仮面ライダーインフィニット・ストラトス 新たなるライダー 作:プリン製造工場
「……おはよう」
「良い加減その寝起きの悪さ何とかしたらどうだ?お前も良い加減甘やかさないでコイツ一人で起きれるようにしろ」
目を擦り今にでも眠そうな顔をしながら、沙耶香はようやく一階へと降りて来た。
その姿にマドカは呆れた様に言い、一夏に対しても文句を言う。
ほぼ毎日寝起き最悪の彼女を毎朝起こしに行ってるので切実である。
「何?そんなに起きて欲しいなら一夏に頼んだら?そしたら起きるわよ」
「あのなぁ…!」
マドカの想いも虚しく飄々と受け流す沙耶香を見て今にも手に持つナイフを投げようとする衝動を何とか抑える…そんなマドカの前に呆れながら一夏が朝食を置く、マドカ、ウォズには和食、沙耶香にはパンケーキと温いコーヒー、クロエは朝食べないらしく基本的に食べていない。
「取り敢えず喧嘩する前に飯を食え、今日は忙しいだから」
「パンケーキ‼︎」
「そう!今日は我が魔王の受験の日!だから君たちには構ってられないんだよ特に沙耶香君」
「どうやら高校受験中止らしいですよ」
ウォズの言葉をバッサリと切り捨てる様にテレビを見ていた小柄な少女クロエ・クロニクルが言った、その言葉にウォズが椅子から転げ落ち一夏とマドカも口を揃えて叫んだ。
「「はぁぁぁぁぁ⁉︎」」
「どっどうするんだよ⁉︎……やっぱり進学せずに王様になるか…」
「馬鹿が!中卒の王様とか洒落にならんぞ!」
「取り敢えず一浪おめでとうって事ね、それで?何で中止になったのよ?インベスの大量発生?グロンギの活性化?集団灰化事件?」
温いコーヒーに角砂糖を10個余り入れかき混ぜながら沙耶香はマドカに聞く、最近は怪人達の活性化により非常に物騒な世の中になって来た、普通のイベントですら警備に『G-3』『黒影トルーパー』『ライオトルーパー』や『EOS』等が配備されている、もっともこれは一般イベントの場合でオリンピックやモンド・グロッソなどの重要なイベントでは…『IS』や各地に存在する『仮面ライダー』が来たする…大体は『電王』や『カブト』『G-3X』『G-4X』辺りが引き受けている。
「それが…取り敢えず皆様テレビを見てください」
クロエがどう言えば良いか分からない様な表情をしながらテレビを観る様に促す、その言葉に皆がウォズと沙耶香だけパンとパンケーキを持ちテレビの方に集まる…其処には『世界初!男性操縦者!』とテロップが流れ、其処に写されていたのは、沙耶香がここに転生する前に神に見せられた男と同じ姿をしていた。
「あー…なるほど大体分かった、良かったわね一夏中卒にならずに済むわよ」
「まっマジで⁉︎」
「考えてみればすぐ分かるわ、良い?世界初の男性操縦者って事は他にもISに乗れる男がいるって誰でも考えるわけよ…つまり」
「一斉に適正検査が始まるって訳か」
「そっ、私達と女の園IS学園に入学出来るわよ…良かったわね男の夢ハーレム生活よ」
「沙耶香様…もうハーレムになってます」
「確かにエリート高のIS学園は我が魔王にとってピッタリじゃないか!どうやら今日からやってるらしいじゃないか!善は急げだ行こう我が魔王‼︎」
「ぁぁぁぁ⁉︎ウォズ⁉︎」
「たく…で?いかにもアイツが適正あるみたいな口ぶりだが何で分かるんだ?」
ウォズに手を引かれそのまま家を出た一夏を見送り呆れた様に溜息を吐き…そのまま、パンケーキを嬉しそうに食べる沙耶香に声を掛ける…冷めたコーヒーを一息で飲み干し当然とばかりに彼女は答えた。
「だって魔王になるんなら適正あって当然じゃない」