カ・ディンギルが破壊し、怒りに燃えるフィーネ。そんな彼女に日和は因縁に決着をつけるために、己が信念を貫くために、彼女に正々堂々と敵対宣言をする。
「・・・ふ、ふふふ・・・はははは!」
フィーネは日和の宣言に笑いを上げ、そして日和を睨みつける。
「ほざくなぁ!!!!」
フィーネは2つの鞭を日和に放った。日和はその鞭をしゃがんで避けて、まっすぐにフィーネへと進んでいき、棍を振るう。だがフィーネはその棍の攻撃を腕で簡単に凌ぎ、逆に腕で日和を振り払う。振り払われた日和は何とか着地し、棍をフィーネに向けて一直線に伸ばす。
【一点突破】
一直線に伸びる棍をフィーネは片手で受け止める。そしてフィーネは受け止めた棍を握り、日和ごと棍を持ち上げ、地面に叩きつけた。
「があっ!!」
「日和・・・さん・・・」
地面に叩きつけられ、日和は血反吐を吐く。完全に戦意を失った響はただ涙を潤ませて、戦いを眺めることしかできなかった。
「たかが小娘が生意気にぃ!!!」
フィーネは鞭を日和に向かって振り下ろした。何度も、何度も。血を出ていようが、倒れていようがお構いなしだ。
「ああああああああああ!!!」
これは戦いと呼べるようなものではない。これでは、ただ一方的な蹂躙だ。
~♪~
二課の電波が届く一室で・・・日和が蹂躙されていく映像に一同は目を逸らしたくなってくる。
「ひ、ひどい・・・こんなの一方的だよ・・・」
「・・・っ!もう見てられない!」
響のクラスメイトの3人は目を逸らそうとする。それでも海恋と未来は・・・目を逸らさない。
「・・・みんな。日和の目を見なさい」
3人は海恋に言われた通りに、恐る恐ると、日和の目を見て、驚く。その目は、どんなに痛くても、苦しくても、まだ諦めておらず、生に満ち溢れている。
「まだ・・・諦めてないの・・・?」
「どうして・・・?」
3人の疑問に海恋はモニターを見つめて語る。
「・・・1年前の事件は、あなたたちも知ってるわね。あの事件を体験したからこそ、あの子は生きることに執着するのよ。執着しているからこそ、どんな可能性でも捨てない。誰かを助ける可能性も、誰かが生きてる可能性も全部。例え0%の可能性だったとしても、その0.1%でも残っているのなら、あの子は、それに縋るのよ。だからあの子は、最後の瞬間まで諦めず、戦うのよ」
最期まで抗い続ける日和の執念ともいえる精神に弓美は涙を流す。
「・・・わかんないよ・・・どうしてみんな戦うの⁉あんなに痛い思いをして・・・怖い思いをして!」
「わからないの!!?」
弓美の言葉に未来が涙を流しながら大声で遮った。そして未来は弓美の肩を掴んで正面から見つめる。
「・・・海恋さんの話を聞いても、わからないの?」
未来に諭されて、弓美は大声で泣いた。そんな中でも海恋は、日和の戦いを見守る。
~♪~
鞭で一方的に蹂躙された日和の身体はすでにボロボロだ。ギアの至る所にヒビがあり、日和自身も痛々しいほどに傷ができて、血を流している。それでも日和は・・・痛みを堪えて、棍を頼りに立ち上がる。
「・・・いい加減煩わしい」
フィーネは日和に鞭を放ち、彼女を地にひれ伏させた。
「・・・もうずっと昔、あの方に仕える巫女として仕える身であった私は・・・いつしかあのお方を・・・創造主を愛するようになっていた。だが、この胸の内を告げることはできなかった。その前に私から・・・人類から言葉が奪われた。バラルの呪詛によって、唯一創造主と語り合える統一言語を奪われたのだ。私は数千年にわたり・・・私は・・・たった1人バラルの呪詛を解き放つため、抗ってきた。・・・いつの日か・・・統一言語にて、胸の内の想いを届けるために・・・」
フィーネの語りには、人には想像を絶するような悲しみが込められていた。日和はその語りを聞いて・・・フィーネも被害者なのだろうと、哀れむようになる。
「・・・だからって・・・だからって・・・人を殺していいわけが・・・」
「是非を問うだと!!?遊び半分の恋心しか知らぬお前がぁ!!!!」
再び立ち上がる日和の言葉にフィーネは涙を流しながら、鞭を振るった。日和が何度血を吐いても、何度も、何度も。
~♪~
弓美がようやく落ち着き、一同は日和が諦めずに戦う姿を見守る。すると、複数人の足音がこの部屋に近づいてきた。
「司令!周辺区画のシェルターにて、生存者、発見しました!」
その音の正体とは緒川とこのシェルターに避難してきた一般市民だった。
「そうか!よかった・・・」
生存者を何人も確認できて、弦十郎は安心する。
「!!日和!!」
生存者の中には咲もおり、咲はモニターに映っているボロボロになっている日和を見て、驚愕する。
「咲さん・・・これは・・・その・・・」
「・・・何か隠してあるとは気づいてたけど・・・こういうことだったのね・・・」
海恋は咲に説明しようとしたが、彼女を見てそれをやめた。なぜなら咲はボロボロになってもまだ、諦めずに、希望を捨てずに戦う日和の目を目の当たりにして、涙を流しているのだから。
「・・・辛い思いをして・・・自分も苦しいのに・・・それでも前を向いて・・・今も諦めずに・・・。あなたは・・・私の自慢の妹だわ・・・」
咲は心配する気持ちよりも、日和の頑張る気持ちに応援したい気持ちでいっぱいになっている。
「・・・あ!お母さん!かっこいいお姉ちゃんだ!」
「あ、ちょっと!待ちなさい!」
すると、小さな女の子が響の姿を見つけて無邪気ながらモニターに近づく。
「すみません・・・」
「ビッキーのこと、知ってるんですか?」
この小さな女の子の母親はあまり詳しいことは伝えず、最低限の事だけは話す。
「・・・詳しいことは言えませんが・・・うちの子は、あの子に助けていただいたんです」
「え・・・?」
そう、この女の子は響がギアを初めて纏った日、ノイズに襲われそうになったところに響が助けてもらったのだ。響が日和と初めて出会ったのは、ちょうどその時だったのだ。
「自分の危険も顧みず、助けていただいたんです。きっと、他にもそういう人たちが・・・」
「響の・・・人助け・・・」
人助けをするというのが響の趣味であり、生きがいでもある。その姿が容易に想像できた弓美はなぜ戦うのかという答えが見つけたような気がする。
「ねぇ、かっこいいお姉ちゃんたち、助けられないの?」
「助けようと思っても、どうしようもないんです。私たちには何もできないですし・・・」
少女の問いかけに詩織が答える。
「じゃあ応援しよ!ねぇ!ここから話しかけられないの?」
「う、うん・・・できないんだよ・・・」
表情が明るい少女の問いかけに藤尭が申し訳なさそうに答えた。いくらサポートのプロの力があったとしても、ここの電波は辛うじて使える状態。音声を届けられない。電波が届かないこの状況下の中では、厳しすぎる。
「・・・応援・・・!」
海恋は少女の言葉によって、河川敷で自分が日和に応援を送っていた出来事を思い出す。あの日、海恋が日和に応援したことで、日和に力がみなぎったのは事実だ。
「ここから日和たちに、私たちの声を・・・無事を知らせるにはどうすればいいんですか?私たち、あの子たちを助けたいんです!」
「助ける?」
海恋がこの状況の打破するためにどうすればいいかを弦十郎に尋ねた。その問いには弦十郎の代わりに藤尭が答える。。
「学校の施設がまだ生きていれば、リンクして、ここから声を届けられるかもしれません」
藤尭の言葉に海恋たちはそれに掛けることにした。これが、力を持たない人たちなりの戦い方なのだ。
~♪~
日和の姿はもうボロボロで普通ならもう起き上がることもできないほどだ。だが日和は、手首を動かした後に、何とか起き上がる。
「まだ・・・起き上がるか・・・!」
響のように聖遺物と融合していないにも拘らず、あれだけ蹂躙されてそれでもなお立ち上がる日和の驚異的な生命力にさすがのフィーネも驚きを隠せない。
「まだ・・・だ・・・まだ・・・私は・・・・!」
「何なんだ・・・貴様は!!!」
自分の予測を大きく超えた存在である日和にフィーネはとどめとして鞭を放ち、彼女の身体を貫いた。
ガシッ!!
「なっ・・・!」
だが貫かれても日和はまだ生きており、フィーネの放った鞭を掴んでいる。
「私は・・・諦めない・・・!」
「・・・日和・・・さん・・・」
諦めない日和の姿勢に、逆に諦めて生気を失ったような目をしている響が口を開く。
「翼さんも・・・クリスちゃんも・・・もういない・・・学校も壊れて・・・みんないなくなって・・・。私は・・・私は何のために・・・何のために・・・戦って・・・」
「響ちゃん」
日和は響に視線を向け、声をかける。
「・・・私のこの力は、奇跡から始まったんだ。ノイズに殺されそうになって・・・偶然目覚めたこの力。ここからなんだ・・・私の人生に、色がさらに増え始めたのは。あの奇跡があったから・・・私はみんながいなくなったなんて認めないし、最後まで、諦めないんだ」
「・・・きせ・・・き・・・?」
「奇跡は自分で起こすものなんかじゃない。自分でも予測できないからこそ奇跡なんだ。私は奇跡に縋るわけじゃないけど・・・もしも・・・もしもこの状況を覆すことが起きるというのなら・・・私は・・・その可能性を信じたい!奇跡を信じたい!!」
日和は心を落ち着かせ、息を吸い込んで大きく吐き出す。そして・・・意を決したように・・・口ずさむ。
Gatrandis babel ziggurat edenal
「!!まさか・・・!!」
Emustolronzen fine el baral zizzl……
「・・・絶・・・唱・・」
そう、日和が歌っているのは、命を燃やす歌、絶唱だ。この状況下で、日和は自分の命を燃やす覚悟を決めたのだ。だがそれは死ぬためではない。生きるために歌うのだ。
Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el zizzl……
日和が絶唱を歌い切った時、2つの棍が光だし、日和の両手に身に纏う。光は形を整え、赤と黄色が配色された巨大なガントレットに変わる。ガントレットを装備した日和は自分を貫く鞭を力づくで引きちぎった。
「愚かな!自ら己が命を投げ捨てるとはな!!」
「私は死なない!!」
フィーネの言葉を否定するように日和は口に血を流しながら言い放った。
「絶対に死にはしない!!死んでいった玲奈と小豆の約束・・・生きてる海恋との約束・・・その約束を・・・私が・・・破るものかあああああああああああ!!!!」
日和は拳を構え、フィーネに向かって突進する。フィーネはすかさず障壁を何層も張り、盤石な防御態勢に入る。日和は構わず障壁に向けて拳を放つ。
バキンッ!!バキンッ!!バキンッ!!バキンッ!!バキンッ!!
「何っ!!?ぐあ!!?」
だがそれで止まらず、拳は障壁を全てあっさりと壊し、そのままフィーネに届いた。日和はそれで止まらず、もう1発の拳をフィーネに叩きつけ、吹き飛ばした。
ビキビキビキビキッ!!
(!!ネフシュタンの鎧に・・・ヒビが・・・!!)
日和の絶唱の一撃にネフシュタンの鎧だけでなく、フィーネの身体にもひびが入る。さらに日和は両手にエネルギーを込め、強大な一撃を放とうとする。すると・・・
『本当に、無茶ばーーっかりするよね、日和はさ』
『仕方ないよ。日和だもの。言い出したら聞きやしない』
小豆と玲奈の魂が、日和に寄り添っている。そして、2人の魂はガントレットに手を触れる。
『私も手伝ってあげるから・・・思いっきりかましちゃってよ』
『そうさ。私たちは・・・3人そろってこそ、アビスゲートなんだから』
2人の魂がこもった力を日和は両拳をぎゅっと握りしめ、吹っ飛ばしたフィーネに狙いをつける。
「私も鎧も不滅!!たかが玩具に敗れる通りなどない!!」
「可能性は0じゃない!!いや・・・例え0だったとしても!!その0.1%でも残っている限り!!私は・・・その可能性を・・・捨てはしないんだあああああ!!!!」
日和は力を込めたガントレットをフィーネに向けて伸ばした。凄まじい勢いで伸びていく拳をフィーネに直撃させる。この一撃にフィーネのひびは大きくなっていく。
「ぐああああああああああああああ!!!!」
「届けええええええええええええええええ!!!!!!」
伸びていく拳は破壊されたカ・ディンギルに突っ込み、大爆発を引き起こした。
~♪~
響たちに自分たちの無事を知らせるために海恋たちは緒川の案内の下、学校の施設を復帰させるための制御室の前にたどり着いた。
「この奥に切り替えレバーが?」
「こちらから動力を送ることで、学校施設の再起動が、できるかもしれません」
「でも、緒川さんだとこの隙間には・・・」
ただこの部屋のドアは電波が届かないために自動で開けない。自力で動かすこともできない。唯一入れる隙間も、大人では入ることはできない。
「なら私が行くわ」
「無理しないでください。海恋さんはまだ傷が癒えてないんですから・・・」
「けど・・・日和が今も戦っているのに・・・」
確かに生徒たちなら隙間に入れるだろうが、海恋はフィーネにやられた傷が癒えてないため、未来が止める。
「あ、あたしが行くよ!」
「弓美?」
すると弓美が勇気を出してこの奥に入ると言い出した。
「大人じゃ無理でも、あたしならそこから入っていける!アニメだったらさ、こういう時、こういう時、体のちっこいキャラの役回りだしね。それで日和先輩を・・・響を助けられるなら!!」
「でもそれはアニメの話じゃない!」
「アニメを真に受けて何が悪い!ここでやらなきゃ、あたしアニメ以下だよ!非実在少年にもなれやしない!この先、響の友達だって胸を張って答えられないじゃない!!」
弓美の勇気を出した決断に未来と海恋は表情を明るくさせる。
「ナイス決断です。私もお手伝いしますわ」
「だね。ひよりん先輩やビッキーが頑張ってるのに、その友達が頑張らない理由はないよね」
「みんな・・・」
創世、詩織も響たちのためにやるべきことをやると決めたようだ。外には大人の緒川と怪我をしている海恋は残り、未来たち4人が隙間の中に入り、制御室に入る。4人は組体操のピラミッドで天辺の弓美を乗せ、弓美は動力スイッチを入れようと奮闘する。その様子を緒川と海恋が見守る。弓美は限界まで踏ん張り、そしてついに動力スイッチの切り替えに成功する。その際に4人は態勢を崩れてしまうが、成功し、共に喜び合う。その様子に海恋は微笑ましい笑みを浮かべる。
~♪~
動力スイッチを入れたことによって電波は復旧する。
「来ました!動力、学校設備に接続!」
「光電のスピーカー、行けそうです!!」
「やったぁ!!」
電力が復旧し、スピーカーが使えるようになり、少女は喜ぶ。
「でも・・・日和が・・・!」
咲は心配そうにして、モニターを見ている。モニターには、絶唱でボロボロになった日和の姿があった。
~♪~
フィーネをカ・ディンギルにぶつけた日和は伸ばしたガントレットを元に戻し、本来の棍の姿に戻す。
「・・・やった・・・の・・・」
響が口を開くと・・・日和は棍を手放し、口からを血を吐いて、そのまま・・・倒れてしまい、ギアも解除される。
「日和・・・さん・・・?」
響が声をかけるも、日和はピクリとも反応しない。動かない。それを見て響は・・・日和が亡くなってしまったという考えに至ってしまう。
「そん・・・な・・・日和さんまで・・・。奇跡は・・・起こらなかった・・・」
響は日和の姿を見て、奇跡は起こらなかったと、涙を流す。
ドオオオオン!!!
すると、カ・ディンギルから衝撃が現れ、煙から・・・なんと、ボロボロの状態になっていたフィーネが現れた。
「ぐっ・・・お・・・おのれぇ・・・たかが小娘ごときに、この私にここまで深傷を負わせるとは・・・!やはりあの時、殺しておくべきだった・・・!!」
「・・・そん・・・な・・・」
ボロボロになったフィーネの身体はネフシュタンの鎧の再生能力によって傷が全て再生されてゆく。響はその事実に驚愕し、深く絶望する。
「お前のおかげだよ・・・生体と聖遺物の初の融合症例。お前という先例があったからこそ、己が身をネフシュタンと同化させられた・・・。つまりこの小娘が、何をやろうとも無駄なことなのだぁ!!!」
そう言ってフィーネは日和の身体を蹴り上げて遠くへ吹き飛ばした。そして、フィーネは響の髪を掴み上げて、地面に叩きつけた。
「シンフォギアシステムの最大の問題は、絶唱使用時のバックファイア。融合体であるお前が絶唱を放った場合、どこまで負荷を抑えられるのか・・・研究者として興味深いところではあるが・・・もはやお前で実験してみようとは思わぬ。この身も同じ融合体だからなぁ。私に並ぶものは全て絶やしてくれる」
そしてフィーネは鞭を突き立て、響を刺そうとする。すると・・・突如としてリディアンの校歌が流れてきた。聞こえてきた校歌にフィーネは不快感を露にする。
「耳障りな!何が聞こえている⁉」
校歌が流れているのは、まだ生きていた学校のスピーカーからだ。そして、この校歌を歌っているのは、未来と海恋、避難シェルターにいるリディアンの生徒たちであった。
(響、私たちは無事だよ。響が帰ってくるのを待っている。だから・・・負けないで!)
(日和・・・あなたはまだ・・・諦めてないんでしょ。ボロボロになっても、死にそうになっても・・・あなたは・・・生きるのを諦めないんでしょ。だったら・・・起きて。起きてその信念を貫きなさいよ。私たちの約束・・・でしょ?)
この校歌には、未来や海恋の・・・生き残った全員の想いが込められている。
「なんだこれは・・・⁉どこから聞こえてくる⁉この不快な、歌!・・・歌、だと⁉」
「・・・聞こえる・・・みんなの声が・・・」
朝日が昇ると同時に、みんなの歌に、響に生気が戻ってきた。
「よかった・・・。私を支えてくれるみんなは、いつだってそばに、みんなが歌ってるんだ。だから・・・まだ歌える・・・頑張れる!!戦える!!!」
響は復活した意志と共に立ち上がり、ギアの光を展開し、フィーネを吹き飛ばす。復活した響にフィーネは驚きを隠せない。
「まだ戦えるだと!!?何を支えに立ち上がる!!?何を握って力と変える!!?鳴り渡る不快な歌の仕業か?そうだ、お前が纏っているものはなんだ!!?心は確かに居り砕いたはず!なのに!何を纏っている!!?それは私が造ったものか!!?お前が纏っているそれはなんだ!!?なんなのだ・・・!!!??」
空に4つの大きな光が伸びていく。森から赤い光が、破壊したカ・ディンギルから青い光が、平地から茶色い光が、響から黄色い光が。そして、4人はシンフォギアを身に纏う。
「シィィィンフォギィアアアアアアァァァァァ!!!!!!」
4人は空高く飛翔する。シンフォギアの装甲はいつもとは違い、色は純白で、背中には光の翼を展開している。この力は・・・1人では決してたどり着けない・・・絆と絆が繋ぎ合わせた奇跡・・・その名も・・・
エクスドライブ!
日和の絶唱
玲奈が解き放った絶唱は適合率が落ちていたうえに、周りの敵を全て殲滅するためにエネルギーを解き放つという無謀な使い方をしていた。
日和の引き起こした絶唱が如意金箍棒の本来の力で、形をガントレットに変え、絶唱によって上回った力を相手に向けて解き放つ強力な一撃。そして、如意金箍棒の特性である伸縮自在能力も健在で遠く離れた敵に向けて拳をロケットパンチのような容量で伸ばし、強大な一撃を放つことも可能。これは絶唱であるために、当然ながら装者へのバックファイアを起こすため、あまり使用はお勧めはできない。