かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

82 / 126
今回のガイアデルム戦は色んな場所での戦いを挟みながら第四フェイズまで用意しております。

割と長くはなりそうですがどうぞ今後ともよろしくお願いいたします。


人里の戦い

 

 

~人里~『東門』

 

 

 

突風によって吹き飛ばされたチルノが戻ってきた所でこちらからも大量の傀異化した妖怪の群が確認出来る程群は近付いており、そしてその進路が全てこちらに向いているのもわかる。

しかしなぜ人里を狙うんだ?

暴れるだけなら同士討ちになるはず………何かの意思を感じる。

 

「あ、氷も言い感じに溶けてきてる。」

 

チルノはプケプケの攻撃に水が必要になるため巨大な氷を大きめの容器に居れておき、それが溶けるように上に熱した鉄板と焚き火を設置していた。

 

まぁこの鉄板と焚き火はチルノではなく大妖精の提案なのだがこれでプケプケは容器に顔を突っ込み、尻尾から水を噴射して敵を凪払えるらしい。

 

そしてディアソルテは今敵の下の地面を掘り進めており、即席の落とし穴を作っている。

最終的に中央でディアソルテが支え、敵がその辺りまで進んだらディアソルテが飛び出して周囲の地面が崩れて落ちる予定になっていた。とりあえず注意したいのはこちらも傀異化しないようにする必要があることで、こちらも取り付かれてしまえば洒落にならない事態になってしまう。

それだけはなんとか防ぐ必要がある。

 

「プケプケ、水飲んで尻尾膨らませといて!」

「グケェェエエエ!!」

 

そしてプケプケは顔面を叩きつけて水を飲んでいる。

 

 

 

毎度思うのだが何故顔面を叩きつけるのだろうか?

何かの習性があるのだろうか?

 

 

そしてプケプケはその細い尻尾をパンパンに膨れ上がらせ、口の中にある頬袋いっぱいに水を貯めている。

 

 

 

やはり見た目が…………。

 

 

そうしているとディアソルテの待機地点(角がちょっと出てるのでわかりやすい。)に傀異妖怪の群が到着する。

 

そして……………………

 

 

「キュォォォォォォオオオオオオオオ!!!!!!!」

 

ディアソルテが咆哮と共に地面から飛び上がり、支えを失い、下から急な衝撃を受けた地面は崩落して大量の傀異妖怪が落ちていく。

 

これを合図に慧音はチルノに声をかける。

 

「チルノ!今だ!」

「潰れちゃぇええええ!!!!!」

 

この声により、予めチルノが空中で生成していた巨大な氷塊が落とし穴に叩きつけられて、落とされた妖怪達は全て氷漬けかミンチとなるのだった。

 

 

だがまだ妖怪達は歩みを続ける。

 

「結構今ので減ったはずなのにまだかなりいるな…………ディアソルテ!」

「キュォォォォォォオオオオオオオオ!!!!!」

 

そして私とディアソルテがその角による突進で群に突撃し、大量の傀異化した妖怪達を引きながら吹き飛ばしていく。

 

「プケプケ!いくよぉぉおおお!!!

発射ァァァァァァァアアアアアア!!!!」

「グケェェエエエ!!!!!!!!」

 

そしてプケプケが咆哮し、尻尾から大量の水をレーザーのように放出し、その放出される水をチルノが冷気で軽く凍らせる事で水圧レーザーに氷の粒が混ざり、ダイヤモンドすら切り裂く氷水のカッターとなり、傀異化した妖怪が大量に真っ二つとなる。

 

「アタイ最強!!」

 

ちゃんと慧音達に当たらないよう配慮するプケプケはさすがと言えた。

 

 

 

_________________________________________________

 

~人里~『南門』

 

 

 

「グゴ………ガ………」

「ガ………ガガ………」

「ブクブクブクブク…………」

 

メディスンがエスピナスから貰った毒液により、南門は死屍累々となっており、基本的に解毒が不可能な激毒、さらに敵を麻痺させる神経毒によって傀異化した妖怪全てが痺れ、さらに口から泡を吹いて倒れていた。

 

さらに取り付いているキュリアも毒にやられており、妖怪達からポロポロと剥がれ落ちていく。

 

だがどうやらキュリアが全て剥がれたとしてもキュリアの毒を全身に注入された傀異化した妖怪は元に戻ることは無いようで、今も暴れだそうともがいているのがわかる。

 

しかし……………エスピナス辿異種の毒はその程度で破られる程優しくはなかったのである。

 

「ふんっ!慧音先生の所を襲おうとするからそうなるのよ!

 

…………先生、頭撫でてくれるかなぁ………」

 

普段はツンツンしているメディスンだが根っこは甘えん坊なようだ。

 

 

_________________________________________________

 

 

~人里~『北門』

 

 

「キュゥゥゥゥウウウウウウ!!!!!!」

 

青白い光の剣が周囲を飛び回る。

 

「ガッ!?ガガガガガ…………………」

 

ライゼクスは美鈴で遊んでいる内に麻痺のやり方を覚えたのかその蒼の雷を受けた傀異妖怪は全員が体を痺れさせ、動けなくなっていた。

 

 

そしてライゼクスは尻尾を地面に突き刺して妖怪達を引き寄せて一ヶ所に集めるとその翼で何かを伝えようと必死にジェスチャーをしている。

 

「ふぇ?縦に積み上げて欲しいの?」

「キュ!」

「…………急に暴れない?」

「キュキュ(首を振る)」

 

「うー、わかったよ。

よいしょ!」

 

そしてリグルは麻痺している妖怪達を縦に積み上げて重ねる、リグルも伊達に妖怪をやっておらず、妖怪を軽々と持ち上げていた。

 

 

それを確認したライゼクスの鶏冠から蒼白い光の剣、ゼクスカリバーが再び生成される。

その後ライゼクスは目をどこぞの2Pカラー並に輝かせて…………

 

「キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ♪」

 

その場でヘッドバッキングを始める。

これにより、妖怪達は何度も雷を受けて悲鳴を上げた。

 

「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!?!?!?」」」

 

 

 

 

 

ライゼクスの将来が心配になるリグルだった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。