がするw

とりあえずアルトゥーラ編の3話目になります。
果たしてアルトゥーラが生まれ直す前に絆を結ぶことは出来るのか。


奈落の底に眠る龍のタマゴ

 

 

~断裂群島~『タブラディン島』

 

 

私はアルトゥーラという龍を見つける為に勘でここにいるとわかったタブラディン島の砂漠に来ていた。

しかし元々広大な島が複数固まった群島であり、移動するだけでも時間がかかる上に辺り一面砂漠による砂しかない為に探すのは困難を極めていた。

 

何処を見渡しても砂砂砂砂砂砂、とにかく砂しかない。

 

そして飛び続けていると地形が何度も変わっているような痕を見つける。

 

「これは……………何か強大な力の痕跡もあるわね………だけど………似てるけど違う?」

 

私は勘でこの場に残っている力の痕跡がアルトゥーラの物ではない別の龍の物だと把握する。

そうなるとここにはもう一体古龍が、それも地形を変える程の力を持った古龍がいたのでしょうね。

 

 

 

そしてしばらく探索していたその時だった。

 

 

『こっちだ………』

 

「ッ!?誰!?」

 

 

急に後ろから声がする。

だが命の気配は感じなかった、そうなると答えの幅はそこまで広くはない。

 

『こっちだ………』

 

それは赤い鱗や甲殻、金属を使って作られた鎧に身を包み、右腕には私が持っているのと同じ形の絆石を付けた人物がいた。

 

しかしその体は発光して軽く透けており、体の至るところから光の粒子が漏れ出ており、天へと上っていた。

 

「亡霊………いえ、これは残留思念ね。

そっちに行けばいいのね。」

 

私の勘がこの残留思念に付いていかなければならないと告げている。

恐らくこいつに付いていった先にアルトゥーラがいるのだろう。

 

 

『こっちだ………』

 

 

_________________________________________________

 

 

 

そして残留思念に導かれるまま歩くこと1時間、私は地下に通じる大穴を発見する。

空から見たときは分からなかった………なにか結界のようなもので隠されていたのだろうか?

 

そして大穴を覗くとその先は光すら見えない奈落となっており、パチュリーの推測が正しければここからは蛇の頭を出して捕食行動を起こしていたと見られる。

 

 

ただ…………その大穴に入った時なのだが………

 

 

「おや?霊夢じゃないか、なにやってるんだい?」

「何って………それはこちらの台詞よ、勇儀」

 

そう、大穴から出てきたのはハチミツの壺を片手に抱えた食べるヌシ・アオアシラを背負って飛ぶ勇儀だったのだ。

 

「アタシ達かい?アタシ達は地底で新しく出来たというか隠蔽されていた横穴を見つけて調査に駆り出されてるのさ。

なにせ発見したのがアタシ達だからなにか見つければアタシ達の物にした方が後腐れなくなるだろうってさ。

そういう霊夢はどうしたんだい?

どうも地上から見つけたみたいだがやっぱりこの上も幻想郷で合ってるのかい?」

 

「そうね、新しく幻想郷になったが正解よ。

紫がどうやらこの地をとんでもないモンスターごと呼び寄せたみたい。

私はそのモンスターの協力を得るために残留思念に導かれてこうして来てるって訳。」

「へぇー、アタシ達も付いていっても構わないかい?」

「えぇ、大丈夫よ。

ただ目標を発見したら一度退却して紅魔館に戻る必要があるから地底側の案内を頼めるかしら?

地上からもう一度探すとなると流石にキツいわ。」

「あぁ、構わないよ。なんなら次来るときもアタシに声をかけな、連れてってやるよ。」

「助かるわ。

さて、降りるわよ………」

 

そして話が終わるとしばらく姿を消していた残留思念が再び現れて導く。

 

 

そして気が付いたのだが絆石が左右に展開されるような形で広がっており、その中に嵌め込まれた水晶が地下を進むごとにどんどん光を強くしていく。

 

「霊夢、なんだいそれは?」

「グォォォオオオ……………」

 

そしてその絆石を初めて見る二人はそんな疑問を投げ掛ける。

そしてヌシ・アオアシラはこの光を見てハチミツを食べていた手を止めて何かに共鳴をしていた。

 

「これは絆石って言うらしいわ。この先にいるやつの協力を得るために必要な物らしいわ。」

 

「へぇ………この先にいるやつってのはこのヤバい気配を垂れ流してるやつかい?」

「ええ、恐らくそうね。」

 

「こいつは大事になりそうだね…………」

 

そして私達は地底に繋がる横穴を通りすぎ、さらに深く降りていく。

幸い絆石が強く光輝いている為に光源は必要無いくらいに明るく、そして降りていくうちに底の方から蒼白い光が見えてきた。

 

そして最深部にたどり着くと…………

 

 

「なっ!?こいつは………タマゴかい!?タマゴの状態であそこまでの気配をだしていたってのかい!?」

「((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル」

「これは…………分かりきってはいたけど想定以上ね。」

 

その空間は岩で囲まれ、水晶が放つ光によって蒼白く染まっており、その中心部には強大な蒼白いタマゴがあった。

 

そして残留思念は到着した後………ゆっくりとタマゴの方に向かっていき、その隣で力尽きたと見られる骸骨の元へとたどり着き………段々姿を消していく。

 

『守人よ………心優しき者よ、私の願いを頼む………アルトゥーラに………世界を見せてやってくれ…………』

 

 

そして残留思念は消滅した。

 

 

 

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