かりちゅまより吸血鬼らしい爵銀龍の幻想入り   作:クロマ・グロ

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龍の宴 その3

 

 

~断裂群島~『宴会会場』

 

宴会当日

 

 

今回の異変が幻想郷中を巻き込んだ大異変だったのもありそれが完全に終息したということを人里の人間などに納得させるという意味もあり、天狗記者達を前に幻想郷の設立者でもある八雲紫が音頭を取って始まりの合図をする手筈となっていた。

ダイミョウザザミの鎮座する台に登って紫が音頭を取り始める。

 

「えー、とりあえず今回の異変は幻想郷中を巻き込んだ大異変とも呼べるものだったのだけれど完全に終息した事をここに告げまs」

 

「「「「ヒャッハァァァァア!!!!!酒ダァ!酒を持ってこい!!!!!」」」」

 

(#・∀・)ピキピキ

 

「えー、とりあえず今回の件に関しては元々この地に住んでいた土地神であり、忘れ去られた龍神の一柱である冥淵龍ガイアデルムが己の存在を思い出させて自分の存在を維持する為に大きな祟りを起こしたのもあr」

 

「「「「「「「「ブッハァァァァァアアアア!!!旨い!ツマミ持ってこい!!!」」」」」」」」

 

( ゚皿゚)イライラ

 

「結果として祟りを回収し、己の力を戻そうとした際に多量の妖力、霊力、魔力を手にしてしまい暴走を起こしてしまったのですが、今回私達の手によってここに異変が完全に終息した事をここに告げm」

 

「「「「「「「「「「喧嘩だぁ!勇儀の姐さんとアオアシラの奴がおっ始めたぞ!!!!」」」」」」」」」」

「「「「イイゾォ!!」」」」

「「「「やれやれー!」」」」

 

 

(^ω^#)……………

 

 

怒りが限界を超えてそろそろ既に穴の空いてる胃の他にも頭部の血管まで切れそうな紫にチビキャラとなったメル・ゼナを連れたレミリアが現れる。

 

「……………………」

「はぁ…………紫?」

「ゴフッ(吐血)……………なにかしら?」

「…………スキマ貸して?」

「……………そういうことね。」

 

何をしたいのかを悟った紫は騒いでるバカ全員にの後ろに対してスキマを開き、その入口をメル・ゼナの前に設置する。

 

メル・ゼナはまだ肉体に戻れない黒キュリアを大量にスキマに投入し、バカ全員の背後からキュリアが現れる。

 

そして………………

 

 

「「「「「「「「「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!?!?!?!?」」」」」」」」」」」

 

 

全員がキュリアによってぶっ倒れるまで精気を吸い尽くされて強制的に静かにされていた。

 

なお一部の友好的な睡眠属性モンスターによってバカ共の一部は眠らされていたそうだ。

 

 

精気を吸い尽くしたキュリアが戻ってきたメル・ゼナはそれを肉体に戻し、レミリアが抱き抱えれるサイズを何とか脱出する。

 

「とはいえまだやっぱり最初見たあの姿よりかなり小さいのは変わらないわね。

それだけ妖怪として得た力が膨大過ぎたのかしら?」

「私からすればただでさえ古龍ってだけで厄介すぎるのに吸血鬼となってとてつもない再生能力を得て力も凄まじいくらいに増幅されている時点でもう相手にしたくない上に対処方法がまともなの思い付かないのだけれど?」

「まぁそこはどうしようもないわね、ハッキリ言ってガイアデルムみたいに物量で無理矢理攻めきるくらいしか思い付かないわよ。」

「やっぱりそうよねぇ………」

 

メル・ゼナはガイアデルムとの決戦の光景を思い出していたのか苦い顔をしていた。

 

「はぁ、とりあえず悩んでても仕方ないわね。

 

「まぁ兎に角これで異変も終わりよ乾杯!!」

 

「「「「「「乾杯!!!!」」」」」」

 

メル・ゼナはその前足を器用に使いこなし、赤ワインな入ったグラスを持ち、とても優雅に飲む姿が見受けられた。

 

さらにその姿を後ろからかりすま帳というノートにメモし、まるで不審者のような雰囲気となっているレミリアを他所に、メル・ゼナの周囲にはフランやこいしなどが群がっており、ちょっと嬉しそうな顔をするメル・ゼナであった。

 

 

「ガイアデルム、お酒貰ってきたわよ。」

『ソレガ…………』

 

ガイアデルムは初めて見る酒に対して興味津々であり、霊夢はモンスター用に作られた器に酒を注ぎ入れる。

 

「人ってのは酒を飲み交わす時はこうやって器同士を軽く音がなる程度にぶつけ合って乾杯って言うものなのよ。」

 

『カンパイ?』

「そう、乾杯。」

 

コツンッ

 

器同士がぶつかり合い、良い音色が周囲に響き渡る。

 

『キレイナ………オトダナ』

「でしょ?」

 

そして霊夢は静かに酒を口にし一息ついていた所、霊夢とガイアデルムの元につまみを片前足に持ってアルトゥーラがやってくる。

 

『モグモグ……霊夢ー!ガイアデルムー!こっちにあるおつまみ?って食べ物美味しいよー!』

 

「ふふ、楽しそうね……。」

『アァ………ッ!?』

 

ガイアデルムは初めて口にする酒に驚き、軽くむせていた。

 

「あはは、初めて飲むなら仕方ないわよ。

それ、確か薄めてあるけど萃香とか勇儀がいつも飲んでるやつらしいし。」

「グゥゥウウウ……………」

 

ガイアデルムはちょっと拗ねておつまみを食べていたがとても楽しそうにしている。

 

 

こうして幻想郷に新たな住人が受け入れられたのだった。

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