ちゆり「さて、次はツッコミどころが多くなるキャラ第一号…要はもうオリキャラと言われても仕方ないレベルで作者が独自解釈してるキャラの一人だ。上海だぜ」
教授「ヒョウの隠れ家を付喪神化させて、それをアリスの人形に憑依させる…上海人形に言語能力を持たせるためにここまで大掛かりな設定を組み込み、更に巨大化能力まで持たせてヒロインに加える特別扱いね。
上海人形が流暢に話す二次創作は決して少なくないけど、ここまでガチガチにヒロイン扱いされるのは珍しいんじゃないかしら」
る~こと「だからこそのほぼオリキャラですからね~。そして地味に戦闘描写がトップクラスに多くて、カナさん並みに作者の厨二ネーミング技を披露してます」
ちゆり「旧作出身じゃないキャラだと間違いなく一番好き放題してるキャラだぜ。オマケに良識的なツッコミ役というポジションも確立してる、主のアリスと同レベルで美味しい立場だな。まず間違いなく扱いの悪かったキャラから嫉妬を向けられる対象No.1、それこそ同じネームド人形の蓬莱人形やオルレアン人形からも羨ましがられてるだろうぜ」
教授「ちなみに愛刀として振りかざした【滅びた未来でも朽ちることのなかった名刀・夜叉】の元ネタはクロノ・トリガーね。進め方次第だと初見プレイでも使われないことがある、そこそこ強いけど不遇な主人公の武器よ。作者と同世代ならピンときた読者も多いんじゃないかしら」
る~こと「そのまま放置された方の【ヘルゲの剣】の元ネタは月下の夜想曲ですね。こっちは進め方次第では回収されないし、オマケにそこまで強い武器でもなかったりする地味な剣です」
ちゆり「戦闘描写でも魔法剣士枠でかなり優遇かつ活躍してるな。指揮官適性すら与えられてるから、共闘することが多かったメインヒロインのルナサを戦闘時には完全に喰っちまってるんだぜ」
教授「かませとしての出番しかなかったチルノなんかと比べればその優遇具合がわかりやすいわね。この二人のタイマンなんて最たるものだわ」
る~こと「ストーリー的にもある意味メインヒロインですし。最終局面ではゴリアテ人形まで隠れ家インストールと本当にやりたい放題ですよ。作者は人形フェチなんですかね?」
ちゆり「ローゼンメイデンだと蒼星石と水銀燈の絡みが好きだとよ。見直してみるとたしかに蒼星石の影響は結構感じるんだぜ」
教授「そこ以外だと有頂天界隈の上海からも影響を受けてるわね、これは麟にも言えることだけど。
ただ結果的にキャラ被り&口調被りで誰のセリフか判別し辛いシーンがそこそこあったのは反省点でしょうね。特に上海・麟・エリーは【言葉遣いが丁寧・一人称が私・温厚な良識派】と被り過ぎていて、オリキャラ扱いして問題無い上海か麟の呼称はボクにすれば良かったと作者は後になって思いついたわ」
る~こと「隠れ家の呼称がボクだったってことにすれば、上海の呼称がボクでも違和感ありませんしね~」
ちゆり「もっとも東方にはその【温厚な良識派】ってキャラが圧倒的に不足してるからな、命蓮寺のトップ2人ぐらいなんだぜ。だからオリキャラがこうなるのはバランス的に仕方ない面はあるんだが」
教授「3人全員ヒョウ側に回したことで起きた問題点ね。会話文の多い作品なのだから、もう少しバランスを考えるべきだったわ」
ちゆり「次も…というかこっちはもう完全にオリキャラだ。冴月麟」
教授「名前とスペルカード2種の残滓だけが残る没キャラ、要するに名前だけ借りたオリキャラね。だからこそストーリーにおける核心の一つでもあるわ」
る~こと「そういう意味ではツッコミどころ自体は少ないんですよね。原作との乖離ってものがないので」
教授「さっき挙げたキャラ被りによるセリフ判別のし辛さはあるとはいえ、作中の行動にツッコむべき点はあまり無いわ。あえて言うならヒョウにとって都合の良すぎる女だから、その方向で批判される可能性はあるでしょうね」
ちゆり「都合のいい女として侍らせることを魔界勢が認めてるが、それは幽玄魔眼の言う通り【ハーレム嗜好のクソ野郎】でしかないんだぜ。この方向ではまだ八雲主従の方がまともな感性してたな」
る~こと「藍さんが『さっさと伴侶を選べ』なんて言ってましたね~。でも後々の『私の隣で』発言はそっちの意味にも取れますが」
ちゆり「藍に関しては準ヒロイン枠だから後回しだ。
後は細かいところでかなり作者の好みを出してるキャラが麟だぜ。霊夢・魔理沙より年少で阿求・小鈴より年長、年齢のわりに大人びていて発育がいいなんてのは、童顔低身長巨乳好きの作者の趣味そのまんまなんだぜ」
教授「薄幸ヒロイン枠なのも手伝ってルナサ以上にメインヒロイン感はあるわね。ただ地味にプロット変更の影響を受けたキャラでもあって、【ヒョウはまるで成長していない】ということを暗示するために【ヒョウに救われたヒロイン同士】として、物語後半からは能力・戦力的にはサリエルの下位互換になっていたわ。
それでも、最終局面におけるマッチアップの結果がある分ルナサよりは印象に残るでしょうけど」
る~こと「控えめなようで押すべきところではとても押しが強かったですし。メインヒロインのはずだったルナサさんを食ってしまった一人なのは間違いないですね~」
ちゆり「さて、ここからしばらくは作者としてはタグに加えたかったキャラになるぜ。要するにヒロイン枠だ」
教授「タグに入れなかった理由は2人を除いて序盤に出番を作れないからよ。先に紹介したタグに入れてる5人は一番遅い麟でも9話が初登場と、10話までにはセリフ付きで登場させているわ」
る~こと「そして例外のお2人からですね~。まずは八雲紫さんです」
ちゆり「序盤から出番があるのにタグに入れなかった理由は、最後まで読者に【豹を切り捨てるんじゃないか】って疑いを持たせたかったからだぜ。魔理沙に作中でいい気味だと言われてたように、平常時の胡散臭さを利用してミスリードを誘おうとしてたわけだな」
教授「最初から最後まで徹底して八雲主従はヒョウの味方でいさせるというのは、初期プロットから確定していたわ。霊夢を敵側に回す展開とタグに入っていない点を合わせることで『まさか裏切るのか』って期待を持ってもらえれば、その期待を裏切る展開になるって小賢しい考えよ」
る~こと「その思惑に乗ってくれた読者なんてそうはいないと思いますけどね~。作中内でも紫さんからヒョウへの矢印はかなり強かったですし」
教授「あとは完全に味方として動かれると逃亡劇にならない点で、立ち位置が微妙になるのは避けられなかったわ。それなら最後までミスリードに使ったれという考えで、タグ不在という扱いになったわけね」
ちゆり「ヒョウだけでも逃走に関して有用な能力持ちだってのに、スキマをフル活用出来たら神綺やサリエルが出張ってきても逃げ切るのは容易いからな。ストーリーの都合で受け持たせる役回りが限定されたキャラの筆頭でもあるんだぜ」
る~こと「このタイプのキャラは咲夜さんも該当します。交戦中に鈴仙さんが言ってますが、制限なしだと咲夜さんの能力は無法過ぎるんですよね」
教授「紅魔館組の出番が有力勢力で最後になった理由は二つあって、その片方がこれになるわ。もう一つと違って物語の展開上早期に登場すると敵側でも味方側でも一人の能力だけでゴリ押しできるという、チート能力持ち特有の扱い辛さというわけね」
ちゆり「もう一つの理由は該当キャラのところでだな。
とはいっても、このスキマ妖怪は他のヒロイン勢と比べてもヒョウにとって特別な存在だからヒロインとしてはかなり良い立ち位置でもあるんだぜ。本編終了後だとヒロインレースにおいてはかなり有利だろうな」
教授「まあそうなるとまたひと騒動あるでしょうけど。本編で何度も言われている通り、あらゆる方向で立場が足枷になっているのが八雲紫ね。作者としてはそういう意味ではむしろ扱いやすかったキャラだそうよ」
ちゆり「そのまま続いて八雲藍だぜ。【主に比べて自由に動ける】という点でかなり美味しい立ち位置のキャラだな。何気に準ヒロイン枠としては相当出番に恵まれてるキャラだ」
教授「る~ことが先に言ったように結構攻めた発言もしてるキャラね。裏設定としてはヒョウとR-18な関係があることにしようか迷ったキャラの一人だから、こういった発言が出てる面もあるわ」
る~こと「主が冬眠している間の秘密のカンケイですね!そして主従丼に」
パチュリー「そこまでよ!」
ちゆり「オイコラ本編で出番があった奴が乱入してくるんじゃねえ!!」
パチュリー「ならこうなる前に止めなさいよ。次があったらまた来るわ」
る~こと「さ、流石はエンディング出たがりさんですね…」
教授「そもそもあの魔女本人が言ったセリフじゃないのよねこのネタ…
まあ、こういう裏設定があるレベルでヒョウへの好感度が高いキャラね。作者的には【共通ルート中にあれなシーンがある非攻略対象キャラ】のイメージだったそうよ」
ちゆり「通じる読者には通じるだろうがひでえ例えだぜ、九尾の狐ってとこもあって似合うけどな。
他にはこいつも獣王園初出の設定で畜生界と繋がりが出来たんで、饕餮尤魔を戦力として引っ張り出そうって案もあったんだが…」
尤魔「積極的に協力する理由がない以上動かないだろうって判断して没にしたってよ。せめてその説得と拒否ぐらい書けってんだ」
教授「残念だけど物語の流れで【藍が畜生界に出向けるタイミング】が無かったのも没になった理由よ。魂魄妖夢を連れて人里に出向いてからは藍が畜生界に出向けるはずもないし、八雲紫との合流後も消耗した藍を畜生界に向かわせられるほど八雲に戦力的な余裕は無いわ。そして八雲が余計な隙を摩多羅隠岐奈に見せるわけにいかなかった以上、大規模衝突が起きる前に畜生界とコンタクトを取るのは地底との相互不干渉に反するというわけね」
尤魔「それこそコンガラかキクリを使えば済む話だろーよ。物臭な作者だぜ」
ちゆり「そっちはすでにコンガラの庵と畜生界の位置関係を地底の監視小屋でキクリから語らせてたことで諦めたみたいだな。どうしても連載中に世に出た新作の設定を拾うのは難しかったみたいだぜ」
る~こと「三組長で唯一ここに呼べただけ運が良かったってあきらめてくださ~い」
教授「あと、作中で描かれなかった部分で大活躍していたのが彼女の式神・橙になるわ。主にヒョウ逃亡の二日目から四日目にかけては、アリス一行が幻想郷を飛び回ってる裏でスキマを利用した監視を続けていた陰の功労者よ」
ちゆり「そういう意味ではこの作品屈指の不遇キャラとも言えるんだぜ。活躍してるのに描かれなかったという点でな。そして藍のスペースでこれを話す以上、橙個人を詳しくはツッコまないぞ」
る~こと「描かれていないところはツッコめませんからね」
教授「付け加えるとすれば、ヒョウと麟という【八雲の隠者】との関わりがあった分原作に比べて精神的に成長してるって設定があるぐらいかしら。作中で語られているようにヒョウと橙が顔を合わせることは少なかったとはいえ、その少ない時間で橙の成長につながる対応を当然の様にしていたのよ」
ちゆり「橙が精神的に成長するほど、藍はヒョウとの接触を多くかつ長く取るつもりだったんだぜ。もっとも、ヒョウ自身がそれを断った場合は引き下がる気ではいたがな」
る~こと「お察しの通り、ヒョウが八雲の依頼を断ることなんてないんですけどね。月絡みの依頼を除いては」
蓮子「今回はここまでよ」
メリー「さっき言ったとおり、橙の様に個人で詳しく解説しないキャラも当然の様に出てくるわ」
蓮子「だからもしも『このキャラの裏設定とかあるなら知りたい』ってキャラがいたら、活動報告にある質問箱に書き込んでおいてくれると作者が喜ぶわ」
メリー「自己満足の特別編だからこそ、読者の要望があれば優先するということよ」
蓮子「それじゃ、また次回をお楽しみに」
メリー「次回も今週中の更新を目指すそうよ。体調が良いうちになるべく書き連ねたいようね」
このノリで続く特別編と、完結させられるか微妙な新作。どちらの方が優先して読んでみたいでしょうか?
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