日艦戦争   作:綾凪九尾

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前回のまでの日艦戦争
時雨はついに京都に入り、旧日本陸軍16師団司令部を制圧した。そして、ついに時雨は最終作戦へ向けて松代大本営跡へ進軍を進めていく。


第漆話

「時雨殿。まず、ここから東進をするのであれば…北陸、信濃、東海の3部隊に分けるのが1番であります。」

 

「松代大本営跡に入るためにそこまでする必要あるのかい?」

 

「信濃ルートを落としたとしても、北陸側と東海側から制圧部隊が来て松代大本営跡は陥落するでありますよ。」

 

「一理あるね。じゃあ、部隊を編成しようか。」

 

現在、呉鎮守府反乱軍は崩れかけている旧日本軍16部隊の司令部に陣を引いていた。時雨とあきつ丸は部隊の編成を話していた。外では、色んな艦娘が銃や戦車の整備をしていた。

 

「……。」

 

「鳥海さん?どうしましたか?」

 

「あっ…潮ちゃん…大丈夫よ。」

 

「そうですか?」

 

潮は空を見上げる鳥海を見て黙っていた。

一方その頃、木津城跡は…

 

「ここならわかりやすいですね。」

 

「こう見ると…ちゃんと要塞化にされてますね。」

 

金剛型は特別国家公安委員会のヘリが来るまで待っていた。死んだと思っていた姉『金剛』が現在所属している特別国家公安委員会と接触するために。

数時間後、菊の紋の入ったヘリが木津城跡に着陸した。

 

「どうも、特別国家公安委員会のしらぬいです。貴女方が金剛…こんごうさんの妹さん方ですね。」

 

「えっと…不知火さん?」

 

榛名達は深海棲艦の戦争での戦友に似た相手を見て、その戦友の名前を呼んだ。しかし、目の前に居る艦娘は首を傾げていた。そして、数分後不知火と呼ばれた艦娘は合点のいったらしく説明を始めた。

 

「ああ…不知火を元に護衛艦の艤装を取り付けて、私が出来ました。しらぬいです。なにか私の顔についてましょうか?」

 

「あっいえ…そうですか。」

 

榛名は説明されても理解出来ずに頭を抱えていた。比叡は敬礼をして話を進めた。

 

「貴殿が特別国家公安委員会とは理解した。つまり、特別国家公安委員会は私たちのような大戦中の艦船ではなく現代の艦船なのか?兵装を聞いても?」

 

「あまり答えたくないですが…大丈夫です。まず、主砲ですが『62口径5インチ単装砲』を一基。次に『高性能20mm機関砲』またの名は『CIWS』が二基。『90式SSM4連装発射筒』を二基。『Mk,42 VLS』を一基。『三連装短魚雷発射管』を二基ですね。」

 

「そんな兵装で大丈夫なのか?」

 

しらぬいはまた首を傾げて「大丈夫もなんも…日本はもう戦争しませんから。」と説明する。比叡は「そうだった…」と少し焦る。

 

「とにかく、乗ってください。和歌山に『ひゅうが』が来てます。」

 

「待ってください!神戸には呉の神戸急襲部隊が!」

 

「大丈夫です。あの基地はくらま及びいなずま、あきつきが制圧。愛宕及び高雄、矢矧を捕縛。愛宕と矢矧はひゅうがに乗船。このまま、横須賀に戻ります。」

 

「……。」

 

「さぁ、乗ってください。呉部隊が3部隊に分かれるそうです。」

 

「どこでその情報を…。」

 

しらぬいは一部の呉所属艦娘しか知らない情報を比叡達に伝える。その情報を聞いた比叡達は少し怯む。

 

「この場ももしかしたら危ないかもしれません。早く乗ってください。」

 

〜京都司令部跡〜

 

「…神戸の受け渡し完了。情報規制も大丈夫でありますな。」

 

「手筈通り、山城殿扶桑殿部隊を北陸。我らが東海。時雨殿の部隊は信州であります。」

 

「了解でありますよ神州丸。さて、我らの任務を進めるしかないでありますな。」

 

あきつ丸は松代大本営跡を制圧した後の作戦を指示するために東海攻略部隊の艦娘を集めた。

 

「急に集めて申し訳ないでおります。貴殿らはこの戦いをどう見るでありますか?」

 

あきつ丸の部隊で副隊長の五十鈴がその質問に答えた。

 

「私たちはどうあれ、提督の仇を打つのが願いです。しかし、時雨の作戦は呆れています。」

 

「そうでありますか。これから話す作戦は他言無用であります。言った者はその場で射殺をするであります。その覚悟はあるでありますか?」

 

あきつ丸は五十鈴やその場にいる艦娘たちを睨みつける。艦娘たちは静かに頷き、あきつ丸はまるゆにテントの幕を閉じるようにアイコンタクトをする。まるゆはそのアイコンタクトに気づき、テントの幕を閉じた。

 

「まず、我らは東海地方を通って松代大本営跡に入城するであります。時雨殿の部隊が多分制圧してるはずでありますから。その後、我らが松代大本営跡の防衛に入るのであります。」

 

艦娘たちはその作戦確認を聞いて資料通りなので静かに聞いていた。ここで作戦が終わりだと思っていた艦娘たちはあきつ丸が話続けることに驚いた。

 

「時雨殿が東京で敵部隊を倒し次第、時雨殿に反旗を翻すであります。」

 

艦娘達はあきつ丸から時雨を裏切ることを聞いて、驚いた。時雨を焚き付けたのは誰でもないあきつ丸なのだから。しかし、あきつ丸の目は真剣で冗談ではないと艦娘たちは感じ取った。

 

「それと、今先程神戸が陥落したであります。」

 

どんどん、伝えられる情報、作戦に艦娘たちは「自分たちはやばい部隊に配属された。」と思っていたと後に記者に語っていた。

そして、戦車や部隊の顔合わせなどで時間が流れて3部隊の旗が掲げられた。

 

「山城、私たちは北陸を攻めるわ。」

 

「はい!扶桑お姉様!」

 

「鳥海、僕達は信州だよ。」

 

「了解です。松代大本営跡には敵部隊の情報はありません。」

 

「五十鈴殿、あの時伝えた通りに。」

 

「うん。このままならバレずに進めれるわ。 」

 

山城扶桑部隊と時雨部隊は一緒に滋賀県の方へ進み、あきつ丸部隊はヘリで清洲城に入城した。

 

「扶桑。」

 

「どうしたの?時雨。」

 

「この戦い…絶対勝つからね。」

 

「そうね。私たちも松代大本営跡へ行けばいいのよね?」

 

「そうだね。その後あきつ丸たちの部隊のと守ってくれたらそれでいいよ。」

 

「わかったわ。」

 

扶桑部隊と時雨部隊は長浜市に入り、扶桑と山城は時雨と最後の作戦会議を進めた。

 

「このまま北陸を攻めたらいいのよね?」

 

「そうだよ。僕達はこのまま関ヶ原に入って長野県に入るよ。扶桑と山城は福井から石川、富山、新潟から長野県に南下して欲しいかな。」

 

「わかったわ。これでほぼ日本を制圧したも同然になるのよね?」

 

「そうなるね。じゃあ、始めようか。ぜんたーい!進め!」

 

時雨の部隊は関ヶ原の方へ進軍を始めた。数分後には山城扶桑部隊も福井の方へ進軍を始めた。

時は戻り、和歌山港沖。

 

『着艦してください。』

 

「了解。」

 

比叡、榛名、霧島は海上自衛隊の所有する『ひゅうが』に乗艦し、身柄を確保された。

 

「こちらが、ひゅうがです。いづも、かがと見た目は似てますが、違うのでその所はわかってください。こちらです。」

 

しらぬいはある場所に3人を連れていき、近くにいた自衛官を見て頷いた。すると、警告音と共に機械音が鳴り始めた。すぐに霧島が気づいた。

 

「これはもしかして…エレベーター…?」

 

しらぬいは霧島の方を見て頷く。エレベーターは下がっていき、ひゅうがの艦内へ入っていく。ひゅうがの艦内には自衛官達が敬礼をして並んでいた。

 

「ぜんたーい!休め!」

 

しらぬいが声を出して指示をした。自衛官達はしらぬいの指示で敬礼をやめ、休めをする。しらぬいはエレベーターから降りて「こちらです。」と言って歩いていく。それに3人はついて行き、自衛官達の間を通って艦尾の方へ歩いていく。そして、艦尾には2人の艦娘が立っていた。

 

「久しぶりね〜!」

 

榛名に飛びついてくる愛宕。矢矧は「皆さんご心配をお掛けしました。矢矧、ここにおります。」と敬礼をする。しらぬいは「積もる話もあると思いますが、まずは艦長とあの方とお話をしてもらいます。」と言って、全員の後ろを見る。そこには、かの戦争で航空戦艦として四航戦として名を挙げていた元呉鎮守府所属の日向が立っていた。

 

「久しぶりだな榛名。」

 

「日向…さん。」

 

「積もる話もあるだろう。その前にここから離れた方がいい。」

 

日向は「ちょっと待っててくれ。」と言って艦橋へ歩いていった。数十分後、日向と艦長らしい自衛官が降りてきた。愛宕と矢矧、しらぬいは敬礼をしてその2人を見る。しらぬいは説明をしてくれた。

 

「まず、艦娘護衛艦化の第1被検体のひゅうがです。隣の方がこの護衛艦『ひゅうが』の艦長の竹下司令です。私は主にこのひゅうがで作戦に参加しています。」

 

「ここがしらぬいさんの鎮守府ってことですか?」

 

「本当のしらぬいの所属は横須賀です。ですが、今回のこの状況ではここが司令部になります。」

 

「なるほど…。」

 

「いずも、かがは残念に思います…。」

 

「そうですね…。見てました。」

 

「横須賀でかがさんが護衛艦艤装を点検中で、時雨が東京に入る頃には調整も終わってるはずですせさ。」

 

「そうですか。」

 

しらぬいは「しらぬいは少し甲板で監視をしてきます。ひゅうがとは積もる話もありそうですからね。」と言って、艦内へ消えていった。日向は頭をかいて「何から話すべきか…。」と言った。竹下艦長が「君の話したいことを話せばいい。」と言ってしらぬいと同じように艦内に消えていった。

 

「まずだ。よく生きてここに来たな。」

 

日向は笑顔で3人を迎えた。愛宕と矢矧は2人で話していた。日向は3人へ話を続けた。

 

「私もしらぬいと同じように特別国家公安委員会の特殊部隊の隊長をしている。しらぬいは私の部下だがな。」

 

「私たちはどうなるんですか?」

 

「そうだな。まず、金剛の話だが金剛の任務が終わり次第金剛の艤装も護衛艦用に変わる。そして、その後ろの2人も護衛艦になる。」

 

「つまり、私達も…?」

 

日向は頷いて説明を続けた。

 

「そうだな。榛名ははるな型だ。比叡もはるな型だ。次に霧島だが、お前はこんごう型だ。」

 

「はい。この分析力でお姉様をお支えします。」

 

「頼もしいな。今、日向特殊部隊は神戸を陥落させてそろそろ、奴らも帰ってくるはずだが。」

 

日向がそう話していると、スピーカーで艦内放送が始まった。

 

『全員に告ぐ!神戸攻撃部隊のヘリが着艦します。整備員はすぐに甲板へ集まってください。』

 

ひゅうがは「いいタイミングだな。さぁ、甲板に行こうか。」と言って艦内へ歩いていく。日向について行くように比叡、榛名、霧島、愛宕、矢矧が後ろをついて行く。

甲板には慌ただしく、整備士が走り回っておりヘリコプターは直上まで来ていた。

 

「あれが…特殊部隊…。」

 

パラパラとどんどん近づいてくるヘリコプター。1人の整備士が旗を振って着艦を指示していた。周りを見るとどうやら今は紀伊沖で紀伊山地が見えていた。

ヘリコプターは着艦し、中から日向と同じように戦友たちが出てきた。

 

「お久しぶりなのです。榛名さん。」

 

「電ちゃん。久しぶりです。」

 

榛名は電と話す。電は艤装を付けた上、銃を持っていた。心優しい艦娘も武器を持たないといけないのが戦時中の悪いところなのだろう。

あきつきは敬礼をして、しらぬいと話す。

 

「紹介しよう。」

 

日向が説明をするように近づいてきた。

 

「まず、特別国家公安委員会副委員長であり、強襲部隊隊長の『くらま』だ。そのあとは知っていると思うが、特別国家公安委員会の強襲部隊の隊員『いなづま』と『あきつき』だ。」

 

「やめてください。副委員長は皆さんがそう言っているだけですから。榛名さん…があなたですよね?」

 

くらまは榛名に質問をしてきた。

 

「はい。私が榛名です。」

 

「貴女の勇敢なる行動に私は敬意を持っております。呉鎮守府を裏切って、姉を探しに行くためだけに私たちに会いに来る行動力。本当に敬意を示します。」

 

「そんな…褒めすぎですよ。」

 

「いえ、比叡さんと霧島さんにも敬意を示しますよ。とりあえず、現在の日本が置かれている状況を報告します。ひゅうがの艦橋へ行きましょうか。」

 

くらまは武器を整備士に渡して、艦内へ入っていく。日向は「案内する。」と言って艦娘全員を連れて艦橋へ向かっていく。

艦橋では航海士や操舵手が監視を続けていた。

 

「まず、しらぬい回収お疲れ様です。なにか、ありましたか?」

 

しらぬいはくらまに木津で見た状況を説明する。

 

「はい。木津の戦い跡を見てきました。自衛隊陣地は爆発跡や焼けた跡がありました。」

 

「焼けた…ですか?じゃあ、あの情報は…」

 

くらまは顎に手を当てて考える。しらぬいはくらまの質問に答えるように話を続ける。

 

「はい。火炎放射器を使ったのような感じでしたが…何かおかしいんです。」

 

「それについては、情報屋からの情報で確実になりましたね。奴はクラスター爆弾とナパーム弾を持っている感じですね。」

 

「…くっ!」

 

しらぬいは憎たらしそうな顔にしていた。

 

「あの…質問をしても大丈夫ですか?」

 

榛名は話を遮るように質問をしてもいいかくらまに聞く。くらまは「許します。」と言ったので榛名は質問を話した。

 

「その情報屋はどなたなんですか?」

 

「ふむ…そうですね。説明してもいいですけど…驚きますよ?」

 

「構いません。言ってください。」

 

くらまは話にくそうな顔をしたが、榛名の圧に負けてその情報屋の名前を答えた。

 

「情報屋は…あきつ丸さんですよ。」

 

「えっ…?」

 

「そうなりますよね。あきつ丸さんが時雨を焚き付けたはずですからね。」

 

「いや…でも…。」

 

「私達もおかしいと思ってます。ですけど、これは戦いですから情報を貰えるのなら貰っておきます。もう大丈夫ですか?」

 

「はい…ありがとうございます。」

 

榛名は驚きを隠せずに椅子に座る。くらまは現在日本が置かれてる状況を説明しだした。

 

「まず、諸外国の動きですが…米国は動く気配なしです。しかしながら、英国と独国は反乱を起こした艦娘を非難してます。英国は米国に国連軍派遣を申請している状況です。国連軍が派遣される前に反乱軍を制圧する必要があります。では、情報屋からの作戦がこちらに転送されてきました。まず、3部隊に分けて松代大本営跡を制圧するそうです。その後、主力を東京へ向かわせて東京を陥落させた後、反旗を翻して松代大本営跡を一緒に守ってる北陸侵攻部隊を北陸へ戻し、そこでの援軍と共に北陸侵攻部隊を京都まで押し込む予定だそうです。皆さんは、なにか質問ありますか?」

 

「こんな、作戦が上手いこといくのか?」

 

「時雨はあきつ丸さんのことを信頼しているようで、松代大本営跡守備を買って出るそうです。」

 

「ふむ…。」

 

「横須賀に戻り、三笠さんに情報共有するつもりです。」

 

急に「失礼します。」と自衛官が入ってきた。くらまは「どうしましたか?」と返す。自衛官は「横須賀からの通信です。繋げますか?」と聞いてきた。くらまは「繋いでください。」と言って壁にモニターが出来た。

 

『くらまお疲れ様じゃな。』

 

「お疲れ様です三笠さん。」

 

『ふむふむ。む?おお!金剛の妹たち!久しぶりに見るの!』

 

榛名達は「だれ?」状態だった。しらぬいはそんな榛名達を見て説明をしてくれた。

 

「この方が特別国家公安委員会の委員長で日露戦争の英雄『三笠』さんです。」

 

『ふむ!儂が三笠じゃ!しかし…あれじゃな?金剛の妹たち…あいつには似ておらんな?』

 

「三笠さん…。」

 

『すまぬすまぬ。今回の話じゃが、奴らと話が纏まった。奴らは現在、近くの港で武器などを集めているそうだ。こちらの合図でいつでも来れるそうだ。』

 

「これで勝てればいいですが…。」

 

『こちらの兵器は戦車『チリ』を1000両。烈風を100機。震電を50機などだ。特にチリは突破力になるじゃろうな。』

 

しらぬいはくらまと三笠の話に遮って自身が気にしていることを三笠に聞く。

 

「援軍の方は?」

 

『ふむ…。』

 

「報告なし…ですか?」

 

『あヤツららしいっちゃらしいがな。』

 

画面越しに書類を見ているのがわかる紙をめくる音が聞こえる。三笠はため息をついて、冷静な声で指示をした。

 

『近々、情報屋あきつ丸が清洲城に入城する。彼奴と接触せよ。』

 

「誰を派遣しますか?」

 

『ふむ…比叡、榛名、霧島。そして、しらぬい。この4名で行け。しらぬいは遠方で狙撃銃で不審な動きをする奴を撃て。』

 

「了解しました。」

 

「あの…質問をしてもいいですか?」

 

榛名は三笠の指示を聞いて三笠に質問をする。しらぬいは「榛名さん…質問は…。」と遮ろうとするが、ひゅうがが「しらぬい」と睨みつける。しらぬいはひゅうがを見て黙った。

 

『榛名か。どうした?』

 

「私たちはさっき会ったばっかりです。裏切るってことを考えないんですか?」

 

榛名は三笠に自分は呉鎮守府所属であることを改めて勧告する。しかし、三笠は笑って答えた。

 

『くっくっく!これは面白い娘を妹に持ったな!金剛!あっ、金剛は今総理官邸じゃったな。儂は三笠じゃ。貴様らは裏切らぬ。儂の勘じゃ。それ以上でもそれ以下でもない。』

 

「そう…ですか。」

 

榛名は三笠の言っていることが理解できなかった。三笠は『そろそろ、愛知じゃろ。愛知へ寄港し、あきつ丸と接触せよ。』と言い、三笠は通信を切った。

榛名は下を向いてしらぬいに話しかける。

 

「しらぬいさん。」

 

「どうされましたか?」

 

「私たち…何を用意すればいいですか?」

 

しらぬいは榛名の質問の理由に理解できなかった。しかし、しらぬいが返事をしようとするが日向が話に入ってきた。

 

「お前たちは何もしなくていい。まずは体を休めろ。愛宕、矢矧お前らは海上監視に入れ。」

 

「了解」「了解よ〜」

 

榛名は黙ったまま艦橋を出ていく。それについて行くように比叡、霧島が出ていく。艦橋に残ったのは日向としらぬい、くらま、ひゅうがの乗組員だけだった。

 

「日向。さっきどうして遮ったんですか?」

 

「気になることを聞くこと聞いてなにか問題でもあるのか?」

 

「時間も押してるのに質問を答える意味があるのですか?」

 

「戦争に時間もどうもあるのか?」

 

日向としらぬいは睨み合いながら口喧嘩をする。それを見て見ぬふりするひゅうがの乗組員。ため息を吐くくらま。しらぬいは日向に近づき胸ぐらを掴み、拳を作る。

 

「貴様!戦争ではなくルールを守るのが普通です!それともしらぬいになにか落ち度でもありましたか?」

 

「殴るのか?殴ってみるんだな。」

 

しらぬいは拳を振りかぶる。日向はその拳を見続け、ひゅうがの乗組員は殴られるところを見ないために目をそらす。しかし、しらぬいの拳は日向の顔に当たることは無かった。

 

「しらぬいさん。いい加減にしてください。」

 

「くらま…。」

 

「今、仲間内で喧嘩している暇はありませんよ? 」

 

「それだとしても…。」

 

「それなら、私が相手をしましょうか?」

 

くらまはしらぬいに不敵な笑みをして喧嘩を売る。しらぬいはその笑顔を見てやりすぎたことを自覚して、拳と日向の胸ぐらを離す。

 

「ほら、しらぬいさん謝ってください。」

 

「すみませんでした。」

 

「日向さんも。」

 

「ああ。すまなかった。」

 

「これで喧嘩は終わりです。まだ続けると言うのなら、私も容赦しませんからね。」

 

くらまの圧により、2人の口喧嘩は終わりを告げた。

ひゅうがの甲板では、比叡達と愛宕、矢矧が話していた。

 

「よく逃げられたわね〜。」

 

「あきつ丸さんが助けてくれました。」

 

「先程の話的に、あきつ丸さんは味方なんでしょうか?」

 

あきつ丸が味方なのかどうかの話し合いが行われていた。時雨を焚き付けたのはあきつ丸なのも呉鎮守府の中では有名な話だ。敵なのか味方なのかもう分からない状態になっていた。

時間は…あきつ丸部隊が清洲城に入城した時に戻る。

 

「各自、時雨部隊と山城扶桑部隊のスパイが居ないかを調べるであります。合言葉を絶対に使うのでありますよ!」

 

「あきつ丸。」

 

「神州丸どうしたでありますか?」

 

「名古屋港に護衛艦ひゅうがを確認。国際旗を確認したであります。」

 

「なるほど…自分が行くでありますよ。」

 

あきつ丸は拳銃を念の為に持って五十鈴を連れて、名古屋港に向かう。時は同じ頃、沖合で停泊しているひゅうがから小型ボートが下ろされ、名古屋港に向かう。そして、名古屋港に上陸してあきつ丸を待った。しらぬいは比叡たちが遠くから見える場所に銃を構えて待機した。

 

「おやおや。これはこれは〜。」

 

「久しぶりです。あきつ丸さん。」

 

「榛名殿、大丈夫だったでありますか?」

 

「はい。今は特別国家公安委員会に合流しました。」

 

「それは良かったでありますよ。さて、今回の情報でありますが…時雨殿は岐阜を抜けて長野に入るのでありますよ。我らは愛知から長野に。扶桑殿山城殿は新潟からであります。」

 

「はい。わかりました。」

 

「そして、時雨殿が東京に入り次第我らは松代大本営跡で旗揚げをするであります。」

 

「はい。」

 

あきつ丸は自身の考えた作戦を榛名に伝えていく。どれも、後にならなければ達成できるかも分からない作戦ばかりだが、あきつ丸が言えば何故かできる気がしてしまう。

 

「旗揚げ後、一緒に守ってる部隊を新潟へ追い出すのであります。そのあとはそちらの援軍と合同で戦線を張る…までが我らの作戦であります。」

 

「はい。こちらの援軍に付きましては、来るそうです。近くの外国港で停泊中との事。」

 

あきつ丸と榛名はお互いの組織の情報を渡し、話が進んでいく。あきつ丸は周りを見始めた。

 

「どうされましたか?あきつ丸さん。」

 

「おかしいでありますなぁ?しらぬい殿がどこかに隠れているような気がして仕方ないでありますが?」

 

「念の為です。わかってください。」

 

「まあ、その理解もしてるでありますよ。さて、五十鈴殿。これから我らは松代大本営跡へ進むでありますよ〜。」

 

あきつ丸は五十鈴を連れて車に乗る。五十鈴は榛名に「また今度会いましょ」と言って車に乗っていった。あきつ丸の車が見えなくなったぐらいにしらぬいから無線が聞こえてきた。

 

『皆さんお疲れ様です。帰って行ったのをこちらも確認しました。ひゅうがに戻りましょうか。』

 

「了解…。」

 

しらぬいと合流して、小型ボートでひゅうがに戻る。

 

「お疲れ様だ。」

 

「お疲れ様です日向さん。」

 

「ふむ。全て無線で聞いていたが…奴の作戦は本当に上手いこと行くんだろうか。」

 

日向は顎に手を当ててそう言う。しらぬいは無言で資料を見続けていた。

 

「ですが、ここで情報をくれる時点で裏切るのは確定と見ていいと思います。」

 

「くらま…そうだな。そうなるな。」

 

「はい。では、横須賀に行きましょうか。」

 

くらまが帰還の指示をするとひゅうがの乗組員は出港の準備を始めた。

 

時は同じ頃…時雨部隊…。

 

「全軍停止。」

 

「あれは…自衛隊ですね。」

 

「うん。」

 

時雨の部隊は岐阜に入ったばかりだったが、自衛隊の防衛ラインを見つけた。時雨は部隊を停止させ、自衛隊の動きを見続けた。

 

「キングチーハーを先頭にして。弾薬庫を狙って撃ってみて。」

 

「了解。キングチーハー全車前へ!」

 

鳥海が時雨の指示で戦車を前進させる。時雨は「弾着観測。観測機発艦急いで。」と空母に指示をする。空母達は艦載機を発艦させ、弾着観測をする。

 

「第1射!撃て!」

 

鳥海の指示でキングチーハーから砲弾が飛んでいく。自衛隊陣地へ砲弾が弾着する。艦載機からの情報が次に飛んできた。

 

「右にズレてます。修正左に15!」

 

「了解!二射目撃て!」

 

修正された弾道は自衛隊陣地の弾薬庫に着弾する。その着弾を見ていた時雨が「すすめ!」と指示を出して艦娘を連れて、自衛隊防衛陣地に突撃していく。

自衛官も突撃してくる艦娘を確認し、銃を向ける。しかし、ほぼ訓練のしていない自衛官は銃でしっかり扱えなかった。

 

「ここで降伏してくれたらいいけど…。」

 

「してくれなさそうですね。」

 

時雨部隊の後を追ってきた鳥海の部隊も陣地に突撃していく。鳥海は双眼鏡で戦況の確認をする。

 

「すすめ!あそこを落としなさい!」

 

「霞!この先に戦車!」

 

「陽炎!対戦車砲を撃ちなさい!」

 

「はいよー!」

 

自衛隊陣地での戦闘は激しさを増していく。霞を軸に艦娘部隊は敵陣地奥地へ進んでいく。奥へ進んでいくと遠くの方に一際大きいテントが目視できた。霞はこれを確認すると「全軍あそこに行くわよ!着いてきなさい!」と指示し、周りに居る自衛隊をなぎ倒して行った。

 

「進んで中を制圧しなさい!」

 

霞の声を聞いた艦娘たちはテントの中に入っていく。霞も入ろうと近づいた瞬間霞は地面に倒れていた。何があったのかわからず周りを見てわかった。自衛官たちはテントを捨てどこかに逃げていたようで、テントに爆弾が仕掛けられていた。それを餌にして艦娘を倒す作戦だったのだろう。霞は状況を理解し、中に入っていった艦娘の安否を確認した。

 

「誰がいるの!返事をなさい!」

 

「か…すみ…。」

 

「その声…陽炎?」

 

霞は瓦礫の下から聞こえた仲間の声の元へ近づくと、両目から血を流して倒れている仲間の姿が目に入った。

 

「ああ…あああああぁぁぁ!」

 

霞は認めたくない現実を見て叫ぶ。爆発を見た時雨と鳥海が合流し、霞と陽炎を回収し自衛隊陣地の完全制圧が完了した。

この岐阜防衛線の戦いでは艦娘側初の死亡者を出した。制圧後、時雨は部隊の全員を集め死亡者を報告した。

 

「みんな、今日は悲しいことが起きたよ。僕達の仲間が死んじゃったんだ。死んだ仲間は6名。名前を読み上げるよ。大潮、松、長月、霰、潮、朝風。みんな、僕達の仲間が三途の川を渡れるように黙祷。」

 

部隊の全員は黙祷をする。時雨は重症の陽炎のことを考え、その日移動は控え修復剤を陽炎に渡した。

 

「さて、君の言い分聞くべきだけど…霞。」

 

「……。」

 

自衛隊のテントを仮拠点として、時雨、鳥海と霞が向き合っていた。

 

「なにか言ったらどうかな?別に僕は攻めてるわけじゃないしね。」

 

「あれは…私の指示のミスよ。」

 

「本当にそうなのかな?自衛隊があんな作戦に出るとは僕は考えてなかったよ。」

 

「それは!私も…だけど。」

 

「これではっきりしたよね。霞…君は悪くないよ。引き続き、時雨部隊の先行部隊を指揮して欲しいな。」

 

「…わかったわ。」

 

時雨は「ありがとう霞。」と言って笑った。霞は時雨に敬礼をしてテントから出た。

霞が出ていった後、鳥海が「本当に良かったんですか?」と時雨に聞く。時雨は「うん。大丈夫だよ。」と不敵な笑みを零しながら返事をした。

 

「はぁ…いいのかしら…。」

 

霞は陽炎の様子を見るために救護テントに歩を進める。すると、後ろから衝撃があった。そして、背中に痛みが走った。

 

「お前のせいで!お前のせいで陽炎姉さんが!」

 

霞は倒れ込み、霞に刺した上怒鳴りつけた犯人を見た。

 

「はぎ…かぜ…?」

 

「お前があんな指示をしなければ!陽炎姉さんはもう治らない!」

 

「な…なにを…言って…。」

 

「分からないの!あの爆弾は熱線も出したのよ!眼球が溶けたからもう…姉さんは…。」

 

「ほ…ほんとうに…なにを?」

 

霞は萩風の言葉を理解するに時間がかかった。しかし、萩風は理解できていない霞の上に乗り包丁を高く上に振り上げ霞の心の臓を一突きした。霞は口から血を流しながら「はぎ…か…ぜ…ごめ…ん…なさ…ぃ…。」と言って死んだ。萩風は霞が死んだことを確認した上で何回も何回も包丁を突き刺しては抜いてを繰り返し、霞の死体の周りには霞の血が飛び散りテントにグロく犯行の残った。萩風は満足したように「やってやった!陽炎姉さんの仇は取ったよ!」と大声で叫んだ。その声を聞いた鳥海と木曽が萩風を取り押さられた。

 

「離して!私は仇を取っただけだから!」

 

「萩風さん!あなたが何をしたかわかっていますか!?」

 

「黙って!これは私の問題なの!」

 

「萩風!包丁を離せ!」

 

「いくらなんでも木曽さんのお願いでも無理です!」

 

萩風は2人に押さえつけられたとしても、包丁を離さなかった。その騒音を聞いた艦娘たちがテントから出てきて霞の状態を見て絶句する。走って霞の安否を確認しに来た朝潮は脈の動いてないことを確認した後、萩風に近づいた。

 

「朝潮さん!ダメです!」

 

朝潮は萩風の髪の毛をつかみ、声を荒らげた。

 

「お前!何をしてるんですか!」

 

「仇を取っただけ。」

 

「霞は…誰1倍頑張ってたんですよ!先鋒部隊は決死の覚悟で行くのが普通ですよ!」

 

野次馬の中には磯風の肩を借りて声を聞きに来た陽炎が来ていた。

 

「そんな…お前みたいな後方で安全が確認されたら来る部隊とは危険性が違うのはその空っぽの頭を使って分かりますよね!」

 

陽炎は磯風に「どうしたの?」と聞く。磯風は答えにくそうにする。しかし、陽炎は「答えて。」と言うので磯風は現状を説明した。

 

「萩風が…霞を刺し殺したんだ。 」

 

陽炎は「磯風…萩風は?」と冷静な声で聞く。磯風は「朝潮にキレられてる。」と応えると「連れて行って。」と言って来た。磯風は陽炎を萩風の近くまで連れていった。

 

「お前なんか!お前なんか!」

 

朝潮の拳が振りあがった時に陽炎が朝潮の拳を掴んだ。

 

「陽炎さん…。」

 

「これは私たちの問題だから…ごめんね。」

 

「ですが…。」

 

「大丈夫。責任は取るから。」

 

朝潮は引き下がった。陽炎の目に付けられていた包帯が解かれて陽炎は片目を開いた。

 

「んじゃ、萩風。何したか答えようか?」

 

静かなトーンの低い声がその場に響く。その場にいる艦娘は一気に静まり返った。

 

「陽炎姉さん…これは陽炎姉さんのこと…を」

 

「何をしたの?」

 

「だから…。」

 

「早く言って。私も暇じゃないの。」

 

「霞…を刺し殺しました。」

 

「そう。」

 

陽炎はどこからか取り出したナイフで萩風の心臓を突き刺した。

 

「姉…さん?」

 

「ごめんね萩風。不甲斐ないお姉ちゃんで。だから死んで。」

 

萩風は倒れて口と胸から血を流して息を引き取った。陽炎は萩風の返り血を浴びて「ごめんね。」と小さい声で言った。

翌日、時雨はこの件については萩風の単独犯とし、萩風を除籍処分とし先鋒部隊の指示権は死亡した霞から奇跡的な回復を見せた陽炎に移され、時雨は松代大本営跡へ部隊を進めた。

一方、扶桑山城部隊は自衛隊の防衛ラインに接敵せずに長野県に入った。

その逆方向、あきつ丸部隊は愛知から長野県南部より進軍した。各基地とは不可侵を結びつつ松代大本営跡近くの母袋城跡に仮の陣を構えた。時雨の部隊が近くに来るまで松代大本営跡には入らない予定だった。その翌日には扶桑山城部隊があきつ丸部隊の向かいの山にある尼巌城跡に陣を構えた。そして、その2日後時雨部隊が松代大本営跡前に到着した。全部隊、5日ぶりに合流した。市民は避難が終わっており人も歩いていない。時雨は松代大本営跡に入り、この後の方針を説明した。

 

「みんな、お疲れ様。まず、みんなの損害を聞いてもいいかな? まずはあきつ丸の方はどうかな? 」

 

「自分たちは降伏勧告を聞いてくれた基地が多かったため、損害なしであります。」

 

「わかったよ。扶桑山城は?」

 

「こちらも損害なしよ時雨。」

 

「そっか。最後に僕のところだけど、損害は戦車10両と艦娘8名死亡だよ。」

 

「そうでありますか…。」

 

「死んで行った仲間たちの意志を継いで絶対に東京を落とす。」

 

「自分たちはこの松代大本営跡を守りに入ってもいいでありますか?」

 

「うーん。あきつ丸には来て欲しかったけど…ここを守るにはあきつ丸の力があった方がいいかもね。いいよ。」

 

「了解であります。」

 

松代大本営跡の1番広い部屋で会議をしていると鳥海が中に入ってきた。

 

「時雨さん!報告です!」

 

「今は作戦会議中だけどいいよ。」

 

「神戸陥落です!」

 

「ん?もう一度言ってくれないかい?」

 

「神戸陥落です。神戸に居た艦娘は捕縛された模様です。」

 

「…そうか。」

 

「次に所属不明部隊が呉に接近中です。」

 

「呉に着く前に東京を落とす。先に東京を落とせば僕たちの勝ちだよ。」

 

「了解しました。」

 

鳥海は部屋を出ていき、時雨は扶桑山城に「何かあった場合の援軍としてここに残っておいてくれないかな?」と言う。扶桑山城は頷き、作戦会議は終わりを告げた。

あきつ丸部隊作戦本部では、搬入された武器などが不正に回収されていた。自衛隊の武器も保管されており、あきつ丸の作戦通りに事は進んでいた。

 

「さぁ、このまま東京に行けでありますよ時雨殿。」

 

特別国家公安委員会の護衛艦娘を連れた護衛艦『ひゅうが』は時を同じごろに横須賀へ寄港した。榛名達はあの時代を共に戦い抜いた戦友達と抱き合ったり、握手をしたりした。そして、そこには三笠の姿もあった。




お久しぶりです。綾凪九尾でございまする。
1ヶ月ぶりに投稿となりました。
今回は長ーく書かせてもらいました。
1万2000超えております。ここまで長いのは久しぶりです。
さて、今回は京都から長野県へ入っていきました。
そして、裏切っていたのはあきつ丸だったと言う真実。 プラスして霞と萩風の死亡。
致し方ない犠牲ですね。
艦娘を『日向』と護衛艦『ひゅうが』を書き分けたのはわかりにくくなったのでわかりやすく書き換えました。
護衛艦娘の『しらぬい』はそのままですが…
あとは、『あの時代』とは太平洋戦争ではなく、深海棲艦との戦いの時代です。そこだけは注意してください。
さてさて、この小説ももう終わりです。
次回で東京まで行きます。その先は後日談にするはずです。気分で変えますけど。
では、次回は早い目に出せるように死ぬ気でやります。
お待ちくださいませ。
綾凪九尾でした。
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