かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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博麗の巫女と爵銀龍      withあっきゅん

 

 

 

メル・ゼナside

 

 

メル・ゼナはまどろみの中目覚める。

しかしそれは決して自然に目覚めた訳ではない。

 

己の命を脅かしかねない存在が来るからでもない。

ただ空腹にて目覚めた訳でもないない。

己で起きようとしたわけでもない。

紅魔館の誰かに起こされた訳でもなかった。

 

 

 

メル・ゼナが目覚めた理由はただ一つ

 

 

 

 

パシャッ!パシャッ!パシャパシャリ

カキカキカキ………パシャッ!パシャッ!パシャッ!

パシャッ!パシャッ!

 

 

 

 

パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!

 

 

 

 

 ・・・そこに居たのはカラス天狗のマスゴミだったのである。

 

あまりにも耳障りだ。

己の睡眠を邪魔し続けるそれを体を広げ、目を開いて睨み付けながら威嚇する。

 

 

「グルルルルルルル………………」

 

 

「あ………あは、あはははははは…………………

 

あーそのーあのー、おはようございます?」

 

ギルティ

 

「あやっ!?あやややややややや!?あややyay……………………………」

 

自らの牙でそのマスゴミを捕まえキュリアに群がらせて一斉に生気を吸いながら毒を注ぎ劫血やられにする。

 

 

「ポイッ」

「……………zzzzZZZZ………ウボワァァァァァアアアアアアアアアアアアア!?!?!?!?」

 

 

そして干物になったマスゴミを寝ている中国に投げつけ、メル・ゼナは起床する。

なお、投げつけられた中国はどこぞの皇帝の如く間抜けな断末魔をあげながら大きく吹き飛ばされていた。

 

なお中国は挽き肉にはならずに済んだようだ。

 

メル・ゼナはこの紅魔館に住むに当たって食糧の自給自足(暴れている妖怪等の血をエサにする)と眠っている門番をしばき倒すお仕置き係兼番犬ならぬ番龍としての仕事をレミリアから貰っていた。

 

メル・ゼナとしてはこの幻想郷がどのような場所なのか分かりきっていないのもあり、安全な巣が手に入るというメリットを理解し快諾していた。

 

中国をしばき倒して起こした後は少しの間幻想郷を探索する。

 

そして少しずつ幻想郷のエリアや環境を調べ、食事を済ませた後に紅魔館に帰巣する。

 

そんな日々を過ごすようになっていた。

 

なお、自給自足する理由としては八雲 紫がもう一度訪れた際に帰る時にいつの間にかパチュリーに渡していたどこぞの誰かが持っていたと思われるハンターノートなる書物からメル・ゼナの生態をある程度知り、食事が血液やそれに含まれる生命力というのもありレミリア達の食事と被り、量が足りなくなってしまうため自給自足となった。

 

なおメル・ゼナは生命維持に必要でない事は理解しているがたまに咲夜から菓子を貰っている。

血以外でも食事をするのか興味を持ったパチュリーが食べさせた結果、案の定メル・ゼナが初めて食べる菓子の味を気に入ったからである。

 

ただメル・ゼナ事態は施しを受けすぎる訳にもいかないと考え、吸血により血抜きをして毒をいれないでおいたイノシシやウサギ等の動物を咲夜にその翌日にお礼として提供していた。

 

 

そして例のかりちゅまは見ただけで負けたと確信してしまったのがよほど悔しかったらしくメル・ゼナを観察して自分に真似が出来ないか考えていたようだ。

 

そしてそんなある日、メル・ゼナは軽く脅威となりかねない気配に気が付きその方向を振り返り身構える。

 

その方向には紅と白の脇が丸見えの巫女服に身を包む霊夢とその脚に捕まって飛ぶ阿求がいるのだった。

 

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楽園の素敵な守銭奴こと博麗 霊夢side

 

 

紅魔館に近付くにつれてどんどん災害のような圧倒的な存在感が近付いていくのに気が付く。

 

 

これが例のドラゴンね、確かにこのドラゴンからは圧倒的なまでの存在感を感じずにはいられないわ。私の勘がもしあの存在と本気で戦うような事があれば即逃げるべきと伝えていた。そのため油断はなかったが杞憂だったようだ。

 

そしてメル・ゼナとしてはその気配に気付きながらも優雅に佇み、まるで待ち受けるかのように身構えていた。

 

はぁ………なんて強さしてるのかしら?

おそらく大妖怪クラスね。

 

そう考えると今日護衛として雇われついでで様子を身に来たのは失敗かもしれない。

 

というか普通に邪魔なのよね…………。

 

そして私は門の前に降り、あのドラゴンに話を通して中に入れて貰った。

いつもの中国はどうしたかと思ったらすぐそばでマスゴミと共に挽き肉になりかけてるのを見かけてだいたい理解した。

相変わらずのようね。

 

そして私は吸血鬼の所に行きあのドラゴンの話を聞くためにお茶会を受けながら話を聞くことになったのだ。

 

阿求?あいつならドラゴンの所にいるわよ、どうなっても私の知ったことではないわ、私が請け負ったのは道中の護衛のみだもの。

 

 

 

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