「…ん?」
気がつくと俺は、全てが真っ白な場所にいた。
自分以外誰もいない。
俺は、自分が死んだこともわかっていた。
そしてここが天国だということもわかった。
「まったく…悪い人生だった…」
今までのことを振り返りそうつぶやいていた。
?「君の人生は、ここから始まるよ」
後ろから声が聞こえた。
後ろを向くと顔だちが良く白いシャツみたいな服を着て後ろには羽のようなものが生えている青年がいた。
神様かなんかか?
「正解。良くわかったね。」
神様は答えた。
「俺が何にも言ってないのに答えたってことは心が読める的なあれか?」
まあ神様だしその程度は出来んのか?
「うん。心が読める的なあれだね。」
ですよねー。
「で?今から天国か地獄に行くのか?」
人が死んだら天国に行くとか言う話があるからな。
「いや。一応天国と地獄は、有るけど君は行かないよ。」
神様が真顔で言ってきた
「…は?」
間抜けな声をあげていってしまった。
訳が分からん。何で俺は行けねぇの?
「君は手違いで殺してしまったからね。」
て…手違い?ふざけんな…やっと開放されたのに…
「実はやらかしてしまってね」
何で?俺は事故死だぞ?
「いや…君じゃない…君の妹と母親だ」
「…っ」
その通りだ。俺の妹と母親は死んだ
とある男に殺されたんだ
「…ああ知ってる俺の母親と妹は殺されたんだ。俺の…目の前で」
「!?」
神様が驚いた顔をしている。
「今お前…なんて言った!?」
神様は驚いた顔に驚いた声で聞いてきた。
「俺は…二人が殺された時その場にいた。」
俺は思い出したくもないことを神様に打ち明けた
そして神様に左腕を見せた
「俺の左腕は…そいつに切断された」
その左腕は…すでに無い
「来い…その左腕を直してやる。」
神様は俺の左腕を直そうとしているのか?
「腕を直す気か?」
俺が聞くと神様は
「そうだ!!早くしろ!!」
と急かすように言った
「だが断る」
俺は腕を直すことを丁重に断った
神様は「何故だ!?」と聞いてきた。
答えはいたってシンプルだ
「この腕は家族を守れなかった俺への罰と二人の復讐の証だ」
…なんにせよこの腕は…
神は驚いたように「ここまでの信念を持った人間は初めてだ」と呟いた
「ところで何処に転生するんだ?」
「あ…あぁ…東方の世界だよ」
東方?聞いたことねぇな
「そこに君の母親と妹を殺した男がいる。」
左腕に少し痛みが走った
「…辛いか?」
「…大丈夫だ…」
神様が心配して聞いてきた
「お前には3つの特典という物と能力という物を渡す」
「特典?」
「特典は願い事を叶えられる。3つまでだがな、そして能力は特殊な力を手に入れる事だ」
なるほど…さすがになかったら…奴には勝てないか…
「あぁ悪いがこの3種から選んでくれ。」
神様は3種のカードを取り出した。
カードには A B C と書いてある。
「…くじ引きか?」
「まあそんなところだ」
…じゃあ「Aで」
「適当に選んだな…」
神様…人の事をそんなに疑っちゃ駄目だぜ?
「うるせぇ!!Aセットの能力は…」
[補喰((ほしょく)) 食った相手の能力を奪える]
[限界突破((げんかいとっぱ)) 限界を越える]
[人形の心((ドールコア)) 完全に自律した人形をつくる]
[重力変形((じゅうりょくへんけい)) 重力を好きに変えられる]
[戦力外通告((せんりょくがいつうこく)) 敵の霊力、力、妖力を徐々に奪う]
[戦友協力((せんゆうきょうりょく)) 人の力を借りられる]
[人体改造((じんたいかいぞう)) 人体を好きに改良できる]
[最強魔法((マスターマジック)) 全ての魔法を使える]
「…という物だ」
長げぇよ!!良く言えたな!!
「あと特典はよ」
こいつ何かイラッとする
「黙れ!!特典は能力でもいいぞ」
ふってんのか!?
「良いから早くしろ!!」
「全く…心に切れんなよ…じゃあ一つ目が何か幸運くれ超高校生的な」
「わかった。超幸運な」
「…これで…あいつに…」
つい声が出てしまった
「…?どうかしたか?」
神様が心配そうに聞いてきた
「あ…いや…何でもない」
「二つ目は…そうだな…老いなくなる能力でもくれ」
「OK。無老な」
まぁ老いなくて死なないのは困るから無難に老いなくなるだけ貰った
「三つ目は…」
その時...昔した約束を思い出した。
『狂夜兄ぃ…今度私と一緒に…』
…そのあとは…何て言ってたっけな…
「俺の…妹を転生させてくれ」
「…良いのか?」
神様は心配そうに聞いてきた
「あぁ…頼む」
「…わかった。もうこれで全部渡した…もう転生できる。」
急に白い地面に穴が空いた
「ありがとう。じゃあいってくる」
俺は穴に飛び込んだ
神様は最後に笑い「頑張れよ」と言った。
あぁ…うん…神驚きすぎだろとか思った?
うん…否定はしない。