(偽)オタコンのSAO ※打ち切り   作:LeonardRuin

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不定期更新ですが、頑張って完結へこじつけます。


1.アニールブレード

オタコンと出会ってから3日が経った。

初対面なのに俺を知ってるような喋り方、科学者の様な感じ...

 

言っちゃ悪いがお前茅場では?

 

と思ったが多分違う。何度も動画や本を読み漁ったからあいつの喋り方や仕草は覚えている。...違うな。

 

もし茅場がここに居るとしたら目立つ所に指導者として居そうだ。

 

...そろそろだな。アニールブレードのクエストだ。

 

「...アニールブレードって...確か、ここら辺、ホルンカのクエストだったかな?」

 

「あぁ、この民家に...な。」

 

「...あの親子だね。...毎度ながらイベントもしっかりと作ってあるんだね。...デスゲームなのが頂けない。」

 

オタコンはベータテスターなのか分からないが、少なくとも俺はベータの時には出会ってない。..,向こうは知っているみたいだが...

 

「確か、実付きはやっちゃいけないんだったね。」

 

「...実付きは倒すと仲間を呼ぶ。それも沢山な。もし倒したら...」

 

「今の僕達では死あるのみ、だね。全くやなもんだよ。」

 

俺達はレベルがまだ低い。徹夜で頑張ってもモンスターが次第に湧かなくなる。狩場を変えては狩り、変えては狩り...

 

やってくうちに今度は経験値が少なくなった。下方修正である。

 

「萱場はゲームを進めたがってるんだ。ずっと留まることは出来ないしな...」

 

「ん、あ〜狩りの事だね。仕方ないよ...忘れがちだけど、MMORPGってそういうもんだよ。...流石に下方修正の度が過ぎてるけど。」

 

「いや...MMORPGだからって納得するなよ...」

 

俺は呆れてオタコンを見るが、オタコンはすました顔で

「染まっちゃってるんだよ。...この世界に」

 

「染まる....か....」

 

───────────────────────────

さて...クエストを受けた所で...

 

彼には精神を成長してもらわないといけない。いつか茅場晶彦を倒す為に。

 

その為に僕は...わざとコペル...?コベニ...だったかな。彼の行動を黙認し、僕が死にかける。そして彼は自業自得で死ぬ。それをキリトくんが見て、これからの行動を変えさせる。

 

あの悲惨な目に合う前に、悲惨な目に合わせれば...

 

彼女や彼らを、キリトくんは救うだろう。...死なせずにね。

 

あと茅場を説得してALO、GGO等の事件を押し付けないとね。

めんどくさいし。キリトくんめちゃくちゃ死にかけるからね。

 

...そうこう考えているうちに僕らは...えーっと名前なんだっけ?実なしで良いや。

 

実なしを沢山狩ってた。レベルも2ぐらい上がった。すぐ下方修正された。このちくしょーめが。

 

来た。彼だ。

 

「あの....僕コペルって言うんだけど...一緒にこのクエストやらない?」

 

「あぁ、やろう。良いよな、オタコン。」

 

「乗りかかった船だ。一緒にやろう。」

 

コペル、悪いけど君には死んでもらうよ。彼の為だ。

 

───────────────────────────

 

 

 

 

や ら れ た 。

 

「コペル?.....コペルッ!!」

 

コペルが実付きをわざと倒し....隠密スキルで逃げた。

 

「...まさか...MPK...目的...?そんな...」

 

オタコンは"絶望した目で震えていた"。

今まで人を疑ってなかったんだろうか...かく言う俺もそうだが。

 

「とにかく戦うっ...!」

 

「あぁ...あ.......」

 

「不味い....オタコン!....オタコン!?」

 

オタコンのHPバーが赤に下がっていた。

 

「....駄目だ駄目だ駄目だ!下がれ!下がるんだオタコン!」

 

「キリトくん....動けない....よ....」

 

「クソっ!待ってろ!すぐ倒す!」

 

間に合え!間に合え!!!

 

───────────────────────────

あれから何とかキリトくんは全てを倒した。

 

僕は絶望した目で死にかける演技をしていた。

演技と言ってもこれは"僕の本心"でもある。僕は何とも思ってないが"僕"の方は元が絶望癖がある。それを利用した演技だ。

 

...二重人格では無いよ。転生したが故の本質的な物さ。

 

意識、思考その他もろもろは僕だ。

でも、魂自体は彼の物だ。彼が居なくとも僕はそうしてしまう。

 

そういうものだ。

 

ひとまず、結晶を使って回復をして....

 

うん。大丈夫だ。

 

「ごめんよ....MPKで頭がぐるぐるになっちゃって...」

 

「あぁ...大丈夫だ。...コペルは...?隠密スキルがあっても確か効かないはず...」

 

「彼に怒らないとね...」

 

暫く捜索してると、草むらの中に沢山のアイテムがぶちまけられた場所があった。

 

「多分...彼、だね。」

「.........。」

 

キリトくんは成長している。僕はそれを見届ける。

願わくば、キリサチを....。

 

全ては僕の為でもあり、キリトくんの為だ。

 

...この思考も、行動もバレたら消される。...だからこその改造だ。

 

恐らくあのAIは僕が絶望していると認識しているだろう。

うまく誤魔化しているけど便利なものじゃない。

あまりこの考えをしない方が良いだろうね。

 

でも、たまにだけど脳内会議をしておかないとね。

 

僕はコペルの持ってたクエストの鍵となるアイテムの玉を持って

「行こう...か。キリトくん。クエストを達成して...」

 

「次の町へ...だな。解った。宿は民家だ、知ってる...よな。」

 

「ごめん.....僕はベータテスターじゃ無かったから知らなかったよ。キリトくんが言ってくれなきゃ知らなかった。ありがとう。」

 

浮かない顔だね、キリトくん。...無理も無いよね。

 

「....オタコン....俺に怒ってないのか?殺してしまうような事になってしまったのに...」

 

これは...意外だね。彼はやっぱり....お人好しだ。

ここはガツンと言おう。

 

「...怒ってないし、例え怒ってても死人に口なし。責められる事は無いさ。それに、後悔するより前に進まなきゃ。うじうじしてたって意味が無い。進めないんだ。」

 

「....オタコン....すまない。ありがとう。」

 

「....大丈夫だよ。僕こそごめん....その、足引っ張っちゃったし。」

 

「....生きてるだけ儲けもん...だろ、オタコン。」

 

.....かっこいいな。僕もこうなりたいって前世は思ってたっけなぁ....

 

「そうだね...!キリトくん。」

 

ひとまず僕らは、民家でクエスト達成して、風呂を浴びて寝た。




オタコン(偽)
キリト達に甘々です。その代わり信用出来ない人物にはとてもアレです。ゲスです。そのまま見殺しにする事有。
実はオタコン(偽)は目的を持っており。
前世から月夜の黒猫団のサチとキリトをくっつけたいと思ってる。
なのでキリトくんの精神を成長させて、悲劇を自分では無く彼の手で回避させようとしている。

ちなみに...もしサチが死んでも、オタコンはお得意のハッキングをしてでもやるつもりです。
つまりどういう事か。正史が壊れます。...もう壊れかけていますが。

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