現代チートで武器商人!! 〜世界征服目指していざ旅生活!!〜 作:デルタイオン
やっぱインターネットって最高!!(洗脳)
馬車に揺られて3時間。
小物を次々と発注しているとジェリノ王国に着いた。
いつの間にか無くなっていた頭痛の代わりに興奮で馬車から身を乗り出していた。
「こ、これがジェリノ王国!!」
「そうさ!ここがジェリノ王国!!世界一住みやすい国さ!!」
風がビュービュー吹くこの街はまるで一つの山のような大きさだった。
―ジェリノ王国 PM5:43―
「はい。仮の入国許可証。明々後日の夜までに入国許可証を受け取りに交換してくれ」
「ありがとうございます」
「そんな頭下げられることじゃないよ。ほら、行った行った」
背中を軽く叩かれて先を急がされる。
メリさんが事情説明やお金を支払ってくれたのであっさりと通らせてくれた。
これで貸し一との事だ。怖い怖い。
さて、宿を取ると早速奴隷商の所へと行った。
奴隷商は思ったよりガリ細のおじさんだった。
「よろしくおねがいしますね。では早速本題へと行きましょうか。えぇ」
「では条件を言います。まず少年、または少女である事。骨格が良く、四肢欠損の無い子。精神が比較的落ち着いてる子。居ますか?」
「えぇ、もちろん。山程居ますよ。ではこちらへ」
部屋を移動し、奴隷商が奴隷を連れてくる。まあ、職業的に当然だが、こうしてみると嫌悪感が出る。
連れてこられたのは6人。値札は銀貨10枚から40枚。銃を握れて戦闘にも慣れてそうな子は……ん?
「キミ、名前は」
「なまえは……」
「この子には名前がありません」
「そうか……」
名前が無いか。
白髪でボサボサヘアの白人少年だ。
暴力を受けた形跡無し。所々汚れており、食事を満足には受けれていないが病気にはなっていない。
「この子と……」
金貨は銀貨100枚らしい。
だからあと一人買える。
「………キミ、仲の良い子は居る?」
「………ミシェル……」
「ではその子を」
「良いのですか?一部足を欠損しておりますが……」
「良い。それよりも精神面で弱ってもらったら困る」
「なるほど。では合計で70銀貨となります」
金貨を出す。
「では銀貨30枚です。どうぞ」
「ああ。それと奴隷商。従属魔術だが、後で消せるのか?」
「ええ、消せますよ。ただ、消す場合またご料金を頂く事になりますが……」
「金額は?」
「銀貨15枚」
15枚か……先に払っておくのも良いが、有耶無耶にされては困るな。
「なるほど。とりあえず受け取っておこう」
「ご信頼いただけるよう頑張ります」
「………そこまで言うのであれば先払いだ」
「ありがとうございます」
不安にはなるが、今後でどうにかなるだろう。
そうこうしているとミシェルが来た。
白髪ストレートで黄色い目が特徴的だ。
足の欠損とはあるが、少し動かせはするみたいだな。
暴力を受けた形跡あり。血は出てないが炎症を起こしている所があるな。しかし、なんだ………視線が何かおかしい……
まあ良いか。
従属魔術を腹に刻み、俺の手の甲にマスター権限の魔術を刻んだ。
あとは腹に触れ、契約を結ぶ。これでOKだ。
「ではまたのご来店をお待ちしております」
「ああ」
そう言い店から出た。
そして誰も居ない路地裏へと来ると水、タオル、服を発注した。
全部小型品に入るらしく、テレポートで来た。
「目を瞑れ」
そう言うと目を瞑った。
水をぶっ掛け頭を洗う。
素手で洗うのは危険だが仕方ない。そしてタオルを渡してミシェルだ。
ミシェルの髪は元々スラリとしていたが、水を掛けると艶が出た。
そしてタオルを渡して拭くように命じた。
拭き終わったら服を渡して着替えるように命じた。
で、問題が発生した。
服が着れない。
特にミシェル。なんか挙動がおかしい。
しかたないので順番に少年。ミシェルと着替えさせていく。
少年の服は奇抜にならないように長袖の白シャツと薄黒い青色の長ズボンだ。
理由は汚れが目立つからだ。
ミシェルも同じで長袖長ズボン。理由は同様。
「……そういえば靴。履いてないな」
忘れていた。適当に靴を渡して履かせた。
まあ、またわからないみたいなんで手を貸した。
ヒモの結び方を教えないとなと頭にメモして完成形を見た。
うん。普通に爽やか系だな!!
しっかしこうしてみると二人共美形だな。スタイルも顔も良い。
「うん。まあまあだな」
だが残念。俺のセンスはそれを際立てる程良くは無いらしい。
まあ、どこにでも居るという感じになったのでOKだ。とゆうより、元々の狙いがそれなのでこれで良いのでは?
「じゃあ少年。君の名前を決めようか。名前は本当に無いんだね?」
コクリと頷く。
「ネームレス………ね……」
ネームレス。という所しか考えられない。
何か良いのあるか?ネームレス……ミシェル……
大天使………
ん〜……駄目だ。神話系は苦手なんだ。名前はカッコいいからついつい選びがちだが。
こうなれば仕方がない。
「アシュラ。アシュラはどうだ?」
少年――アシュラは頷いた。
「よし。アシュラ。貴様はこれから地獄の日々を送る。その少女を守りたくば戦え」
アシュラの目に、怒りが湧いた。
「良いな……」
アシュラは、今までに見せたことのない程に大きく頷いた。
それは、彼なりの覚悟だ。
はえ〜……一日中起きてたら目がバッチシ。いつもより最高の気分だ。
社畜って最高だな!!