遊戯王GXアフター幻魔を統べるもの〜金髪爆乳お姉さんハモンとショタの日常〜 作:kiakia
近年初等部が設立されたデュエルアカデミアでは孤島という立地に未成年の男女生徒が日夜決闘について学びつつ共同生活を送っているのだが、中等部や高等部と同じく成績によってその待遇の差は厳しいと言わざる得ないだろう。
自分の意思で入学し、自身のロードを歩む事を決意したのだからより良い待遇を求めるのであれば相応の努力が求められるのは当然の事なんて高笑いしそうなオーナーの理念はさておき、例えば劣等生と揶揄されるオシリスレッドの生徒は食事も栄養バランスこそ考えられているが極めて質素なものであり、寮と学園までの距離も長いなど不遇な待遇となっており。
その劣悪な環境から這い上がろうともがく生徒もいれば、諦めて劣等生の地位を甘んじる生徒もおり千差万別だ。これでも全ての生徒に個室が与えられたなど過去の差別的な待遇と比べればその待遇の差は雲泥となっているのだがその事を知る者は今では少数の教師のみだ。
ラーイエローは一般的な寮生活をイメージして貰えばいいとして、それでは初等部の成績優秀者のみ所属する事の許されるオベリスクブルーの待遇はといえばエリートに相応しい専用設備が整った豪華な部屋を与えられている。個室にはそれぞれ個人用のエアコンやテレビ、冷蔵庫も完備されており、トイレや風呂場は勿論、娯楽施設なども用意され、学生とは思えない充実した内容だ。
しかも、寮の食堂もオベリスクブルー専用のレストランとなっており、そこの料理は最早ホテルのディナーかと見間違う程であり、一流シェフによる最高級の食材を使った食事は他では味わえない絶品だ。
この待遇をずっと受け続けたいのであれば堕落せず、日々の生活に気を配り勉学に励む事が大前提となるが、だからこそオベリスクブルーの生徒達は現在の待遇を当たり前とは思わずに向上心を持ち、己を高め続けている者ばかりだ。
その結果、初等部の段階から劣等生であるオシリスレッドとエリートであるオベリスクブルーの間に大きな溝が生まれたのだが、そんな生徒達のバチバチとした争いとは無縁のマイペースな生徒もまた、学園生活を謳歌しているのであった。
「おかえりなさいマスター♡」
私服代わりのゆったりとした黒いシスター風の衣装を見に纏った金髪の爆乳美女たるカードの精霊。世界を滅ぼす力を秘めているとすら言われている降雷皇ハモンは、そんな物騒な存在には見えない笑顔を浮かべながら自身の最愛のマスターである才賀 直を玄関先にて出迎えた。花柄のエプロン姿で長い金髪を三つ編みに纏めており、その装いは幼妻や新妻のそれに近い。
しかし、その顔は少年には刺激が強すぎる妖艶さと美しさを備え、その笑顔を向けられた才賀は心臓がバクバクと激しく脈打ちながらもなんとか平静を保とうとする。
「う、うん。ただいまハモン!」
10歳となったばかりの少年にとって金髪爆乳美女であるハモンとの同棲生活は色々と大変な毎日だが、それ以上に彼女と過ごす時間はとても楽しいものだ。才賀曰く、もしもハモンがいなければホームシックで泣いていただろうとか。
「夕食は出来ていますよ。マスターの好物の唐揚げに豚汁、サラダとデザートに果物の盛り合わせを用意しましたから♡」
「おおっ!凄いなぁ。どれも美味しそうだね」
「ふふっ♡マスターのお口に合えば良いのですけど♡」
子どもらしく嬉しそうにはしゃぐ才賀を見てクスリと微笑むハモン。オベリスクブルーの初等部の生徒達の多くは併設されたレストランで食事をとるのだが、才賀は自身のパートナーであるハモンの手料理を食べたいと願い、こうして自室で二人きりでの食事を楽しみにしているのだ。
ハモンはマスターの事が大好きだった。それはもう大好きであった。彼女にとっての才賀直を一言で表すのであれば、闇の中でもがいていた自分に差し込んだ初めての光であり、そんなマスターの為に尽くすのは当然であると彼が授業をうけている最中の殆どの時間を彼に尽くす為の花嫁修行に当てていたのだ。
「今日もお疲れ様です。さあ、こちらへどうぞ♡」
「ありがとうハモン」
優しく手を引かれてリビングのソファーへと座らされる才賀。そして、才賀がソファーに座ってから直ぐにハモンは彼の後ろへと回るとそのままぎゅっと彼を背中越しから抱き締める。
背中に当たる二つの柔らかな双丘がムニムニと押し潰される感触にドギマギしながらも、このハモンの過剰なスキンシップに最初は抵抗していたものの今ではすっかり慣れてしまい今ではされるがままだ。
「あの……ハモン?くっつきすぎじゃないかな……」
「私は気にしませんよ?寧ろもっとマスターとくっついていたいです♡それにこの体勢の方がマスターの顔がよく見えますし……」
その言葉通りハモンは才賀の後頭部に自身の顔を押し付けるようにして、その長くて綺麗な金糸のような髪をフワリと靡かせてスリスリとしている。まるで猫が飼い主に甘えるような仕草だ。そんな甘えん坊さんな彼女に才賀も頬を緩ませてしまう。
(ハモンは、今までずっとずっと苦労してきたんだ。だから、僕はそんな彼女の支えになってあげたい……!)
彼女は強い。しかし、それでも辛かった事や苦しかった事は数え切れない程にあるだろう。ならば自分はその全てを受け止めるだけの器量を持たなければならない。それがマスターとして自分に出来る唯一の事だと幼いながらも彼は甲斐甲斐しく世話をしてくれるハモンに尽くそうとするのであった。
「じゃあ食べようか」
「はい♡」
「「いただきまーす」」
才賀が手を合わせて言うと、それに倣ってハモンも一緒に言ってから食事に手を付ける。しかし、彼女は唐揚げを一つ箸で掴むとマスターの口元に運ぶ。
「はい、マスター♡あ~ん♡」
「い、いや。流石にこれは恥ずかしいかなぁって……」
「大丈夫ですよ。ほら、早くしないと冷めちゃいますから♪ねっ?」
可愛らしくウィンクしながらそう言われれば才賀としても断る理由は無い。なので素直に口を開けばハモンは笑顔を浮かべながら彼の口に唐揚げを運ぶ。程よい弾力を持った柔らかい肉の食感と、ジューシーな脂の旨味を感じて思わず笑みを浮かべるとハモンもまた幸せそうな表情を見せる。
「良かったです♡マスターの為に必死でお料理を練習したかいがありました」
ハモンはマスターの事を第一に考えている。故にその愛情はとても深く、だからこそ自身の全てを捧げる事が出来る。だが、それは才賀とて同じだ。こんなにも優しいカード精霊と出会えた事に心の底から感謝している。
幼い少年にとってハモンに対する感情は信頼や絆と呼べる類ではあるが、情緖が育っていないが為にまだ恋愛感情という段階には達していない。だが、それでも。あの日ゴミ捨て場で彼女のカードを拾ってから共に歩んできた道は、例え実体化せずとも確かな軌跡を残してきた。
そう、彼女の為ならば一生逃亡生活を送るという選択肢がある程に、二人の絆は火を追うごとに強くなっているのだ。
「ハモン、ほら口を開けて?」
そう言いながら才賀は自身も唐揚げを箸で掴むとハモンの口元へと差し出すと、先程までうっとりとした表情を浮かべていたハモンは自身の主である少年の行動に思わずアタフタとしてしまう。まさか自分の方から唐揚げを差し出されるとは思っていなかったのであろう。
「えっ、えっとマスター♡気持ちは嬉しいのですが、でもその……私がマスターのお食事を頂く訳には……」
「良いんだよ。今日は僕の為に頑張ってくれたんだからさ?ほら、遠慮しないで?」
そう優しく促されればハモンは戸惑いながらも恐る恐るといった様子でパクッと才賀が差し出した唐揚げを口に含み、モグモグと咀噛する度に、ハモンの頬が紅潮していく。
「どう?」
「はい、とても美味しいです……!じゃあ今度は私もあーんしてあげますね♡」
「うん、お願い」
「はい♡では……あーん♡」
ハモンが唐揚げを差し出せば才賀がパクリと咀嚼し、才賀もまた唐揚げをハモンに差し出し、それを彼女が食べる。互いに食べさせ合う光景は端から見ればただのバカップルにしか見えないが、二人にとってはこれが普通であり、幸せな日常なのだ。
「マスター、もっとあーんしてください♡」
「はいはい。分かったよ……前から思ってたけどハモンってちょっと甘えん坊だね?」
才賀がそう指摘するとハモンは恥ずかしそうに頬を赤らめてしまう。積極的に自身を甘やかそうとしてくれる金髪美女が逆に時折甘えてくれるというギャップに才賀もまた頬を緩ませる。
「もぅ…マスターだって甘えん坊さん何ですから、おあいこですよ♡マスターが甘えたい時はいつでも私に言ってくださいね♡」
そういって正面からハグの体制に入るハモンに才賀は一瞬動揺するが、ハモンの胸元に顔を押し付ける形になりながらも彼女をギュッと抱きしめるとそのまま抱き合った状態で食事を続けるのであった。
「ねぇ、マスター♡」
「んー?」
食事を終えた二人は仲良く並んで歯磨きを終えると、ハモンはポンポンと膝を叩いて主人に座るように催促をする。その意図を理解した才賀は素直に従い、ハモンに後ろから抱っこされる形で腰掛ける。
(柔らか……っ…!)
女体特有の柔らかい感触に包まれて才賀は少し緊張しながらも大人しくしており、そんな彼の反応を楽しむようにハモンは嬉々として彼を愛撫する。にっこりと小柄なマスターを背後から抱き締めながら微笑む姿はとても妖艶であった。
彼と手を絡め、耳やお腹を指でなぞりながら時折ぎゅっとハモンは彼を抱き締める。そうすれば必然的に彼の背中に彼女の大きな乳房が押し付けられる事となり、少年の心音は次第に高鳴っていく。
「いいんですよ?マスターになら何をされても嬉しいんですから♡」
囁くような甘い声が聞こえてくる度に、彼の心臓の鼓動は更に早くなっていく。もしも彼が10歳という幼い年齢でなければ間違いなく二人は男女の関係になっていただろう。
それまで人と触れ合った事がなかった幻魔の過剰なまでのスキンシップは幼い少年にとってはあまりにも劇薬であり、恋人でもない二人がこうしてベタベタしてはいけないと口に出そうとしても、その言葉が喉から先に出てこない。
「えっ、えっと……じゃあ……」
「はい♡」
全肯定し、全てを受け入れてくれる金髪爆乳美女の背後から抱き締められているという圧倒的優位な体勢で、ハモンの誘惑に対して抗えるはずもなく。少年は覚悟を決めると意を決して口を開く。
「その……また、今日も添い寝して欲しいんだけど、良いかな……?」
上目遣いでハモンを見つめながらそう告げれば、彼女は優しく笑みを浮かべて了承の意を示す。
「喜んで♡」
それから一時間後。風呂を終えた二人はベッドへと赴き、布団の中で二人寄り添いながら天井を眺めていた。
お互い何も話さずとも不思議と沈黙が苦ではない、穏やかな時間が過ぎていく。
ふと、隣から視線を感じ横を向けば、そこにはハモンが優しい眼差しで才賀の事を見ており、その表情を見て才賀はドキッとしてしまう。白磁のような白い肌に整った鼻梁、綺麗な緑色の瞳がまるで吸い込まれそうな程に美しく見えてしまい、才賀は思わず見惚れてしまう。
なによりもハモンの豊かな胸が目の前にあり、彼女が息をする度に上下する光景は何度見ても慣れる事はなかった。そんな才賀の反応にハモンはくすりと小さく笑うと、自身の豊かな胸で才賀の顔を挟み込む。
柔らかく弾力のある胸の谷間に顔が埋まり、頬に伝わるハモンの体温と微かに感じる女性特有の甘い匂いに頭がクラクラしてしまうのであった。
「マスターの身体、温かいですね♡」
そのままハモンは才賀の頭をゆっくりと撫で始め、それが心地よくてつい才賀は目を細めてしまう。
(本当に子供扱いされてるみたいだ…)
10歳という年齢であれば子供扱いされる事への反発心を覚える所ではあるが、不思議とハモンにはごく自然に甘えられるのだ。
彼女に抱擁されている間だけは全てを忘れられるような感覚に陥り、母性に包まれて頭を撫でられていればいつの間にか彼は眠りについてしまうのであった。
「……ああ…かわいい…♡マスター…食べちゃいたいくらいかわいい…♡」
一方ハモンの方はと言えば信じられない事であるが、これでもかなり自身の欲望を我慢して少年と接しているのである。
「ああ…美味しそう…♡だめっ…耐えるのですハモン…♡まだ…まだ食べちゃダメですけど…はあああ…♡」
寝息を立てる幼いマスターを見る目は母性を通り越して最早ショタコンのそれであり、はぁはぁと息を荒くしながら少年の額に手を寄せるのだが、大好きなマスターに自身の指が触れるという高揚感は彼女の精神を一種の酩酊しているような陶酔感へと誘う。
「……っ、いけませんわね……ああ…愛でたいキスしたい…でもダメ嫌われちゃう…ああ…でも我慢できない…♡」
少年の唇を奪おうとする自身を抑え込み、必死に自制しようとする。もしこのまま少年のファーストキスを奪ってしまえばきっと歯止めが効かなくなるのは目に見えている為、なんとか欲望を抑えて少年を抱き締めるだけに止める事ができた。
彼女は才賀直の下僕であると自負しており、出来る事ならいつかキスだけではなくその先の事もしてしまいたいとは思っている。
だが、歯止めが効かなくなる以上に勝手に彼のファーストキスを下僕である自分が奪ってしまう事は許されない行為であり、だからこそこうして抱き締めて寝るというだけで鋼の理性で我慢していたのだ。
(でも本当はそれだけじゃ足りないんです。もっと触れ合いたい♡マスターの全てを知りたい。この人の側にずっと居たい……♡)
彼女の想いが募れば募るほど、彼の事を独占したいという欲求が膨れ上がっていく。
「はあ……いつか……マスターになら……♡」
そんな事を飢えた獣が考えているとは知らずに、幼いマスターは胸に包まれた状態でぐっすりと寝息を立てているのであった。
・ハモンの設定
クロノス教諭から留学生の地位を与えられたものの授業に出る気はさらさらなく、基本的にはこの世界の常識や知識を得る為に図書館に入り浸り、今もアカデミアにいるトメさんなどから可愛がられて料理の手ほどきを受けている。とはいえハモンのカードは常にマスターが握っている為に、その気になれば即座に転移してマスターの元に即参上という事と出来るのだが、あまりベタベタと自身が常にマスターといちゃつけば彼が孤立すると理解している為、外では二人きりで過ごす事は存外少ないそうな。
常にマスターにスキンシップをとっているが、これでもかなり我慢しているらしく。もしも彼が十代達と同じ年齢であれば3日も経たずに才賀は童貞を失っていたのは確実だろう。今の所は彼が高等部に進学するまでの間は我慢しようとしているのだが、正直12歳まで我慢出来るかしら?とハモンも常にムラムラを抱えているそうな。
外見イメージは人間体では『エクソシスター・イレーヌ』の服を着ながら、『エクソシスター・ジブリーヌ』を緑色の瞳にした様なもの。ただし激情によって時折目の色が『降雷皇ハモン』らしく赤色に染まる事があり、マスターが寝た後にはぁはぁとショタコンの様に興奮している時は常に赤くなっている。
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デュエル回は
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もう少しだけ見てみたい
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ラブコメメインでイチャラブ優先