日艦戦争   作:綾凪九尾

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試作から作品に咲きます。
私が綾凪九尾です。
「色んな艦娘は提督のことが好きなようです」の作者です。
ですので、何も怪しがらないでください


第壱戦

「これで終わりネ!」

 

2073年。やっと私たち、艦娘は深海棲艦との戦争が終結した。最後の最後で日本まで攻めてきた深海棲艦達を各鎮守府の提督たちによって撃滅。最終的には全艦娘の一斉射により、深海棲艦の親玉は爆発四散。これでまた平和が来ると私たち艦娘はそう思っていた。

 

「お疲れ様です。金剛姉様。」

 

「榛名デスカ。やっと平和にもなりましたカラどこかに遊びに行きたいですネ。」

 

「そうですね。そういえば、比叡姉さんと霧島はどちらに?」

 

「大本営のところデスヨ。最終宣言は大本営ですカラ。」

 

「そうですね。提督が戻ってくるまでのんびりしときましょう。」

 

私と榛名はのんびり、執務室で提督の話をしていると、電話が鳴る。私は榛名に「電話ネ。ちょっと出るから待っててヨ。」と言って電話の受話器を取る。

 

「こちら呉鎮守府の金剛デス。どうしましたカ?」

 

「金剛姉様!大変です!」

 

相手は私の妹の比叡だった。なにか焦っている感じだった。

 

「比叡?どうしたネ?一旦落ち着くべきヨ。」

 

「司令が…司令が…」

 

比叡は言葉を詰まらせる。どうやら泣いているようだ。戦争終結の宣言がそこまで嬉しかったのだろうか?

 

「司令が…自殺しました姉様!」

 

「What's…?」

 

今、比叡はなんと言いました?提督が自殺をした?んな、わけない。だって、平和になって提督は田舎に帰るって言ってたんですから。そう思いながら、言葉を失った。

 

「先程、警察と憲兵隊が来て…。司令は自殺と判断したらしいです…。」

 

「そうデスカ。とりあえず、青葉を派遣するネ。あとは青葉に調べてもらう間に私達はテイトクの葬式を用意するヨ。」

 

「わかりました…。」

 

呉の第一秘書艦としての指示をしてから受話器を置き、私は倒れ込む。あの人は誰よりも平和を求めていたのに…。平和になった途端、死んでしまうなんて…。

数日後、提督の亡骸と共に比叡、霧島が戻ってきた。各艦娘は泣いたり、唇を噛んで泣かないようにしていたりと別々だが、私は物陰に隠れて東京に情報を集めに行ってる青葉に連絡を取った。

 

「青葉そっちの様子はどうデス?」

 

『うんともすんともです。これは政府が1枚噛んでますね。間違いなく。』

 

はやりか。政府の動きが少しきな臭い感じがあったから調べていたらこの件に関して政府は何かしらに関わっているようだ。それならばやることは一つだけ。

 

「やれなら徹底的にデース。」

 

『防衛大臣がそちらに向かいました。どうしますか?』

 

「そんなの決まってマス。話し合いデスヨ。」

 

『ですね。私も直ぐに戻ります。』

 

「政府にバレないように気をつけてネ。」

 

『もちろんです。』

 

私は電話を切り、何事もなく提督の葬式に参加した。私は泣かずに提督の顔をそっと撫でる。

 

「(誰に殺られましたカ?テイトク。今なら、まだやり返せれマス。それとも、そんなこと望んでないデスカ?)」

 

私は提督に聞くような感じにそう思う。でも、提督は動かず、そして冷たい。もう二度とあの声を聞こえないと思うと悲しみが自然と上がってくる。そして、栖川防衛大臣が葬式に参加してきた。

 

「あなたは…日本の宝だ。日本を守った英雄であり、ヒーローだ。」

 

「(何が英雄でヒーローデスカ。政府がテイトクを殺したことは確実デス。青葉の追加情報だと、隠蔽工作もしてあったそうデス。やはり、この男は何かしらを知っているかもしれない。)」

 

「どうか、平和になった世の中を天国より見守ってください。」

 

栖川防衛大臣の言葉が終わり、葬式は一旦終了となった。私と榛名、栖川防衛大臣は執務室で話し合いが始まった。

 

「今回の件…非常に残念に思うよ。金剛くん。」

 

「そうデスネ。1番平和を望んでたのはテイトクデスカラ。」

 

「そうだね。やはり、軍人は戦時じゃないと生きていけないのかね。」

 

「ところで栖川防衛大臣。」

 

「どうしたのかね?金剛くん。」

 

「今回の件、何か知ってるか?」

 

「金剛くん。その口調はなんだね。」

 

「知ってるか知らないかを聞いてるだけデス。今は口調とかどうでもいいネ。」

 

「はぁ…隠せないようだね。まず、今回の件。総理が起こした事件だよ。」

 

「総理…?狭山総理デスカ?」

 

「そうだ。平和になったってことは君たちも軍人も要らない。そして、自分は深海棲艦を倒した時の総理として国民から人気を取ろうとしているんだよ。そして、人気を独り占めするために各鎮守府の提督を暗殺してるんだ。自殺に見せかけてね。」

 

「フーム。なるほどデース。つまり今回の件は総理などの暴走ってことネ?」

 

「言えばそう言うことだ。私はこの後多分暗殺される。君たちにこのデータを任せるとしよう。」

 

「これは…?」

 

「このデータは必ず見るように。私はそろそらお迎えが来たようだ。金剛くん、良いかい。それを見たあとどう行動するかは君次第だ。しかし、国民だけは必ず殺してはいけないよ。この日本に絶望しても絶対だ。」

 

「わかりましたネ。栖川防衛大臣。」

 

栖川防衛大臣が執務室から出て、鎮守府から車に乗った瞬間に車が爆発した。栖川防衛大臣が言っていたことは本当だったらしい。とりあえず、私は栖川防衛大臣が渡してくれたデータを見ることにした。

そのデータにはこれまで倒した深海棲艦のデータが書かれていた。レポートを出すのなら普通なのだが、映像があったので見てみることにする。

 

「カエセ!海ニ私タチヲ!」

 

「そうかい。なら、服従するんだな!」

 

捕らえられている深海棲艦に薬を打つ映像が流れてきた。私はこの映像に吐き気を覚え、トイレへと駆け込む。なんのために深海棲艦と戦い…なんのために国民を守ってきたのだろうか。あの映像は政府に裏切られた証拠だった。私は日本と言う政府に絶望し、各艦娘をグラウンドに集めた。

 

「皆さん久しぶりデース。いつもならここでテイトクが話をしてくれるはずデシタガ、今はもう…。私は裏で動いてマシタ。すると、政府が私達を裏切っているのがわかりました。ここで皆さんに問いマス。政府を打倒しますカ?日本の毒を取り除きマスカ?」

 

私の言葉に艦娘達は戸惑いの声を上げる。「そんなのわかんないよ」や「証拠は?」の声が上がる。その時に青葉が大空に向かって紙を飛ばした。

 

「号外でーす!提督を暗殺指示をしたのは狭山総理です!」

 

グッドタイミングで号外を配られたことにより、艦娘達は証拠を見ることになる。そして、艦娘達の怒りは狭山総理だけではなく政府に向いた。

 

「先程の栖川防衛大臣爆殺事件に関しては政府の動きだと、栖川防衛大臣が言っていたヨ。栖川防衛大臣は自分が死ぬのをわかってこのデータを渡してきた。もう一度問います。私と共に政府を打倒しませんか?」

 

艦娘達は「やるに決まってる。」や「やられっぱなしは性に合わん。」と声を上げ、呉鎮守府の敵が決まった瞬間だった。はず、行動に取り掛かる前に各鎮守府との連絡を取った。

 

「こちら呉デース。」

 

『こちら佐世保の武蔵だ。』

 

『横須賀の赤城です。』

 

『舞鶴の叢雲よ。』

 

「皆さん提督は…生きていますカ?」

 

『いや、佐世保の提督はもう…。』

 

『横須賀も同様です。 』

 

『舞鶴もよ。今回の件、おかしいわよね。各鎮守府の提督が死ぬなんて。』

 

「その件デスが、政府が関わってることがわかってマス。なので、各鎮守府にはご協力をお願いするネ。」

 

『なるほど、つまり政府を倒すってことか。』

 

「話が早くて助かるネ。」

 

『横須賀はいつでも大丈夫です。』

 

『舞鶴は少し難しいかもしれないわね。提督が死んだことにより、艦娘たちの士気が低いもの。』

 

「大丈夫ネ。これから始まるのが政府を倒すための序奏に過ぎないヨ。」

 

私は各鎮守府のホットラインを切り、霧島に指示をする。

 

「じゃあ、全国のテレビをハッキングしてこの電波を繋げてください。これからが戦争ネ。」

 

「金剛姉様!問題ありません!どうぞ!」

 

『日本にお住みの皆さん私は、呉鎮守府所属の金剛です。皆さんは深海棲艦との戦争が終わったことを歓喜しているでしょう。しかし、歓喜していないところもあります。それは鎮守府です。横須賀鎮守府、舞鶴鎮守府、呉鎮守府、佐世保鎮守府の提督が立て続けに自殺しています。自殺ならば、こんなことはしません。こんなことをする理由は政府にあります。政府が私たちの提督を殺したのです。だからこそ、私たち艦娘は政府に対して宣戦布告をします。しかし、日本内で戦争をする気はないです。国民を傷つけるのは私たちの存在価値に傷をつけるのと同じです。だからこそ、私たちは政府のみを狙います。ですので、皆さん、家から出ないでください。以上です。』

電波が切られ、普通のテレビに戻った。私は宣戦布告を宣言し、各艦娘に艤装をつけるように指示をした。そして、気づけばもう陸上自衛隊と海上自衛隊が呉鎮守府を包囲していた。

 

「早い動きデスネ。潜水艦達に海上の護衛艦を沈めるように指示してくだサイ。そして、飛龍蒼龍は陸上自衛隊を艦載機で攻撃してください。榛名、霧島は三式弾で追撃です。もし、この司令部が機能しなくなった場合は次の司令部を作り出します。時雨説明をしてくだサイ。」

 

「続きは僕がするよ。まず、今回の件で呉に総攻撃が来るのは確定しているよ。ここは司令部があるからね。そして、自衛隊の司令部は今、翔鶴とかが調べてくれてるよ。それと近々、自衛隊の交渉部隊がここに来るらしいよ。」

 

「その相手は私がするヨ。誰が来るのかも気になるからネ。」

 

「大丈夫かい?金剛。」

 

「ノープロブレムネ。」

 

「今回の戦争は鎮守府vs日本だけど、全鎮守府が戦闘に参加するわけじゃないよ。」

 

「主に戦闘するのは私たち呉鎮守府ネ。潜水艦達からは近くに到着したって今来たネ。交渉部隊が来たら中に入れてくだサイ。」

 

「了解だよ。」

 

こうして、今後の作戦が決まった。

 

◆◆◆◆◆

「いいか?君たちは呉鎮守府との交渉をしてもらう。」

 

「いいのでありますか?」

 

「君たちしか交渉できないと我々は思っている。政府は関係なしにだ。」

 

「了解であります。しかし、今回の反乱の意図はなんでありますか?」

 

「そのことはだな…。我々も現在調べているんだが…政府が何かをしたらしい。こんなに続いて深海棲艦との戦争に貢献した者たちが亡くしてしまって居るからな。」

 

ふむ、なるほど。今回の反乱はもしかして政府のせいと言うわけか。これは総理を引きずり下ろす以外方法はないかもしれない。

 

「わかったであります。続報お待ちしてるであります。」

 

「ふむ。では、頼むぞ。」

 

これは、私達も味方に付く方を考えなければならない気がする。政府は腐っている。呉鎮守府は宣戦布告と言う禁忌に触れた。どちらに付くべきでありますか。とりあえず、私達は呉鎮守府前まで車を走らせた。

 

◆◆◆◆◆

「テイトク…。」

 

「金剛…そんな顔してたら総大将としての顔が立たないよ。」

 

「分かってますヨ。今はテイトクの弔い合戦ネ。ここまで来て、怖がるつもりはないカラ。」

 

「いらない心配だったみたいだね。提督の遺品は見たのかい?」

 

「机の中だけは見てないネ。ちょっと開けてみるヨ。」

 

引き出しを出すと、そこには封筒が置かれていた。私はそれを手に取り、何かを見ているとテイトクの字で「艦娘のみんなへ」と書かれていた。

 

「遺言ってやつかな?」

 

「読んでみるヨ。」

 

『金剛、そして皆。この手紙を読んでいるってことは俺は政府によって消されたあとだろう。政府的に正義のヒーローは政府がいいらしい。俺ら軍人は表舞台から消される運命だったのかもしれない。金剛は多分俺が死んだら、弔い合戦とかするんじゃないかな。しているのなら、今すぐ辞めるべきだ。俺は消されてもいい人間だからな。どうであろうとな。引き返せないのなら、今すぐ謝罪文を政府に送らないと政府は何をしてくるかわからん。それでも、政府とやり合うのなら俺はそれを見届ける。金剛の意思を俺は尊重するつもりだ。』

 

「って書かれてるヨ…。テイトク…最後の最後まで私を尊重してくれるって…。」

 

「うん。金剛のやりたいようにやればいいんだよ。」

 

私は紙をもう一度見ると下の方に『追伸』と書かれていた。私はその追伸も読む。

 

『追伸 政府とやり合うのなら俺が戦時中から集めていた銃が隠されている。陸軍にバレないように盗んでおいた品だ。全て旧式で申し訳ないが、まだ使えるように明石には整備させてある。だから、それを使ってくれ。』

 

どこまでも私たち優先で馬鹿な提督だと私は思いながら、涙を流す。

 

「テイトク…。」

 

私が提督のことを呼ぼうとした時に霧島が入ってきた。

 

「金剛姉様!自衛隊の交渉部隊がお見えになりました。」

 

「Yes。鎮守府の中に招いてクダサイ。私たちも今から向かうネ。」

 

「どの部屋に入れればいいですか?」

 

「接待室でいいネ。」

 

「わかりました。」

 

私と時雨は接待室の中に入り、自衛隊の交渉部隊を待つ。誰が来るのだろうとかは関係なしに話がわかる奴らなのかどうかが心配だ。

 

「こちらにどうぞ。」

 

榛名が交渉部隊を接待室に入れる。そこに立っていたのは…。

 

「自衛隊交渉部隊、あきつ丸であります。」

 

「同じく、神州丸です。」

 

「同じく、山汐丸であります。」

 

「まあ、座って話を聞きショウ。」

 

「失礼するであります。」

 

「2人は座らないのかい?」

 

「時雨殿、この2人は私の付き添いなので気にせず。」

 

「そうなのかい。」

 

「じゃあ、自衛隊のご意見を聞きたいネ。」

 

「自衛隊としての総意としては金剛殿達の降伏であります。そうすれば、総攻撃は辞めるとの事であります。」

 

「なるほどネ。じゃあ、もし降伏したとして私達はどうなるは知ってるはずネ。」

 

「解体…でありますな。」

 

「テイトクの為ならば、この2回目の命を捨てる覚悟で戦うつもりネ。もう、こんな腐った豚野郎の言いなりになるぐらいならそんな政府を潰す勢いでやらないとダメって思っているヨ。それでも、止めマスカ?」

 

「私達は自衛隊でありたかったでありますよ。実はこのイヤホンは盗聴器であります。神州丸殿。」

 

あきつ丸は耳に付けていたイヤホンを机の上におき、神州丸から拳銃を受け取った。

 

「何をする気ネ。」

 

「することとしたら1つでありますよ。自衛隊として誠意を見せるつもりであります。」

 

「Shit!」

 

あきつ丸は私に南部拳銃を構える。スライドを引き、引き金に指を置く。そして、私に撃とうとする。時雨が「金剛危ない!」と飛び込むがあきつ丸は撃つ直前に机の上に置いたイヤホン型盗聴器を撃ち抜いた。

 

「ここまで固いと私達としても困りものでありますな〜。さて、片方の方で聞こえているでありますか〜?これは私達、元陸軍艦娘としては政府の動きについては遺憾であります。故に司令官殿。潮時でありますな。」

 

あきつ丸はそう言うと、付けていた帽子を取って中に入っていた盗聴器を取り出し撃ち抜いた。

 

「これで晴れて、私たちは金剛殿の味方でありますよ。総司令官殿からの情報はこうであります。『政府としては何とか艦娘の反乱を止めたい上、勝手に艦娘たちが提督を殺し反乱した。』と言うことであります。それに、あの提督殿にはよくしてもらったのでありますが…。」

 

「やっぱり腐ってるネ。潜水艦達に攻撃開始時間を伝達。鎮守府近海の海上自衛隊艦『あたご』『みょうこう』を沈めるように伝えてくだサイ。」

 

「こんなに早く自衛隊が配置できるのもおかしな話でありますが…。何かあるような気がするでありますな…。」

 

「あきつ丸、あれは?」

 

「どうしたでありますか?山汐丸殿?ふむ?あれは海上自衛隊の『かが』『いずも』でありますな。空母に改装してると聞いたでありますが…?」

 

「戦力的にどうなるか教えてクダサイ。」

 

「そうでありますな…。ヘリコプターでありますから…かなりめんどくさいかもしれないでありますよ。」

 

「先に沈めるべき…ってことネ。」

 

「待つであります。今回の件、何か本当におかしいでありますよ。」

 

「自衛隊より伝令があります。」

 

「読み上げてクダサイ」

 

『これより、自衛隊突入す。貴殿達は今すぐ撤退したり。』

 

「今から…でありますか。」

 

「つまり近くに揚陸艦がいるってことネ。」

 

「しかし、おおすみ型はここにあるゆえ…あり得るとしたらみうら型でありますな。退役後の輸送艦を使うあたり自衛隊は焦っているでありますか?それとも政府でありますかな?」

 

「どうでもいいネ。民間人には危害を加えるつもりは無いネ。しかし、軍人は違うヨ!潜水艦達に攻撃開始を指示ネ。」

 

「いいでありますな?もう戻れないでありますよ?」

 

「もう戻れないヨ。ここまでしたら。」

 

「了解であります。神州丸殿、山汐丸殿!直ぐに銃をもって陸上自衛隊に対抗であります!帝国陸軍の力見せてやれでありますよ!」

 

「了解であります。神州丸は提督殿の弔い合戦に参加するであります。」

 

「私は…戦闘した事ないでありますが!できることはやるであります!」

 

あきつ丸達は走って接待室を出ていく。私たちも接待室から出て執務室に陣を構える。周りは軍艦に囲まれ、山には陸上自衛隊が陣を構えており、素人が見ても私たちが劣勢なのは見て分かる。しかし、劣勢なのは私たちではなく自衛隊なのだ。私が提督席に座り、海の方を見たと瞬間に護衛艦『みょうこう』の側面に水柱が立つ。どうやら、潜水艦の魚雷が刺さったらしい。回避運動はしなかったのか?今はそんなことはどうでもいい。

 

「時雨、飛龍と蒼龍に艦載機を発艦させて輸送艦の撃沈を指示。日向と伊勢に瑞雲で陸上自衛隊を偵察させるよう指示してくだサイ。」

 

「了解したよ。金剛…この戦争勝てるのかい?」

 

「勝てるとか負けるとかの次元じゃないヨ。勝たないといけないネ。」

 

「そうかい。わかったよ。私たちはやり返すべきなんだね。提督を殺されたことを。」

 

「その通りネ。ここで手を抜くつもりはないヨ。」

 

「でも、市民に被害を出さないようにするんだね。」

 

「当たり前ネ。私たちはJapanと言う国を守らないといけないヨ。それとも時雨はやり合いたいノ?」

 

「そんな甘い戦いでできるとは思わないけどね。」

 

「見とけばいいヨ。市民を守りながらやるのは私たちの大得意なことデショ?」

 

「そう…だね。」

 

私はまだこの時、時雨が何を考えているのかわかっていなかった。この戦争に何を求めているのかや提督に対しての想いなど全て私の予想外のことを考えていた。

 

「ねぇ、金剛。僕は言ったよ。そんな甘い戦いで勝てると思わない方がいいって。でも、君はまだその甘い考えを持ってやるんだね。」




どうも、初めまして綾凪九尾です。
この小説は書くつもりはサラサラありませんでしたが、この小説の案が溢れてきたのでこれを出させていただきます。
時期は悪いです。実際叩かれてもおかしくない話です。
でも、これは出させていただきます。
何を言われようとこれを続けます。
この小説が終わる頃には嫌なあの事件が終わりますよう祈っております。
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