かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り 作:クロマ・グロ
~断裂群島~『大型兵器設置地点』
「「「「「ォォォォォォォオオオオオオオ!!!!!!!!!」」」」」
一斉に傀異化したと思われる数多の妖怪や妖獣が群れを作り、侵攻してくる。
そして幾百もの鬼が夜に動き出し、行動する。
まさにそれは百鬼夜行と言うべきものだった。
そして相対するのは………。
「あのスキマには感謝しないとね、ここを用意してくれなければ私の畑も巻き込まれていた所よ。」
「ただでさえニートでなにもしないんだから足引っ張るんじゃないわよ?輝夜?」
「はっ!焼き鳥にだけは言われたくないわよ!あいつらの晩酌にされんじゃないわよ?」
「なにを!?」
「なによ!?」
「「…………グオウ。」」
「ワオォォォォォオオオオオオン!!!!」
「zzzzzZZZZ…………」
割とカオスな面々であった。
そして傀異化した妖怪の弾幕により戦闘開始の狼煙が上げられる。
そしてそれは呑気に寝ているエスピナスに全部直撃し、煩わしそうに首を振っている。
だが幽香はあえて放置する。
「ちょっ!?守らなくていいのか!?」
「いえ、よく見なさい焼き鳥。」
「あぁ!?なんだこのクソニートが………ってあれ?無傷か?」
そう、煩わしそうにしてはいるがエスピナスの体には傷ひとつついてすらおらず、エスピナスは痒そうにしている。
そして余りにも不愉快だったのかエスピナスは目を覚まして咆哮する。
「ギャォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」
その怒りは凄まじく、咆哮だけで弾幕が消し飛ぶ威力となっていて、エスピナスは怒りによって血が昇って全身の血管が浮き出て、口からは紫色の毒煙を発して、赤黒く変色する。
「やるわよ、エスピナス。
あいつらがいるせいで私達はゆっくり出来ないのだから。」
そしてこの言葉に怒りを感じているのかエスピナスは目を血走らせて全力で突撃しながら周囲に激毒と麻痺の炎ブレスを吐き出す。
そして幽香はいばらを生やしてエスピナスの背中に乗り込み、その毒をいばらに吸わせて猛毒の鞭を作り出す。そしてエスピナスに空中から近付く多数の妖怪はエスピナスが空中に放った拡散激毒痺炎ブレスによって何体も打ち落とされ、運よく当たらなかった妖怪も鞭によって翼の傀異核を破壊されて麻痺で動けなくなり、毒によって口から泡を吹いて地面に落とされる。
そしてエスピナスの突進に巻き込まれた地上の妖怪は力弱い者は踏み潰されて挽き肉となり、中途半端にある者は引かれて一撃で複数の傀異核を破壊されて無力化されている。
そしてそれに妹紅と輝夜がパートナーを連れて突撃する。
リオレウス豪火種はその全身の豪火によって近付く妖怪を悉く灰にしていき、ただ尻尾で凪払い、噛みつくだけで爆炎が吹き荒れる。
リオレイア灼熱種は頭部、胴、尻尾の三部位全てが炎上し、ただ陸を走るだけでその後には爆発が起こり、噛みつけば周囲を巻き込む灼熱の爆発、凪払えば灼熱の刃となって敵を切り裂いていた。
そしてそんな二匹の炎を受けとる妹紅は再生速度を上回る勢いで炎上しながら灼熱豪火の竜の弾幕を放つ。
ジンオウガ不死種は超帯電状態となっており、これによって数多の緑色の雷を発生させ、周囲の命を吸っていく。
輝夜はそのジンオウガから幽明虫を受け取り、その命の力を使って自身へと強力過ぎる再生能力を付与しながら接近戦へと持ち込む。
能力によって加速した輝夜による全力の拳は輝夜の腕が耐えられずに砕ける程の反動で一撃で妖怪を絶命させていく。
しかし反動により砕けた腕はその再生能力によって瞬時に回復し、次の攻撃を行う。
しかしこの程度で全てがやられるほど百鬼夜行も弱くはなかった。
「っ!?妹紅、避けなさい!」
「なにをっがぁぁぁぁぁあああああ!?!?!?」
妹紅は突然飛んできた泥によって炎を大部分消火されてしまった。
そしてその泥には酸が含まれており、触れた部分が爛れてしまっていたのだった。
そして投げつけた先には仙人を思わせる立派なひげを持ち、なにかをつかむに適した形状の手のような形の先端を持つ尻尾
傀異化しかけている泥翁竜オロミドロの姿がある。
しかし完全に変異仕切ってはいないため、他の妖怪とは違って傀異化に抗おうとしていた。
「輝夜!」
「任せて!ハァッ!」
そしてその様子を見た目で輝夜は動けなくなっている妹紅を泥から脱出させるのを止めて、オロミドロに取り付いているキュリアを全て退け、傀異化を解除させる。
しかし傀異核を複数破壊されたオロミドロはぐったりとしており、輝夜の幽明虫によって傷を回復させていた。
どうやら幻想郷に複数のスキマが開き、傀異化しかけているモンスターが何体か巻き込まれているようだ。
果たしてこれがどのような影響を及ぼすのか…………