【注意!】
・IFストーリー注意
・キャラ崩壊注意
・ストーリー崩壊注意
・町の名前、武器の名前等の意味はありません
・この作品は思いっきりキャラを載せている二次創作ですが、ほぼ自己満足作品です
※この作品は原作とは全く関係が無くはないですがありません、ご了承ください
チャプター4 -記憶-
第12章 -夢現-
キリト「─う、うーん...」
キリト「あれ...ここは...?」
俺はいつの間にか眠っていたらしく、目を覚ませば宿屋のベッドの上だった
キリト「...今、何時だ?」
ふと気になり、メニューを開いて時間を確認する
キリト「──は?」
思わず俺は変な声を上げてしまった
その理由は──
キリト「に...2023年...だと...!?」
2023年──確かにそう見える、何度もメニューを開いたり、目を擦ってみたりしたが、変わらず表示されていた
俺は長いこと夢を見ていたのか...?
だとしたら、ここはどこの宿屋だ?
いつここに居たんだ?まずここはどこの層なんだ...?
俺は回らぬ脳の思考回路を巡らせていると──
???「おはよ〜、起きてる?」コンコンッ
ふとドアからノックと声が聞こえた...のだが──誰だ...?
???「開けるよ?」ガチャ
キリト「えっ」
ここは宿屋だよな...コイツとパーティメンバーになった覚えはないし、そもそも仲良く慣れるほど俺は紳士でもヤンキーでもない
なぜならそれは──
???「...何ボーッとしてるのよ」
──完全に女性プレイヤーだからだ
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第13章 –思い出せない–
キリト「え...えっとー...」
俺は未だに回らぬ脳を出来る限り回転させていると...
???「ほら、早く行くよ、キリト君」
と手を差し伸べられる
俺は思わず手を取ってしまった
キリト「あ、あぁ...」
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さて、これは一体どういう状況なのか、皆に問いたい──が、そもそもフレンドが少なかったことに気付く。
???「キリト君!!そっち行ったよ!」
今、現状のパートナーによる指示に、俺は動く
キリト「あぁ!任せろ!アスナ!」
さっきは夢から覚めたばかりからか、頭が回っておらず、記憶があやふやだった
しかし、この女性プレイヤーと冒険していると、段々記憶が甦ってきたのだ
─この女性プレイヤー...細剣使い(フェンサー)の名前は『アスナ』というらしい
そして、今俺たちがいるこの層は、第50層──つまり、このゲームの折り返し地点にいるのだということだ
キリト「ハァ!!」ジャキンッ!パーンッ...
俺とアスナは幾度目のモンスターを倒し、レベルを上げていく
これで20体目といったところか...
キリト「アスナ、あともう少しで《スウェントの街》に着くから、そこでポーションの買い出しをしよう!」
アスナ「分かった!」
俺達は前に進みつつ、敵を倒していく
時には厳しい場面もあったが、そこは『システム外スキル –スイッチ–』で何とか切り抜けることに成功した
──この世界"ソードアート・オンライン"というゲームには"ソードスキル"というものが使える
魔法のないこの世界には唯一の強攻撃手段だ
そのソードスキルを使うと"スキル硬直"というものが起こる、つまり硬直が終わるまで何も"出来ない"という事だ
それをカバーする為に生み出されたのがシステム外スキル"スイッチ"
パーティメンバー2人以上で可能、1人はスイッチしたら後ろに下がってPOTで回復、そしてもう1人は仲間が回復している間に攻撃をする
というものだ
俺達は、そうしてこれまで生き延びてきた
そう、このゲームは
──デスゲームだ。
...しかし、何か引っかかる
もう1人、誰か...親友が...相棒がいた気がするのだが...
──うーむ、思い出せないな...
アスナ「──君!──リト君!!」
アスナ「キリト君!!聞いてる!?」
キリト「えっ、何だどうした?!」ビクッ
俺はアスナが呼んでいることに気付かず、思考を巡らせ、考え込んでいたようだった
アスナ「『何だ!?』じゃないわよ...何ボーッとしてるのよ、暗くなる前に《スウェントの街》に行くんでしょ?」
キリト「あ、あぁ、そうだったな、ごめん」
アスナ「...ま、いいわ、行きましょ」ダッ
キリト「お、おう──ってなんで走るんだよ?!」ダッ
アスナ「なんでもない!!」
キリト「なんでも無いわけないだろ─」
アスナ「なんでもないってば──」
俺達はそう言い合いながらも次の街─
《スウェントの街》へと歩いていった
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第14章 –視ていた記憶–
俺達は《スウェントの街》に辿り着き、その宿で泊まることにした
──アスナという少女は、半年前に出会ったらしく、第25層からずっと一緒らしい。
──何もしてないからな?そもそも"何か"が出来るほど俺は強くない...多分。
...え?"何か"って何って?...イヤーゾンジアゲマセンナーハハハ...。
アスナ「キリトくーん、電気消すよー?」
キリト「お、おう!」
俺がそう返事すると、アスナは部屋の電気を消し、『おやすみ』とだけ言って眠りにおちていった...
──誤解だ。これはパーティメンバーだから仕方なく部屋にいるのだ、先程も言った通り、俺は"何か"が出来るほど強くない。
...俺は『ソファーで寝るからアスナはベッドで寝てくれ』と言ったはずなのに...アスナは『ダメ、これくらいのサイズなら半分ずつでも2人で寝れるでしょ』と言われてしまった──だから仕方なく、一緒に寝ている。
仕方なく、だ、ホントに、ウン。
そう考えている内に、俺の瞼は重々しく閉じていくのだった──。
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軽い。
1番最初に辿り着いた考えはそれだ。
まるで無重力空間に居るような感覚だな。
──俺はゆっくりと瞼を上げてみる
──そこに映っていたのは、一面平原で、まるでアインクラッドの第1層のようだった。
探索してみようと足を動かそうとするが、何故か言うことを聞いてくれない。
そうやって苦戦していると──
???『キリト』
突然俺の名を呼ばれ、顔を上げる
──そこにいたのは...
ユージオ『キリト』
かつての友人、弟子のユージオだった。
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第15章 –彼と過ごした思い出–
キリト「ユージオ...?」
俺は反射的に彼の名前を呼ぶが、彼は何もせず、ただ無言でこちらを見ていた
キリト「ど、どうしたんだよ...」
俺は少し恐怖を覚えていた
──いや、確かに憶えていたのだ
彼は振り向き、奥へと歩いていく
その場所は、上へと続く、長い長い塔だった
キリト「待ってくれ!ユージオ!!」
咄嗟に追いかけようとするが、足はさっきから動かせない
まるで重りが乗っているかのようだ
俺は何度も彼の名を呼び、手を伸ばし、そして呼び続けた
でも、彼はこちらを決して振り返らなかった
──振り返ろうとしなかった、まるで聞こえていないかのように
──気が付くと、彼は長い長い塔の入口に辿り着き、今正に入ろうとしていた時だった
キリト「...!?」シュワァン
──1年前にも見たことがある、懐かしくも、恐怖に思える現象
──それは、このデスゲームの始まりともいえる現象
──嗚呼、もう一度相見えるとはな...これは...
キリト「──強制テレポート...!!」シュワァン
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キリト「うっ...ここは...」
目の前の蒼き光が消えたかと思えば、目に映ったのは薄暗い部屋だった
──いや、ここは見たことがある
────ここは...
キリト「ボス部屋...」
そう、ここはボス部屋だ
と言っても、攻略後のようだが
キリト「!...そうだ!ユージオは...!?」
俺は咄嗟に辺りを見渡すが、そこに彼の姿はない
俺がここに飛ばされたのだとしたら、彼はここにいるはずだ、恐らくだが
俺は根気強く辺りを見渡すが...やはりいないのか...?
と思っていた矢先に
突然後ろから音がする
鉄製のドアが開いた音のようだ
その鉄製のドアは、次の層へと繋ぐ階段の入口だった
よく見てみると、そこに彼の姿があったのだ
キリト「ユージオ!」
やはり今回も足が思うように動かない、動かせない
何か良くないものがその先に待っている気がする
その時、またあの感覚が俺を襲った
キリト「...また強制テレポートか...!」シュワァン
俺は苛立ちを感じながらも
過ぎていく光景を待つばかりだった
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キリト「...」
俺はただ無言で見つめるしかなかった
一言じゃ表せないからだ
...その理由は
ユージオ『待ってて!みんな!』
彼は誰彼構わず、助けようとしていたからだ
だって、あの中には、"殺人ギルド《ラフィン・コフィン》"のメンバーがいたのだ
俺は止めたはずだ
俺はここにいたはずなんだ
ここで彼を...
──彼を?
俺は彼をどうしたんだ?
彼はどうなったんだ?
ここはどこなんだ?
そもそもなぜ俺はここにいるんだ?
...分からない
──ワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイワカラナイ
──アァ...ソウダ、イマハマズ、カレヲ、オレノアイボウヲタスケナクテハ
...この時の俺は、どうかしていたと思う
俺は知らぬ間に、走り出していた
ずっと動かなかった、この足が
声にならぬ声で俺は"彼"の元へ、《ユージオ》の元へと走り出していた
━一歩
━二歩
━三歩
━四歩
アトイッポデカレノセナカヲ──『キリト?』
俺はハッとした
俺は、我を忘れていたのだ
ユージオ『キリト?どうかしたのかい?』
キリト「...ユージオ?大丈夫...なのか?」
俺は思わずそう呟いていた
ユージオ『大丈夫って...キリトこそどうしたの?』
キリト「いや...なんでもない」
──ピピピッ
キリト「...ん?」
ユージオ『どうしたの?キリト』
キリト「いや...何か聴こえないか?」
ユージオ『いや?何も』
キリト「そうか...」
──ピピピピピッ
いや、確かに何か聴こえる
──何か聴き覚えがある...これは...
キリト「...え?」シュゥゥゥ...
ユージオ『キリト?...キリト?!どうしたんだよキリト!』
キリト「わ、分からない、でも...」シュゥゥゥゥ...
ユージオ『で、でも?』
キリト「──何か、呼ばれてる気がするんだ」シュゥゥゥゥ...
ユージオ『...そっか』
キリト「ああ、じゃあな、ユージオ」シュゥゥゥゥ...
俺はそう言うと、彼に手を振る
彼も、別れを告げるように手を振り返す
──目の前が白く光る
──嗚呼、やはりこれは夢の中だったんだな
...彼の...《ユージオ》の表情は何処までも優しく微笑んでいた
そして、彼は...奴らに███されてしまったのだった
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ピピピピピピピピピピピ...
途方もないアラームの音が、俺の脳へ響き渡る
...このゲームには《アラーム》という機能があり、これを設定していると、どんなに熟睡していようが、起きてしまう...というものだ
寝ながら消そうにも、どこにあるのか分からず、結局起きてしまうのである
...簡単に言えば、脳内に直接響き渡るので、起きるしかない
キリト「...」スクッ...ピッ
キリト「─んー...!」ノビー
俺はアラームを止め、背を伸ばす
キリト「朝か...」ボーッ
俺は横に手を伸ばし、布団をどかそうと──
???「ひゃっ?!」
...ひゃっ?
...俺は恐る恐る声がする方を見てみると...
アスナ「...」ホオアカラメジト
...アスナがこちらをジト目で見ていたのだった
チャプター4 –記憶– END
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おまけ –ログA–
『あー、あー、テステス...』
『あれ?これ大丈夫?繋がってる?』
『繋がってますよ、先輩』
『あ、大丈夫?ならおっけー』
『えっとね、ここに残すのはこの研究についてなんだけど...』
『先輩、時間もないので簡潔に言ってください』
『お、おう、分かってるさ』アセアセ
『...ほんとかなぁ』ハァ
『...さて、簡潔に言うとね、この研究は、この世界の常識さえも変えてしまうという研究なんだ』
『本当は、もっと話すことがあるんですけどね』
『まぁね...あ、もうちょっとだけ時間あるな...どうしよ』
『あ、なら自己紹介しましょうよ、と言っても本名はダメですよ?』
『分かってるよ──俺は《α》...とでも言っとこうかな』
『僕も...《β》と名乗っておきます』
《α》『まぁ...覚えていてもらえると助かるよ』
《β》『そうですね』
《α》『一々説明するのめんどくさいし』
《β》『え?そっち?』
《α》『あ、もう時間ないや、じゃあね』
《β》『ハァ...軽すぎません?』
──ここでログは途切れている
おまけ –ログA– END
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今回のお話は第50層《アルゲード》でのお話です。
前回は第1層での話で、その隣にはユージオがいた...だが、それは普段見ないキリト自身の夢であった。
唐突に目覚め、記憶が曖昧な中現れたのは『アスナ』という名前の女性プレイヤー。
彼女に促されるまま着いていき、フィールドで共に戦う中記憶を思い出して行くキリト。
それでも尚、何か心辺りがあったのだ。
──それは、かけがえのない『親友』のことだった。
次回 チャプター5 –懐かしき友–