No Orphan's Sky ~異世界オルガ外伝~ 作:Easatoshi
「ようやくか……」
ビスケットは、エクソスーツのコンソールに表示された情報を見て感慨深そうに呟いた。
待ちくたびれたと言わんばかりに重い足を引きずって外に出てみると、すっかり晴れて澄んだ空気を見せたかと思えば、一方で既に日は沈みかけているようだった。 隣のシェルターからも、みほ達が待ってましたと言わんばかりに外の空気を吸いにやってきたが、日が暮れ始めている外の景色にどこか疲れを感じさせる眼差しを送っていた。
すまほ・ですま星系 新たなるディスカバリー
■■惑星 ―熱砂の惑星―
気候 窒息性の粉塵嵐
センチネル 低セキュリティ
植物 生命レベル 中6
動物 生命レベル 中3
「すっかり夕方になっちゃいましたね」
「イサリビの皆も今頃心配しててやばいかもですね……」
「スペは大丈夫? まだ足ふらついたりとかしない?」
皆は病み上がりとも言えるスペシャルウィークの体調を心配するが、当の本人は少なくとも見た目は元気そのものだった。
「もう全然平気ですよ!」
「あんまり無理しないでねスペちゃん? まだ本調子じゃないかもなんだから」
みほはそんな彼女に釘を刺すが、スペシャルウィークは「分かってますよー」と笑って返すだけだった。 ここに居る誰もが気遣いの出来る人柄ばかりだ。 皆を心配させまいと元気に振る舞っている可能性も無きにあらず。
「辛い時は遠慮無く言うのも、気遣いの内の一つだからね。 くれぐれも無理はしないでよ?」
「はい!」
念を押すシャルロットの問いかけにも、スペシャルウィークは笑顔で返した。 シェルター備え付けの食料を食べた時も食欲は旺盛だった彼女の振る舞いから、仮眠も相まってどうやら本調子を取り戻しているのは間違いないらしい。
「……さ、完全に暗くなる前にアウトポストを建設しよう。 それからイサリビと連絡だ」
ビスケットは皆に告げると、基地のコンピューターを設置し本格的にアウトポストの建設に乗り出した。 建物自体はスーツ内蔵のファブリケーターで作れる為、足りない資材も周囲の岩を破壊すれば、建築に必要な『ピュアフェライト』には事欠かない。 前半の騒乱が嘘のようにテキパキと設営が進み、完全に日が暮れる頃には必要な施設は完成していた。
満天の夜空の元、最低限の非常用電源しか入っていない基地は夜の闇に溶け込むほどに暗かった。 そんな建物を前に横並びに皆が見守る中、ビスケットが完成した基地の側に置かれた『バイオリアクター』なる機材に歩み寄り、機材の蓋を開ける。
「夜は太陽光発電は使えないから……ね」
そして建設の最中にかき集めた枯れ草や、今にも朽ちそうなサボテンの残骸を放り込み、スイッチを入れる。
直後、暗がりだった基地に歓声と共に文明の明かりが灯った。 円形の建物を中心に、周囲にガラス張りの通路を通じていくつかの大きなブロックに枝分かれし、いずれも居住ブロックや食堂、資材置き場など一通りの役割を持つ区画が完璧に設置されていた。 野外にも宇宙船の離着陸場にイサリビ用の通信アンテナも完備。
現在は閉じているが、朝方になれば太陽光を受けてパネルを展開し発電を始めるだろう、ソーラー発電機と蓄電池も抜かりなく設置されていた。
ちなみに、先程まで待避所に使っていたシェルターも補修した上で、基地の一研究室として物理的に通路を接続、取り込んでいる。 撤収時にはこの建物も分解し回収する段取りだ。
「皆、お疲れ様! これからしばらくの間、ここが僕達の仮の住まいだ」
「何とか今日中に間に合ったね!」
「これで明日からも安心ですねっ!☆」
シャルロットとペコリーヌはそう言って笑い合う。 他の仲間達も、急ごしらえながら立派に組み立てられたアウトポストの設備に満足している様子だ。
「さ、皆さん中に入りましょう! 流石に私も疲れちゃいました……」
「そうだね。 でもスペ、中に入った後はすぐにイサリビと繋いで、今後の方針について会議をするからね? 夕食とかはその後だよ」
「ふえぇ……」
スペシャルウィークは辟易したような声を上げた。 無理も無いだろう、散々な目に遭ってそれは回復したとは言え、砂嵐が過ぎ去ってからの基地建設を急ぐせわしなさに、流石に疲れを感じているのだろう。
「ええ? ちょっと正気? アタシ達流石に疲れたわよ!?」
「私も流石にお腹ペコペコ……」
それはキャルやペコリーヌをはじめ、他の面々も一緒だった。 しかしビスケットは困ったように笑みを浮かべながら言う。
「まずはイサリビの皆に無事を伝える意味もあってね……僕も気持ちは分かるから、もう少しだけ辛抱して?」
そこまで言われてはと、ビスケットのその言葉に、皆は思わず渋々ながら納得するしか無かった。
重い足取りながら基地の入り口であるホログラフィー式のドアから内部へと入っていく一同だが、気だるさは内部の快適な空間に触れる事で綺麗さっぱりなくなったようだ。
単に建築物を配置しただけでは無く、内部には観葉植物やオブジェなどの装飾品が配置されており、それらは生活感を感じさせる事で、中長期的にこの場で生活を強いられても無機質さを感じさせないような工夫が施されていた。
また、天井にも単に照明が埋め込まれているだけでなく、地球での家にあったようなモニターやエアコンなども完備されており、空調設備は勿論の事、空気清浄機や浄水器など、まるでホテルのような居住性を兼ね備えていた。
そして何より、それらの家具はどれもこれも新品同様にピカピカで、汚れ一つ無い。 誇張抜きに普通に生活が出来るレベルの、それこそ高級マンション並みの環境であった。
「こんなに豪華な作りにして、随分贅沢しちゃったんじゃないかな?」
「正直に言えばそうだね。 でも士気は大事だし、それに後で入れ替わるメンバーの慰労も兼ねてるからね」
「そのまま住み着いちゃいそうですね」
スペシャルウィークの冗談に、ビスケットとシャルロットはシェルターの豪華さに苦笑した。
確かにこれだけの設備があれば、一生ここで暮らしていても問題ないくらいだろうが。 しかし少なくとも今の自分達の
「さ、会議室はこっちだ。 早くイサリビの皆と通信を接続しよう」
イトゥチ/97からイサリビのブリッジへと連絡が入るなり、明るさの戻った艦長席に座って残留組に忙しなく指示を出していたタカキは、慌てて降下組からの無線と通信を接続した。
ビスケット達の降下からおよそ8時間が経過。 イトゥチ/97の軌道上から恒星の光が当たる位置に停留し、船の修繕に従事する傍らで自転を眺めている内に、彼らの降下ポイントは反対側近くまで回っていた。 降下組の居場所は既に夜になっている事だろう。
「こちらイサリビ、ビスケットさん! 無事でしたか!?」
<こちらビスケット。 色々とトラブルはあったけど何とか設営に成功したよ>
タカキは気持ちを逸らせながら、ブリッジ内のホログラフィーを起動。 ブリッジ中心にビスケット達降下組の姿が映し出されるが、メンバーは誰一人欠ける事なく全員無事が確認され、タカキは胸をなで下ろした。
「良かった。 トラブルはある程度想定してましたけど、予想以上に時間がかかっていたものですから、よほどの事が起きたのかと……」
<まあ、実際その通りだけどね……おかげでこっちはもう夜になったよ>
「でしょうね」
頬をかきながらばつの悪そうにするビスケットに、タカキは苦笑いで答えた。
して、ビスケット達から降下後のやりとりについて伝えられた時は、タカキは思わず目を丸くした。
磁気の乱れが原因で不時着を強いられ、特にスペシャルウィークは機体の底面に損傷が発生した。 しかしながら現地修理は可能なレベルだとの事。
砂嵐によって発生する磁気嵐は絶え間なく発生する雷によって齎されるもので、その証拠に地上では砂地への落雷の証拠として閃電岩が多数生成されていた事。
砂の粒子が非常に細かく、マルチツールがたちまちの内に作動不能に陥った事。
そんな中で近くに落雷が落ち、直撃しなかったもののスペシャルウィークが轟音と閃光で失神。 しかしながら落石があった際には目を覚まし、唯一無事だった彼女のマルチツールで難を逃れた事。
しばしの間目的地側に放置されていたシェルターで砂嵐を待避している内に、すっかり日が暮れ設営が遅れた事。 その全てを打ち明けられた。
「壮絶と言うか、この星の気候を甘く見ていましたね……。 スペは大丈夫? 鼓膜とか破れてない? 身体の疲れとか」
<あ、私は大丈夫ですタカキ君……でも、次また雷が近くに落ちて失神するの考えちゃうと……>
スペシャルウィークは身震いする。 確かにあれはもう勘弁願いたい。 そう言わんばかりに降下組の皆がうなずいたり耳や目を塞いだりと、様々な仕草ながら同じ気持ちが窺えた。
<ところで
シャルロットがタカキに尋ねてくる。
「レオポンさんチーム主導の皆さんが頑張ってくれるおかげで、作業の質自体はとても高いです。 テイオーも思った以上に工学の適性があったみたいで……ただ、破損の箇所に対する物資不足は如何ともし難いですね」
タカキはブリッジの様子を見ながら言う。 電源周りは最優先で補修した為に、艦内の照明と重力発生装置の再起動は完了した。 しかしながらタカキの言うように艦内に残された資材が圧倒的に足りない事から、修理を中途半端にする訳にも行かず直せるところだけを徹底して直す、と言った段取りを取っていた。 あり合わせの材料で直せる部分がある内は良いが、いずれは資材も底をついて作業が滞る時が来るだろう。
<そっか……幸いフェライトに関してはこの辺にいっぱいあるから、明日から資源採掘を優先的にやって行くとしよう>
<アタシ達の船も砂嵐で埋まっちゃってる可能性もあるから、それも掘り起こさないといけないし……>
<食料集めもですね!>
<いずれにしても砂嵐がきたら身動きも通信も取れなくなるから、動ける内に動いておかないと……タカキ君、忙しいのは承知だけどエクソクラフトの用意をお願いね?>
「了解ですみほさん。 通信が生きている今の内に転送するように段取りします」
そう言ってタカキはビスケット等と現状報告をしあった後、無事通信を終了した。
「ふう、降下組の皆とエクソクラフトの転送を残留組に伝えないと<タカキ! こっち側の壁面の修理は終わったもんね!>お」
一息ついてビスケット達の無事を伝えようかと思った矢先、テイオーから通信があった。 ホログラム映像の画面を切り替えると、そこにはイサリビ船外で外壁と命綱で繋がれているテイオーの姿があった。 彼女の声色は弾んでおり、破損していた外壁の一部はナノラミネート塗装も含めキチンと修復されていた。 作業開始から2時間程度で壁面の修理が終わるとは、テイオーの適性もあって作業は順調らしい。
「お疲れ様。 ずっと慣れない船外作業してただろ? そろそろゆっくり休んだら?」
<へへん! ヨユーヨユー! まだまだ元気は有り余ってるし、船外活動ってのも慣れると楽しいから大丈夫ダヨー!>
<こらテイオー。 あまりムリをするな……タカキ、ビスケットやシャル達はどうした?>
画面外からISに搭乗したラウラも会話に参加してきた。 彼女達はレオポンさんチームの主導の下、他の戦車道メンバーに混じる形で、外板や武装の補修などイサリビの船外活動に従事していた。
一方でラウラはISと言う武器を生かして船外の警備に当たっていた。 脱法貨物の混入が無い以上はセンチネルの攻撃は無いものの、それとは別に『自由の声』以外のならず者がちょっかいをかけてくる可能性も否定は出来ないからだ。
「全員無事でした。 降下時に磁気嵐に遭遇してスペの宇宙船にトラブルがあったりとか、色々あったみたいですが<え!? 僕達が整備した奴だよね!? スペちゃん大丈夫!?>
テイオーは食い気味にタカキに問い掛ける。 自分が手がけた宇宙船にトラブルがあって友達がピンチになったと聞けば、心中穏やかでないのはムリも無いだろう。
「整備のトラブルじゃないよ、むしろ脱出装置の件でファインプレーだったってさ。 尤も、折角の船が降りてすぐにボロボロになったって凹んでたけどね……」
<――――良かったぁ。 スペちゃんが無事ならそれでいいよ……>
テイオーは心底安心した様子で胸を撫で下ろした。
「とにかく、予定より少し遅れましたが全員無事でした。 これから他の皆にもそれを伝えます……ラウラさんも病み上がりなんで無理をしないで下さいね?」
<承知した>
そう一言告げてラウラはその場から離れていった。 AICの使い過ぎでつい先程まで疲労困憊だった彼女の後ろ姿に、無理をさせているという不安や後ろめたさがタカキにはあった。
<……タカキこそムリをしないでね? ダンチョーみたいに頑張り過ぎちゃうんだから。 それじゃ、また後でかけるね!>
「また後で」
テイオーが通信を打ち切ると、今度こそタカキは少しだけ一息ついた。
無理をするなと言ったものの、かく言う自分自身も身体や瞼が重い。 テイオーが指摘した通り、確かに自分も頑張り過ぎていたかも知れない。 気持ちが集中出来ず少し考えが浮つき、つい現状とあまり関係の無い事に思考が逸れてしまう。
(……それにしても頻繁な落雷による磁気嵐か。 トラブルはある程度想定してたけど、予想を読み違えた気分だな)
タカキはビスケット等が遭遇したトラブルについて、一人考えを巡らせていた。
(地球には砂漠に雷って偶にあるって聞いた事あるけど、砂漠に雷雨を伴う雨雲が発生する事が稀だからな……ん?)
そこまで考えた所である疑問が浮かび上がる。
タカキが思ったように、砂漠に雷が落ちるには雷雨を発生させる雲が形成されなければいけない。 そして地球の環境なら、大陸の一部が乾燥していてもそれ以上に面積の大きい海がある。 海から運ばれる湿気た空気が砂漠の熱に当てられて雲が発生する。
しかし……タカキは改めてイトゥチ/97の星表面と、到着前に惑星スキャンしたデータを交互に見る。
「……この星に海なんて見当たらないよな?」
頭で思い描いている疑問がふと口から漏れ出すタカキ。 惑星の表面はとても乾燥していて、水の見える面積は地球のそれとは真逆でまばらにしか見当たらない。 その傍らで、この星の動植物の生息データを見るに種類こそ把握出来ては居ないが、乾燥した環境で満たされている割には生息数が多いと分析結果には書いてある。
生命が繁栄するには、液体の水やそれに相当する物質が必要だ。
(あのまばらな湖だけで広域的な雷雨が来るのは考えにくい……空気中に水分を補給出来る、豊富な水源が存在するとでも?)
タカキは色々と考えてみるが……やがてそれを振り払うように首を横に振った。
(やめた! ビスケットさん等の事も皆に報告しなきゃいけないし、エクソクラフトの転送の段取りも進めないと!)
他にやる事は山積みだし、疲れた頭ではどの道いくら考えてもどうにもならない。 タカキは疑問点を適当な場所にメモ書きし、皆に必要事項を伝えるべく再度無線のスイッチを入れた。
それが終われば、テイオーの言う通り休ませて貰おう。
BackLog:あるインターネットの片隅に残る通信履歴
!monad:アンタが
長らく電子の海を漂っていた私こと茅場 昭彦に、突如として見知らぬ来客がアクセスを試みた。
昔から他人との露出や接触を避けて生きてきた私は、予てから抱いていた異世界への羨望からとある男に協力し、そして自らのルールに殉じた。 以来現世への未練を断ち切った私は生身の肉体を捨て去り、精神の残響としてこの電子の海だけの存在となった。
そんな人ならざる存在に成り果てた私の元へとたどり着ける人間は数多くは無いが、今のようにごく僅かな人間は私の存在を探り当てる事がある。
Heathcliff:如何にも私が茅場だ。 この電子の海に漂う残響に何用かな?
!monad:アンタを探し出す為にこっちは随分骨を折った。 面倒な説明は嫌ェだ、不躾だが単刀直入に用件だけを言わせて貰う。
Heathcliff:……続けたまえ。
有象無象の相手をする必要も無いが、かのような場所で世捨て人となった私を捜し当て、互いに面倒事を嫌う率直な心意気は買おうと、私は彼? 彼女か……の次の言葉を待った。
!monad:『VRウマレーター』の開発者として聞きてェ。 アンタの培った量子力学の知識を貸してくれ。
Heathcliff:……ふむ。
VRウマレーターの名前には聞き覚えがある。 あれは確か、私が初めて
フルダイブ式の機材に加え、量子力学による実の肉体へのフィードバック。 そしてソフトウェア……AIを設計した事も記憶に新しい……噂に寄れば三女神なる、その世界の神を模した疑似人格と言う、中々に興味深い現象が発生したらしいが。
だが、それはそれとして……。
Heathcliff:話はそれだけかね? 設計だけならばデータならサトノ家が持っている。 機械を作りたければそこを当たれば良いだろう?
!monad:『16』
話半分にするはずだったのだが、彼女の口から飛び出した数字に思わず目を見開く。 何故その数字を、思わず言葉に出かかったが、ここを訪れている時点でそれを聞き返すのは愚問だろう。
!monad:アンタも深紅の目を見たり見られたりしたンだろ? だったらオレが何を求めてるか、意味は分かンよな?
……何より、この人物は
Heathcliff:気が変わった。 協力は惜しまない、何なりと言ってくれたまえ。
!monad:ハッ、話が早ェ。 だったr
LuckyRabbit:面白そーな話してるね☆ だったらこの天才科学者も一枚噛ませて貰おうかな~?
今度は誰か、と思えば……。 私はため息をつきながら無作法な来客にごちた。 イヤにハツラツとした、年不相応な趣味としゃべり方はよく知っている。
Heathcliff:盗み聞きとは感心しないな、
LuckyRabbit:ぶー! こんな人目につく所で面白そーな話するからだゾ! かーくん♪
!monad:……何モンだ? 既存のインターネットからは独立した回線使ってンだぞ?
LuckyRabbit:甘い甘い! このたばn……じゃなかった、LuckyRabbit様にかかれば、ネットから物理的に切り離した程度じゃ何の防御にもならないのだ! ブイブイ!
!monadは恐らくはアワ食っているだろうが……まあ
何よりも、彼女とてこの事態を嬉しくも快く思っていない事は、先のウマレーターの設計に協力した件で十分承知の上なのだから。
Heathcliff:私も彼女も、付き合う人種は選ぶ主義だ。 !monad君、心配せずとも彼女は君の敵では無い。
LuckyRabbit:そーそ! この天才様がキミの味方になるんだから、これ以上ないってくらいに安心出来るっしょ!?
!monad:……よく分かんねェが、ネットの片隅から見つけ出して話に乗っかるような有能様なら、信じるしかねェだろ?
LuckyRabbit:お、話が早いね! その辺の頭の容量足りて無さそうなのとは訳がちがーう♪ ……さ、与太話はこんなものにしておいて、さっさと本題に入ろうか?
Heathcliff:同感だ。 我々にはもう時間がないのだから。
さあ、つまらない世間話は終わりだ。 我々は早急に成すべき事を為さなければならない。 私はたばn……もといLuckyRabbitと共に、!monadに件の設計を手伝うべく必要なソフトウェアのインストールを始めた。
Heathcliff:ふむ、parcaeと言う名前か、悪くはない。 暫くは君の端末を間借りするとしよう。
!monad:そいつはどーも。
LuckyRabbit:図面も引ける分はこっちで引いとくから、ちゃっちゃと組み立てちゃってねー♪ あ、でもでも、コスト的に一個で完結するのを個人で作るのは流石に材料費的に高くつくから、機械的に足りない出力はかーくんの作ったウマレーターとか言う機械の出力を間借りすればオールオッケーかな?
!monad:……三女神サマは別の端末に待避しときゃいンだろ?
Heathcliff:その通り。 ……ふむ、そしてこの機械の名前だが、敢えて名付けるなら。
LuckyRabbit:うんうん♪ 癪に障るけど、皮肉を込めて良いって言うならこの名前しかないよねー♪
!monad: