突然だが、俺はよく猫に懐かれる。いつからなのかは忘れたけど、最近暇つぶしに行く散歩コースの公園によく猫が集まるのだが、三匹くらいは必ず俺の膝に乗りたがるのだ。
「にゃー(膝乗せろ)」
「おう、膝か? いいぞ」
「なー、なー(アイドルにならない?)」
「猫じゃない鳴き声の奴がいるな」
「ゴギィガンガイグギィ(お兄さん大好き)」
「そんでもってお前は核兵器か何かか!? 鳴き声とんでもねぇぞ!?」
「……にゃーん……輪廻、パコろう?」
「貴様はなにをやっとるかぁぁぁぁぁ!!」
おかしいな。猫は3匹のはずなのに4匹目が居て、猫耳つけて人の形をした発情期黒髪ロング巨乳の白金にゃん子……姉じゃねぇか!
「そんな大声出したら人に見られちゃうよ……あ、見られながらシたいの?」
「違う。というか女の子がパコるとか言うな!」
「逢瀬を重ねる?」
「
「わたしでヌプヌプする?」
「逮捕だぁぁぁぁぁ!!」
どうして休日にのんびりするために公園来たのに、バカ姉のせいで疲れなければならんのだ。
とりあえず姉を落ち着かせて、俺は朝作っておいた弁当を姉にもあげる。キンキンに冷やして衛生を保った素麺だ。
俺の趣味は公園で一人ピクニックが趣味なのだ。悲しいねぇ。
「という訳で変な格好してヌプヌプとか言わないでくれ」
「うん……分かった。じゃあ輪廻のシコシコする」
「……昼飯の素麺の話だよな?」
「輪廻の小さいけど、白いのは喉越し良くて飲みやすいね」
「大小に関してはもう突っ込まないけど、素麺は飲むな。噛め。喉詰まるぞ」
「……飲んじゃった♪」
「黙れ」
俺のは多分ちっちゃくないよ! 比較なんて知らない。というか比較とか無理じゃね? 男子で着替えた事はあっても勃たせた事は無いから。それもうただのそっちの人じゃん。
「まぁ……輪廻はあこちゃんが大好きだもんね」
「ハイライトカムバック。ってか、何でそんな話になってんの?」
「Roseliaでは有名だよ?」
「なんで?」
「あこちゃんと一緒にいるのあこちゃんを振ったあの憎き竜って人除いたら男の子でルナさんと輪廻だけだから」
「はぁ……んで、なんで俺があこちゃんを好きだって?」
「だってルナさんと憎き竜は氷川さんと今井さんっていう、強靭・無敵・最強の彼女がいるから」
「羽丘の
「しかも、輪廻はあこちゃんとかなりの頻度で……わたしの約束を放置して一緒にいるもんね」
「ねぇ、そのスタンガンどっから出したの?」
「輪廻を好きになっていいのはわたしとあこちゃんだけなんだよ?」
「じゃあ問題ないじゃん」
「弟の童貞を貰うのは姉の役目だよ」
「じゃあ問題しかないじゃん」
「あこちゃんは……わたしの物」
「ブラコンでレズとかもう無茶苦茶だよこの姉」
「あこちゃんが欲しければわたしとキーボードで勝負だよ!」
「不公平だとは思いませんかお姉様」
「……輪廻弾けるじゃん……ピアノ」
「……誰から聞いた?」
「あこちゃんが言ってたよ……『アナタタチ、ロゼリアニスベテヲカケルカクゴハアルー?』って」
「うわー、すっげぇ棒読み。しかもそれ友希那さんじゃね?」
「『りんりん聞いて! 輪廻さんが落ち込んでるあこにピアノ弾いてくれたんだ! りんりんと一緒でNFO弾けるんだよ! るんってするよね!』って言ってたよ?」
「あこの真似めっちゃ似てるけど最後! 最後なんか違うやついたぞ!?」
「
「え?
「よく『るん』って言ってるよ」
「シスコンじゃん」
「わたし達と同じだね……」
「アンタと一緒にするな」
「だからね……今度ピアノ弾いて欲しいな……お姉ちゃんの処女引き換えにしてもいいよ」
「考えまーす」
「うわぁ……棒読みだ……」
「黙れ変態」
白金家は今日も仲がいいです。
「ゴギィガングガギ? (お兄さん浮気?)」
「まだいたのお前!? しかもなんか眼光ってる!?」
「浮気じゃないよ……死ぬ気だよ」
「やめてね?」
俺は猫に懐かれるんだって。ふざけんな。
猫って可愛いですよね。