ちゆり「次は藤原妹紅だぜ。登場は早かったが活躍は終盤に入る間際という、扱いが良いのか悪いのか判断に困る立ち位置のキャラだな」
教授「作中で語られた通り、永遠亭とも接点があるという点から彼女もサリエル昇格の影響を受けた…と見せかけておいて実は出番自体は増えたキャラだったりするわ。永遠亭襲撃が無いプロットだと、小兎姫と同じで慧音の護衛がメインになるから地味な役どころになったのよ」
る~こと「小兎姫さんは別の方向で出番が少し減ってますね。感想欄で少し語ってますが、男オリキャラで幻想郷の管理者枠を出すプロットだと彼と政治的に繋がっている設定でした」
ちゆり「その枠を正邪に置き換えて、かつ針妙丸と依神姉妹の出番をねじ込んだことでボツになった設定だな。もっとも、この4名は最終盤が駆け足になったことによる被害者なんだが」
教授「そういう意味では準ヒロインの一人なだけ恵まれすぎてるわね。そしてヒョウにとって切り札の一人でもあり、レミリア率いる紅魔館は切り時が難しいという点から奥の手という扱いになっているわ」
る~こと「幻想郷全体で見ても貴重な【自由に動かせる強者】ですからね~。そしてヒョウが隠棲できていないわかりやすい存在として重要なポジションでした」
ちゆり「スキマ妖怪の許可を得て長期間幻想郷を離れた2回ってのが、ラルバとかぐや姫の件だからな。どちらも月絡みという点で、ヒョウ側の最上位戦力枠に加わったわけだぜ」
教授「そしてヒョウも妹紅もお互い思ってるより頼りにしてて、お互いにそれに気付いてない鈍感同士でもあるのよね。いわゆる【ラブコメ的ヒロイン】なのが彼女だわ」
る~こと「シリアス寄りの作品なのであまり目立てない立ち位置ではありますが、要所要所で印象に残る発言もしてますね。なにより少数で敵側の強敵にぶつけられるので、最終決戦で妹紅さんがヒョウ側にいないと結構厳しくなったりします」
教授「そして出番自体は決して多くはないからツッコミどころもあまりないわ。ギャグパート的な展開があればもっと出番を作れたであろうキャラね」
ちゆり「続いては犬走椛。妖怪の山の準ヒロイン枠だぜ」
教授「彼女もサリエルのヒロイン昇格によって準ヒロインに昇格したキャラになるわ。結果的に初期プロットから準ヒロイン枠だった鍵山雛を食い気味になったようね」
る~こと「作中で一時的にヒョウと二人っきりの時間を過ごすことになる流れが、全体的に見てもとっても美味しいですからね~。そして3度も格上相手に金星を上げると、戦闘面でもかなり優遇されてます」
ちゆり「そこもあって魅魔に一蹴されるかませ役も回って来たんだがな。そういう意味では師匠のヒョウに似たような扱いだぜ、活躍もするが痛い目にも遭ったキャラだ」
教授「戦闘力自体はそれほど強化されていないと後書きで作者が書いているけど、魔眼が強力すぎて思いっきり強化されているわね。作者のミスリードだったと納得してもらえると助かるわ」
る~こと「使われる前に倒した魅魔さんが最適解ですからね~。強化されていると言っても、使う前に狙われてしまうと椛さんでは抵抗しきれない相手がたくさんいるのが幻想郷です」
ちゆり「キャラとしてはこいつも原作での描写が少ないから独自設定が強いな。今話題にした魔眼にそれに付随したヒョウ直伝の探査・索敵魔法、性格面だと内心で上司の天狗に毒を吐いていたりするところは完全に作者のオリ設定だぜ」
教授「そういう方向で好きに描いてるからこそ、数少ない原作設定である【文と椛は不仲】というのは拾ってるわ。結果的に天狗キャラ代表と呼べる射命丸文は扱いが悪い方に入るでしょうね」
る~こと「出番は序盤から多いんですが、以外と活躍はしていなくて失点が目立つんですよね~。特に騒霊のオリジナル設定の被害担当になってました」
ちゆり「もっとも、コイツを自由にすると戦力的にも情報的にも相当なアドバンテージがあるって面もあるからな。そして中盤にヒョウの困りどころになった【単独で伝令役に回れる強者】に適任すぎるから、ヒョウが動かせる戦力に加えるのはストーリー的に無しだったんだぜ」
教授「その分、後半の直接戦闘では数的不利をものともせず勝ち逃げしてるわね。しかしそれも上司によってうまく利用される…作者の中では【中間管理職の悲哀枠】に落とし込んだつもりよ」
る~こと「そういうことで早い段階で敵側に回すことが決まっていたのが文さんですね。ハッキリ言ってしまうと【幻想郷の各勢力拠点に取材という建前で乗り込める】文さんはヒョウの指揮下にいると便利過ぎるのがお話の都合上マズかったわけです」
教授「もう一人椛の準ヒロイン昇格に影響を与えたのが古明地こいし。これは感想欄で作者が返答しているけど、麟→ヒョウの順にキャラ設定を固めていったことによる結果だわ」
ちゆり「精神守護能力がこいしにブッ刺さるんだよな。とはいっても最終局面で一番警戒されていたようにヒョウの味方側としては強力すぎる。でもこの刺さり方は活かしたいと考えた結果が敵→味方という裏切り者枠だ。ヒョウ自身が反逆者だからこそ、問題なく受け入れられる設定ってわけだぜ」
る~こと「そして地底から出てくる理由も無意識で解決できますし、そこから繋がって勇義さんも引っ張り出し、椛を妖怪の山から連れ出し、キクリさん・コンガラさんとも繋ぐ。トントン拍子に出番を作れて、作者的にはこのあたりが一番筆が乗ってた時期だと思いますよ」
教授「そしてその後の椛の活躍は御覧の通り。格下と思い込まれてる椛にサリエルの魔眼は【格上の足をすくう】展開に利用しやすすぎて多用してしまったわ。扱いの格差を考慮してせめて2回に留めとくべきだったかなと見直して思ったのが作者の反省点ね」
ちゆり「もっとも、余裕をなくした蓬莱山輝夜と逆上した比那名居天子に向けて決めるのは設定的に納得できる人選だとは思ってるみたいだぜ。最終盤が駆け足になった影響をモロに喰らった依神紫苑と鬼人正邪はご愁傷さまとしか言えないがな」
教授「ちなみに序盤で八雲紫が発した【大人しくて素直ないい子ちゃん】にかなり近いキャラだったりするわ。その方向でも八雲に利用価値をこの異変で見せつけた形になるので、飯綱丸は本腰を入れて待遇を考えないと八雲紫に椛をヘッドハンティングされることを察して本編後は頭を抱えることになるわね」
ちゆり「続いて同じく妖怪の山の準ヒロイン枠・鍵山雛。作中ではヒョウ・雛お互いに強めの矢印を向け合ってるんだが、どうしても単独行動にしか向かないキャラなせいで椛に出番をそこそこな数持ってかれた不遇キャラだ」
キスメ「そこは準ヒロイン内で、と付けるべきだと思いまーす」
菫子「そうね、あれだけ出番があって不遇なんて言わせないわ」
教授「それもそうね…まあ妖怪の山内部を移動する際の案内役は初期プロットだと彼女だったのだけれど、椛の準ヒロイン昇格で適任なキャラが出来たことが不運だったわ」
る~こと「とはいっても、ヒョウ直伝の睡眠魔法を使ったり最終決戦で切り札の一つになったりと優遇されていることは間違いないですね~。感想で共感してくれた読者さんがいらっしゃいましたが、ルナサ&雛のタッグは幻想郷全体で見ても凶悪です」
ちゆり「これを決める囮役を用意できれば最上位陣の一部も止められるからな。流石に空間魔法で緊急脱出できる面々には厳しいが、それが出来ない相手には効果覿面だぜ」
キスメ「…驚かれもしないのは流石に不満」
菫子「実際私にあっさり連れて来られてる時点で仕方ないと思うけど?」
キスメ「ひどい!」
教授「まあ、組む相手次第で凶悪だけれど雛単独では戦闘には向かない。加えて対策を打たないと集団行動できないという点で、準ヒロインとはいえ出番に恵まれなかったのは事実だわ。その分彼女の出演回は読者への情報という点で重要な意味があるわね。中盤においてヒョウと妹分たちでは見れない視点からの情報を開示する役回りとして動かしたのが彼女よ」
る~こと「妖怪の山・守矢神社の動きに違和感が出ないようにするためのアリバイ作りと言い換えられますからね。作者としてはいないと困る役回りです」
ちゆり「性格面も原作より二次創作に寄ってるな。厄神という種族が幻想郷に不足してる【大人しい良識派】に噛み合うから、バランス的に回したくなるんだぜ」
教授「そしてヒョウが好意的に接する理由にもなるから妥協した形ね。東方界隈でも原作と二次創作の乖離がトップクラスに激しいキャラだと作者は思ってるわ」
る~こと「結果的に雛さんにしか割り振れない役回りが存在したことで初期から準ヒロイン枠に配置されていたわけです。やっぱ優遇されてるじゃないですか!」
ちゆり「最後のヒロイン枠としてレミリア・スカーレットだぜ。作者の中でのコンセプトは【加入が遅すぎて出番にも活躍にも恵まれないキャラ】だ」
教授「もっとも、出番が少ないだけで登場後は良い役回りばかり貰っている…というか株を下げるような行動が無いのよね。作者も後書きで書いた通り、読者によっては群を抜いて解釈違いなキャラだと感じるでしょう」
る~こと「その分ヒョウをからかいに入る発言はかなり多いですね~。失点は無くてもヒョウにとって『今ここで言わないでくれ』的な発言はけっこうあります」
ちゆり「このコンセプトに関しては初期プロットから変わっていなくて、その理由は二つあるってのはすでに私たちで軽く話してるんだぜ」
教授「一つは十六夜咲夜の問題ね。彼女を【スペルカードルール】に収めないと能力の応用が利きすぎて、敵側でも味方側でもどうにかできてしまうわ。要するに作者の実力不足で出番を後半になってからにしたキャラだわ」
る~こと「空間魔法で逃げようとしても、発動するまでのタイムラグで追いつけちゃいますからね~。逃亡者泣かせの能力です」
教授「もう一つが死亡退場の件から派生する【扱いの悪さ】からね。これはアリスにも言えることだけれど、人気キャラの中でも比較的【ギャグにしてもその扱いはなあ】と作者が感じることが多いキャラだそうよ。そのため最初からヒョウ側に立つキャラで美味しいポジションに置くことは決めてたわ」
ちゆり「その結果出番が後半に集中する形でタグ入りは出来なかったんだが。そういう意味では誰よりも作者に贔屓されたキャラとも言えるんだぜ」
る~こと「ネタにすらされることが少ない私たちからすれば贅沢過ぎますけどね~」
教授「総合すると【賛否両論枠】にあたるキャラでしょうね。この作品のレミリアは万人受けしないだろうなあと作者は割り切ってるわ」
ちゆり「そして補足・説明するキャラとしては最後になるな。古明地こいしだ」
教授「ヒョウの設定が固まったことで準ヒロイン枠として浮かんできたキャラね。ただ先に言った通り十六夜咲夜同様、能力が強すぎるからヒョウの味方に回るのは後半になってからになったキャラよ」
る~こと「能力が基本【ヒョウしか無効化できない】っていうのはヒロイン属性としてアドバンテージになりすぎますからね~。ハッキリ言ってしまうとプロット立て始めた当時の作者は、準ヒロインどころか出番を作れるかすら怪しいと思ってました」
ちゆり「それがルナサと麟の共通点から麟も出そうと思い付き、そのキャラ設定からヒョウの能力が決まり、『あれ、これ何気にこいしにも刺さるか?』と気付いたわけだ。ストーリーの構想中に思い付かれたとか運が良すぎるんだぜ」
教授「その上『どうせなら使い倒したれ』と割り切ったせいでただでさえ強力な能力が強化されてる有様。そういう意味でも優遇されてるキャラだわ」
る~こと「本人の子供っぽい性格も準ヒロインムーブをさせやすいですからね。読者視点での話全体を引っかき回せるキャラとして暴れちゃってます」
教授「その分こいしと勇儀除く地霊殿組は出番に恵まれなかったのだけれど(特にお空)、この二人が中盤登場からの寝返り枠として上手く嵌まったことで納得してくださいというのが作者の弁だわ」
ちゆり「特に合流後のこいしは誰よりもヒョウに対するボディタッチが激しかったからな。強烈なインパクトだったと思うんだぜ」
蓮子「特別編はこれで一段落するそうよ」
メリー「もし詳しい補足や解説が欲しいキャラがいたり、聞きたい設定などあったら活動報告に書き込んで。これ言うの何回目だったかしら」
蓮子「まあ、とりあえずはここまでになるわ」
「「最後までお付き合いいただきありがとうございました」」
このノリで続く特別編と、完結させられるか微妙な新作。どちらの方が優先して読んでみたいでしょうか?
-
特別編
-
新作