俺は、美味そうに飯を食うウマ娘達を見続けたい!   作:レイ1020

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料理をウマ娘達にたくさん振る舞って和みたい思いで投稿します。
駄文なのはご了承ください。

ほぼギャグ回かと思います。


大食らいのウマ娘

 

 

 

 

「へい!お待ち!伸びねー内に食えよ?」

 

 

 

7月某日。静かな店内に、俺の大声がうるさい程に響き渡る。俺の名は諸伏太陽(26歳童貞)。東京都府中市の”とある場所”にて定食屋を開いてるどこにでも居そうな男だ。定食屋って言っても、うちの店はそれ以外の料理もメニューにあり、和・中・洋の全てのジャンルの料理を豊富に揃えていたりする。今いる客に出してるのも、俺特製のこだわり出汁を使った醤油ラーメンで、うちの店の常連客達(少数)には人気のメニューだったりする。

 

ちなみに、バイトなどは雇っていない。無駄に給料払うのも面倒だし、俺1人でも十分に切り盛りは出来ているから、雇わなくても問題ないんだ。・・・・・・まぁ、裏を返せば、1人でも間に合うくらいの客しか入って来ないってだけの話なんだけどな?店だって、入っても定員10名ってとこの広さしかねぇオンボロ店だし・・・・・・。

 

 

 

「・・・・・・美味そうだ。いただきます」

 

 

 

そんな俺の店に今現在、とある女性・・・・・・いや、正確には人間には無い、獣耳と尻尾を生やした娘であるウマ娘が来店していた。ウマ娘ってのは、俺たち人間とは違ったちょっと特異な種族のことを表していて、さっきも言ったように獣耳と尻尾を生やしていてる。だが、それだけでなく、奴らは人間には無い驚異的な身体能力を持っているので、その身体能力を持ってアスリートとして活躍している奴らも多く存在している。中には・・・・・・というか、これが大半なんだが、トレセン学園(日本ウマ娘トレーニングセンター学園)に在籍をして『トゥインクル・シリーズ』に出場するために、日々練習に精を出しているウマ娘も星の数ほどいる。

 

 

そんな星の数ほどいるウマ娘の内1人が、こうして俺の店に食べに来てるってのはなんとも嬉しいが・・・・・・それと同時に、随分と物好きな奴・・・・・・とも思ってしまう俺だった。

 

 

 

「・・・・・・!美味いっ!うちの学園のカフェテリアで出てるラーメンも美味かったが、このラーメンは・・・・・・何というか、力が漲るようだ・・・・・・」

 

 

 

「へっ!嬉しいこと言ってくれるじゃねーか、()()の嬢ちゃん!そうだ。俺の店のラーメンはちと特殊でな?出汁や具、麺に色々とこだわりを入れて作ってるんだ。力が湧くってことは、多分だがそれのせいだろうぜ?」

 

 

 

「そうなのか?どうりで・・・・・・」

 

 

 

俺の特製ラーメンが相当気に入った様子のこの嬢ちゃんは、ズルズルとどんどん麺を啜っていき、数分も経たないうちに器の中を空にしてみせた。・・・・・・華奢な体の割に、いい食べっぷりだったな・・・・・・。

 

 

 

「すまない、頼みがあるんだが・・・・・・」

 

 

 

「なんだ?水か?」

 

 

 

ラーメンを食えば、喉が乾くのは当たり前のこと。そう考え、俺はコップに水を注ごうとした・・・・・・だが、嬢ちゃんの頼みはどうやら違うようだった。

 

 

 

「後、”10杯”・・・・・・このラーメンを貰えないだろうか?」

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・はっ?」

 

 

 

今、随分ととんでもない発言をした気がするぞ、この嬢ちゃん・・・・・・。一応、もう一回聞いてみることにするか。

 

 

 

「・・・・・・何だって?10杯・・・・・・?このラーメンをか?」

 

 

 

「ああ。ここまで美味いラーメンを食べた事はないからな。箸がどんどん進むんだ!・・・・・・頼めるか?」

 

 

 

「・・・・・・おう。そう言われちゃ、料理人冥利に尽きるってもんだ。この際、気にせず好きなだけ食って行けや」

 

 

 

満面の笑みを浮かべながらそう俺に願い出てくるこの嬢ちゃん。・・・・・・客に美味いと言われて嬉しくならない料理人がいる筈がない。俺も、この嬢ちゃんのこの発言と笑顔にはひどく心を打たれ、その後は調子に乗って嬢ちゃんが気がすむまでラーメンを作ってやった。・・・・・・まさか、10杯を通り越して”20杯”も食うとは思っていなかったが。見かけに寄らず、大食いなんだな・・・・・・この嬢ちゃんは。

 

 

 

「ふぅ・・・・・・美味かった。ご馳走様」

 

 

 

「おう。それにしても、何で嬢ちゃんはこんな店に飯食いにきたんだよ?自分で言うのもなんだが、客はそんな入って来ないような店だぜ?」

 

 

 

自分で言いながら、ものすごく悲しくなってくる。とはいえ、事実なのでしょうがなかった・・・・・・。

 

 

 

「ここらにランニングをしに来ていてな。その時にちょうど腹が減って、偶然その時にこの店を見つけて、腹拵えをしようと入ったんだ。・・・・・・だが、今回は運が良かった。まさか、こんなに美味くてたくさん食べられる店に出会えるとは思わなかったからな。むしろ、何で客が入って来ないのか分からないくらいだぞ?」

 

 

 

「泣かせてくれるじゃねーかよ。・・・・・・またいつでも食いに来い。嬢ちゃんのその異次元な胃袋、俺が満たしてやるからよ!」

 

 

 

「ああ。また来る・・・・・・すまないが、名を教えてはくれないだろうか?」

 

 

 

「俺は諸伏太陽。太陽って呼んでくれよ。ちなみに、嬢ちゃんは?」

 

 

 

「私はオグリキャップ。覚えてもらえると嬉しい」

 

 

 

オグリキャップと名乗ったその嬢ちゃんは、代金をカウンターに置いていくと、そのまま店を後にして行った。・・・・・・久しぶりに、面白いウマ娘に出会ったもんだ。それにあんなにいい笑顔して俺の料理を食ってくれるだなんて・・・・・・泣きたくなっちまう。

 

 

 

「さて、とりあえず・・・・・・スープの出汁が極端に減っちまったから、また作り直さねーとな・・・・・・」

 

 

 

あの嬢ちゃんが来るってわかった時には、事前にしっかりと準備しておかねーとな。じゃねーと、店にある物、全部食い尽くされかねないからな・・・・・・。

 

 

 




早速オグリの胃袋を掴んだ様子ですが、次は誰になることやら・・・・・・。


今回、オグリが食べた量は、ラーメン一杯が400gだとして・・・・・・それを20杯食べてるので、総重量8kgっていうことになりますね笑。




・諸伏太陽 26歳 身長183cm 体型 痩せ型


ある定食屋で亭主をしている男性。定食に拘らず、あらゆるジャンルの料理を作る事を可能とする料理人。基本的にサングラスを掛けていて、少し怖い面構えをしている事もあって、それ故にお客を怖がらせてしまうことがしばしばある。
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