抽選で当選したのは、ゲームの中でアニメを撮影する企画でした……はい?   作:サクサクッキー

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ご指摘やら訂正などのコメントは大歓迎です。
ミスしてる自分が悪いのでズバズバグサグサ言ってもらっても大丈夫です。
と言うか誰でもわかるようなミスに気付かない事が私結構あるのでそれくらいの方がありがたい。


エンゲキノハジマリ・ゼン

「えーと……つまり、この世界はエ……アダルトゲームみたいな世界で、俺は女の子になってて、しかもその女の子はヒロイン候補だ、ってこと?」

「ハイ、ソノトオリデゴザイマス」

「なんで俺女の子にされたんだ?」

担当者(タントウシャ)(イワ)ク、"ティーエス"ッテイイヨネ、"メスオチ"ハサイコー、ダソウデス」

 

 

 担当者……。

 つまりは担当者の趣味嗜好が反映された結果なのね、ふざけんな。

 

 

「俺の……この子はどんなキャラクターなんだ?」

勇者(ユウシャ)召喚(ショウカン)(オコナ)ウ、(クニ)(オウ)……ソノ第三子(ダイサンシ)ツマリ王女様(オウジョサマ)デス」

「わー……面倒なやつ」

 

 

 ヒロインってそう言う事か。

 王女……長子じゃない事を喜ぶべきか?割と自由に動けそうな立場……だとは思う。

 

 

「ソシテ、現在(ゲンザイ)年齢(ネンレイ)ハ、9(キュウ)(サイ)デ、勇者(ユウシャ)ガ、コチラニ()バレルノハ、6年後(ロクネンゴ)……15歳(ジュウゴサイ)デゴザイマス」

「え……六年間過ごさなきゃならないのか?」

「ハイ、デスガ"ソト"ト"ナカ"デハ、時間(ジカン)(ナガ)レニ、(チガ)イガアリマスノデ、ゴ安心(アンシン)クダサイ」

「そう言う問題じゃないんだよな……」

 

 

 大事だけども、時間の問題も大事だけどもさ。

 

 

最後(サイゴ)ニ、"アナタ"(サマ)個人(コジン)ノ"目的(モクテキ)"ニツイテ、ゴ説明(セツメイ)イタシマス」

「ん?目的……?魔王を倒す事じゃないのか」

「ソレハ、全体(ゼンタイ)ノ、最終(サイシュウ)目標(モクヒョウ)デ、ゴザイマス、"目的(モクテキ)"ハ、"アナタ"(サマ)ダケニ、()セラレル"カダイ"ト、同義(ドウギ)デス」

「"アナタ"(サマ)目的(モクテキ)……ソレハ、"(タス)ケルコト"デゴザイマス」

「……どう言う事だ?」

文字通(モジドオ)リデゴザイマス……以上(イジョウ)デ、説明(セツメイ)ハ、終了(シュウリョウ)デス、コレ以降(イコウ)(ワタクシ)(カカ)ワルコトハ、ゴザイマセンノデ、ゴ安心(アンシン)クダサイ……ソレデハ、アルカインノ世界(セカイ)ヲ、オ(タノ)シミクダサイ」

「え、ちょま……イチハチ、さん?」

 

 

 嘘でしょ?マジでか。

 どうしようか……いやマジで、何をするか……あ、あれって。

 

 

「……見た目は良いんだな」

 

 

 自分のいる……自室かこれ、で見つけた鏡に映る女の子(じぶん)、うん、容姿だけ見れば俺の好みなのに……中身が問題(おれ)なんだよな、残念な事に。

 この部屋を見る限り、時代背景は中世風なのに黒髪って良いのかとは思うが……そこはご都合主義なのかな。

 

 

「……"助ける事"、か」

 

 

 魔王討伐とは別の、俺個人の目的。

 魔王討伐を助けろ、って意味で良いのか、それとも違う意味があるのか。

 そもそも、何を助けろって事なんだ?不可解な点だけ増えていくぞホントに。

 

 

「ヒロイン候補……アダルトなゲームの……嫌だ……」

 

 

 俺はノーマルだ、どっちかと問われれば迷わず女の子と恋愛したい、と言える位には。

 ヒロイン候補だし徹底的に避け続ければ問題は無いとは思う、が。

 

 

「個人の目的の達成が、なぁ……」

 

 

 敢えて個人的に用意してるんだし、達成しないと現実に戻れない、なんてありそうなのが厄介な所、長期間のゲームプレイのための病室もどきの個室なのかもだしな。

 疑い過ぎだとしても、考慮しないよりマシだろう。

 

 

「割と難しいゲームだな……」

 

 

 強制的なTSに、どこにあるかわからない地雷原(フラグ)、しかも魔王討伐と勇者の補佐と来た。

 ここで抵抗して引きこもったりしたりしても良いな、見かねて配役を変えるかもしれん……まぁ、TS好きな担当者らしいから、また別の男性が犠牲になるかもしれんくらいなら俺がやるが。

 原因は俺じゃ無いとは言えど、申し込んだのは俺(名義の友人)だしな。

 

 

「そうと決まれば……情報集めないとか」

 

 

 疑似的な異世界転生(のようなもの)をしている俺だが、チートは無い。

 元の世界の知識も、この世界の事を知らない限りは使い物にならない。

 だから色々な情報がわかる場所に行きたい、そこで色々と自分の知識と照らし合わせたいし。

 ところで、ノックしてるの誰?

 

 

「えっと、どうぞ?」

「……失礼します、お嬢様」

 

 

 入ってきたのはメイドさん……あそっか、王女様らしいし、そりゃメイド……と言うか側仕えみたいな人もいるよな。

 

 

「……どうしたの?」

「……お嬢様のお側にいることが本望でございますので、お側に」

 

 

 メイドとしての仕事に忠実だなこの人。

 でも今は色んなことを整理しないとだからなぁ……情報の集まる場所とか探さなきゃだし、俺個人としちゃメイドさんが側にいるとか落ち着かない、申し訳ないけど。

 

 

「今は一人でいたいからさ、いなくて良いよ……ごめんね」

「……それでも、お側に……私は、お嬢様の味方にございます」

「……そっか」

 

 

 すごい真面目、うーん……あ、そうだ。

 

 

「えっと……」

「レミリアでございます、お嬢様」

「あ、レミリアさん……その……」

 

 

 この体からすれば自分の家の事なのに、一々場所を聞いて行くのはなんか恥ずかしいが……思い切って聞こう。

 

 

「……図書館の、場所とかわか、る?」

 

 

 お城だし、図書館くらいはあるよな、多分。

 関係ない話だが、即興の敬語に違和感無いよな?

 一応はアニメ撮影だし……言葉遣いとかどうしよう、男口調とか不自然だろうけど、俺敬語苦手なんだよな……。




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