主人公達とμ's   作:KR

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投稿遅れてスミマセン

例の如く、パート毎の時系列はバラバラです。



第1話.異変は突然に

それは突然だった。

 

穂乃果「えぇ!?音乃木坂が廃校!?」

 

海未「えぇ…事実ですよ。ことり、理事長から何か聞いてませんでしたか?」

 

ことり「ううん。おか…理事長には今日まで何も聞かされてなかったよ…だからことりも凄くびっくりしてる」

 

切嗣「どうやら、大分前から話しは進められていたらしい、そうでなければいきなり廃校何て言わないだろう」

 

穂乃果「あぁ…」ガックリ

 

切嗣「!穂乃果しっかりしろ!」

 

ことり「穂乃果ちゃん!」

 

海未「穂乃果!」

 

穂乃果「私の輝かしい高校生活が…」

 

この後、穂乃果はショックのあまり気を失い、保健室に運ばれ、そして、目が覚めて、廃校は夢かと思ったが夢でなく、現実である事を理解した。

 

 

穂乃果「穂乃果はこの学校大好きなんだけどな…」

 

海未「私もですよ…」

 

切嗣「しょうがないさ。この結果は前々から予測されていてソレが現実になっただけだ。僕等がどうこう言った所で何も変わりはしない」

 

ことり「切嗣君相変わらず的確な事を言うね…」

 

穂乃果「もう!切嗣君は学校なくなっちゃうの平気なの?」

 

切嗣「……まぁ平気と言えば嘘になるな。だが穂乃果、僕等が出来る事なんて何もないぞ?」

 

穂乃果「とにかく、何かみつけるの!やるったらやるの!」

 

切嗣「昔っから言い出したら聞かないからな穂乃果は…まぁいい、取り敢えず僕達でも出来る事を探そう」

 

この日、試行錯誤するもいい案が思い浮かばず、考えるのは次の日に持ち越しになった。

 

――そして次の日、何の進展もないかのように思われた時穂乃果が海未、ことり、切嗣すらも予測できないような告げた。

 

――そう、それは、

 

穂乃果「スクールアイドルだよ!スクールアイドル!」

 

―――

――

 

当麻「そんな馬鹿な事があるのか!?俺達は一年だぞ!後輩がこないって事だろ!?そんな現実は認めない、いいぜ、これが神様が与えた試練ってやつなら、乗り越えてやるよ!」

凛「当麻君壊れたにゃ。少し落ち着いた方がいいにゃ~」

 

花陽「……せっかく入ったのに残念だよ…」

 

当麻「はぁ…上条さんの不幸レベルはついに学校を廃校にするにまで至ってしまったのか…」

 

凛「それは関係ないと思うにゃ~」

 

花陽「私たちがどうこう出来る問題じゃないしね…悔しいけど」

 

当麻「……なぁ凛、花陽。二人はこの結果を大人しく受け入れるのか?」

 

凛「当麻君…?」

 

花陽「当麻君…?」

 

当麻「俺は嫌だ。卒業して、それで自分達の母校なくなる何て悲しいだろ?俺達が出来る事なんてたかが知れてるかもしれない。でも俺達に出来る事を小さな事でもいいからやりたい。例えそれで結果を残せなくても。何もしない何て事だけは絶対にしたくない。後悔だけはしたくないんだ」

 

凛「……当麻君は何時もそうやって諦めないもんね!よ~し!凛も何か色々考えるにゃー!」

 

花陽「う…うん頑張ろう…(本当に凄いな当麻君と凛ちゃん前向きで…花陽には真似できないよ)」

 

??(廃校を自分達でどうにかする?出来るわけないじゃない、本当意味わかんない……でも、あぁやって素直に思った事を口に出して、行動に移そうとするって羨ましいわ…)

 

同じ教室に彼女達に羨ましそうに見つめる視線がある。彼女と彼女達が交差するのはまだほんの少しだけ未来先である。

 

―――

――

 

銀時「はい教科書の十七ページ開いて」

 

麗紗「先生。それ週刊少年ジャンプです」

 

銀時「何言ってんの衛宮。教科書ったらジャンプでしょ?友情努力勝利。この中にはあらゆる全てがつまってる。これが教科書と呼ばず何て呼ぶ?」

 

モブA「先生。誰もそれ持ってなくて授業になりません」

 

銀時「何?忘れ物は関心しないな。若者の学力低下の原因の一端を見て先生悲しぞー」

 

??「先生?少しよろしいですか」

 

銀時「どうしたエリリン」

 

絵里「私をその名で呼ばないで下さい」

 

銀時「で、どうしたんだ?」

 

絵里「ちゃんと授業を行って下さい。でないと理事長に言いつけますよ」

 

銀時「さあ。茶番はここまでだ、皆真面目に授業をやるぞ」キリッ

 

―――

――

 

 ――放課後。

 

銀時「うぅ…絢瀬がオジサンをいじめてくるよぉ~助けてノゾえもん~」

 

希「変な風に呼ぶとうちも理事長に言いつけますよ?」

 

銀時「気のせいかな?俺への当たりきつくない、ねぇ?オジサン泣いちゃうよ?」

 

絵里「先生がもう少し教師らしくしたらいいだけです。後、何時も言ってますけど生徒会室に私物を持ち込まないで下さい!」

 

銀時「本当にお堅いなぁジャンプぐらいで絢瀬は、そうだ東條チョコ食う?」ヒョイ

 

希「うちにですか?頂きます」パク

 

絵里「ちょっと希!?まったく…こんなのが生徒会顧問だなんて…」

 

銀時「生徒にこんなの扱いされた…」ガーン

 

絵里「まぁそれは一先ず置いておきます。銀時先生。今日の廃校の話しで聞きたい事があります」

 

銀時「(置いとかれた…)朝理事長が言った事が全てだ、今更俺に何聞くつもりだ?」

 

絵里「廃校に至った原因は生徒の入学希望者が定員を下回ってるからですよね?」

 

銀時「そうだ朝言った通りだ」

 

絵里「だったら入学希望者を基準にまで達したら廃校は免れるってことですよね?」

 

銀時「……単純な話しをすればそうだ。だがな絢瀬。そんな簡単に解決するなら廃校何て結果になんてなりゃしねぇよ。第一よ、これはもう一個人の意思でどうにか出来る問題じゃねぇよ。どうする気だ?」

 

絵里「具体策はまだ有りません……でも私は生徒会として…何としても音乃木坂を存続させてみせます必ず」

 

銀時(おいおい……今にも理事長室に殴り込みにいきそうなくらい本気の眼だ。絢瀬は前々から刺々しくて近寄りがたくお堅くて難しい奴だと思っていたがまさかここまでとはな…成る程、理事長が俺をここに送り込んだ理由が何となく分かった気がするぜ)

 

銀時は理解した。自分が何故生徒会に入れさせられたのかを。それは目の前の一人で背負って気張っている少女をどうにかする事。そして、それは一筋縄ではいかない事も。

 

――坂田銀時はこれから訪れるであろう、波乱な日常を予感して溜め息をついた。




設定紹介
凛や花陽が最初から上条さんの影響で廃校問題に興味津々です。
ケリィと上条さんのクラスには男子が三人しかいません(出すかは未定です)。


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