かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

77 / 126
ついに百鬼夜行が始まり、ガイアデルムとの戦いが始まります。

百竜夜行と百鬼夜行、果たして勝つのはどちらか…………





幻想を喰らう深淵の悪魔

 

 

~断裂群島~『対巨龍決戦用機動要塞内部』

 

 

決戦当日。

 

 

空の裂け目が大きくなる、ナルハタタヒメとイブシマキヒコによる暴風と雷鳴の結界がキュリアによって深紅に染まり、結界内部は飽和していた。

ここまでキュリアが出てきているとなるともうマヨヒガはすでに突破されて幻想郷のスキマに体がほぼ入りきっているのだろう。

 

そして暴風と雷鳴の結界が破られ、悪魔が幻想の地に降り立った。

 

そして膨大な妖気が吹き荒れてその大妖怪すらも凌駕する圧倒的な妖気に全員が息をのみ、力の弱い者達は立ちすくむ。

 

『グルァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!!』

 

 

幻想を喰らう深淵の悪魔が、この幻想の地にたどり着いてしまったのである。

 

「ッ!?!?なんて妖気!?アルトゥーラ!」

『ッ!「ルーチェ」!!』

 

アルトゥーラは自分の頭上に球場に形成した全属性のエネルギーと霊力の塊をガイアデルムに向けて放つ。

 

その一撃は例え世界を救う者ですら直撃すれば一撃でやられる………滅びの光でもあり、今は悪魔を滅しようとする希望の光となっていた。

 

「龍霊『夢想封印』!!!」

 

そしてそれに幻想を守る守護者の力が加わり六つの光となってガイアデルムへ向かう………………そして巨大な爆発と共に巨大な煙がその姿を消した。

 

「やったか!?」

 

魔理沙は一瞬気を抜いてそんなフラグを建設してしまう。

 

「バカ!妖力がかなり削れただけで無傷よ!防がれたわ!」

 

「グルァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

 

「ぬぉぉ!?」

「全員!吹き飛ばされないようにどこかに捕まりなさい!」

「ぐぬううううう!?」

「ぁぁぁぁぁああああ!?私の胡瓜ィィィィィィイイイイイイ!?!?」

「嘘でしょ………あれを防いで無傷ですって!?」

 

龍は咆哮と共に煙を吹き飛ばし、周囲に居る者達すらもその咆哮によって吹き荒れる暴風になんとか耐える………しかし近ければその風に全身を打たれ致命傷を負いかねない威力の咆哮だった。

 

そして肝心のガイアデルムは全身の紫色の結晶が多少剥がれた程度で、本体は無傷となっていた。

 

しかしどうやらあの妖気は紫色の結晶から生成しているようだ。

だが厄介な事にこの結晶が残っている限りあの威力でさえ防ぐ程の分厚い妖気の壁に防がれて攻撃が本体に届かない。

 

「あの結晶を剥がさないと撃龍槍も巨龍砲も効果は無いわ!

全員!妖気を貫きやすい近接攻撃を仕掛けるわよ!弾幕を遠距離から撃ってたら壁に邪魔されて結晶を壊せないわ!」

 

「正気か!?」

 

「あんた達も前に出なさい!多分その八卦炉の攻撃も今は効果が薄いわ!!」

 

「分かったぜ!」

 

魔理沙はその言葉に頷く、あの圧倒的な強度の妖気の壁を見て納得したのだろう。

覚悟を決めた表情をしている。

 

「私だとあれに近付くのは厳しいわ!契約召喚で力の強い大型のモンスターを呼ぶ準備をするから時間を稼いで頂戴!!」

「ちょっとパチュリー!それだと機動出来ても魔力的に威力が下がるわよ!」

「いいえ、おそらくあれは魔力、霊力、妖力全てに耐性を持ってるわ。

妖気での壁のみであそこまで防ぐのは普通なら無理よ、例え全属性の力を持ったルーチェを強度だけで防げても霊力が混ざってて防がれるのはおかしいわ。

そうなると多分こっちはほぼ効かない。」

 

そしてパチュリーの推測はほぼ当たっており、ガイアデルムはその体色を大きく変えるほど膨大な力によって変質しており、キュリアから得た力によりその甲殻と鱗にはとてつもない耐性が備わってしまっていた。

この耐性と壁を貫通するには、一度零距離で叩き込まないと貫けないのだった。

 

「はぁ、仕方ないか………ヤツカダキ!」

「キシャァアア!」

 

アリスはどこからともなく金属の棒で出来た骨格なような者を取り出し、ツケヒバキが数匹で入ってくる、

 

そして骨格の至るところにある返しのような鉤針にヤツカダキは糸を焚き付けて肉をつける。

さらにその上から鎧を装備させて糸でさらに固定、強化をしていき、やがてそれは巨大な上海の形を取る

 

「ごっつぁんDEATH」

 

「妃蜘蛛式戦闘用ゴリアテ人形よ!」

 

そしてアリスは全ての指から魔力糸を出してゴリアテ人形に接続、そして基本的な操作を行い、ヤツカダキが内部のツケヒバキに糸を使って指示を出し、それをサポートする。

 

だが周囲を索敵していたレーダー隊の河童が非常事態を告げる。

 

「ッ!?!?皆さん!撃龍槍班と巨龍砲班の狙撃手達の方にキュリアの反応多数確認!傀異化した妖怪の群れです!」

 

「なっ!?まさかさっきの咆哮で!?」

 

「分かりません、しかしいきなり多数の反応が出現しました。その数およそ100!!さらに反応が増えてます!」

「にとり!」

「分かってるよ!『対巨龍用決戦機動要塞キューカッパー』!!!外部迎撃モードで機動!

大砲隊1番から4番を外壁の外に移動させて迎撃に回して!

バリスタ隊は外壁から狙撃してサポート!

モンスター達も一部こっちに回してくれ!」

 

「私とエスピナスが向かうわ、そっちのニートと焼き鳥もこっちに来なさい!」

「「誰が焼き鳥(ニート)よ!?」」

 

「見事なくらいパワー型ばかりこっちに来たわね………マスゴミ!あいつがキュリア吸い始めたら柿やらその爆発する松ぼっくり投げつけまくりなさい!」

 

「ちょっ!?私の扱い酷いですよ!?」

 

「アルトゥーラはもう一度インジェスティオーネで力を貯めて頂戴、後は全員突撃するわよ!!」

 

「「「おお!!!」」」

 

 

そして幻想の百竜と深淵の百鬼が今ここでぶつかる。

 

 

勝つのは果たしてどちらか………






注:ルーチェはストーリーズでのダメージのようにすると9999ダメージが入る威力となっております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。