ソードアート・ディファレント   作:ルイ/Lui

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SADTS

原作:川原礫

考案、作成:Luikon

【注意!】

・IFストーリー注意
・キャラ崩壊注意
・ストーリー崩壊注意
・この作品は思いっきりキャラを載せているパクリ作品ですが、ほぼ自己満足作品です

※この作品は原作とは全く関係が無くはないですがありません、ご了承ください


ソードアート・ディファレント -Tragedy Story-

 

序章 -世界初のVRMMORPGゲーム-

 

2022年11月

ついに発売された、ナーヴギア専用ソフト「ソードアート・オンライン」

俺はこのゲームの正式サービス開始時刻まで新聞片手に待っていた

 

なぜなら、世界初のVRMMORPGゲームであり、脳の大五感を刺激して、仮想世界にいるような感覚を味わう事が出来るという、本当に夢の様なゲームだからだ。

このゲームは、限定1万本という数少ないゲームとなっている

俺は1000人限定という、ベータテストに見事当選、そして満喫していた

学校でも、ゲームの事を考えていて、学校が終わると、家に飛び入るように帰って、すぐに起動していた。

 

ベータテストの時は、1ヶ月という短い期間で、遊びまくったものだ。

更に、ベータテストに当選した人は正式サービスのソフトが無料で貰えた

何とも太っ腹である

 

そんな光景の思い出に浸っていると、正式サービス開始時刻が近付いていることに気付く。

 

読んでいた新聞をデスクの上に起き、ベッドに寝転がる。

俺は、ナーヴギアを被り、起動する言葉を唱えた

 

「リンク・スタート!」

 

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おまけ -歪み-

 

──ここは遠い遠い時空の彼方

そこには、1本の杉の木が生えていた

しかし、何やら硬そうである

 

──タイミングよく音が聞こえてくる

その音は、何かものを叩いているような音だ

 

「よんじゅう...なな!」

 

音に合わせて少年の声が聞こえてくる

 

「ごーじゅう!!」

 

50と聞こえた瞬間、硬いものを叩いているような音は聞こえなくなった

 

「ふう...今日の午後の分は終わりかな...」

 

「さて、帰ろうかな...」

 

少年は持っていた斧を手に取り、歩き出した瞬間

 

「...!?なんだ?!」

 

突然少年の周りに歪みが現れたのだ

その歪みは次第に酷くなっていく

 

「...くっ...誰か...助け...て...」

 

その歪みは力を奪って行くようで

少年は斧を落とし、蒼い光の中へと消えていった

 

おまけ 終わり 続く

 

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チャプター1 『始まり』 第1章 -アインクラッド-

 

ついに来た!

ここが、浮遊城アインクラッドの内部だ。

俺は第1層である「はじまりの街」を全力疾走で走った。

 

先程言った通り、俺は、元ベータテスターだ。

第1層の通路は完全に覚えている...つもりだ。

 

フィールドに出る為に、走っていると、後ろから声をかけられた

 

「おーい!そこの兄ちゃーん!」

 

俺は誰だろうと、後ろを向いた

すると、赤いバンダナを巻いた盗賊みたいな顔をしたアバターだ。

今更だが、俺のアバターは、勇者のような凛々しい姿である

 

「俺、クライン、よろしくな」

「キリトだ、よろしく」

クライン「さっきの迷いのない走り、あんたベータテスト経験者だな?頼む!戦い方を教えてくれ!」

 

戦い方?...もしかして、このクラインという名のプレイヤーはVRMMORPG系が、このゲームで初めてなのだろうか

 

キリト「いいぜ」

クライン「よっしゃ!ありがとうよ!」

キリト「それじゃあ、行こうか」

クライン「おうよ!」

 

俺は、クラインと共にフィールドに出た

 

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第2章 -剣技《ソードスキル》-

 

クライン「おわぁ?!」

 

怪しげなバンダナを巻いた男、クラインは、痛そうに腹を抱えて横たわっている

 

キリト「痛みは感じないはずだろう?」

 

そう、ペイン・アブソーバーというシステムによって、アバターから本体への直接的な痛みは基本的に感じないのだ

 

クライン「あ、そうか」

 

そう言うと、すぐに立ち上がった

 

クライン「んー...キリトよぉ、そーどすきる?ってのはどうやって発動するんだ?」

 

クラインがソードスキルについて質問してきた

 

ソードスキル...ここ「ソードアート・オンライン」に存在する、剣技のことを指す

魔法が存在しないこのゲームには、欠かせない技だ

 

キリト「んー...なんて言うかな、剣を掲げて、パワーが...溜まった!ってとこで発動するんだ、後はシステムが勝手に動いてくれるよ」

 

クライン「えー?そりゃないぜキリトよぉ...パワーが溜まったとこって...」

 

そう言いながら、クラインは剣を掲げる

 

キュイーン...剣からそんな音が聞こえてくる

そろそろ良さそうだな...と、そう思い、剣でモンスターをクラインに向けて弾き返した。

 

クライン「おらぁ!」

 

クラインは剣を前に出した

あれは確か...ソードスキル 曲刀 「リーパー」だったか

モンスターの横を通り抜け、スキルが終わった事を確認したクラインは、モンスターを見て、敵のHPが無くなるのを確認すると

 

クライン「...う」

 

う?

 

クライン「うぉっしゃあ!!!倒したぜ!」

 

と、急に咆哮を上げだした

 

キリト「おめでとう...って言っても、さっきの敵はスライム程度だけどな」

 

俺は苦笑しながらそう返すと

 

クライン「えぇ?...俺はてっきり中ボスかと...」

 

キリト「んなわけあるか」

 

俺はまた苦笑しながらそう返した

 

キリト「もう少し狩りを続けるか?」

クライン「おうよ!」

 

クラインは周りのモンスターを倒して行った

気付けば、もう午後4時を回っていた

 

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第3章 -焦り-

 

クライン「もう4時か...早いもんだなぁ!」

 

クラインはそう言った

俺は「実際に体を動かすって楽しいもんだろう?」と聞いてみる

 

クライン「そうだな!楽しいぜ!」

 

俺とクラインは笑いあっていた

 

クライン「あそうだ、俺4時半からピザとジンジャーエールを頼んであるんだよ」

 

キリト「準備万端だな」

 

俺はそう返す

 

クライン「じゃあ、またな!キリト!

キリトから教わった事、忘れねぇぜ!」

 

キリト「んな大袈裟な」

 

俺は笑って、この場から立ち去ろうとした

 

のだが...

 

クライン「ん?」

 

俺はなんだろうと思って振り返ってみる

 

クライン「ログアウトがねぇよ」

 

ログアウトがない?そんな事はないはずだ

 

キリト「よく見てみろよ、設定にないか?」

 

クラインはメニューを弄るが...

 

クライン「やっぱねぇよ」

 

キリト「そんなはずは...」

 

そんなはずはない、と思い俺はメニュー画面を開く

 

だが...

 

...ない

 

どこにもログアウトボタンが存在しない

 

クライン「...ねぇだろ?」

 

キリト「...うん」

 

クライン「バグか、まぁ、サービス開始初日だし、そんなバグは、あるだろうな」

 

クラインはそう言う

 

しかし俺は...

 

キリト「おかしくないか」

 

クライン「え?」

 

キリト「サービス初日と言えど、バグでログアウト出来ないなんてありえなくないか?」

 

クライン「確かに...」

 

クラインはそう返す

 

クライン「他にログアウトの方法はねぇのか?...えぇと...ナーヴギアを取るとか!」

 

俺も他にないか考えてみる...が

 

キリト「...ないよ、ログアウト以外に方法はない、GM(ゲームマスター)に連絡すればログアウトできるかもしれないが...」

 

俺はそう返すが、微かに嫌な予感がする

 

クライン「そうか!GMに連絡すれば...ってなんだ?これは...連絡出来ねぇようになってるぞ」

 

俺の嫌な予感は当たっていたようだ

 

クラインは「脱出!」「ログアウト!」「俺様のジンジャーエールとピザがぁ!!」などと騒いでいるが、残念ながら、ナーヴギアに音声認識はないし、どれほど嘆いても...

 

その時、夕日の中で鐘が鳴り出した

 

カーン、カーン、カーン...

 

すると、視界が青く染まった

これは...

キリト「強制テレポート...?!」

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第4章 -真実-

 

強制テレポートにより視界が青く染まってから、数秒もせずに視界が戻っていく

 

キリト「ここは...」

 

ここははじまりの街の広場のようだ

 

なぜここに...?

 

クライン「お、おいキリト!上を見てみろよ!」

 

クラインが急かすように言うので、俺も見てみる

 

キリト「な...」

 

なんだあれは?!

 

上の空に文字が浮かんでいる

いや、書かれている

 

赤く刻まれた文字【WARNING】が

 

しばらくすると、血のような色をしたドロドロの液体が赤く染まった空から落ちてきた...ように見えたが、途中で止まり、その液体は人型に変形、そしてフードのようなものが造られていく

だが、フードの下から覗けど、顔は見えない、謝罪の為に急遽作ったのだろうか

 

キリト/クライン「「で...でけぇ(な)」」

 

俺とクラインは気付かぬうちに同じことを発していたようだが、今はそんな事は気にしてられない

 

???「プレイヤーの諸君、私の世界にようこそ」

 

私の世界...?

 

「私の名前は、"茅場晶彦"...この世界を唯一コントロール出来る存在だ」

 

茅場晶彦...聞いた事がある、確かこのゲーム、"ソードアート・オンライン"の創造者であり、このゲームのプラットフォーム...フルダイブ機能を持つ「ナーヴギア」を作った本人だ

 

茅場晶彦「プレイヤーの諸君は、既にログアウトボタンが消失している事に気付いていると思う、だが、これは不具合ではなく、ソードアート・オンライン本来の使用なのだ」

 

本来の...使用だと?!

 

茅場晶彦「ログアウトの方法は一つだけある...それは、この浮遊城アインクラッドの第百層のボスを倒す事のみだ」

 

なっ...?!

 

茅場晶彦「私の目的は既に達せられている」

 

茅場晶彦「ゲーム内でのGAME OVER...つまり、HP(ヒットポイント)が無くなれば、このゲーム、そして、現実世界から永遠退場となる」

 

茅場晶彦「この情報は、テレビや報道などで繰り返し伝えられている...だが、1部の家族が、この警告を無視し、ナーヴギアを外す、分解などを試みて、現実世界、及びゲームから200人もののプレイヤーが永遠退場した」

 

200人...?!

 

茅場晶彦「プレイヤーの諸君が、この世界が、もう1つの"現実"となるように、私からプレゼントがある、アイテムストレージを開けてみてほしい」

 

アイテムストレージ...?

俺はメニューを開き、アイテムストレージを開いた

あるのは...さっきの狩りで手に入れたドロップと...これは...

 

キリト「手鏡?」

 

見覚えのないアイテムが、アイテムストレージに入っていた

俺は手鏡と書かれているアイテムをオブジェクト化し、その手鏡を見ている

鏡に映っているのは、俺が設定した、勇者のような凛々しい顔だ

 

クライン「な...!」

 

しばらくすると、クラインが、青く染まった 強制テレポートと同じような

 

キリト「クライン!」

 

俺は彼の名を呼ぶと同時に俺にも同じような現象が起きた

 

キリト「わ!...」

 

_______________________

_________________

___________

 

どれくらいかかっただろうか

 

クライン「大丈夫か?キリト」

 

クラインがそう呼ぶ...だが、声が違うような...

 

キリト「あぁ...クラインこそ...」

 

俺は言葉が詰まった

 

キリト「お前誰だよ...」

 

クライン「お前こそ誰だよ...」

 

見覚えのない人が俺の前にいるのである

しばし無言のままだったが、ほぼ同時に

 

キリト/クライン「「お前がクライン(キリト)か?!」」

 

と言った

 

クライン「どうなってやがる...」

 

キリト「もう1つの..."現実"...なるほど...」

 

もう1つの"現実"...つまり、現実世界と同じ顔、声、体格がSAO内で同じになったという事だ、しかしどうやって...?

...そうだ、確かナーヴギアは顔をすっぽりとハマるように被っているはずだ

という事は、スキャニングで顔を読み取ったのだろう。

しかし、体格は...?

俺はクラインに問うてみる

 

キリト「クライン、なんで体格も同じになってるんだ?」

 

クラインは少し悩んだ様子で

 

クライン「えーと、確か...ほら、ナーヴギアを使う時に、体格を調べるアレがあったろ...ほら、キャリブレーション...だったか?」

 

クラインが言ったキャリブレーションとは測った体格を元に外見を作成するものだ

 

茅場晶彦「これで、ソードアート・オンライン、正式サービスのチュートリアルを終了する、健闘を祈る」

 

しばしの無言だった

...NPCの陽気な音楽が次第に聞こえてくる

 

すると、周りから

 

「ふざけんな!」

「嫌ーー!!」

「待ってる奴だっているんだよ!」

「助けてー!」

 

などと悲鳴と嗚咽が混じった声が聞こえてくる

 

俺は隣で絶句しているクラインを呼んだ

 

キリト「クライン、ちょっと来い」

 

クライン「お?...おう」

 

俺は広場から少し離れた通路へと進み、俺は未だに困惑しているクラインに向かって

 

キリト「俺と一緒に来い、しばらくすると、この街の周辺のMOBは狩られるだろう、一々リポップを待ってられない、すぐに別の街を拠点にした方がいい、次の街への安全な道を知っているから、レベル1でも安全に辿り着ける」

 

そう言った、だが...

クラインは少し戸惑ったように

 

クライン「で...でもよぉ、俺にはダチがいるんだ...このソードアート・オンラインだって、ダチと朝から並んで買ったんだ...あいつらを置いては行けねぇ」

 

クラインからそう言われ、少し後悔した

俺は少し力無き声で

 

キリト「そうか...じゃあ、またな...クライン」

 

そう返した

すると

 

クライン「キリト!」

 

不意に俺の名を呼ばれ、1度止まったが、もう一度歩き出す

 

クライン「おいキリトよ...おめぇ、意外と可愛い顔してんじゃねえかよ、結構好みだぜ?」

 

クラインは少し笑いながらそう言った

俺は

 

キリト「お前こそ、その仏頂面がお似合いだよ!」

 

と少し貶すように、でも悪い意味でもない言葉を返した

 

少し走ったあと後ろを見てみたが、そこに彼の姿はなかった

 

俺ははじまりの街を抜け出し、フィールドへ出る。次の街に行く為に。

 

すると、立ち塞がるように目の前にモンスターがリポップする

俺は背中に背負う重みのない、少し頼りない剣を抜刀し、剣を肩に構え、技を繰り出す。

その技は、魔法のないこの世界だからこそ使える...この技を...!

片手直剣単発縦斬りソードスキル"バーチカル"!

 

「うおおお!!!」と咆哮をあげながら、''バーチカル''をモンスターへ当てに行く。

 

これはただのゲームなんかじゃない

命懸けのゲームだ

1度でもHPが無くなれば《GAMEOVER》。

そして朝、ある記事を見ていたことを思い出す

あれは茅場が記者に放った言葉だった

 

『これは、ゲームであっても遊びではない』

 

ただのゲームじゃない

生き延びなければならない

そう、絶対に

 

無限に感じた硬直時間はいつの間にか消え、俺は足を動かしてまた前へと走り出す。

そして俺は誓う

神に、いや、俺の命に

 

絶対に、生き延びる。

俺は...生き延びて見せる...!

この"《ソードアート・オンライン(世界)》"で!!!

 

____________________________________

 

第5章 -歪な出会い-

 

キリト「はぁ...はぁ...」

 

どれくらい走っただろうか

次の街を目指して走っていたのだが、未だにクラインをはじまりの街に置いてきてしまった事を後悔していた

不意に胸に痛みが走り、立ち止まる。

胸が抉るように疼き、後悔という名の荷が俺の背中に重くのしかかる。

しかし今はそれどころではないと感じ、立ち止まっていた足を動かして俺はまた走りだそうとした

 

ところが

 

キリト「...!?」

 

突然世界が歪んだ...というより、バグが起きたように思える

地震のような揺れを発し、立っていられないほど大きく揺れていた。

 

一瞬、何かのイベントかと思えたが、その案はすぐに捨てる

なぜなら、時空が歪むようなイベントは起きる''はずがない''のだから

 

しばらくすると、揺れのような歪みは消え、立っていられるようにはなっていた

なにやら上...いや、上空から気配を感じ、じっと見つめてみる

...何かが落ちてきている?

...違う!あれは...プレイヤーか...?!

 

助けたい、が、ふと脳内にクラインの姿が脳裏に過る

このまま放置していればあのプレイヤーは死んでしまうだろう、GAMEOVERになれば、現実世界へ帰れるかもしれない

それならあのままにしておいた方が得策だ。

しかし、なぜか俺の足は走り出していた、止まりたくても止まらない、まるで本能が「助けたい」と願っているかのようで

もうここまで来たら後がない、信じるのは俺の筋力パラメータと俊敏パラメータだけだ。

 

...俺はレベルを上げていた時に、あるポイントを手に入れていた

所謂《SP(スキルポイント)》と呼ばれるものだ。

このゲームには筋力と俊敏の2つしか無いため、俺は迷わず筋力に3、俊敏に2を降っていたことを思い出す。

 

あの高さなら、俺の筋力パラメータでもどうにかキャッチ出来るだろう

 

キリト「よい...しょっと!」

 

軽い、最初に出た感想はそれだけだ。

 

見た目は男だろうが...年齢は俺と同じぐらい...だろう

髪は亜麻色で、見る限り日本人ではないようだが...?

 

???「んん...」

 

目を覚ましたようで、少しづつ目を開いていく

その眼は綺麗な色をしていた、優しい目だ

 

???「あれ...ここは」

 

これは...日本語...?!

 

???「あれ?君は誰?ここはどこだい?」

 

彼は俺に向かってそう問う

彼が日本語を喋っていることに虚を抜かれ、一瞬反応が遅れて

 

キリト「あっ、えーと、俺はキリトだ」

 

と自身の名前を伝える

すると彼は口を開いた

 

ユージオ「キリトくんかぁ...僕はユージオ、よろしくね!...それと...」

 

キリト「?」

 

ユージオ「降ろしてもらえるかい?」

 

...そういえばお姫様抱っこ状態だったのを忘れてた...

 

キリト「ご、ごめん」

 

すぐさま降ろすと、彼は口を開く

 

ユージオ「ところで、キリト...くん、ここはどこだい?見た事が無いものばかりなんだけど」

 

キリト「へ?」

 

なんという事だ、このゲームを知らないって事か...てことは...この世界がデスゲームだって事も知らないのだろうか...?

 

キリト「あ、ここは、ソードアート・オンラインっていうゲームだよ」

 

ユージオ「そーど...なんだって?」

 

キリト「へ?」

 

本日2度目の反応だ

 

キリト「ここはゲームの中だよ」

 

ユージオ「げーむって...なんだい?」

 

彼はまた同じような問いを返してくる

もう流石に驚きはしない...だが、この言葉を知らないって事、そして、アインクラッドという存在さえも知らないって事...やはり...

 

キリト「なぁ」

 

ユージオ「ん?なんだい?キリトくん」

 

キリト「ユージオくん、君はもしかしたら、この世界の人間ではないのかもしれない」

 

普通の人なら『は?』と素の反応が出るだろう、しかし彼は違うはずだ

優しい色をした眼、亜麻色の髪、そして青色の服。

この世界にそのような人間はいないし、仮に外国人だとしても、顔の輪郭が日本人寄りすぎる。

だからこの世界ではない人間...即ち、"異世界人"...或いは、別の時間軸...《パラレルワールド》から来た人物の可能性がある...のだが、確定は出来ない。

ならば、聞くしかないと思い、現在心して聞いている

 

"ユージオ"と名乗る少年は少し動揺していた

...いや、少し不思議そうに考えていた

少しの間、彼は口を開き、こう呟く

 

ユージオ「この世界の?...じゃあ、さっきの歪みで...?」

 

やはりそうだったか

 

このユージオという少年は

プレイヤーやNPCではなく

別時間軸、通称《パラレルワールド》の"異世界人"だろう

 

チャプター1 「始まり」 END

 

____________________________________

 

おまけ -呼び名-

 

キリト「あ、そうだユージオくん」

 

ユージオ「なんだい?キリトくん」

 

ユージオという少年はこちらの問いかけに疑問を抱いている

 

キリト「呼び名の事だけどさ...俺のことは"キリト"って気安く呼んでくれないか?」

 

ユージオは一瞬戸惑って...

 

ユージオ「...いいよ、僕の事も"ユージオ"って呼んでよ」

 

と、承諾を得て俺も

 

キリト「分かった、よろしく、ユージオ」

 

ユージオ「こちらこそよろしく、キリト」

 

と、呼び合うようになったのだった

 

おまけ END

 

 




2012年放送アニメ『ソードアート・オンライン』
『もしもこうなっていたら』という考えで作り出したこのお話『ソードアート・ディファレント』
いわゆる『IFストーリー』と呼ばれるもので、交えるはずがなかった世界線のキャラと繋がっています
率直にいえば『もしも、あの世界の親友が、中学生時代のキリトがいた...《ソードアート・オンライン》の世界へ、転移されていたら』というお話です

初めての投稿となります!
誤字脱字等があれば教えてください!

そして、その原作小説版の作者である『川原礫』さん
申し訳ございませんでしたァ!

次回 チャプター2「デスゲーム」
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