諦め猫熊はかく語りき   作:幽 

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言葉を交わすことはなくとも、微笑みを交わすことはなくとも。それでも、お前の平穏を願っているよ。

お久しぶりです。フーズ・フーとの話しになります。前回の続きではないです。


ひねくれ者の剣歯虎の平穏を願っています

 

誰のことも、見ていないのだと思っていた。

あんたが見ているのは、たった一人だけで、結局、その他は所詮はおまけでしかないのだと。

何故か、そんなことを頑なにずっと思い続けていた。

 

 

 

「おい、あれか?」

「ああ、青田買いってやつかね?」

「は、運の良い奴だ。」

「ああ、スパンダイン長官の子息だろう?出世は確実。安泰ってとこかね?」

「何言ってる。どうせ、駒の一つだろう。」

「違いねえな!」

 

グアンハオにて、そんなことを聞いたのはいつだっただろうか。

フーズ・フーにとってはどうでもいいことだった。自分にはきっと、関係のないことだった。

 

フーズ・フーがその人間を認識するようになったのは、いつのことだったろうか。

ただ、言えるのは、それは特別フーズ・フーに近寄ることはなかった。それも当たり前で、その人間の周りにはいつだって人があふれていたというのもある。

 

「・・・バカな奴らだな。」

「なにがだ?」

 

その日も、やってきた人間はいつも通り、子どもたちに群がられていた。それをフーズ・フーとジャブラは少しだけ離れた場所で眺めていた。

時々、お菓子をくれて、そうして指導官達と違い、優しく接してくれる存在に子どもたちはよくよく懐いた。

それをフーズ・フーは呆れていた。

 

間引きの観察にあれほど嬉しがる他の子どもにあきれ果て、嘲笑していた。

脱落しても生かされるとは言え、所詮は下に落ちるのと同義だ。

暗部とは言え、強さを与えられる今の立場を放り出そうとしていることにあきれ果てた。

この世は強さこそが至高だ。

 

暴力にせよ、権力にせよ。

力とは、シンプルに己を守ってくれるのだ。

だからこそ、他人に己のありかを明け渡す弱者にあきれ果てた。

 

「だって、そうだろ?家畜の名前を覚える屠殺野郎がいるかよ。」

 

フーズ・フーはそう吐き捨てた。

どれだけ男が慈悲深く見えても、所詮はその慈悲さえも張りぼてなのだ。

肥え太った家畜を見定めるそれに懐くものの悍ましさなんて分かりきった話だろう。

正直な話をするのならば、フーズ・フーはジャブラはそれに同意するのだと思っていた。目の前の同期は気性が荒いようで案外冷静で、自分を律することに長けている男だった。

 

「・・・・お前、あの人と話したことあったか?」

「あるわけないだろ?」

 

フーズ・フーはそうあきれ果てた様子でそう言った。

ジャブラから帰ってきた予想外の言葉にフーズ・フーはしかめっ面をした。それにジャブラは少し、フーズ・フーのことを見つめた後小さく息を吐いた。

 

「・・・なら、話しかけてみろよ。」

「はあ?」

「順当に行けば、俺たちの上司になるんだ。媚びの一つでも売っておいても罰は当たらねえよ。」

 

ジャブラらしくない言葉にフーズ・フーは顔をしかめた。

 

 

フーズ・フーはそれから、ずっと、その黄昏の男のことを遠目に眺めていた。

それの周りには常に誰かがいた。誰かが、それの膝の上でその場所以上に安全なところなんてないような顔をしていて。

 

その時の、男の顔が、フーズ・フーは嫌いだった。

 

静かな顔をしていた。

静かで、けれど、穏やかな笑みを浮かべて、その一瞬だけ、その頭を撫でる幼子がこの世でもっとも愛おしいとでも言うような顔をしていた男が。

 

フーズ・フーは、この世で何よりも嫌いであったのだと思う。

 

 

 

フーズ・フーがその男に関わることは結局無かった。

彼はすぐにCPに配属が決まり、そうしてCP9に所属が決まった。

当たり前だ。

六式を取得し、執行人として問題のない精神を内包したフーズ・フーには当然の帰結だった。

 

事実、彼はCP9でも有益な結果を出した。

強さに加え、フーズ・フーの性格は人の輪に溶け込むのには適していた。

当時、CP9の長官だったスパンダインの覚えもめでたかった。

 

当たり前だ。

結果を積めば、それ相応の待遇が得られる。

 

それでもなお。

 

淡い花のような色の髪をした、黄昏時の瞳をした男は、フーズ・フーのことを見ることはなかった。

 

 

 

スパンダムとの縁は切れることも無く続いていた。

何せ、CPに所属していれば嫌でも顔を合わせたし、スパンダムは父親に顔を見せに来るときもあった。

 

スパンダムが来る日は、いつも、静まりかえった司法の島はどこかそわそわと落ち着かないような何かがあった。

 

遠目に見るスパンダムはいつも、誰かが近くにいて、それはまるで自分たちの立場など忘れたかのような顔で微笑むものだから。

 

(バカな奴ら。)

 

所詮、駒が何を懐くのだろうか。

 

 

結局自分たちは政府の駒で。

何も選ぶことなく、散々に血に濡れ続けた自分たちが何を今更人のような顔をしているのだろうか?

 

それこそ不要だ。いつか、そうやって微笑んだ相手に自分たちは牙を剥くのだ。

そうして、そうやって尻尾を振る黄昏時の男は、そんな存在達の象徴だろう。

自分たちの手を汚させて、それでもなお、男が空々しく自分たちを人のように扱うその様は悍ましかった。

 

断裂したかのような、互いの溝を理解してか、目をそらしてか、そこまでして男に縋る同胞達が滑稽だった。

 

 

「おーい、スパンダム。」

「ジャブラか。どうした?」

「あんた、明日休みなんだろ?」

「誰から聞いたんだ?」

「あんたの父親と話してただろ。」

「・・・・あの人は。それで、どうした?」

「俺も明日休暇なんだよ。飯おごってくれよ。」

「お前なあ。」

 

当たり前のように懐くジャブラの存在に呆れた。

 

 

聞いたことがあった。

お前ほどの奴が、何をそこまで媚びを売るのだと。

 

「あいつに媚びを売るほどお前も落ちぶれちゃいねえだろうが。」

「・・・お前こそ、なんでそんなにムキになってんだよ。」

「はあ?俺が?俺はただ、呆れてるだけだ。あいつと、俺たちは違う。」

 

搾取される存在と、搾取する存在がどれだけ交わろうと変わることは無い。

スパンダムに媚びを売る存在達を、フーズ・フーはずっと蔑んでいた。

例え、下僕であれど、家畜のように媚びを売って生き延びることはごめんだった。

そうだ、どれだけ媚びを売ろうと、愛を語ろうと、政府の諜報機関に属する男の愛を疑わない同胞がフーズ・フーは嫌いだった。

 

まるで、家畜の子どもたちを愛しているかのような仕草をするスパンダムが嫌いだった。

 

「羊と羊飼いの間に、同等の感情はねえよ。」

 

フーズ・フーのそれに、ジャブラは困ったかのように頭をがしがしとかき回し、そうして、小さく息を吐いた。

 

「・・・・俺はあいつに媚びを売ってる覚えはねえよ。」

「どの口が言ってやがる!」

 

その言葉に、ジャブラは一瞬だけ口をつぐんだ後、はあとため息を吐いた。

 

「お前は勘違いしてるんだよ。」

「何がだ?」

「・・・・あいつは、羊飼いになんぞなりたくなかったんだよ。なのに、なんでだろうなあ。」

それでも、あいつは、羊飼いになっちまうんだ。

 

心底、ジャブラは何かを哀れむような声で、囁いた。

 

「そうやって、俺たちを家畜だと蔑む程度に狂えれば、あいつはどれほど幸せだったんだろうな。」

 

その言葉の意味が、フーズ・フーには分からなかった。

 

 

 

ロブ・ルッチがCP9に所属になれば、スパンダムは明らかに以前よりもずっと足繁く顔を出すようになった。

 

それにフーズ・フーははっと息を吐いた。

ジャブラの言葉に呆れたように息を吐いた。

どうだ、それは結局、使える駒を選びたかっただけで、結局それ以外に目なんて向けていないではないか。

 

それはずっと、ルッチのことを見つめていた。

グアンハオでも、CPでも、男はずっとルッチのことを見つめていた。

他者に目を向けることはあっても、男の視線はずっとルッチを追いかけていた。

何よりもルッチに先に会いに行き、ふれあい、我が儘を赦し、傲慢さを受入れ、横暴に頷く。

分かりやすいランク付けだ。

それを見て、ルッチのようになりたいと、スパンダムとふれあった同胞達はこぞって手柄を上げようとした。

スパンダムによって方々に送られた同胞達は、見事にそのえさに群がった。

 

ただ、愛というものに群がるものたちが、ひどく、滑稽だった。

今はいい。

まだ、役に立つ間は確かにそれらの望む、愛というものを与えられるだろう。

けれど、いつか、人は走る足を止めるしかない。

 

そうして、走れなくなった羊はどうなるのか。

 

いつか、捨てられるしかないものたちをフーズ・フーは蔑み続けていた。

ロブ・ルッチでさえも、その愛から逃れられなかった。

まるで哀れな、只の人間であるように、愛を乞うそれらよりも、少なくとも自分は優秀であるとフーズ・フーは理解していた。

 

 

 

とある物品の護送に失敗した、それだけで牢獄の中にぶち込まれたとき、フーズ・フーは嘲笑した。

 

ほら、見てみろ。

結局、最後はこうなるのだ。

 

政府の犬、法の下僕、血に濡れた処分の下された猟犬。

結局、自分たちはこうなるのだ。

上手く生きられなかった家畜の子どもの末路は所詮はそんなものなのだ。

 

(・・・・あいつに、もっと媚びを売れば助けて貰えたのかね?)

 

そんなことを考えるほどに、全てが嫌になっていた。

けれど、すぐにいいやと嘲笑した。

 

フーズ・フーは、何があってもスパンダムに命令も出なければ話しかけることはなかった。

それは、スパンダムのことが嫌いだったのもある。

 

それと同時に、フーズ・フーはスパンダムのお眼鏡に適わなかったことを知っていた。

 

時折、目が合うことがあった。

当たり前だ。

その黄昏を見つける度に、遠目に見つめるときがあった。その回りには、愚かな同胞がいたために。

呆れて、蔑んで、そうして、苛立ったものだから。

そんなとき、スパンダムと目が合うときがあった、黄昏時の瞳が、自分に気づいて、視線を寄越してくるときがあった。

 

いつだって、その黄昏の瞳は自分を避けるようにそらされる。

自分に気づいて、けれど、すぐに何か疎むように目をそらす。

 

それにいつだってフーズ・フーは怒り狂っていた。

何が気に入らない?

 

ルッチに及ぶほどの才も、順調に結果も出してなお、それは頑なにそれはフーズ・フーに近づいてくることがなかった。

 

(お気に入りのルッチと、何が違う?)

 

気に入らない。

まるで、聖人のような顔をして他者を食い物にするしかない、政府の犬。

そのくせ、駒になり得るフーズ・フーから目をそらすその男。

ああ、いいだろう。

もっと結果を出してやろう。そうして、自分が懐に入れるべきだったのが誰だったのか思い知ればいい。

 

そう思っていた。そう思って、任務に向かっていた。

けれど、結果的に、男の目は正しかったらしい。

自分はこうやって牢に入っている。

 

フーズ・フーは、結局、スパンダムに近寄ったこともなく、話したこともなく、遠目にかち合った瞬間だけがフーズ・フーにとってのそれの手触りをしる瞬間だった。

 

話したこともなかった、近づいたこともなかった、ただ、ただ、遠目に男がそれのお気に入りの駒達にえさを撒く瞬間だけを眺めていた。

 

ああ、と思う。

こんな牢獄の中で、生き地獄を味わってなお、頭のどこかでもしもを考える。

己のことを見ていなかった、まるで聖人君子のような顔をした、同胞達に愛を与える男のこと。

 

(・・・・助けてくれたのだろうか。)

 

もしも、自分が、男に頭を垂れていれば、家畜の子どもとして、その浅ましさを飲み込みさえすれば。

たった一つ、搾取されるしかない自分の人生で守り通したプライドさえも放り投げていれば。

 

 

 

 

牢に入れられて、どれだけ過ぎただろうか。

がちゃりと、扉が開いた。

あまり見ない看守たちが自分のことを引きずって歩き出した。時間は深夜らしく、囚人達も素直なものだ。

 

「・・・・おい。」

「黙って歩け。」

 

逆らっても良いことはないだろう。そう理解して、フーズ・フーはそのまま看守たちに従って歩き続け、そうして、いつの間にか外に出た。

 

「は?」

「ほら、こっちだ!」

「早くしろ!」

 

叩きつけるような、嵐が遠くに見える。そうしていると、海楼石で出来た錠が外される。

 

「何してるんだ!?」

「俺たちはグアンハオで育った同胞だ!」

「いいか、このまま先に進めば小舟がある。そこに同じ同郷がいる!船に乗って、政府の目がない島に逃がしてやる!」

「お前ら、何してるのか分かるのか!?」

「安心しろ、ちゃんとなんとかする目処は立ってる。」

「なぜ!」

 

そこまで言ったとき、同胞だと名乗るそれらはフーズ・フーはぐいっと何か手紙を押しつけられた。

 

「スパンダムさんからだ。」

 

その言葉に、フーズ・フーは目を見開いた。

 

「生きろ。それがあの人の望みだ。」

 

 

乗った船にいた同郷は、スパンダムの指示だと、それしか言わなかった。そうして、降ろされた島で、フーズ・フーは当分の資金だとまとまった金を渡された。

 

そうして、彼は渡された手紙を読んだ。

 

そこには、今回の任務に就かせたこと、そうして、収監を止められなかったことの謝罪。

フーズ・フーの行方については、同じ体格の死体を用意し、後始末は看守になったグアンハの同胞達に任せたことなどが書かれていた。

 

フーズ・フーにはそんなことは興味がなかった。

何故、あの男が、自分を見ることのなかった男がこんなことをしたのか。

それに尽きる。

 

手紙には、このまま自由に生きること、政府の手が加わらないように顔は隠して生きることなどが書かれていた。

けれど、フーズ・フーを助ける理由は書かれていない。

ずっと、男を疎み続け、ろくに話したこともないというのに。

ここまでのことを、自分たちの手を使ってした理由。

 

その答えは、手紙の最後に手短に書いてあった。

 

 

これからは、お前だけでも自由にいきてほしい。

今まで、俺が逃がしてやれなかったグアンハオの子どもたちの代わりに。

お前の平穏と幸せを祈っている。

 

P.S.

お前はずっと俺のことを嫌っていたようだから話す勇気がでなかった。今思えば、お前と少しでも話しておけば良かったと後悔している。

いつか、会うことがあったら、少しでいい。話をしよう。

 

 

それにフーズ・フーは全てを理解した。

ぼたぼたと、いつの間にか流れ落ちる雫が読んでいた紙をぬらした。

 

ずっと、フーズ・フーが気づいていなかっただけだった

ああ、なんだ。男はずっと己のことを見ていてくれたのだ。

ずっと、目をそらしていたのは自分で。その男はルッチと同様に、自分を見ていてくれた。

見守り、そうして、たった一人に振りまいていたはずの愛は、確かに己にも降り注いでいた。

 

ああ、と、フーズ・フーは子どものように泣きじゃくる。

話していれば良かった。気まぐれだとそういって、歩み寄って、一言だけでも口を利いていればよかった。

 

ああ、多くのリスクを背負い、自分のためにこれだけのことをした男がどんな風に笑うのか。

それさえも、自分は知らない。

 

フーズ・フーは海賊になった。

政府から逃げ続けるならば、それ相応の足と、隠れ蓑が必要だった。

顔を隠し、今までとは違う秩序側を捨て、無法者に成り果てた。

それでも、フーズ・フーは生きることが苦にならなかった。

あの巨大な権力に逆らってなお、己が生きることを願い、守ろうとしてくれた人がいた。

己を愛してくれた人がいた。

 

ゆえに、フーズ・フーは願っている。

いつか、その男にもう一度だけ会うことを。会って、ほんの少しでもいい。

あの瞳を見つめて、ほんの少しだけでいい。

 

たわいもない話をすることを。

 

 

 

「・・・・それで、お望みの結果になったんですか?」

 

その言葉にスパンダムは顔を上げた。

そこには年若い、見目麗しい少年が立っていた。

 

「ここは俺の自宅のはずだが。どうして、お前がいるんだ?」

「諜報員の自宅ならもう少し警備をしっかりしたほうがいいですよ?」

 

ルッチはそう言って、当たり前のようにスパンダムの座るソファに隣だって潜り込んだ。

 

「で?あなたの子飼い達を使った殺処分予定の野良猫はどうなったので?」

「グアンハオ出身者は俺の子飼いではないし、フーは野良猫でもねえ。」

 

無事にフーズ・フーを送り届けた旨が書かれた手紙をスパンダムは蝋燭の火で燃やす。

 

「ふん。勝手に拗ねて。あなたを嫌っていた愚か者にどうしてどこまで構うのか。俺には理解できませんね。」

 

拗ねたようにそう言って、肉付きの悪いスパンダムの膝に頭を滑り込ませる。

それにスパンダムは黙り込む。

 

その言葉は事実で、スパンダムは仕事で最低限話す程度しかフーズ・フーと話したことはない。当たり前で、フーズ・フーはずっとスパンダムを嫌っていた。

嫌われる理由は多くある、

元々、弱肉強食が倫理観の下にある世界で、弱いスパンダムが高官の地位についている事実を面白く思わないものも存在しているだろう。

フーズ・フーと仲の良いジャブラにそれとなく探りを入れたこともあるが、事実を教えてくれはしなかった。

けれど、それでもよかった。

 

「あの子は、グアンハの子だ。それなら、俺には助ける理由がある。」

 

その言葉にルッチは不機嫌そうに顔をしかめた。

 

「愚かな人だ。」

「愚かか。」

 

それでも、スパンダムは自分を嫌った男の平穏を祈り続ける。

 

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