このラノベのオチが思い出せないのでラスボスになることにした 作:どっかで本編さぼってる人
世界を破壊しつくそう。そう決めたはいいが、さしあたり大きな問題にぶつかった。
それは「なぜ壊すのか」という理由。物語終盤の中編くらいで主人公一派に明かされる悲しき過去である。いや別にお涙頂戴でなくともいいのだが、「楽しそうだから」とか「ほかにやることがなかった」だとあまりに味気ない。
世界を恨み、人類を恨み、全て消して終わらせるほどの精神の異常。たまに言い訳に使えると利便性が高いが、さてどうしよう。
悩んだ末におれは自分を身売りすることにした。魂の殺人、レイプである。
てわけでレイプされます。
一見わけわからんだろうが俺から寄ってもレイプはレイプになる。ナニをね、入れる瞬間になって「やっぱダメ」と言われたら、どんなにいい雰囲気だったとしても合意は得られてないのである。
という事で仲介人の架空アカウントを作り適当な相手を身繕い、たまたまそこを通りがかっただけの俺は変態ババアにあわれ食われてしまいましたとさ。
いや軽く流したがほんっっっっとにキツかったわ。
ここインフィニットストラトスの世界だよね?
ドラクエじゃないよね?
なんでボストロールがエンカウントするの? 全員美少女でいいじゃないか! なんで⋯⋯俺がこんな目に⋯⋯
思ったよりダメージを受けた俺はそれを号泣しながら両親へ報告。あえなくボストロールはお縄となったが、深い深い心の傷を受けた一家はこれより歯車が狂い始めたのだった。
もともと女尊思想の強い社会である。
社会の裏でいろいろ牛耳ってる権利屋、『女性権利団体』に無事供物としてささげられたのである。
夫を失い、息子に価値はない。地方とはいえ出世コースだった母の人生をめちゃくちゃにするには十分すぎる要因だが『女権』の恩給により無事軌道修正。それどころか俺を自由にできることで気を良くした幹部連中から破格の待遇で迎え入れられ、がっちり癒着。既得権益の仲間入りを果たした。
一方おれは学校と家を往復しつつ、時折体感型ドラクエモンスターズでボストロールやエンプーサやテンツクたちへ無償奉仕。全く、とんでもねぇ変態達である。
だがまあこれだけあれば十分だろう。世界を滅ぼすには。実際俺も結構イライラしている。主観では自業自得だが、客観では地獄ですら生ぬるい。さすがに女尊男卑もここまでひどくはないぞ?
という訳でついにプッツンした俺は、いままで関係を持たされた幹部全員をナイフでぶっ殺してしまった。スッとしたぜ。
これがバレだら母さん失脚っすね!
妹だってまだ小さいのに大変だ!
だから事故にしちゃおうぜ!!
⋯⋯母さん、昔はよくハンバーグ作ってくれたよね?
肉は全部ミンチにして、骨は砕いた上でちょっと溶かして外洋に撒けばいいんだよ!!
翌日、記録ではクルーザーで沖に出た幹部達全員は遭難し、帰らぬ人となった。回収された船の残骸から、原因はエンジン不調らしい。
まあ隠匿したところで娘が大事なら一生俺の言いなりなんだけどね?
証拠全部バックアップ取ってあるし。
というわけで権力的に色々隠せることを知った俺は母さんから巻き上げた金と女枠増加の為受験、就職で落ちやすくなった男ども、そして加熱する競争について行けず、また足の引っ張り合いで蹴落とされた女どものあふれにあふれた人材を使いちょっとした組織を立ち上げた。
さて、おれが受けた苦痛をみんなに味わってもらおうか。
基本的にこの世界の偉い仕事というの定員の3/4は女だと思った方がいい。しかも男は出来レース。とはいえ狭き門は狭き門なので当然女同士で蹴落としあうわけだが⋯⋯
さて敵である女の娘、あるいは息子が
答えはもう身に染みている。
適当なのを取っ捕まえて来て大人の階段蹴り上げてビデオに撮って返却すると莫大な金額でデータが売れるという錬金術。
そしてそして、俺の第一目的である「この国をつぶす」ために、ねらい目はどんどん失脚させていく。当然恨みは買うが警察は怖くない。
俺は地方とはいえ女権団体の内情、裏帳簿を握っているのだ。一度でもズブってたらアウトである。そうなるともう喧嘩するより仲良くしたほうが身のためだ。
それに不況続きで安い人材は相変わらず溢れている。男も女も抱き放題だ。さて正義を示して共倒れするか、一緒にデカくなるか、どっちがお得かな?
なおすべての責任は母に擦り付けている。正味、俺みたいな子供じゃあそうそううごけないので、取引先も勝手に母が元締めだと思っている始末。
こればかりはご愁傷様としかいいようがない。