東方狂乱月   作:炉斗

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更新遅れました。


注意!!
最終回じゃないですよ?

狂夜は、ドSだと思った方!!
狂夜のSは新月のSです。


では五話どうぞ!!


狂夜と紫

紫side

 

「...大丈夫ですよね?遅いけど...」

 

狂夜さんは、妖怪を追い森の奥へと進んでいった。

 

 

「...おい...あいつ...人間だよな?大丈夫なのか?」

 

白髪の男性が心配そうに言った。

 

 

 

「わかりません...でも...あの人は強いから...」

その瞬間、森の奥から不気味な叫び声が聴こえてきた。

 

 

「...私見てきます」

「え?待て!!おい!!」

男性は止めようとしているのか私に向かって叫ぶ。

 

 

 

しかし狂夜さんは、あんなに強くても人間なのだ。

 

 

 

あの巨大な鉤爪に引っ掛かれてはひとたまりもないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...狂夜さんを見つけたが様子がおかしい。

 

 

 

妖怪は地面に倒れこんでいた。

 

 

その妖怪の前に立って何かを言っていた。

 

 

 

 

 

「なぜお前は生きていると思う?」

 

え?

 

「グッ...ガァッ...」

 

妖怪は弱々しい声をあげた。

 

 

「俺の力がこの程度だと思った?」

 

何を...言ってるの?

 

「ガァッ...ガッ...」

 

またも妖怪は弱々しい声をあげた。

 

 

「許されると...思った?」

 

怖い...

 

「ガァッ...グゥ...ガァッ...」

 

 

その時の狂夜さんの目は野生の動物が獲物を補食するときのような目だった。

 

 

「お前は...死刑決定ダ...」

 

狂夜さんは大きく口を開き冷たく凍りつくような声で言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イタダキマス」

 

私はその時狂夜さんに恐怖を感じた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グシャ...グシャ...と狂夜さんは、妖怪を食べ始めた。

 

 

妖怪は「ギャアアアアアアァァァァァッッッッッー!!」と悲鳴をあげた。

 

 

 

 

この妖怪の最後の叫び声は、悲痛に聴こえた。

 

 

 

 

狂夜さんは顔についた妖怪の返り血を親指で拭き取り、血がついた親指をペロッと舐めていた。

 

 

 

「美味しかったよ...ごちそうさま。」

狂夜さんは笑って...そう言った。

 

 

 

私は思わず声を出してしまった。

 

 

「狂夜さん!!」

 

 

 

 

そこで今初めて私に気づいた狂夜さんは...

 

「紫...ちゃん...」

 

と小さな声で...言った。

 

しかし動揺は隠せていなかった。

 

 

 

 

 

狂夜side

 

「なぜ...此処に...?」

確実に動揺の声で聞いてしまった。

 

「狂夜さんが...心配で...」

 

「そうか...」

 

見られてしまった。

 

 

実際自分で何をしているかわからなかった。

 

妖怪を見たとき感じた感情が『食べたい』という食への感情だった。

 

 

「紫ちゃん...俺が妖怪を食べている所を見て...怖かったかい?」

 

「...はい」

紫ちゃんは俺の質問に怯えるように小さな声で答えた

 

あたりまえだ。

 

 

食事(あれ)を見て恐怖しない生物なんてこの世にはいない。

 

 

また大切な物を失った。

 

 

また人に見放されるな...

 

 

 

 

 

 

 

「...よかったです」

 

「...え?」

 

俺はその言葉の意味が理解できなかった。

 

 

 

「確かに...あの時の狂夜さんは怖かったけど...また...優しい狂夜さんに戻ってくれたから...」

 

紫ちゃんはニッコリと優しい笑みで言った。

 

「それに...狂夜さんは私にはそんなことしないでしょう?」

 

 

 

その言葉のおかげで俺はまた人を信じられるような気がした。

 

 

 

「じゃあ香林堂に戻ろうか。紫ちゃん。」

 

「はい!!」

 

手を繋ぎゆっくり歩いて香林堂に戻った。

 

 

 

 

 

 

繋がれた手は固く二人は笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとう。紫ちゃん。」




え~第五話終わりました。

飽き性の僕がよく書けたものです。


では!!いままで東方狂乱月をみてくださって!!ありがとうございました!!





狂夜「...終わんないよ?」

炉斗「...え?」
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