戦姫絶唱シンフォギア 大地を照らす斉天の歌   作:先導

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今話を投稿したら、他の作品の制作もあるのでいったん休憩に入ります。まぁ、休憩といいましても休憩中でも本編はもちろん書きます。ひとまず・・・そうですね・・・1週間分のストックが溜まったらまた投稿っていった感じですかね。


胸に力と偽りを

翼がシンフォギアを纏わずに、ノイズの元へと落ちていく姿を装者3人は現場へ急行しているヘリのモニターで確認している。

 

「「翼さあああああああん!!!!」」

 

翼のピンチに響と日和は大声をあげる。すると、モニターが突然切れ、表示された文字にはNO SIGNALと表示された。

 

「えええ!!?なんで消えちゃうんだよぉ!!翼さん!!翼さぁん!!」

 

モニターが消えたことで響は涙目ながらモニターをがたがた揺らす。

 

「現場からの中継が遮断された・・・?」

 

「てことはつまりぃ・・・?」

 

「ええ!」

 

「・・・ああ!なるほどぉ!」

 

「え?ええ?」

 

中継が遮断されたということは、世界中の人間に翼がシンフォギア装者だと知られることがなくなったというわけだ。クリスと友里の反応に日和は後から気づく。響はわかっていない様子ではあるが。

 

~♪~

 

Imyuteus amenohabakiri tron……

 

意を決して翼はシンフォギアを纏うための詠唱を唄い、シンフォギアを纏って真下にいたノイズを倒す。翼のシンフォギアもまた、一部変化が見られる。シンフォギアを纏ったことによってノイズは位相差障壁が解除され、物質化する。翼は刀で次々とノイズを殲滅させ、さらに刀を大剣へと変化させ、ノイズに向かって青の斬撃を放った。

 

【蒼ノ一閃】

 

斬撃は複数のノイズを蹴散らしていく。そして翼は逆立ちして足を開き、両足のブレードを展開し、回りながらノイズをブレードで切り裂いていく。

 

【逆羅刹】

 

翼がノイズを殲滅している間、マリアは中継が遮断されたことに気が付く。

 

「中継が中断された⁉」

 

そう、この中継の遮断を行ったのは制御室に向かった緒川のおかげだ。翼がシンフォギア装者だと世界中に知られ、アーティスト活動ができなくなってしまうのは、彼女のマネージャーとして許せるわけがないから。全てのノイズを殲滅した翼はステージに上がり、マリアと対峙して剣を構える。

 

「いざ!押してまいる!!」

 

翼はマリアに刀を振るい、連撃を放つが、マリアはその全てを躱す。反撃としてマリアはマントを使って翼に攻撃する。翼はマントを剣で受け止めるが、それでも攻撃は止まらず翼に迫る。翼は逆手で弾いてマリアから距離をとる。

 

「このガングニールは本物!!?」

 

「ようやく御墨を着けてもらった。そうだ。これが私のガングニール。何物をも貫き通す、無双の一振り!!」

 

マリアはマントを刃のように振るって、翼に攻撃を仕掛ける。翼はその攻撃を刀で防ぐ。

 

「だからとて!私が引き下がる通りなど、ありはしない!!」

 

2人の戦いは続く。すると、マリアの通信機より、老女性の通信が入る。

 

『マリア、お聞きなさい。フォニックゲインは現在、22付近をマークしています』

 

(!!?まだ78%も足りてない!!?)

 

老女性の言葉を聞いて、マリアは動揺を見せた。当然、生まれた隙を翼が逃すはずがない。

 

「私を相手に気を取られるとは!!」

 

マリアの攻撃を弾いた翼は両大腿部より二刀の両剣を取り出し、1つに連結させる。そしてその瞬間、炎が発せられ、刃に纏う。翼はそれを風車のように振り回し、印を結んでブースターを展開させて、マリアに高速で接近し、炎の一撃を放った。

 

【風輪火斬】

 

「くっ・・・!!」

 

「話はベッドで聞かせてもらおう!!」

 

翼がマリアにもう一撃を放とうとしたその時・・・何者かが空から降りてきて、翼に向かって大剣を振り下ろしてきた。

 

ガキィィン!!!

 

翼はその気配を感じ取り、両剣でその大剣を受け止めた。降りてきた人物が身に纏っているのは・・・濃い灰色基調に、マリアのガングニールと同じく黒が配色されたインナースーツの鎧だ。裏生地には血のように赤く染まった濃い灰色のマントを羽織っている。濃い灰色の鎧を纏った人物は同じく血のように赤い大剣を翼を払いのける。

 

「くっ・・・!」

 

翼を払いのけた人物は赤い刀身を形をチェーンソーのような形に変え、刃を回転させて翼に向けて赤黒い斬撃を放った。

 

【Belphegor Of Sloth】

 

放たれた赤黒い斬撃を翼は何とか躱すが、上空から追撃と言わんばかりに無数の丸鋸が翼を襲う。これらを放ったのはピンクと黒が配色されたインナースーツの鎧を纏った少女だった。

 

【α式・百輪廻】

 

少女はさらに丸鋸を翼に放った。翼は両剣を回して、丸鋸を次々と破壊していく。だがこれで翼の身動きは取れなくなった。

 

「行くデス!!はっ!!」

 

そこに、少女の背後から緑と黒が配色されたインナースーツの鎧を纏った少女が大鎌を構えて現れ、鎌の刃を分裂させて、それをブーメランのように放った。

 

【切・呪りeッTぉ】

 

鎌の刃は翼へと迫り、先に乱入した人物は赤黒い斬撃をもう一度放った。

 

「ぐあっ!!」

 

両方の死角からは対処できず、翼はこの2つの刃を喰らい、ダメージを負った。乱入者たちはマリアたちの前に立つ。

 

「危機一髪・・・」

 

「まさに間一髪だったデスよ!」

 

現れた乱入者とは、マリアを援護しに来た調と切歌だった。2人が身に纏っているのは、マリアたちと同じ、シンフォギアだ。

 

「装者が4人!!?しかも・・・貴様は・・・マリアのマネージャーの・・・!」

 

装者がこの場に4人もいることに翼は驚くが、それ以上に驚いているのは自分の背後に立っているシンフォギア装者だ。その人物とは、マリアのマネージャーのフォルテだったからだ。

 

「・・・この程度か?防人の歌とやらは」

 

シンフォギアを身に纏ったフォルテは無表情ながらに翼を下に見ている。

 

「調と切歌、フォルテに救われなくとも、あなた程度に後れを取る私ではないのだけれどね」

 

「貴様みたいなのはそうやって・・・見下ろしてばかりだから勝機を逃す!」

 

「!上か!!」

 

翼の笑みの意図を理解し、マリアたちは上を見上げる。上にはようやく現場に到着した装者3人はヘリから飛び降りる。

 

「土砂降りのぉ!十億連発!!」

 

クリスはガトリング砲をマリアたちに狙いを定めて、空中から弾を乱射して先制攻撃を行う。

 

【BILLION MAIDEN】

 

放たれたガトリングの雨を調と切歌は躱し、マリアはマントで凌ぎ、フォルテは大剣を盾のように構えて弾を防ぐ。

 

「これでどうだぁ!!」

 

降りてくる日和は棍をフォルテに狙いを定めて投げる。棍はドリルに形を変えて回転を始める。日和はドリルの棍に飛び蹴りを放ち、一直線にフォルテに向かって落下する。

 

【天元突破】

 

迫りくるドリルにフォルテは慌てることなく大剣をチェーンソーに変えてドリルに迎え撃った。ドリルとチェーンソーの間に衝撃が走り、日和はドリルから降りて衝撃を避ける。衝撃を受けつつも立っているフォルテは無人となったドリルを弾き返す。ドリルは元の棍に戻り、突き刺さる。

 

「はあああああああ!!」

 

響はマリアに向けて拳を振るったが、それは避けられる。回避と同時にマリアは響に向けてマントを放った。響は翼を抱えてステージから降りてマントの攻撃を回避する。そこにクリスと日和が並び立つ。これで互いにシンフォギア装者は4対4となり、戦局は五分五分になった。

 

「やめようよこんな戦い!今日出会った私たちが争う理由なんてないよ!」

 

響は戦わず、相手との対話を試みようとするが・・・

 

「そんなきれいごとを・・・!!」

 

「へ?」

 

「きれいごとで戦う奴のことなんか、信じられるものかデス!!」

 

調と切歌にバッサリと切り捨てられ、対話を拒絶されてしまう。当然ながらマリアもフォルテも戦う姿勢を止めるつもりはない。

 

「そんな!話し合えばわかるよ!戦う必要なんか・・・」

 

「偽善者・・・!」

 

それでも諦めずに対話しようとする響に調は憎悪を向けてそう吐き捨てた。

 

「この世界には、あなたのような偽善者が多すぎる・・・!」

 

調は響に向かって丸鋸を複数放った。調の言葉にショックを受けて響は対応に遅れてしまう。

 

「響ちゃん!!ボーっとしないで!!」

 

迫りくる丸鋸を日和が棍を回転させて防ぎながら破壊する。クリスはマリアたちに向けてガトリング砲を放つ。マリアたちはガトリングの弾をよけ切歌は鎌を回転させて弾を弾きながらクリスに迫り、斬撃を放つ。

 

「近すぎんだよ!!」

 

クリスはすぐに鎌からよけてボウガンの矢を切歌に向けて放つ。切歌は鎌でボウガンの矢を叩き落とす。日和は明らかに響を狙おうとしている調に近づき、棍を振るう。調はツインテールの部位を伸縮可能のアームとして扱い、巨大な丸鋸を展開しながら防ぎつつ日和に放つ。日和は丸鋸を躱しつつ戦いながら対話をしようとする。

 

「響ちゃんは偽善者なんかじゃない!ただ、あなたたちと手を取り合いたいだけ!困ってる人を助けたいだけなんだよ!だから・・・」

 

「それこそが偽善・・・!痛みを知らない人に誰かのためになんて言ってほしくない!!」

 

調は日和の言葉を否定し、巨大な丸鋸を日和に放った。

 

【γ式・卍火車】

 

日和は迫りくる巨大丸鋸を前に棍を自分の目の前に刺し、それを巨大な盾の形に変えて全て凌ぎきる。

 

【難攻不落】

 

「・・・その言葉、取り消して!!」

 

「取り消さない。事実だもの」

 

「それはあなたの偏見だよ!!人の痛みを知ってるのは自分たちだけなんて思わないで!!人が目の前で殺されたところを、見たことないくせに!!!」

 

1年前に大切なバンドメンバー、北御門玲奈と伊南小豆の死を目の前で見たからこそ自分の痛みを今も抱えている日和。それを知らない調に対し、日和はかなりムキになって怒り、避ける彼女を追いかけながら棍を振るう。

 

一方の翼はマリアと再び戦い、両剣を切り離して二刀に戻し、マリアに斬りかかるがマリアはその斬撃を全てマントで防ぐ。

 

そしてフォルテは響に対して片手で大剣を振るい、斬撃を放っていく。響は対話を諦めるつもりはないらしく、フォルテの攻撃を躱しつつ、彼女に対話を求める。

 

「やめてください!!私たちに戦う理由なんてないはずです!!」

 

「君は甘いな。君に戦う理由がなくとも、こちらにはあるのだよ。戦場ではそのような戯言は死に繋がる。人助けで人の痛みが癒えると思っているのなら・・・それは詭弁だ。それでは月読の言うとおり、偽善でしかない」

 

「!!?」

 

フォルテが大剣を両手に持ち、2つに分離させて双剣になる。フォルテは双剣に雷を纏い、響に向けて放った。

 

【Asmodeus Of Lust】

 

放たれた雷が響に迫ってくる。ショックを受けている響はまたも対処が遅れてしまう。直撃間近になった時、翼とクリスが駆け付け、翼が両剣で、クリスがボウガンで雷を退ける。

 

「どんくさいことしてんじゃねぇ!!」

 

「気持ちを乱すな!!」

 

「は、はい!!」

 

翼とクリスの渇で気を引き締め直した響。それぞれの戦いが再開された時、中央ステージにぶよぶよした巨大なノイズが出現する。

 

「うわぁ!!?何あのでっかいイボイボ!!?」

 

「うえぇ、気持ち悪い!!」

 

巨大なノイズの出現に響は驚愕し、日和はノイズの見た目の気持ち悪さに嫌悪感を表す。

 

「増殖分裂タイプ・・・」

 

「こんなの使うなんて、聞いてないデスよ!」

 

「最終手段だろう。数値が低い場合、おかしいことではない」

 

あの巨大ノイズの出現は想定に入っていなかったようだが、フォルテだけは冷静に分析している。

 

「・・・マム?」

 

『4人とも退きなさい』

 

「・・・わかったわ。フォルテ」

 

「ああ」

 

老女性から撤退指示を受けて、フォルテは双剣を構え直す。そしてマリアも両腕のガントレットを揃えて、それを槍の形に変えて構える。この槍がマリアのガングニールのアームドギアだ。

 

「アームドギアを温存していただと⁉」

 

フォルテは出現した巨大ノイズに向けて双剣に纏った雷を放った。そしてマリアも槍の矛先を巨大ノイズに向け、エネルギー砲を発射させた。

 

【HORIZON†SPEAR】

 

マリアの砲撃とフォルテの雷の斬撃をまともに喰らったノイズは直撃部位が爆散し、その破片が飛び散る。

 

「おいおい!自分たちで出したノイズだろ!!?」

 

マリアたちがノイズを攻撃したのに対し驚愕するクリス。攻撃の際に放たれた閃光で目をくらまさせ、マリアたちは撤退を開始する。

 

「ここで撤退だと⁉」

 

「せっかく温まってきたところで、尻尾を巻くのかよ!」

 

「今はそんなことを言ってる暇はないよ!」

 

「!ノイズが!」

 

先ほどばら撒かれたノイズの破片は徐々に膨れ上がり、破片同士がくっつきあい、そして巨大ノイズともくっつき、さらに巨大化する。翼が刀を大剣に変形させ、欠片を切り裂くが、すぐに再生を初めてそれも巨大化し始める。

 

「こいつの特性は増殖分裂」

 

「それって、すぐに増えるってことですか!!?」

 

「放っておいたら、最限もねぇってか!そのうちここから溢れ出すぞ!」

 

どんどんと巨大ノイズが巨大化していく中、響たちのヘッドギアから緒川からの通信が入る。

 

『皆さん、聞こえますか⁉会場のすぐ外には避難したばかりの観客たちがいます!そのノイズをここから出すわけには・・・!』

 

「観客・・・!」

 

「観客の中には、海恋たちが・・・!」

 

巨大ノイズを放っておけば、観客だけでない、海恋たちが危ないとわかり、危機感を覚える響と日和。

 

「迂闊な攻撃では、いたずらに増殖と分裂を促進させるだけ・・・!」

 

「でも攻撃しないと、このノイズの増殖は止まりませんよ!!?」

 

「どうすりゃいいんだよ!!?」

 

下手な攻撃では増殖と分裂を促進させ、かといって放っておいてもノイズの増殖と分裂は止まない。そんな危機的状況を打破する方法を考える3人。すると、響はこの状況を打破できる策を提案する。

 

「・・・絶唱・・・絶唱です!」

 

絶唱とはシンフォギアの増幅したエネルギーを解き放ち、特大ダメージを負わすことができる反面、負荷を自分たちに与えてしまう諸刃の剣の歌である。そのままでは自分たちに大きなダメージを与えてしまうが、響たちはその絶唱を使い、負荷を抑えて一気に解き放つ手段を編み出している。ただそこには1つ欠点がある。

 

「あのコンビネーションは未完成だぞ!!?」

 

そう、それはまだ未完成のもので、絶唱を発動させ、それをうまく機能できる保証はない。それでも、この状況を打破できるには、それしかないのも事実である。

 

「増殖力を上回る破壊力を持って一気に殲滅・・・立花らしいが、理に適っている」

 

「おいおい、本気かよ!!?」

 

「でも・・・この状況だと、もうそれしかないよね!」

 

翼と日和は響の案に賛同している。クリスも反対意見を出していたが、このままではどのみちノイズは増殖するばかり。ならばやるしかあるまいとクリスも仕方なくその策に乗る。左から翼の右手を響が握り、響の左手を日和が握り、日和の左手をクリスが握る。

 

「行きます!S2CAスクエアバースト!!!」

 

手を握った4人は目を閉じ、絶唱を唄う。

 

Gatrandis babel ziggurat edenal

 

Emustolronzen fine el baral zizzl……

 

Gatrandis babel ziggurat edenal

 

Emustolronzen fine el zizzl……

 

「スパーブソング!!」

 

「コンビネーションアーツ!!」

 

「「セット!!ハーモニクス!!!!」」

 

4人が絶唱を唄い切り、4人から通常の絶唱とは比べ物にならない凄まじいエネルギーを解き放つ。絶唱のバックファイアが4人を襲う。4人はそのバックファイアを制御し、力を響に集中させる。その分の負荷は響に集中される。

 

「耐えろ!立花!」

 

「もう少しだ!」

 

「頑張って、響ちゃん!」

 

S2CAスクエアバーストは装者4人の絶唱を響が調律師、1つのハーモニーと化する。それは手を繋ぎあうことをアームドギアの特性とする響だけにしかできない。だがその負荷は響だけに集中する。これによって、ノイズの身体は抉れていき、ノイズの骨格が現れる。

 

「今だ!!」

 

翼が響に攻撃のチャンスを伝える。響は両腕のガントレットを右腕に連結させ、絶唱のエネルギーをこの拳に集約させる。ガントレットパーツが回転し、響は絶唱のエネルギーを保ち、構える。

 

「一撃必殺の拳を!!!」

 

「ぶちかませ!!!」

 

「これが私たちの・・・

絶唱だああああああああああああああ!!!!!!

 

響は腰部のブースターを展開させて、ノイズの増殖が始まるまでに強烈な拳を叩き込んだ。そして、4つのピックが展開し、それを回転させて、ハンマーパーツを解き放った。これによって虹色の竜巻を発生させ、ノイズを貫き、消滅させる。

 

~♪~

 

響が発生させた絶唱のエネルギーは空高く舞い、天をも貫く勢いだった。そんな光輝くエネルギーを建物の上でマリアたち4人も見ていた。

 

「なんデスか、あのトンデモは!!?」

 

「きれい・・・」

 

「こんな化け物もまた・・・私たちの戦う相手・・・」

 

「関係ない。何が相手であろうと、目的は果たす。彼女の・・・願いを叶えるために」

 

目の前の光景に切歌は驚愕し、調は純粋に目の前の光景に見惚れている。マリアは苦虫を嚙み潰したような表情をし、歯ぎしりする。フォルテは動揺することなく、自分の果たすべき目的完遂の未来を見据えている。

 

~♪~

 

ノイズを倒し、戦いが終わったことで4人は元の服装に戻っていく。そんな中響は膝を地に着いた。

 

「無事か、立花!」

 

日和、翼、クリスは響の元へと駆け寄る。響を見てみると、彼女は涙を流していた。

 

「響ちゃん・・・泣いてるの・・・?」

 

「へいき・・・へっちゃらです・・・」

 

「へっちゃらなもんか!痛むのか?まさか、絶唱の負荷を中和しきれて・・・」

 

「ううん・・・」

 

調が放った偽善という言葉・・・その言葉によって、響は2年間の日々を思い出す。・・・地獄のような日々を。

 

「私のしていることって・・・偽善なのかな・・・?胸が痛くなることだって・・・知っているのに・・・」

 

「お前・・・」

 

「響ちゃん・・・」

 

日和は涙を流す響の頭を優しく撫でて慰める。翼とクリスは、その姿をただ見ていることしかできなかった。




フォルテ・トワイライト

外見:赤いストレートロングへア
   瞳は緑と黄色のオッドアイ

【挿絵表示】

↑Picrewより『妙子式2』

年齢:23歳

誕生日:6月28日

シンフォギア:怨樹・ミスティルテイン

趣味:食べ歩き

好きなもの:ジャパニーズフード

スリーサイズ:B:77、W53、H85

イメージCV:BanG Dream!:美竹蘭
(その他の作品:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。:一色いろは
        五等分の花嫁:中野四葉
        原神:八重神子
        その他多数)

本作品のもう1人の主人公。F.I.Sに所属するレセプターチルドレン。マリアたちの中で1番年上であるため、リーダーのような立ち位置だが、自分には向かないとし、マリアをリーダーとし、自分は副リーダーとなっている。彼女の片眼は6年前にすでに潰れたため、黄色の瞳は義眼である。
無表情で無愛想、感情も表に出さないような無機質な性格をしており、目的のためなら邪魔者の命を奪う冷酷な一面を持つ。しかし、マリアたちに無表情ながらに気遣ったり、邪魔をしない者、特に子供であれば見逃すと言ったようにそこまで非道には堕ちていない様子である。戦い、戦闘教育以外であれば超ド天然でマリアたちの会話とあまり噛み合わなかったり、彼女たちを驚かすような奇行に走ることがしばしばある。
バルベルデ共和国の出身で戦闘能力はレセプターチルドレンの中でずば抜けて高い。マネージャー業を営んでおり、マリアをマネージメントする前はたった数ヶ月で海外のアーティストを世界進出させた経緯を持つ。
無愛想で冷酷な一面を持つフォルテだが、マリア、調、切歌が言うには、6年前まではそうでもなかったようで、少なくとも感情も少しは出ており、他人に冷たくもなかったらしい。
名前は音楽の強弱記号のフォルテの強いを由来し、苗字は黄昏といったように、日和とは真逆の由来である。

楽曲

『怨樹・ミスティルテイン』

少女の願う真の平和のため、あらゆる犠牲を厭わない剣を振るう女の絶対的な覚悟を象徴させた歌。
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