DUEL M@STERS IGNITION   作:くまねこ@イグゼロP

1 / 2
 初投稿です。レイナンジョウはいいぞ。


第1話 光VS麗奈!はじめてのデュエマ

 日曜日の昼下り、パーカーを着た少女とスーツを着た男が机を挟んで手元を睨み合っていた。

「じゃあ《お目覚めメイ様》でシールドブレイク。トリガーある?」

「トリガー来い!トリガー来い!・・・ノートリじゃねぇか!」

「《メイ様》の効果でドリームメイトが7体いるからあたしの勝ち!対あり!」

「対あり。ドリメとか久しく回してないから勝手がわからんな」

 どうやら決着がついたらしい。彼女らがやっているのは『デュエル・マスターズ』。20年の歴史のあるカードゲームだ。

「横の盾《スパイラル・ゲート*1》じゃん!」

「あるあるだねー・・・あっあたしのシールドなんにも埋まってなかった」

「それもあるあるだな・・・さて、次の予定は何時だったかな」

 男は鞄から手帳を取り出す。そこには『16:00 イグゼロ バラエティ出演』と書いてあった。彼はアイドルのプロデューサーなのだ。

「もう3回ぐらいいけるかな。紗南、やるか?」

「もちろん!」

 紗南と呼ばれた少女はデッキケースに手をかける。彼女の名は『三好紗南』。ゲームをこよなく愛する中学生であり、アイドルだ。手帳にあるイグゼロとは、彼女がメンバーを務めるユニット『イグニッションZERO』のことだ。

 

 2戦目を終えた紗南は、背後から2つの視線を受けていることに気づく。

「光ちゃんに麗奈ちゃん」

 2人は紗南と同じ『イグニッションZERO』のメンバーであり、『ヒーローヴァーサス』としても活動しているアイドルだ。小柄な方が『南条光』。特撮ヒーローに憧れている。そして茶髪の方が『小関麗奈』。世界征服を企んでいる。

「紗南、それなんだ?すごく気になる!」

 きらきらと目を輝かせながら言う光。

「やってみるか?デッキなら俺の貸すぞ」

 それを聞いた光は笑顔を浮かべる。

「いいのか!?ありがとうプロデューサー!麗奈はどうする?」

 麗奈は、自分に振られると思っていなかったのか少しびっくりしていたが、すぐに元に戻って光に宣戦布告をする。

「せっかくだからアタシもやるわ。見てなさい光!今からアンタをコテンパンにやっつけてやるから!」

「よーし、負けないぞー!」

「2人とも気合たっぷりだねー。じゃあざっくりルール教えるね」

 

「覚えたか?」

「ああ、バッチリだ!」

「トーゼンよ!」

 紗南の問いに自信満々に答える2人。

「それじゃあ早速やってみよう!」

「「デュエマスタート!」」

 

『目指せ伝説!革命の守護神』

南条光

 

VS

 

小関麗奈

『逆転の鬼札』

 

「アタシのターン!《フェアリー・Re:ライフ》をチャージして1マナ、《冒険妖精ポレコ》を召喚!」

P「何握らせたの?」

紗南「『リース成長ノヴァ』*2

「アタシのターン!ドロー!《「是空」の鬼 ゲドウ権現》をチャージしてターンエンドよ!」

紗南「麗奈ちゃんは?」

P「ワルくて強そうなやつって言われたから『赤黒ジャオウガ*3』渡した」

「アタシのターン!ドロー!《龍仙ロマネスク》をチャージして、《冒険妖精ポレコ》で攻撃(アタック)!そして《ニ族(ンビビ) ンババ》に革命チェンジ*4!出た時に山札の一番上をマナゾーンに置いて、そのままシールドブレイク!」

S(シールド)・トリガー*5は無いわ。じゃあアタシのターンね。ドロー!《龍装者 バルチュリス》をチャージして2マナ、《特攻人形ジェニー》を召喚!能力で自壊して、相手の手札を1枚選んで捨てさせるわ!・・・こっちにしようかしら」

(´・ω・`)

「・・・やっぱりこっちかしら」

(`・ω・´)

「やっぱりこれ捨てて」

「あぁー!《ドギラゴン(ノヴァ)》が!!」

紗南「めちゃめちゃ顔に出てたよ光ちゃん」

「うーん・・・アタシのターン、ドロー。《ナチュラル・トラップ》をチャージして2マナで呪文、《次元の霊峰》を唱えるぞ。山札を見て《蒼き団長 ドギラゴン(バスター)》を手札に加える。山札をシャッフルして、《ニ族(ンビビ) ンババ》で攻撃する時に、さっきの《ドギラゴン(バスター)》に革命チェンジ!ファイナル革命*6発動!マナゾーンから《龍仙ロマネスク》を出す。《ロマネスク》の出た時に山札の上から4枚をマナゾーンに置いて、《ドギラゴン(バスター)》でT(トリプル)・ブレイク*7!」

「・・・S(シールド)・トリガー!《デーモン・ハンド》!《ロマネスク》を破壊よ!」

「ターンエンドだ」

「首の皮一枚ってとこかしら・・・アタシのターン、ドロー。《鬼ヶ鬼 ジャオウガ》をチャージして2マナ、《Re:奪取(リスタート・ダッシュ) ブラッドレイン》を召喚してターンエンドよ・・・ちょっとヤバいかも」

紗南「鬼札王国はピンチをひっくり返すのが得意だからね、勝負はこれから!」

「アタシのターン、ドロー!チャージはしないぞ。《ドギラゴン(バスター)》で攻撃する時、《蒼き守護神 ドギラゴン(ノヴァ)》に革命チェンジ!ファイナル革命で山札の上から4枚を見て、《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》を出すぞ。そしてそのまま最後のシールドをブレイクだ!」

「S・トリガーは無いわ」

「《ワルキューレ・ルピア》でダイレクトアタック!」

「鬼エンド*8で《百鬼の邪王門》!山札の上から4枚を墓地に置いてその中から《黒神龍装 ダフトファントマ》を出すわ。《ダフトファントマ》の能力で《ワルキューレ・ルピア》を1体破壊!」

「惜しかったなぁ、ターンエンド」

「アタシのターン、ドロー!こっから逆転勝利してやるわ!《Re:奪取(リスタート・ダッシュ) トップギア》をチャージして鬼タイム*9で5コスト軽減、《ブラッドレイン》の能力でさらに1軽減して4マナで《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》を召喚!クリーチャーを全て破壊して、さらに鬼タイムで《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》をタダで召喚!《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》でW・ブレイクよ!」

「S・トリガー・・・何もなかった」

「《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》で攻撃する時、手札の《バルチュリス》の効果を使うわ!T・ブレイクよ!」

紗南「これひっくり返せる?《クロック》入ってないけど」

P「無から《ダイハード》生えてこない限り多分無理」

「くっ・・・S・トリガー、《ナチュラル・トラップ》。《ダフトファントマ》をマナゾーンに置くぞ」

「攻撃の終わりに《バルチュリス》を出してそのままダイレクトアタック!」

「うわー!やられた!」

 

WINNER

小関麗奈

 

「悔しー!もう一回だ麗奈!」

「いいわ。まあまたアタシが勝つけどね!」

 麗奈にリベンジを申し込む光。だが・・・

「Pさん、次の予定、何時からって言ってたっけ」

「たしか16時・・・あっ」

「Pさん!今3時45分!!」

「ヤベえ!みんな急いで準備して!」

「ええっ!?」

「そういうのは先に言いなさいよ!」

 バタバタしながらスタジオに向かう4人だった。

*1
2コストでクリーチャーをバウンスするS・トリガー呪文。つい最近まで殿堂入りしていた

*2
《蒼き守護神 ドギラゴン閃》を切り札とする速攻デッキ。火、自然、光の3つの文明で構成される

*3
《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》等を切り札とする中速デッキ。火文明と闇文明で構成される

*4
条件を満たすクリーチャーが攻撃する時に入れ替わる能力。大型クリーチャーが0コストで出てくる

*5
ゲーム開始時に5枚置かれるシールドを手札に加える時にタダで使える。攻撃的にすればするほどこれによる防御が薄くなる為そのへんのバランスが重要

*6
革命チェンジで出た時に1ターンに1回のみ発動する能力。条件がある分強力

*7
シールドを3枚ブレイクする。W・ブレイカーなら2枚、Q・ブレイカーなら4枚

*8
どちらかのプレイヤーのシールドが1枚も無い時に発動する能力。攻めにも守りにも使える

*9
全てのプレイヤーのシールドの合計数が6以下の時に発動する能力。有利になればより攻めまくれ、不利になれば逆転を狙って大型クリーチャーを出したりなど様々な使用法がある。鬼エンドよりもバラエティに富む




 南条が勝つつもりで書いてたら麗奈が勝っていた。なにを言っているのかわからねーと思うが俺もなにをされたのかわからなかった。
 なお投稿は不定期です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。