ちゆり「リクエストが届いたからもう少し続けるぜ!
次はキャラ設定の時点で解釈違いになるリスクも許容して独自設定を強行したキャラだ。命蓮寺所属キャラ代表として寅丸星だぜ」
教授「幻想入りする以前の設定が創作者によって分かれるキャラね。この作品では星とナズーリンは地底に封印されず外界に留まった方の設定を採用しているけれど、彼女も地底に封じられていたという設定も見かけるわ」
る~こと「作者的にはヒョウの過去と対比させることが出来るキャラなので、星さんが外界に留まっていたという設定は早期から決まってたそうですよ」
ちゆり「そしてストーリーの関係上【勢力のトップは派手に動けない】という点も手伝って命蓮寺内では一番優遇されたキャラになるな。一度も戦闘に参戦しなかったにもかかわらず、要所要所で出番があったんだぜ」
教授「神綺と聖白蓮が師弟関係という設定は、貴重な魔界と幻想郷の接点として真っ先に採用したのだけど。それゆえに命蓮寺は序盤から中立勢力に回す必要があった…そういう意味で聖白蓮は魔界との繋がりを活かし切れなかったキャラになってしまっているわ。登場が早かった分、出番はそれなりにある方ではあるのだけれど」
る~こと「まあ所属人数が多い勢力では仕方ないんですけど、勢力内でも扱いの格差がかなりありますからね~。特に命蓮寺は関係者が多いので顕著です」
ちゆり「命蓮寺だと星≧マミゾウ>聖・ぬえ>>ムラサ≧一輪>ナズーリン≧響子って感じだな。命蓮寺で寝泊まりしてない2人はともかく、ムラサと一輪はかなり不遇な扱いだったぜ」
教授「出番自体は二ッ岩マミゾウの方が星より多い気がしないでもないけれど、彼女は部下の狸を使うことで幻想郷全体の情報収集を行えるという点で作者がヒョウの味方に付けることを避けたキャラなのよね。これはナズーリンにも同じことが言えるわ」
る~こと「鼠による情報収集ができますものね~。ナズーリンさんは2話でセリフ付きで出してるのにそこ以外でまともに出番があったのが1回きりっていう、登場の早さに対して出番が異様に少ないある意味珍しいキャラです」
リグル「同じ理由で名前しか出なかった私よりずっといいよ…」
菫子「まあ、勢力に属してない立場だったのが不運だったわね」
ちゆり「…まあその通りだな。これは因幡てゐにも言えるんだが、【部下等を使役して情報収集できる】キャラはストーリー的に敵にも味方にも加え辛かったんだぜ。この点で永遠亭が情報戦で後れを取る形にしたことで『てゐ何してたん?』ってことになるのは、物語の展開上妥協せざるを得なかった点だ」
教授「サリエルのヒロイン昇格で解決できなかった一番大きい矛盾点がここになるわ。指摘されたら【兎はヒョウが徹底的に隠れ家に近寄らないよう対処してた】で押し切らざるを得なかったようね」
る~こと「そしてリグルちゃんの場合は【有力勢力の傘下にいない】立場でシナリオに組み込むと、敵味方どちらにおいても真っ先に狙われる立ち位置になります。なにしろ情報収集能力に長けるものの戦力的には下位層に入ってしまうので、原作キャラ死亡のタグが入っていた場合は退場候補の一人だったそうですよ」
リグル「ひええ」
菫子「…ある意味助かってたのかしら」
教授「こういった理由もあって【中立勢力の情報提供者】という役回りが回って来たのが寅丸星ね。目立ちはしないけれど中々美味しいポジションに収まったキャラでしょうね」
ちゆり「ちなみに裏設定としては本編終了後に義理堅い星は言葉通り再度ヒョウを訪ねて、その際に相変わらずのヒョウが妹分を増やす対応をしたことでぬえやムラサにからかわれる立場にする気だったそうだぜ。神綺がヒョウと一緒に命蓮寺を訪ねると聞くと、途端にソワソワし始めるようなキャラにしたかったんだと」
ちゆり「次はヒョウの敵側に回ったキャラからだぜ。魅魔だ」
教授「旧作設定を入れるなら外せないキャラね。作中でのコンセプトは【序盤から登場する強敵】ポジションよ」
る~こと「本格的に動き始めるのは中盤に入ってからですが、序盤ですでに動き始めた描写を入れることで敵対枠ということをはっきりさせた数少ない方ですね」
ちゆり「麟のキャラが固まったことで魔理沙共々敵側に回すことが決まったんだぜ。実際のところ最初からずっと敵側に配置してたのは霊夢の方で、魅魔師弟は味方側で動かすプロットもあったそうだ」
教授「もっともそれは別方向で書きたくなったネタが浮かんだことでこの作品では没になったわ。
そっちは【クロノクロスのシナリオをアレンジした上でキャラと地形を東方に置き換える】なんていう『どこに需要がある?』ってネタだったのだけれど。要するにキッドを魔理沙に置き換えるのは鉄板だから魅魔主従が味方どころかメインになるのよ」
る~こと「まあそんなこともあって普通はメインどころになるはずの霊夢さん・魔理沙さんが揃って敵側に回る作品になったんですね」
ちゆり「そのぶん魅魔は戦闘面でかなり力を入れてるキャラだぜ。出し抜かれることもあったとはいえ、少なくとも敵対側では一番活躍してるしな」
教授「何より幻想郷でもトップクラスの実力者として描いても問題ない上で、自由に動かせる貴重な立ち位置だったわ。シナリオを進めるために動いてもらうキャラとして最適で、この点でも作者は助けられてたわね」
る~こと「そして地獄の面々とも絡ませることが出来るので、コンガラさんとキクリさんを地上に出向かせる理由にもなってもらいました。
ここでリクエストのあった方をお連れしていただきました!ちょっと菫子さんだと大変そうだったので、ヘカーティアさんが来てくれたのは助かりましたね!」
ヘカーティア「面白そうな人材だから手伝ってあげたわよ。上司の許可も取ってるわよん♪」
日狭美「残無様が行って来いと仰いましたので伺いましたわ、よろしくお願いします」
ちゆり「これまた濃いのがリクエストされたぜ…
まあ畜生界と地獄に関しては作中で深掘りされなかったからな、早速届いた質問に答えてもらいたいんだぜ!
ズバリ、『絶対に逃さない程度の能力』でヒョウを見つけ出せるのか?だぜ」
日狭美「そうですわね…現時点では不可能です。ですが条件を整えれば問題なく捕まえられます」
教授「その条件は聞いて平気なのかしら?」
日狭美「構いませんわ。掻い摘んでお話ししますと、現時点では【ヒョウなる殿方が私を意識していない】ので不可能ですわ。その殿方が私を知り、【逃げる】ことを選んだ時点で私から逃げられなくなりますの。
私にヒョウなる方を捕らえよというのであれば、その方を地獄までお連れして私を意識させてくださいませ」
ちゆり「なるほど、無条件で発動する能力じゃないってことだな」
日狭美「少なくともこちらにおいては制限がかかってしまいますわ。地獄でしたら融通もきくのですが」
る~こと「メタいことを言うと作者はもう少し公式の情報が出てから能力に関しての設定をしたいタイプですので、今後の情報次第では平気で設定を変えちゃいます」
ちゆり「もっと言えば制限をかけないとこの女一人出張るだけでヒョウが捕まるからな。魅魔あたりが強引に地上へ引っ張り出せばジ・エンドなんだぜ」
教授「そういう意味でも本編に登場させるのが難しいキャラだったわ。そもそも執筆途中に世に出たキャラだから作者は最初からプロットに組み込むことを放棄してたようだけれどね」
日狭美「私は構いませんので残無様の出番は作っていただきたかったですわ」
ちゆり「そっちは鬼繋がりで出せなくもなさそうなんだが、最終決戦にこれ以上参戦者を増やすのはキャパオーバーと判断したみたいだな。実際まともに戦闘描写が無かったメンツもいるんだぜ」
教授「慧ノ子のところでも書いたけれど、世に出るタイミングに恵まれなかったと言うしかないわね」
ちゆり「次も敵対した側の重要人物だな。月の頭脳・八意永琳だぜ」
教授「公式におけるインフレ枠筆頭、そして今作ではサリエル昇格の影響で中ボスポジションに配置されたキャラね。
ハッキリ言ってしまえば、ヒョウが隠棲なんてとても言えない交友関係を築いていた物語上の理由は、彼女を完全な敵側に回したことによる弊害よ」
る~こと「あれだけの戦力差で殴り込めば永琳先生でも無理だって納得してもらいたかったですからね~」
ちゆり「作者の言い訳としては作中でのヒョウの内心に尽きるみたいだぜ。『策を為すには準備時間が必要』…永琳に時間を与えないことで本領を発揮させなかったことが勝因だとよ」
教授「その結果永遠亭は終始後手後手に回る被害者枠になったわ。
それとやたらアグレッシブなかぐや姫に関しては、雨宮雪色さんの作品【銀の狐と幻想の少女たち】から強く影響を受けているそうよ」
る~こと「とっても面白いので未読の読者さんはぜひ読んでみてください!」
ちゆり「そんな姫さんの設定もあって敵側ながら苦労人感がだいぶ出てるキャラだな。ヒョウにとっては仇敵にして幻想郷の平和を壊す可能性がある相手、敵対心も警戒心もMAXだったぜ」
教授「作者としては摩多羅隠岐奈と並んで描写に悔いが残るキャラね。もっと強者感・賢者感を出したかったと」
る~こと「敵対側に配置した以上ある程度は仕方ないことなんでしょうけど、作者の実力不足に違いはありませんし」
教授「後は特別編の前提として話してあるけれど、サリエルの対抗軸に八意永琳を置いたことによって自機勢の一員である鈴仙の扱いが自動的にかませ枠になったわね。とばっちりの酷さではトップクラスでしょう」
ちゆり「永琳を主敵に置くと鈴仙はどうしても格の落ちる部下枠になるからな。本当に公式インフレ筆頭は扱いが難しいんだぜ」
る~こと「それでも団子屋コンビよりはまだマシなんですけどね。このコンビとチルノはファンから怒られても仕方ないです」
ちゆり「その枠だと比那名居天子も加わるだろうな、大暴れはしてるんだがストーリー上は完全にかませ枠だぜ。
ヒョウが八雲紫を全面的に信頼してることで損な役回りを負うことがすぐ決まったキャラだ」
教授「本人の性格と原作での行動もあって味方に付ける理由が皆無だったわ。ヒョウの指示通りに動くわけがない…同じ反骨心を持たせられるキャラのレミリアに関しては、小悪魔の存在から【上から目線の協力者】というポジションを用意できたのだけれど。彼女に関しては唯我独尊で繋げられるキャラが少なかったことも影響したわね」
蓮子「今回はここまで。リクエストのおかげでヒロイン・準ヒロイン枠以外のキャラも補足できたわ」
メリー「引き続きリクエストがあれば、特別編として追加する気はあるそうよ」
「「それでは今回もありがとうございました」」
このノリで続く特別編と、完結させられるか微妙な新作。どちらの方が優先して読んでみたいでしょうか?
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