かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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蘭色の百舌さん。
星8評価ありがとうございます!!!

最近になってどんどん評価をしてくれる人や新しくコメントをしてくれる人が増えてきて毎日とても嬉しいです。

さて、今回でアルトゥーラのタマゴが孵化されますが果たして無事に絆を結べるのか………

それでは今後ともよろしくお願いいたします!!



残留思念と託された龍

 

~断裂群島~『大穴最深部』

 

私はあの後一度地底側の入口から紅魔館に戻ることにし、私が探し出すのをまって待機していた紅魔組と魔理沙を連れて勇儀の元に行き、地底側から大穴へ向かうことにした。

 

そして最深部にて全員が揃った所で絆石が展開され、強く輝き残留思念をよりはっきりと写し出す。

 

「これが残留思念………」

「霊夢、確かあの残留思念の見た目ははっきりと特徴を捉えることは出来なかったのよね?」

「えぇ、明らかになにか様子がおかしいわ。」

 

そしてはっきりとした形で現れた残留思念は優しそうな目をした白銀の兜を被った白髪の老人だった。

 

そして老人は話しかける。

 

『初めまして……というべきかな。

先に自己紹介といこうか、私の名はレド。

私はライダーと呼ばれる存在であり、モンスターを育み、絆を結び、共に生きる者だ。』

 

そしてその名を耳にしたパチュリーは驚きを見せて呟く。

 

「レド………まさかその名をここで聞くことになるとはね………」

 

そして何か知ってそうなパチュリーに霊夢は問いかける。

 

「あんたはあいつのこと知ってるの?」

「えぇ、ライダーのことを調べていくうちに知ったことなのだけどレドというのは竜人族のライダーや人間のライダー関係なく話に出る程の人物で伝説のライダーの一人よ………」

 

『私はそこまで偉くは無いつもりだよ、ましてや伝説なんて柄じゃないさ。』

 

「やっぱりこちらとの会話も可能な程はっきりとした自我が残っているのね。」

 

『私はこの現象がなんなのか良く分かっていない部分も多いのだが君は分かってそうだね。』

「えぇ、でも時間が無いんじゃないかしら?」

『やはりか…………ならばこちらとしても手短に話そうか。』

 

「とりあえず聞きたいんだけどやっぱり地上の島でこの手記と絆石を置いたのはあんたなの?」

『あぁ、私だ。

それは私が絆原石からたまたま崩れ落ちて手に入れた石を絆石として加工した物だ。

私の絆石は友人に託してしまっていてね。

孫にでも無事に渡ってくれるといいんだが………。』

「貴方はどうしてここに?」

 

『………私が死ぬ数週間程前の話になる。

私は目覚めかけていたアルトゥーラが産み出した大穴に巻き込まれた友人の身代わりになって落ちてしまっていてね、オトモンのレウスを置いて先に死んでしまうと思っていたのだがたまたま生き残ることが出来たのだ。

 

そしてアルトゥーラの幼体を見つけてそれを絆石で何とかして鎮めてアルトゥーラが地面を掘り進んだ穴を探索しているときにこの二体目の彼に出会ったんだ。

 

そして彼は先に目覚めかけていたアルトゥーラと違って既にほぼ成体になりかけていてね、

どうやらこの島の古龍や特殊種によって羽化を妨害されていたらしい。

 

そして私はアルトゥーラの真実をこの地下と伝承の破滅の翼から知り、アルトゥーラの目的は成体となり外に出ることにあると知った私はこの子達を倒してしまうのは違うと思ったんだ。

 

だが困ったことに既に生まれてしまっているモンスターとは絆を結ぶのはっきりいって不可能といっても良いだろう。

しかしこのアルトゥーラはほぼ目覚めていて、後は捕食をして脱皮を待つだけの状態になっていた。

このまま出せば地上の生態系の一角が完全に滅びるだろう。

だが私には産まれただけでハンターから狙われて討伐されるなどあまりにも可哀想で出来なかった…………そこで私は一部の古龍は死んでもどこか別の地でよみがえるという話をとある竜人から聞いたことがあった。

 

そしてこの地にて新しく仲間になったオトモンと共に彼を限界近くまで弱らせてタマゴの状態に戻すことに成功したんだ。

 

だがその時についに私も致命傷を負ってしまっていてね、あの手記と絆石を残してアルトゥーラと最後まで共にいることにしたのだよ。』

 

そしてレドはつらそうに言う。

 

「あの戦いでの被害はあまりにも大きすぎた。まさか幼体が複数の頭部を持っていたとは………お陰で列島のモンスター達は殆ど絶滅してしまった。

 

私にもっとライダーとしての力があれば………レウスが共にいてくれればどれだけ良かったことか……。」

 

そしてレドの体が少しずつ崩れていく。

 

『そして君が………私の絆石を引き継いだ者だね。

 

孫に良く似ている………名前を聞かせて貰ってもいいかな?』

 

「………霊夢よ、博霊霊夢。

この幻想郷の博霊の巫女よ。」

 

『そうか霊夢か………旅で寄ったカムラの里やユクモ村にいる人々に似た名前だ。

 

霊夢………君はか彼らモンスターの事をどう考えている?』

 

「別に?妖怪とそこまで大差は無いわよ。

それにこいつらも基本的には動物と同じで自然の一部なのでしょう?

なら私達は共存するだけよ。」

 

すると満足そうな顔をしてレドは言う。

 

『そうか………自然の一部であり共存をするか………いい考え方だ。

ただひとつ覚えて置いて欲しい、我々ライダーにとってモンスターは自然の一部であり共存する、育む生き物でもあるが何よりも…………ライダーにとってオトモンは家族だ。

これから産まれる家族を………どうか愛してやってくれ。』

 

 

そしてレドはとても優しそうな笑みを浮かべて霊夢の絆石を装着した手をタマゴに触れさせる…………。

 

 

『どうか…………この子を頼んだよ。

レウス…………今………君の元にいくよ…………』

 

 

そしてレドは完全に崩れさり、タマゴが光を強く発する。

 

「ッ!?儀式無しに産まれさせる事が出来るなんて…………」

 

そしてタマゴは崩れ落ち、そこから三対の美しくも禍々しい翼を持った龍が生まれる………。

 

 

そして龍は涙を浮かべていた。

 

『レド………………』

 

 

 

 

 

 

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