「貴様ァ…!こんなことをして、我らユグドミレニアに逆らうとは…!」
「はいはい、ワロスワロス、じゃあさっさと令呪を…あ?ねぇじゃんか、こいつ違うのか、もう記憶が曖昧すぎて…」
「な、に、を…?」
「あ、逝ったか」
ボロっとしたレンガが多いスラム街を一人の男が佇む、先程死んだばかりの男はすでにバラバラに分解され、ペットボトルのような、矢尻のようなものに詰められている
ここは2000年初頭のルーマニア、トゥリファス、男は、ただ一人、暗闇に佇む
「さてと…どーすっかなぁ…勝手に召喚して、勝手に聖杯に結びつけたら、駄目かなぁ…?」
「いっか!勝手に召喚して、勝手に陣営たちあーげよっと!」
魔術師がいる、、マスターが居る、聖杯戦争がある
Fate、という作品群の世界
この
赤、黒の陣営があり、7対7の戦闘をしているのだが、この男は残念ながら、自由すぎた
魔術師としては神を名乗れるレベルであり、時計塔からも数年前まではかなり勧誘を受けていたが、その精神性とやっていることから今ではもう毛嫌いされている
彼はあまりにも、魔術師として最低だった
魔術師にとって命よりも大切な術式をなぜか知り、片っ端から再現した
それにあろうことか、メイガスマーダーを名乗り、再現を行われた魔術師の魔術回路を武器として保管している
「―――素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。」
「閉じよ、閉じよ、閉じよ、閉じよ、閉じよ」
「繰り返すつどに五度」
「ただ、満たされる刻を破却する」
「…――――告げる。」
「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に」
「聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
「誓いを此処に」
「我は常世総ての善と成る者、 我は常世総ての悪を敷く者」
「汝三大の言霊を纏う七天」
「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
「ンンン!来てくれェ!!俺の推し鯖ァ!!!!」
男は、この世のものではなかった
17年前、この世に転生してきたときにつけられた名前だ
…正直、転生したてはまじで意味が分からなかったが、この世界に思いの外溶け込めてからはもう吹っ切れた
Fateシリーズ、型月作品には魔術というものが存在する
魔術を使うには、魔術回路、魔力、魔術属性という魔術基礎を必要とするのだが、俺はその魔術基礎に大変才気があった
魔術回路は日に日に増え続け、魔力は他人から強制的に徴収できるし、もとから普通にいっぱいあるし、魔術基礎は
前世では、ただのFate大好きお兄さん(クソニート)だったのだが、まさかその大好きなFateの、それも魔術をめちゃくちゃに使えるとなればそりゃ元気にいろんなものを魔術で再現しましたとも!
Fate作品関連のものから、その他アニメのものなどを再現した、時間がかかるし、お金もかかるが、めっちゃ楽しい新しい趣味になった!
そして、生まれ変わってから数年後、俺は日本にいてわかったことがあった
この世界は、聖杯大戦のある世界、つまりアポクリファ世界だと言うことを認識した
そうして、現在俺はそのアポクリファに干渉、と言うよりサーヴァントたちに会いたかったのでルーマニアまで来た
ここが今どんな状況で、どこなのかも正直分からないが、行き渡りばったりで歩いていたらユグドレミニアの魔術師を発見したので襲ってたってわけだ
そうして、今、サーヴァントを召喚した
召喚の術式はとうの昔にわかっていたし、それがどのような仕組みで聖杯とリンクするのかも織り込み済み
まぁ、あとは俺の引きにかけているのだが…
「…サーヴァント、キャスター、召喚に応じ参上しました」
クラスは一致、声も一致、姿かたちも一致
中華系サーヴァントの中で一番かわいい(俺主観)サーヴァント!!
黒髪!メカクレ!ぬいぐるみ!
言わずとしれたぐっさま系サーヴァント!!
「真名を徐福、どうかよろしくお願いします…」
徐福ちゃんきちゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!