俺の中で色々あった。あこと付き合ったり、姉さんとピアノを二人で弾いたり、それ以外にもなんか野郎の友達が増えたとか、本当に色々あった。
とりあえず俺の物語はきっと前回で終わるんだな。なんて思っていた。
「ちょっと輪廻、ピアノ早すぎよ! もっと遅く出来ないの?」
「分かりましたよ。動画で0.75倍速のやつ頭に叩き込んでるんで、それくらいにしますか?」
「マジお前天才だな。もう機械じゃん」
「そう言うアンタも輪廻によくついてけるわよね」
「料理人として手の精密な動きは要なんだ。それに、ベースくらい弾けないとリサに顔向けできん」
「それじゃあ私は紗夜に顔向け出来ないんだけど」
「大丈夫よ、どんなルナでも私は愛してるわ」
「あれ? 紗夜!? いつからいたの!?」
「恋はスリル、ショック、刺すザマスよ!」
「ダメザマスだよ! そういえば紗夜の歌声可愛かったわよ」
「ありがとうルナ。貴方の喘ぎ声も可愛いわよ」
「カウンターどころか身体貫かれたんですけど」
「「流石リア充」」
「やっはろー竜。流石アタシの旦那だね。もう完璧じゃん!」
「お、リサ? お前も来たのか?」
「ねぇ竜、キスしよ?」
「早い早い脈絡ないおいこら肩掴むな……ん!? んんんっ……!!」
「あっこあっこあー! 輪廻さん来たよ!」
「ちょっと待てなんでみんな俺達のスタジオにズカズカ入ってきてんだ? しかも雷狼さんリサさんに襲われてんだけど」
「リサと紗夜とあこと燐子が暴れたのよ」
「輪廻! 我が闇の炎に抱かれて消えろ!」
「輪廻……子・づ・く・りしましょ」
「とりあえず姉さんは帰って。どうぞ」
「最近輪廻が冷たい……まさか、倦怠期?」
「違います。俺はあこ一筋です」
「えへへ……輪廻、撫でて!」
「ワシワシMAX」
「ロリコン」
「かっ飛ばすぞ白金」
「否定したいなら……お姉ちゃんのおっぱいが好きって大声で言ってごらん」
「ごらんじゃねぇです。社会的に殺す気かテメェは」
「出た、白金家名物姉弟痴話喧嘩」
「黙れ料理人。皆さんこの姉止めて下さい」
「「「「「「冗談じゃないわよ」」」」」」
「「みんなに移ってる!?」」
みんなの言葉に白金姉弟だけツッコミを入れる。はい、というわけで終わってなかったんです。あの後ルナさんの提案で、ギター、ベース、ピアノ揃ってんなら曲の演奏とかできるべなんて言ってですね、ボーカルいないけどこうしてたまに集まって弾いてます。
野郎3人合わせてまさかの『
まぁ、ライブとか考えてないけど。
「は? ライブしねぇの?」
「雷狼さん? マジで言ってんですか?」
「あら、私はすると思ってたけど?」
「ルナさんまで!?」
「あら、楽しみね」
「友希那さんも!?」
「実力はそこまでではありませんけど、何かの目的で真剣にライブをするのはアリだと思いますよ。こうして出会えたのは何かの縁です。思い出の一環として真剣に演奏するのもどうですか?」
「紗夜の言う通りね」
「ルナの演奏中の顔見て興奮するので是非演奏して下さい」
「全然言う通りじゃなかったわ」
「欲情してきたのでお手洗い行っていいですか?」
「それは言わなくてよろしいわよ!」
「アタシも竜の演奏見て、その手でアタシの肌に触れて楽器のように鳴かされるんだって妄想するからライブしてね」
「おまんは何を言っとるんじゃ」
「あこは……うん。輪廻さんのカッコいい姿見たい!」
「……あこ」
「輪廻さんピアノ弾いてる時楽しそうだったし。だから、後悔とかして欲しくないよ。誰に勝つとか負けるとか、今は関係ないし、りんりんと比べることも、ないと思うな。輪廻さんは輪廻さんの演奏をすればいいと思うよ!」
「よし、弾こう。あこの言葉で目が覚めた」
「「「「「「ロリコン」」」」」」
「あこ以外説教な」
「わたしは……今井さんと同じだから理由は言わなくていいかな」
「うん。本当に言わなくていい。ってかもう貴方喋らないでくれません?」
そんな会話をした俺達とRoseliaのみんな。こんな人達でも、音楽の時は真剣に、プロ以上を目指してるのだから人は見かけによらない。
いつか、ライブしよう。そう、約束した俺たちであった。
「そういえばボーカルっていないの?」
「ワンチャンルナがそうなるだろうな」
「この中で一番ギター下手なんだから歌いながらなんて私は無理よ。専門呼んでちょうだい」
「ええ……なんか残念」
「一人あてはいるわよ」
そう言った友希那にみんなが振り向く。
「え? 友希那にあて?」
「バカにしてるの?」
「湊さんボッチじゃないですか」
「うちのギタリストが辛辣な件」
「それで……友希那さんのあてって……誰なんですか?」
「私の彼氏よ」
「「「「「「……え?」」」」」」
「ああ、玉の輿の人ですか」
「泣くわよ」
友希那の発言に輪廻だけが反応した。
「嘘だ!」
「リサそろそろシメるわよ」
「ゆ、友希那に……彼氏だと!?」
「ルナ、口調戻ってるわ」
「友希那さん。最近曲添削誘ってくれないと思ったら彼氏とずっこんバッコンとかしてたからなんですね」
「流石燐子の弟ね。下ネタ発電機だわ」
「冗談です。なんか嫌だ、めっちゃ嫌だそのあだ名」
「同志だね」
「姉さん肩に手を乗せるな」
「まぁ、何度かヤったけど」
「友希那さんそれ言っちゃダメじゃね?」
「寝てる間にね」
「犯罪じゃねーか」
「同意は取ってるわ。黒服の人に」
「それは同意って言わないです」
「湊さんに彼氏湊さんに彼氏湊はんに彼氏……えらいこっちゃ!」
「紗夜、貴方も言葉めちゃくちゃよ。みんな失礼ね。でも、言ってなかった私もアレよね。そこそこヤバい人だけど、私が選んだ男よ。ボーカル務めるくらいわけないわ」
「ヤバいの? 変な男に捕まってない?」
「リサ、ヤバいってのは言葉の綾よ。まぁ、ヤバいけどね」
「じゃあヤバいんじゃねぇか」
「ルナさん口調」
「その人の名前って誰なんですか?」
あこの言葉に友希那は電話をかけてスピーカーにした。
『……どうした、友希那』
『今から指定するライブハウスに来なさい。来ないと一緒私しか見られない呪いかけるわよ』
『急なんですけど。そこ行ったら僕は何をすれば……『鏡! 誰と話してるの!』ちょっとこころ!? 急に背中に抱きつくな!」
『浮気は絶対許さないからね? とりあえず来て歌いなさい。オカマ達が待ってるわ』
『ナニソレイミワカンナイ「ブツン!」』
「……そんな訳で私の彼氏、
「友希那、急に呼び出してどうした?」
「来るの早!?」
「早かったわね」
「黒服の鳥が安全運転と称してすっ飛ばしやがったからな。というか、え? Roselia? そして男性人誰?」
「とりあえず混乱するので自己紹介しましょう皆さん」
急に現れた男と、その他は紗夜の一言で自己紹介から始め、友希那に脅された弦巻鏡も参戦して、新たに『
今度こそ終わりです。
見てくれてありがとうございました。